母性

母性
あらすじ・内容
「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説です」著者入魂の、書き下ろし長編。

持つものと持たないもの。欲するものと欲さないもの。二種類の女性、母と娘。高台にある美しい家。暗闇の中で求めていた無償の愛、温もり。ないけれどある、あるけれどない。私は母の分身なのだから。母の願いだったから。心を込めて。私は愛能う限り、娘を大切に育ててきました――。それをめぐる記録と記憶、そして探索の物語。

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母性の感想・レビュー(5333)

母と娘の話。美しくて悲しい話。最後はまさかのじんわり良い終わりだった。
★2 - コメント(0) - 3月21日

母と娘のそれぞれの視点で紡がれる進行は面白い。中盤から後半にかけての嫌な雰囲気は流石。それ故に、ラストの物分かりの良さというか、爽快な感じは不本意。むしろアンバランス。つまり、あのラストさえも後半から続く悪夢のなかと考えると…。思考の余地がそのままイヤミスにつながってると考えるのは考えすぎかな。にしても、本作の男の存在感のなさといったら。 ★★★☆☆
★35 - コメント(0) - 3月20日

十人十色、例え血の繋がった親子であっても、本当の気持ちはわからない。母性とは何か…思う心、体温などを通して親として接する慈しみ。でもよかれと思っていることは、結局は自己満足でしかなく、厚かましく思われているのかもしれない。本当に自分を犠牲にしてまでも、子を守ることができる親は一体どのくらいいるのだろう。自分も含めて、考えさせられる一冊だった。
★4 - コメント(0) - 3月4日

母親が狂ってる。手記の中で、娘に暴力を振るっているのをなかったことにしていたり、首を絞めたのを強く抱き締めたと書いているのは本当に記憶を違えているのか?それとも、神父様が読むから嘘を吐いているのか?自殺未遂を経て娘の気持ちは生まれ変わったようだし、明るく見えるラストだったけれど、素直にハッピーエンドと思えなかった。現在で「りっちゃん」と「ヒデ」の姿が見えたのが面白い。
★9 - コメント(0) - 3月1日

『人間としてこの世に誕生した我が子』(๑´ڡ`๑)『数カ月にわたるお腹の中での共同生活が一体感を産む』⇨『産みの痛みは二人を繋ぐ絆の印』(♡˙︶˙♡)⇨『女には二通り』(´。✪ω✪。`)『母と娘』⇨『母性とは何か?』。°(°`ω´ °)°。『自らを子供の為に捧げ、犠牲になって命をすり減らすことか?』ヽ(`⌒´)ノ『母親のいいなりになってよい娘であり続けることを演じることか?』⇨『母と娘の葛藤』o(>_<)o『すれ違い』⇨『子どもがどうしたいのかを考えて愛情を注いで欲しかった』傑作作品☆(´・_・`)4.6
★132 - コメント(0) - 2月19日

これを書けたら作家を辞めてもいい、と意気込んで書いたらしいですが、そこまでは汲み取れないまでも確かにちょっと新しい母娘愛の形だったのかもしれない。私も娘がおりますが、全く理解出来ない世界でした。こんなふうにはならないだろうと。歪んだ愛の形。でももしかしたら今はこういうのも増えているのかしら。子供より親が大事、というオカシナ関係。面白かったです。最後に母親の死んだ理由というか、死因は確かに驚いた。
★7 - コメント(0) - 2月19日

母(おばあちゃん)、私(ママ)、娘(私)。自分の母親に依存し、母親が亡くなってからも娘でありたい母と、そんな母に愛されたいと苦しむ娘。親子と言えども同じ人間ではないのだから、すれ違い溝が深まってしまう。母と娘の関係は複雑。
★12 - コメント(0) - 1月28日

タイトルだけ見るといわゆる「毒親」とか、母性がない人が母親になってしまった話なのかと思ったが、そう単純でもない感じ。「自分はこんなにもあなたを想っているのに、どうして分かってくれないの」という想いが全編にわたって描かれていて、読んでいて苦しいし切ない。二人がすれ違う姿はまさに悲劇だ。娘が名前を読んでもらえた場面ではなぜか泣けてしまった。
★12 - コメント(1) - 1月20日

母性、無償の愛。愛能う限り。どれも自分の中でまとまらない。女には二種類ある。母と娘。ルミ子も私も母であり娘だ。私は母に褒めてもらいたくて何かをした記憶はない。火事であのような状況になれば娘の手を掴む。また産めばいいなんて思えない。母のことは好きだし大事だけど娘を選ぶ。娘として過ごした家族も大事だけど母である今の家族が大事。娘もそうであって欲しい。
★8 - コメント(0) - 1月16日

うまく感想がまとまらない。子供が母を求める気持ちは、なによりも強くて、健全だ。この当たり前の気持ちが満たされないのは、切ない。その切なさを子供に感じさせないよう、愛情を注ぎ、満たそうとするのが母性なのかな?母親であるにもかかわらず、母親であることよりも、娘であり続けたい女性。彼女には本当に母性がなかったのだろうか?
★9 - コメント(0) - 1月16日

ひっじょーーーにもやもやするお話。イヤミスの女王湊作品の中でも最大級のモヤモヤ感。母娘関係に問題を抱えているのはうちもそうなんだが、こういう感じではないので共感はできない。大切なことは、「わかってくれているだろう」「愛は伝わっているだろう」と驕らずに、はっきり言葉で伝えた方が良いってことなのかな。母視点から見ると悲劇のヒロインだけれど、第三者から見るとただのイッちゃった人のような。この人の愛は常に見返りを求めているから、彼女が神のように崇める母親にも真に愛されてはいなかったってことなのかな。
★6 - コメント(0) - 1月10日

女性には二種類の人間がいる。それは母と娘…母性とは一体何なのか。一人称で進む物語と不穏な空気はまさに湊かなえ節。しかし勝手にどんでん返しがあると期待し過ぎたのか、結末は肩透かし。割とこういう母親もいると納得できてしまったため衝撃もなく…子どもを産んだからと言って誰もが母性を発揮するわけじゃない。しかし名前を伏せ続けた理由は何だったんだろう?
★14 - コメント(0) - 1月6日

『母性』とは一体なんなのか、ということを考えさせられる。同時に『愛』とは、ということも。与えること・求めることの難しさ。自分が与えている『愛』は相手が求めている『愛』なのか、『愛』を注いだのに!というどこか押し付け、ということは小さなレベルでは誰しもが日頃ぶつかることのようにも感じるし、それが家族内、特に母娘内であると、当然のようなものにもなっていることにもハッとする。家族を神聖化しすぎているというくだりも同感。しかし毎回読ませるね湊さん。すごい。正月休みを利用して一気読み。装丁も◯
★43 - コメント(1) - 1月3日

母性とは何か。生まれてきた子に自分をすり減らして捧げることが母性なのか。母の思い通りに育てることが母性なのか。その歪んだ(と思える)母性の元に育った子は何を思うのか。 母性とは何か、母の手記、娘の回想が交互に書かれ、昔の事故や親子それぞれの想いが明らかになっていく。終盤のミスリードや真実が明らかになっていく様は見事でした。結末も自分は好きです。 家族や母性、愛情や愛されたい欲求、たくさんの事を考えさせられる本でした。 女には「母」と「娘」がいる。この一文は忘れないでいようと思う。
★23 - コメント(1) - 2016年12月20日

うーん、これはもうすぐ出産を控えてる今読むべき本じゃなかったなぁ。母性ってなんだろう。無償の、見返りを求めない子供に対する愛情じゃないのかな。誰しもが子供を産む=母性が芽生えるではないのだなぁ。愛情をたくさんもらった人でも同じように自分の子供にも愛情を注げるわけではないのだな。この母親は自分の子を愛するより自分の母に愛されることを願っており自己中心的な気がした。子はひたすら母の愛情を求めているのに。後味悪い本でした。でもそんな母に育てられた子が自分の子に対しては無償の愛を注げそうな未来に救われたかなー
★11 - コメント(0) - 2016年12月9日

なんでそんなに相手の気持ちばかり考えてるのでしょう?自分らしく自分らしくそれで解ってもらえると思います。でも、最後幸せになれて良かったです!
★11 - コメント(0) - 2016年12月8日

★★
★2 - コメント(0) - 2016年12月4日

作中に出てくるおばあちゃんは母性のかたまりというか、とても素敵な人でした。こんな素敵な人に育てられても「母」が出来上がってしまうのならば子育てって何なんですかね、難しすぎるでしょう〜〜〜(∩´﹏`∩)
★2 - コメント(0) - 2016年11月23日

母性について問われたら何と答えるか?私が思いつくのはやはり無償の愛です。祖母・母・娘の何よりも強い絆の愛とすれ違いの愛。私自身、間にはさまってる母の立場であり「愛能限り娘を大切に育てました」は胡散臭いと言われてもそれが表現するのに一番ビタリだと思うのですが娘はそれを聞いてどう感じるのでしょうか。
★38 - コメント(0) - 2016年11月20日

無償の愛情を受けて育ってきた私(母親)と、その母親から愛情を受けたいわたし(娘)の互いの手記と回想で語られた物語。 (私)は娘から母への成長の中で、心だけは親の愛情を求め続け立ち止まり、わたしへ歪んだ愛情表現を見せ、夫にも妻としてまともではなかったのかな。 (わたし)も母がどんな心で自分に接しているのか見えた時はつらく悲しい気になるのは、誰でも同じだろう。しかし、今回の作品も著者の色が良く出ていたように思ってしまった。
★52 - コメント(0) - 2016年11月19日

ほとんど不幸な話だったけど最後の最後みんな幸せそうに見えてよかったんです。やはり「母性」というのは子どもを産んだら自然に出てくるもんじゃない。子どもに無償な愛が与えられる自信がなければ子どもを作らないほうがいい。本作の母親のような自分のことばかり考えている人は母親になる資格がないと思います。
★13 - コメント(0) - 2016年11月17日

歪んだ母性の描かれ方があまりにもデフォルメされてて、共感できないのはもちろんのこと 前半早々からうんざりとした気持ちで読んでいました。でも、母性ってなんだろう?とは考えさせられました。作品途中のドロドロっぷりに対してラストはあまりにもご都合主義であっさりし過ぎてたように思います。まぁ、おかげで読後感はさほど悪くはないですが…。もう少し、事件後の母子の心境の変化を丁寧に描いて欲しかったです。
★50 - コメント(0) - 2016年11月15日

二人の視点でそれぞれの目線で語られる物語が少しずつ離れていく、最後にはもう見えなくなるほどの距離まで。お互いを想いながら受け入れられない想い。  「飛び降り」と「首を吊る」もう一度読まなければ。
★18 - コメント(0) - 2016年11月5日

承認欲だけで生きているような母。世の中はこういう人がいい人と評価されるるのだろうな。自分は優しい人間で、考え方が「べきである」でいっぱいで反吐が出そうになるくらいエゴの固まりのような女性。そんなに不満なら、なぜこうしないのかなと思うツッコミどころも多々あったけど、自分から何かを決断できないのだろうなーとか、いろいろ考えることが多い小説でした。高校教師らしい二人の会話の挿入が中途半端のような気がした。ラストはあれでいいのかな。でも、面白かったです^^
★17 - コメント(0) - 2016年10月30日

『豆の上で眠る』でも長女を愛するがゆえに次女に対して厳しい母が描かれたが、今作もそれに近い描写がある。母の愛情は、屈折した愛でもあり叶えられない無償の愛でもある。「娘」もその夫も清佳も祖母も、誰一人幸せじゃないのに1つ屋根の下で家族であり続けようと固執している姿は滑稽だ。「娘」は、母から与えられる愛を自分のものにしたくて母の言うことを聞き、それが当たり前と錯覚するから、たとえ自分のためでも反抗的な清佳のことを受け入れられない。これから生まれる清佳の子が楽しく、思い悩むことなく成長できればいい。
★7 - コメント(0) - 2016年10月23日

私の母も、ずっと「娘」のままのような人だった。周囲に気に入られ、必要とされる「いい子」であり続けることが生き甲斐のような人。 そんな母に自分を一番に見てもらえないことが悲しくて不満だった娘時代と、清佳をシンクロさせながら一気に読む。大人になった今、子供たちにとって、私はどんな「母親」に映っているのだろう。母のようにありたい自分と、そうなりたくない自分とが未だに葛藤している。イヤミスの湊かなえは苦手だと思っていたけれど、清佳のこれからに、少し期待を抱けるような終わり方の作品。
★10 - コメント(0) - 2016年10月5日

母と娘は難しい。母のお母さんを思う気持ちが怖かった。この母親は、ずっと娘のままで育ってしまったのだろうと思った。だから娘が邪魔で誰も愛せなかった。とても可哀想な話。
★35 - コメント(0) - 2016年10月2日

読んでて辛かった...
★25 - コメント(0) - 2016年9月22日

愛能う限り大切に育てました。
★2 - コメント(0) - 2016年9月21日

安定のイヤミスですね。子供を産むときが怖いなあ。小さいことで何かがおかしくなると全部おかしくなる。そして母親…なんでそれすべて娘に押し付けるの?娘だけが悪いわけじゃない。むしろ母親が一番どうかしてるし狂ってるのは母親ですね。可哀想な人には仲良くしてあげなきゃ→それこそが、差別というか、過剰反応すればするほど見下してるような気もします。田所家に認められてなかった間や、旦那と(絵の関係)すれ違う場面は同情しますが、他はほとんどがこの女性が原因のような…絵だって奥さんとの大切な思い出があるからでしょうし
★14 - コメント(0) - 2016年9月21日

母親と娘のすれ違う愛情がなんとも切ないというか…もし母親が娘の自分への想いにちゃんと気付けていたら?少し違う結末だったんじゃないのか。何はともあれ、娘には幸せになってほしい。
★14 - コメント(0) - 2016年9月18日

母と娘。最初は誰かの娘であり、やがて母になる。多くの女性が経るこの遷移にフォーカスしたかつてないテーマ。母は初めから母であったわけではないと、世の中の娘の多くは意識することはない。けれど、母性とは初めからそこにあるわけではなく、女性が子を宿してから徐々に育つものなのだ。個人差があって当然、うまくいかないこともあって当然であるが、世間というものは母親にそれを許さない。本人も然り。本作はそのような女性の宿命を描く、哀しくも愛おしい物語である。
★11 - コメント(0) - 2016年9月18日

母性とは一体何なのか…。 自分にあるのかもよくわからないけど。 清佳の子どもが生まれてからも気になる。
★7 - コメント(0) - 2016年9月17日

不気味な話…。何度かチャレンジしながらも何年もの積ん読本からやっと脱出(笑)まとわりつくような重たい文章。いつまでも娘の母と、愛されたい娘の、愛情が交差してしまう話。湊さんはどうしてこの話を力入れて書きたいと思ったんだろう。ところでキーだと思ってた神父さまはどこへ?※愛能う限り=あいあとう限り。
★9 - コメント(0) - 2016年9月16日

この親子関係はいびつで違和感しか感じませんでしたが、意外と多いかもしれません。母と娘って難しいですね。「愛される」っていかに大事かを痛感しました。難しいテーマに挑んだ作品ですが、とても読み応えがありました。
★9 - コメント(0) - 2016年9月14日

愛をいっぱいに受けて育った子は親を請わずに前を見て、愛が足りない子ほど、親に愛情表現をする。
★7 - コメント(0) - 2016年9月14日

お久しぶりの湊さん、アッ!と気づく、どんでん返しアリでしたね〜。なるほど、繋がったーと1人納得。母と娘の愛憎とも言える物語ですが、なぜこんなにも通い合わないのか。娘の母への愛が切なく、母のことをなんて身勝手な奴だと感じる部分も多いのですが、それで、極悪人だと言い切れない。他の夫や義母も、嫌な奴だけど、程度の差はあれ、この家族はどこにでもいる家族だと感じる。出来事一つ取っても、お互いに全く違う捉え方をするもの。最後にやっと光が見えた感じでした。
★24 - コメント(1) - 2016年9月14日

<図書館>無償の愛を受けて育ってきた母と母の愛を求め続ける娘。状況にも境遇にも登場人物の誰にも共感できなかった。みんな何かが足りない。家族ならば、我慢する前に、目を背ける前に、やることがあるだろうと。。。個人ではなく、母と娘という枠の中で語られていることが空恐ろしかった。生きていても口にすることはないであろう言葉「愛能う限り」。そんな言葉を使えることが自己欺瞞だ。誰にでも起きること、というよりは、屈折した家族の痛々しく愚かな話という印象。
★5 - コメント(0) - 2016年9月13日

★1.0 ただただ不愉快な話。育児放棄と虐待をする親離れできてないない母親、家族に顧みず無関心な父親、頭のおかしいキチガイ義母&叔母。最後に、実は母と娘というのと、教師として出てくる女は別人でしたって展開かと思ったら、そうでもなく。ただただ読んでいて暗い気持ちになる本…
★21 - コメント(0) - 2016年9月12日

不気味だ。”母親”は妖怪にしか見えない・・・”おばあちゃん”はとても魅力的な人に思えるが、それでも”娘”がこうなるのなら、もうどうしようもないという感じ・・・ただ、”母親”はサイコパスか発達障害かもしれないので、その場合は優れたおばあちゃんでもどうしようもないのかもしれない・・・・いずれにせよ、この作家の本はこれで2冊読みましたが、私は合わないようです。これでおしまい
★7 - コメント(0) - 2016年9月12日

母性の 評価:84 感想・レビュー:1913
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