太陽・惑星

太陽・惑星
あらすじ・内容
やがて人類は不老不死を実現する。その先に待つのは希望か、悪夢か――。

アフリカの赤ちゃん工場、新宿のデリヘル、パリの蚤の市、インドの湖畔。地球上の様々な出来事が交錯し、飽くなき欲望の果て不老不死を実現した人類が、考えうるすべての経験をし尽くしたとき、太陽による錬金術が完成した。三島賞選考会を沸かせた新潮新人賞受賞作「太陽」と、対をなす衝撃作「惑星」からなるデビュー小説集!

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太陽・惑星の感想・レビュー(332)

太陽のほうが好きかな.
- コメント(0) - 2月3日

二編の中編。最初の『太陽』読み終わったところで疲れたので断念。SF風の純文学で複雑なテクスチャに圧倒はされるけど肌に合わなかった残念。
- コメント(0) - 1月28日

「惑星」はSNSの人類補完計画というかんじで面白く読めた。「太陽」は視点の変化についていくのが大変でところどころ混乱したが、既視感のある俗物なモチーフたちがつながり始めてから、その先あるラストまでの文章の運動は楽しめた。
★1 - コメント(0) - 1月3日

とにかく難解。これを一瞬で理解できる人はよほどの天才かバカ。 一度ラジオに作者が出演した時、聞き手のアナウンサーがこの作品を評して 「3行読んだら一旦立ち止まって、頭を整理しないとついていけない」 と述べたのがすべてを物語る。 22世紀くらいにはベストセラーになる、だろう。
★2 - コメント(0) - 2016年12月24日

こんな好みの作家を3年間スルーし続けた自分がアホだと思った。パワーしか感じない。冷静というか冷たすぎるくらいの語りが良い。
★3 - コメント(0) - 2016年11月27日

順番が前後してデビュー作を最後に読むことになったけれど、この時点でもうかなり作風は完成されているように感じた。ミクロとマクロの視点の繋ぎ方が独特というか。デビュー時にSFクラスタ(死語?)の人の間で「SFが純文学の新人賞」って騒がれてた気がするけど、「太陽」より「惑星」の方がSFしてるな、という感じがした。その後の作品の展開を見るとSF的手法からはやや離れてる気がするけど。壮大なことと個人的なことを両立させようとしてるのかなと思うけど、個人的なことがやはりやや書き割りな感。「惑星」は人類補完計画だよね?
★3 - コメント(0) - 2016年11月7日

この圧倒的スケール感! テクノロジーとかグローバリズムというフィルターをかけて現代の社会を観察し、文学のなかに落とし込んだらこんなものが生まれました、みたいな作品、だとおもった。時間も空間も飛び越えて言葉が飛び回るさまが気持ちいい。はやく芥川賞あげたほうがいいよ。
- コメント(0) - 2016年10月23日

頭賢いんだろうなと思った。
★2 - コメント(0) - 2016年8月28日

パンチのある作品でした。場面展開が多く、これといった主人公もいない。とてつもなくスケールの大きい話が何て事ないように淡々と進んで行く。だけど決して読みにくくはない。救いは無いんだけど、悲しくはない。
★4 - コメント(0) - 2016年8月13日

Tui
『私の恋人』を読んだときも思ったことだけど、この作者の頭の中は一体どうなっているのだろう。ソーシャルネットの行き着く先にある、すべての生命が‘最高製品’で繋がり‘肉の海’と化した遠い未来。錬金術の涯て。恋人に「惑星ソラリスみたいね」と別れを告げられた男。〈最終結論〉を自称し、すべてを知り経験するこの男の、振り返りと今の物語。その存在の正体とは?想像力と世界観を無限大に拡張させる、時間も空間も飛び越えたドライブ感。著者述べるところの「一人称・神視点」、感情移入の付け入る隙を与えない究極の俯瞰小説だ。
★29 - コメント(0) - 2016年7月20日

最後まで「面白い」かどうかはよくわからなかった。でも、きっと面白さを求めて読む本とは違い、まるで1つの課題についてひらすら文章で探求し、その先に読者に向かって何かを訴える強さ、信念のようなものを感じた。私には時間をあけて、何度か読み返していけば、また何か見えてくるような本かもしれないと思った。1回目、今の感想はこれで精一杯。
★1 - コメント(0) - 2016年6月26日

春日たちの生きる人類第一形態末期の時代、そして田山ミシェルの生きる人類第二形態末期の時代。それぞれ第1主題、第2主題と音楽のように連綿と描かれる。田山ミシェルは体験装置を使って第一形態の時代を感じながらヒトの行く末を構想する。(太陽)最強人間(すべてを飲み込むヒト)と最終結論(すべてわかってしまうヒト)、 意思とは別の大きな流れのようなものを感じた。(惑星)公平で健康な世界。この人類補完計画にもハーモニーにも重なる未来観、わたしたちは個であることの意味を問われている。
★46 - コメント(0) - 2016年6月9日

これは難解過ぎでした。なんとか最後まで読んだけど、よくわかりません。
★2 - コメント(0) - 2016年5月24日

最近読んだ中ではもっともスケールの大きい話だった。
- コメント(0) - 2016年4月19日

「神の視点」というより、予言書的な視点からの記述がクセになりそう。 「いずれは皆が虚空にでも向かって延々話し続けるようになるさ」(『惑星』より)など、ところどころ散りばめられた現実への解釈も好き。
★3 - コメント(0) - 2016年4月18日

難解、でも壮大。どうしようもない未来だけど悲壮感や絶望感は不思議と無い。
★3 - コメント(0) - 2016年4月16日

「太陽」は、カミュがモチーフの部分があったり、いろいろと入り組んでいて、難しかったが面白かった。「惑星」は、消化不良な感じがした。
★1 - コメント(0) - 2016年3月17日

これは…人類補完計画(笑)。パーツを組み合わせて辻褄を合わせつつ読み進むうちに、段々混乱してきて、煙に巻かれてしまう感じ。テーマ自体は目新しいものではないけれど、これがこの方の魅力なのかな?と思いました。じっくり読んでじっくり考えて誰かとじっくり語り合いたいなぁと思う本でした。
★4 - コメント(0) - 2016年3月17日

滑るように文が入ってきて、気がつくと場面転換していて時々ハッとなってり、ミクロだなーと思っているとマクロへ飛躍したりと不思議本。面白いのに、内容は心に残らず。でも、それでかまわない。
★1 - コメント(0) - 2016年3月5日

スケールが大きい短篇を二篇収録した短篇集。人間存在の未来といったSF的な大きな主題を扱う姿勢は好みに合うが、SF的世界に至る過程のディテールの書きぶりがやや物足りず、あまりノレなかった。しかし、現代の問題への目配りと高度な語りの技術が示されており、著者の今後の活躍への期待が生まれる作品と言える(なにせデビュー小説集だし)。過去現在未来を自在に行き来し、神のごとき視点からウィットと諦念を感じさせながら語る独特の叙述スタイルからは、ヴォネガットの『ガラパゴスの箱舟』を思い出した。
★10 - コメント(1) - 2016年2月26日

まるで修行のごとき読書体験。確かに日本語で書いてある。文章の意味もわかる事はわかる。が、時系列も場所も主体も錯綜を繰り返し、文章が頭の上にどんどん上滑りしていく。意識が遠退く。そうこうしているうちに、デリヘル嬢に迫る大学教授、というえらく卑俗な冒頭からの、あの太陽で錬金術を遂行の高みまで、まるで竜巻に巻き込まれたように持ち上げられていた。何という飛躍の因縁。ば〜ん。撃沈。
★86 - コメント(5) - 2016年2月23日

「金(きん)」と「金(かね)」から始まり「太陽」が絡まり、SFと純文学のコラボ(?)。壮大なスケール、時間で描かれる人類の関係、多様な多種な人々が何らかの形で接触しており、それに因り色々な反応を起こす。その反応が面白く、興味深く読めた。只、話の転換の多さが煩わしく気忙しい。たった60P足らずなのに装飾過多な部分もあり難解になった。同じ作家の作品だが「私の恋人」が私にはフィットした。
★11 - コメント(0) - 2016年2月21日

太陽と惑星、世界観は共通してるけど、文章表現としてはかなり違うスタイル。太陽のほうは、冒頭から完全に持っていかれて、上空からズームで下界を撮影しているかのような不思議な視点で、目まぐるしく場面が変わるのにスッと頭に入ってきて、だんだん話がぶっ飛んだ方向に拡散してくのもなんだか気持ちよく、思わず一気読み。「すごい作家に出会ってしまった!」と興奮してそのまま読み進めたら、でも惑星のほうは終盤話が交錯しすぎてなんだか消化不良のまま終わってしまった感が… とはいえ、太陽と比べなければ惑星も十分面白かったです。
★5 - コメント(0) - 2016年2月19日

昨年書評などで何度も名前が挙がってた上田さん。やっと読みました、本書が処女作だそうです。面白かったです。面白かったけど・・・心に残るものはほとんどありませんでした。人間と世界の見方がすごく単純というかシンプルで、なんだかなぁ。セカイ系っていうのじゃないのかもだけど私にとっては宮内悠介さんや東浩紀さんなどと似たような読後感でした。或いは『島と人類』のお利口版?(言い過ぎか)実はこの後『私の恋人』が控えてます。さてさて。
★3 - コメント(1) - 2016年2月17日

感情に訴えかける読書が続いた中で、フルに思考することを要求された。現在と過去と未来が交差するSF作品で、バルガス・リョサを読む時のようなパズルを組み合わせるようにしながら「読み切る力」も必要だった。そして読後に残る「自分はどれくらい理解できたんだろうか」という眉間に皺が寄ってしまう不安な感じ。試されているような、鍛えられているような、こんな読書が自分は好きです。個人的に得た感触は映画「バベル」を観た時と似てる。とにかくこの世界観を味わいつくしたことは間違いないです!
★24 - コメント(0) - 2016年2月4日

正直今一つ理解できなかったけれど、どちらの作品も、個々の人物の俗っぽいエピソードというミクロの話から、人類やこの世の終わりといったスケールの大きなマクロな話に飛躍する感じに面白みがある。
★2 - コメント(0) - 2016年1月20日

「人類の終着点がどのあたりか」ということをテーマにした「太陽」「惑星」という二編の物語が収められています。いずれの作品もインターネット、マトリックス、iPhoneといった90年代後半以降に出現した「あれやこれや」の影響が感じられる内容。作者と同年代で、多感な10代後半から20代後半の時期に、その「あれやこれや」に触れた身としては、頭で作品を理解して行くというよりも、「やっぱりそう考えちゃうよね」って感じで作品を受け入れることができました。
★5 - コメント(0) - 2015年12月23日

人類の最終目標への到達、及び次なるステップへの進化という題材は幼年期の終わりを思い出したけど、あちらが詩情に満ちた作品であるのに対しこちらは生臭い。故に力強いと感じた。ここまで規模が大きいテーマを数人に焦点を絞って成立しているのは凄い。新しい。面白い。SFと純文学性どちらが基盤にあるのかは計りかねるけど、とりあえず形式にSFを選んでくれたことが嬉かったり。
★10 - コメント(1) - 2015年12月6日

ごめんなさい、難解すぎて私には評価できません。
★1 - コメント(0) - 2015年11月20日

「太陽」は以前「新潮」で読んでたので「惑星」を読んだ。内上用蔵からフレデリック・カーソン宛てのメールで物語が進む。未来が分かると言う内川の言葉を半信半疑で読んでたのだけど、途中から真実味を帯びてきて、理解出来るようで出来ないんだけど、面白い。不思議な物語。時間軸、平等、別々の世界観、集団心理、「よきこと」による結末。「最後の会話」での二人の対話。
★17 - コメント(4) - 2015年11月2日

思ってたよりSF。用語のセンスで西尾維新を思い出した
- コメント(0) - 2015年10月31日

SFと純文学の融和こそがまさに時代性であるけど、それも確固たるクオリティで描ききってこそ。 言うだけなら簡単でも、やってごらんと言われてできる人はそうそういない。価値は大きい。
★3 - コメント(0) - 2015年10月29日

浮遊感。トリップ。流れるような場面の切り替えの効果もあるかも。
★2 - コメント(0) - 2015年10月25日

読解力不足なのかな。難し。 何となく面白かった。そんな感じ。
★1 - コメント(0) - 2015年10月21日

紀里谷和明とかが映画化しそう。それだけはかんべん。
- コメント(0) - 2015年10月11日

±
おそらく緻密に構成されたテンポの良さとどこか達観しすぎて退屈な内容。SFと思えば円城塔作品を思い出し、文学と思えばちと眠い。「グジャラート指数」あたりは気になるか。淀みのない人物描写は好み。
★3 - コメント(0) - 2015年9月29日

『私の恋人』の方を先に読んでいたので、新鮮味はあまりなかったけれど、スケールは破格で、おかしみもある。人間の内側を描くのではなく、外側を説明していっても面白い物語ができることがよくわかった。というより、むしろそういった語られ方でしか生まれない物語があるということだろう。ときどき装飾過多で、意味がとりづらい文章があったのはきつかった。
★5 - コメント(0) - 2015年9月20日

うーん、これ哲学っぽいとか、SFっぽいとか、それっ「ぽい」だけでしかない小説なのでは。
★2 - コメント(0) - 2015年9月14日

内容は難解。SFとも純文学ともつかない独特な文章には、引き込まれる魅力がある。
★1 - コメント(0) - 2015年9月1日

なんじゃこれと思ったけどおもろかった。SF的要素盛りというのもあるけど、全てを俯瞰する視点というかどこでもドア的存在によって切り取られ並べられたエピソード。こういう感情の排し方もあるんだなあと思わされるテクニカルタームを駆使した独自の文体。好きなのは「太陽」。登場人物それぞれの、自分では如何ともしがたいものに対する、振り上げた拳の持って行き場の無さが切なかった。その一方で滅亡に至る人類の「進化」が描かれる。個と生への執着をなくした先の「大錬金」「肉の海」。まるで人類補完計画。
★10 - コメント(0) - 2015年8月31日

太陽・惑星の 評価:74 感想・レビュー:134
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