星の民のクリスマス

星の民のクリスマス
あらすじ・内容
つらい時、いつも傍らにあった物語。もし、本当にその中で暮らせるなら――。

クリスマスイブの夜、最愛の娘が家出した。どこに? 六年前、父親が贈った童話の中に。娘を探すため、父は小説世界へと入り込む。しかしそこは、自らが作り上げた世界と何かが決定的に違っていた……。人は、どうして物語を読むのだろうか? その答えがほんの少し見えてくる、残酷で愛に満ちたファンタスティックな冒険譚。

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星の民のクリスマスの感想・レビュー(228)

なんとかクリスマス中に読み終わった(笑)図書館でたまたま手に取った一冊。ファンタジーノベル大賞受賞作ということですが、これは好みが分かれるかと思います。童話の世界が舞台のせいか、始終ふわふわと現実感が無く、不思議な余韻が残ります。消えた娘を探し、自分の書いた物語の中に入り込んでいく父、父を懐かしく思いながらも童話の世界で新しい父と仲良く暮らす娘、そして二人のトナカイとキツツキの少年。ラストがとても気になります。
★4 - コメント(0) - 2016年12月25日

作家のお父さんからプレゼントされた物語の世界に入りこんでしまう娘。ほんのりと光る雪がいつでも積もっている町。サンタクロースとトナカイの設定など面白かった。娘のカマラの疎外感?の理由がちょっと分からなくて、お父さんがひたすらかわいそうに思えてしまった。最後、結局どうなったのかしら??
★34 - コメント(0) - 2016年9月29日

最後のたたみ方が急すぎやしないか? 途中まで凄いのにちょっともったいない。「あれどうなった?」が多すぎて余韻を残すのではなくモヤモヤを残したような。
★2 - コメント(0) - 2016年9月9日

たとえばよくあるハナシ。私たちの運命は、神によって定められている、というハナシ。しょせん私たちは、誰かの手の中にいるのかもしれない。しかし、ひとりひとりは、自分の意思で動いている(と思っている)。そう考えれば、すべてはおとぎ話。夢あるファンタジー世界に広がる、人間というものと現代におけるアンサー、それを受け取り広げる的確な感性を感じつつ、単純に物語そのものにも魅了された。あれだけ長いセンテンスを飽きずに読ませてしまう筆力、感性。この先の作品を想像して、嬉しくなるほどだ。
★2 - コメント(0) - 2016年1月4日

世界観と登場人物の人柄の良さが、哀しい出来事やこの世界にもある現実や真理を程よくカバーしているようで好感。かつて童話が大好きだった大人のためのものがたり、じゃないかな。作家の父親が娘に書いた短いおとぎ話からの展開は予想外で楽しかった。ファンタジーノベル大賞をとった時の題名『今年の贈りもの』の方が私はしっくりくるなぁ。『星の民のクリスマス』は商業的(?)な気が。
★21 - コメント(0) - 2015年12月25日

去年『スキッピング・クリスマス』でクリスマス気分に浸るの失敗したのだけど、今年は成功。まあクリスマスというより雪の降る森の中にいるような気分になる。大人のための童話。最後影はどうなったのか、ずっと語ってたのが影だったのか、銀とキツツキの関係は戻ったのか。中盤までに比べれば終盤が駆け足であそこで終わるの、と思うけど、なかなかおもしろかった。独特な語りで始まるのや、下から三段目同盟などのオリジナルな言葉。本の中に入るというのは、なるほど、エンデか。ズベン・エス・カマリはてんびん座の星、とのこと。
★3 - コメント(0) - 2015年12月24日

幼くして読書家になり、眠れない夜、空に輝くオリオンに手紙を書く感受性豊かな女の子・カマリ。その手紙を紙飛行機にして天窓からオリオンへ届けた、不器用ながらも娘への愛情を 深く持っていた父。聡明さゆえに自身の不確かさに怯えたカマリは新しい扉を求めて父が幼い頃に自分に宛てた本を片手に異世界へと。ファンタジーなのかSFなのかと惑いながら読み進め、最後の一行で静かに爆発するような愛情と哀しみに包まれた。全篇を通して降っていた雪は父の降りやまない愛情の涙なのか。私も亡き息子に温かい物語を届けたくなった。
★59 - コメント(3) - 2015年12月21日

面白いんだけどもう少し外の後日談なり欲しかった、影のお父さん帰れたかな…影のお父さんが一番不憫です
★14 - コメント(0) - 2015年11月20日

読メの方の感想で、現実世界におけるカマリの描かれ方不足を惜しむ指摘があるので、それには触れないでおこう。作者や作者の親族が手掛けた本の世界に閉じ込められる、もしくは冒険するストーリーはいくつかあるが、著者がエンデやジョンアーヴィング好きっていうのが伝わる。まだ新人に近い方らしいがセンスの良さ光る。歴史小説家=作者=父=影=創造者、これは非常に刺激的な設定、プラトンの影としての現実世界への暗喩だろうか。神とは一冊の書物の作者であったのか。われら人類史数万年は高等な夢なのか。近年稀なる輝きキツツキの子。
★9 - コメント(0) - 2015年11月13日

元は純文学で応募していた方のようで、ファンタジーを基盤をサンタクロース、クリスマスを基盤としながら、迷い込んだ世界で住む人の悩みや外の世界(現実)との関係なども関わってくる。カマリやきつつきの子はお互い疎外される立場でありながら成長したり、大人たちも立場と法と道徳心に追い詰められる。童話の中の世界の時が進み、元の童話が神話のようになり、その神話に自分たちを合わせていく集団性は意外と現実的でもあり、無意識の内にしてしまっていることかもしれない。装丁のようにメルヘンすぎず人間らしい小説だった。
★10 - コメント(2) - 2015年7月24日

ファンタグレープは、好き。でも、これは…
- コメント(0) - 2015年7月13日

なぜ娘は幸せだったのに、現実世界によそよそしさを感じていたのか…そこがどうしてもわからなかった。父親に愛されていなかったとか、なにか辛いことがあるなら、物語の世界に迷い込んだのも、銀色を慕うのもわかるが…重要な部分がぼんやりしているために、説得力がない話になってしまっている。人物は魅力的だし、もったいない。ファンタジーは世界観だけでなく、人の心情もしっかり描かないと、雰囲気だけの伝わらない物語になってしまう。それ以外はとても良い。ほんともったいない
★17 - コメント(0) - 2015年6月4日

簡単にいえば、とある一人の歴史小説家が、娘に書いてあげた物語世界に、影となって入り込んでしまう話。その世界は、星も、名前もなくて、「外」の世界に贈り物を届ける高等配達員がいる不思議な世界。個人的に、頭が良くて口達者なキツツキの子が可愛くて気に入った。それから「下から三番目同盟」とか、ズベンエスカマリは熊じゃない、とか著者の言葉のセンスが良いなと思った。配達員たちとキツツキの子、カマリ、そしてカマリのお父さんである影が今後どうなるのか、気になる終わり方だった。
★6 - コメント(0) - 2015年4月22日

何を言っているのか全然わからなかった。ほんと、びっくりするくらいに。
★1 - コメント(0) - 2015年3月1日

ファンタジー。自分には少しあわなかったかも。
- コメント(0) - 2015年1月24日

おもしろかった。けど、よく分からない。でもやっぱりおもしろかった。内容は理論的な部分もあったりして大人向けのファンタジーってかんじ。ラストがよく分からないのは大人としては気になるけど、ファンタジーってこうゆうものかなーと。小説でこうゆう雰囲気のものはなかなか手に取らないので、新鮮で楽しかったです。
★6 - コメント(0) - 2015年1月19日

おとぎ話なのかな、と読み始めてなんか違う、となった。パラレルワールドのサンタクロースの物語、いや、サンタのいないサンタクロース譚?といった感じ。シニカルな視点を感じた。
★1 - コメント(0) - 2015年1月4日

表紙はかわいく夢に溢れているのに、読む気がそがれるほどの読みにくさがあるお硬さ。しょっぱなから難しそうに始まって、それで流し読みになった。これ日本ファンタジーノベル大賞の大賞受賞作なの?選んだ人、ほんとに面白いと思った?今の感性が自分と違う。好みではないのが一番大きいけども、ファンタジーってもっとワクワクして楽しい方がいい。これはひたすら苦行な読み心地だった。好みに合えば賞に選ばれるだけのきらりと光るものを読み取れるのだろう。私はできなかった。
★8 - コメント(0) - 2014年12月28日

父親の創作した童話の中に家出した最愛の娘、それを追う父の姿は影となり。。内容はなかなかシビアで残酷さも描かれてるけれど、雪の国、星の国の情景が美しいファンタジー。「君の信じるものだけが、君を守る」 世界は1冊の物語みたいなものなのかもしれない。
★16 - コメント(0) - 2014年12月27日

狙ったわけではないけど、クリスマスの日にこの物語を読み終えたこと自体がどこか贈り物めいていて良いな、と柄にもなく思った。歴史小説家の父親が幼い娘のために書いた童話の中に、その父親と娘が入り込む。そんな寓話的な設定でありながらも展開は現実的というかシビアで、そこに暮らす人々も実に人間臭さに溢れている。完璧な善人でもなく、救いようのない悪人でもない。登場人物みんな、泣き、笑い、怒り、幸せを求めていた。ラストの一文にまた違った意味で考えさせられるけど、最後のファンタジーノベル大賞に相応しい物語だった。
★5 - コメント(0) - 2014年12月25日

クリスマスも近くなってきたので、タイトルに惹かれて読みました。まるで外国の物語を読んでいるような感覚で不思議な体験をしました。 ファンタジーの世界でありながら、奥深く余韻を楽しめる物語でした。
★9 - コメント(0) - 2014年11月12日

クリスマスの季節になってきたので読んだ一冊です。すごく不思議なお話で、カタカナのお名前も出てくるんだけど、なんとか読めました。サンタクロースやクリスマスを違う観点から書いたお話です。
★1 - コメント(0) - 2014年11月9日

物語の中に紛れ込んでしまった娘を追った父親が娘を探す物語だと思ったら違った。 影のような存在になってしまった父親はそれほど登場せず、娘は本当の父親が物語の世界にいると知った後も、銀の配達員と父娘として当たり前のように暮らし続けちゃうし。 娘が現実世界に馴染めず物語の世界に帰りたがったのかも、イマイチ伝わってこなかった。 キツツキの少年が暴走し始めると、物語は緊迫感を増していくので戸惑いました。 けれど1番戸惑ったのは物語の最後。 戸惑いは疑問へと変わり予感はほろ苦さへと変わりました。
★15 - コメント(0) - 2014年11月8日

途中、ギイくんの言葉がザクザク刺さりすぎて頁めくる手が止まりました(笑) ファンタジーを冠するにふさわしい内容だと思います。ジャケットが内容にあっていて、これは手元にあったらうれしい。クリスマスに読みたいなぁ。帯に「残酷で~」とあったらしいですが、残酷さは感じなかったです。
★3 - コメント(0) - 2014年11月8日

歴史小説家が幼い娘のために書いたクリスマスの童話。ある日突然、娘はその童話の世界へ入り込み、また父も娘を追うように童話の世界へ…その世界ではサンタクロースもトナカイも人間で、娘はその世界の住人に。そして父はなぜか影の存在になります。やがて、親子が入り込んだ為に起きる、世界を揺るがす事件が…クライマックスまでがとても長くて、読むのに時間がかかってしまいましたが、とても綺麗な世界感が楽しめました。ちょっと考えさせられるオチでした。
★16 - コメント(0) - 2014年10月22日

正直、最初に読み終わった瞬間は結局どういうことだったのかよくわからず消化不良な感じだった。その後、「銀色がカマリに執着する理由」「カマリが抵抗なく銀色を父として本当の父に対して反応が薄い理由」「影のお父さんは最後にどうなったのか」など思い浮かんだ疑問を自分なりに答えを探して結論をつけた。他の方も書かれている通り、亡くした娘の為に書いた物語だったと・・・そう思うと父から子への愛を感じると共に切なくなった。
★7 - コメント(0) - 2014年10月17日

美しい本に惹かれて手に取りました。私にとって日本ファンタジーノベル大賞は、相性の良い悪いがハッキリしているのですが、これは面白かったです!口が達者で生意気に見えるギイ君(キツツキの子って響きも好きですが)から、時折みえる脆さや素直さにキュンとしました。
★6 - コメント(0) - 2014年10月3日

父親が娘のために書いた物語。その物語のなかでまた新たに生まれる物語。ギイ君が生意気で可愛くて好きです。終わり方は王道でなく切なかった…影は光であったはずなのに。所々現実的で刺さる所も。私大人になれてないorz 読んでて、ライラの冒険とかプリンセスチュチュを思い出しました。
★3 - コメント(0) - 2014年9月6日

海外文学を思わせる独特の文体に、幻想的且つ現実的な世界観に夢中になってしまいました(*´-`)終盤は勢いがあって、キラキラしていて、でも切なくて思わず涙が(;_;)キツツキの子、ギイ君が小生意気で可愛くて好きです♪
★2 - コメント(0) - 2014年8月7日

図書館本です。やさしいおとぎ話が、凄く残酷…みたいな…ファンタジーなのに、凄く現実的な…不思議に引き込まれて読んでしまいました♪
★3 - コメント(0) - 2014年7月27日

銀色のお父さんがカマリに語りかけるシーンは、世の中が美しいと思わせる。終わり方は想像してた単純なものではなく、好きだった。しかし、もう少し登場人物の心理描写を丁寧にして欲しい部分もあり、そこが残念。読み終わった後に表紙の絵を見ると、心なしか熊の目が悲しそうに見えたりと感慨深い。帯に「残酷でキュート、愛に満ちた冒険譚」とあるが、残酷さはあまりなかったかな。
★5 - コメント(0) - 2014年7月9日

ファンタジーなのですが、結構奥の深い難しい話でした。お父さんが書いた物語の世界に、少女が迷い込んでしまうというお話。こちらの世界では、人間の世界を『外』と呼んでいます。本来、外の世界から、人間がやってくることなどあってはならないにも関わらず、やって来てしまった少女の運命とは…。幻想的な世界観と、哲学的な文章の言い回しに戸惑いつつも、個性的で可愛らしい登場人物の力でなんとか読み終えました。ファンタジーにもいろいろとあるんだなぁと考えさせられた一冊でした。
★4 - コメント(0) - 2014年7月2日

【評価】――……私には合わなかった。途中までしか読めていないので評価なし。
★2 - コメント(0) - 2014年6月8日

はじめはタイトルなんかからもうきらきらしたほっこりファンタジーを想像してあまり食指が動かなかった(なら買うなよ!というツッコミは心の中にしまっておいて)し、序盤はなんだB級異世界モノかというちょっと馬鹿にした感じで読み進めていたりしたんだけど、ごめんなさい中盤から俄然面白くなってきた。ファンタジーではあるものの良い塩梅にひねた登場人物達が素敵だし、途中からは主人公達の内輪もめがちょっとした頭脳戦の様相を呈してきたりしてエンターテイメントとしてもなかなか面白かった。ちなみにファンタジー小説大賞最後の受賞作。
★34 - コメント(0) - 2014年6月4日

父親が書いた物語の世界に迷いこんだ少女カマリと娘を探す父親。淡々としていて最初は読みにくかったけどキツツキの子とカマリが出会ってからは物語がキラキラと色づいていくようでした。影のお父さん切ないです。
★12 - コメント(0) - 2014年5月9日

★☆☆☆☆ 数々の人気作家を世に送り出すきっかけとなってきた日本ファンタジーノベル大賞の休止前最後を飾る作品。「ファンタジー」と謳いながらも、変化球のものばかりに授賞してきた同賞であるが、最後の最後に「ド」がつくほどのストレートなファンタジー小説を選出した。個人的には変化球なものを選んでくれていたからこそ、同賞が好きだったわけだが、ここまで直球なファンタジーは苦手。「合わないな」と思ったら、もうそれまでであり、読んでも全くしっくりこない。メルヘンチックな世界観は絵本で読んでみたいと思ってしまうが。
★29 - コメント(0) - 2014年4月26日

星の民のクリスマスの 評価:82 感想・レビュー:108
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