いちまき: ある家老の娘の物語

いちまき: ある家老の娘の物語
あらすじ・内容
曾祖母が江戸家老の娘だったなんて! 自らの一族の流転の歴史を辿る。

まさか私がルーツ探索にはまるとは。父の遺品整理で曾祖母が遺した手記を見つけ、ファミリーヒストリーを探る旅が始まった。桜田門、関宿、沼津、青山、佐倉、上野、浅草。幕末の戊辰戦争の逃避行に始まる一族の歴史を調べていくと、いつしか先祖が身近に感じられ、はるかな子孫の私に繫がってきた。自らのルーツを辿る感動の物語。

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あひる
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いちまき: ある家老の娘の物語の感想・レビュー(60)

小説かと思いきや、フィクションだった。チョンマゲに刀をさしたお侍も、懐ろに守り刀をすた綺麗な御新造さんも我々の五代、六代前の先祖の話なのだ。★筆者の家にやってきたダンボール数箱の父親の遺品。曽祖母の書き付けが残っていた。書き付けには佐倉、関宿、上野、沼津、先祖の流浪の日々が記されていた。その足跡を実際にたどってみる著者。そして、先祖ゆかりの地は意外に身近にある事に気づく。★お城、武家屋敷、跡形もなくなった所は多い。残念だね。
★16 - コメント(0) - 3月11日

これは小説ではありません。著者・中野翠が父親の遺品整理をしていて見つけた曾祖母の手記。そこに記された維新前後の一族の人生。関宿藩の江戸家老の家に生まれた曾祖母。生まれた場所は桜田門外。歴史に翻弄され、住まいも名前すら転々と変えながら生きた高祖父(曾祖母の父)。その人生は歴史小説を読むように面白い。そして歴史小説並みに有名人が顔を出すのである。「いちまき」というのは血族の一団という意味なんだそうだけど、血族の親族もまた血族だと言わんばかりに繋がっていく縁。江戸時代は決して遠い過去でもフィクションでもない。
★8 - コメント(0) - 2月1日

タイトルで家老の娘さんだった方の追想録などを小説仕立てにしたものかと思いきや「関宿藩家老の娘」中野みわの回想録を手に、その曾孫である著者が縁の文献を探したり、縁の深い土地や墓所を訪ね歩きつつ、先祖の生涯と自分の来し方を徒然に重ね合わせ書き綴ったエッセイ風な読み物。調べると出るわ出るわ先祖は有名文学者の誰それと知遇が合った、縁者が青春を過ごした地はからずも自分も人生の分岐を選ぶ場所になった場所だった…など、軽妙な語り口にいつの間にか中野家一族の歴史に取り込まれていきます。 いちまきとは、一族の意味だとか。
★3 - コメント(0) - 2016年11月19日

江戸時代。今はもう物語やドラマや映画の中にしか存在しない時代。実際にそういう時代を経てきての「今」があり、私たちがいるのだ、と、頭では理解できても、実感することができない。著者の中野翠さんの曾祖母が、江戸家老の娘だった事が分かり、ルーツを辿ってゆくファミリーヒストリー。喜寿のお祝いで撮影されたみわさんの写真からは、キリッとした品格と風格が漂ってくる。さすがは家老の娘、年をとっても座姿がきまっていて、所作の美しさを感じさせる。時代劇の話ではなく、本当に江戸時代があって、懸命に生きていた人たちがいたのだなぁ。
★43 - コメント(1) - 2016年7月2日

いちまきとは血族の一団の事、いちまきと言う娘のロマンチックな恋物語かと思い読み始めたが…中野翠さんのご先祖の中野みわさんの史実に基づいたファミリーヒストリー。
★9 - コメント(0) - 2016年6月20日

図書館本。★★★☆☆中野翠さんがお父様の遺品整理をしていて見つけた、曾祖母「みわ」さんの自叙伝。翠さんの『血族の一団=いちまき』を探す旅がスタートする。江戸の古地図の中にご先祖の住居をたどったり、上野の彰義隊に思いをはせたり。探していくうちに思いもよらない出会いがあったりで、ルーツを辿るのもおもしろい。表紙は南伸坊さんが、「みわ」さんの少女の頃を描いた絵で凛々しいけど、可愛い。
★59 - コメント(0) - 2016年6月10日

若い頃、この著者の熱心な読者だった。また、本書は各紙の書評欄でも取り上げられていたので読んでみた。全体の印象は正直なところ、少し期待外れ(残念)。他人のルーツ探索でも、場合によって非常にスリリングなものとなることは、実体験として知っている。しかし、本書からそのスリルが感じられなかったのは、著者がルーツ探索に対して少し冷めた感情を持っているためか。ただ、狐兄弟との別れのシーンはいい。『日本文壇史』や彰義隊ものが読みたくなった。
★3 - コメント(0) - 2016年4月8日

NHKの「ファミリーヒストリー」を観る度に、自分のご先祖様はどういう人だったのかな~と思っています。四国某市で旅館をしていたらしいご先祖様、何かしら残して欲しかったな~。もし何か残っていたら、きっと私も縁のある土地とかに行っていたと思います。この本については他人様のことなので「ふ~ん」って感じもありましたが、ご本人のルーツなので、これはこれでいいのではないでしょうか?
★1 - コメント(0) - 2016年3月5日

中野翠さんの著書は初期の作品をたくさん読ませていただいた。今回、このかわいい表紙の新刊を見つけて早速手に取った。恥ずかしながらもと言いつつ、曾祖母の手記を見いだして、自分のルーツ、及びファミリーヒストリーを書いた著者。もう少しなんとかなったら、もっと面白かったかもしれない、とは読者の身勝手かしら。とにかく同じことの繰り返しが多くて辟易。後日談で縁のある土地に出かけるのはいいけれど、なんでいつも編集者のなんとかさんと出かけたと、繰り返しでてくるのか。もっと締めて書いて欲しい。厳しくてごめんなさい。
★3 - コメント(0) - 2016年2月26日

著者自身もあとがきで書いているが、やはり他人のルーツをたどる話というのは・・・どう書いても自慢話のように読めるし、赤の他人が知ったところで、というところもある。資料も少ないので、繰り返しの記述が多くなる。どういう位置づけの本なのだろう、と疑問がわいた。
★1 - コメント(0) - 2016年2月24日

★ 物語じゃなかった。著者の曾祖母が家老の娘で、そこから先祖ゆかりの地をめぐったりするのだけど、この著者のことを知らなかったので興味が持てなかった。
★30 - コメント(0) - 2016年2月18日

父の遺品から曽祖母が関宿藩江戸家老のお姫様としる中野さん。いちまきとは一族の事らしく、載っている家系図に洋画家の浅井忠が居たのもびっくり。御家老様だった高祖父達先祖の足跡を関宿、皇居前、上野、飯田橋、静岡などに訪ねるルポルタージュ、表紙から感じたお姫様の一代記でなかったけど、ご家老様の維新からの後半生は小説になると思います。自分の先祖がそういう人々と知らなかった、教えられなかったと言うのがとても不思議。耳にタコが出来そうなのに。
★14 - コメント(0) - 2016年2月11日

うーん、いまいち。表紙を見て期待した物とちょっと違う。著者は定評のある人らしいけど私には文章が合わなかったな。多作品を読めばまた違う印象を持ったのかもしれないけど、話の素材はすごく面白そうなのに、残念。
★2 - コメント(0) - 2016年1月31日

ある日父の遺品の中から和装の曾祖母の写真が出て来た。その写真には「私の実家は関宿藩の江戸家老を努めていて、安政六年、江戸桜田門外の上屋敷に生まれた」という物だった。ここから著者のルーツを探る旅が始まる。幕末の攘夷に敗れた祖先の逃避行。たどり着いた静岡での生活。ルーツを同じくする人たちとの思いがけぬ出会い。いろんな人生が、いろんな形であるんだなとおもいながら、読ませて頂きました。感動かな。
★1 - コメント(0) - 2015年12月27日

誰にもいちまきはいる。辿れば様々な場面で様々ないちまきと繋がる。それが日本の過去を語る上でちょこちょこその顔を残している方々だなんて。自分が惹かれるもの、仕事等を考えると、不思議な縁を感じずには居られなかったでしょう。みわさんも自叙伝をのこした甲斐がありましたね。私事を書いたものは苦手なのですが、楽しく読みました。
★1 - コメント(0) - 2015年12月20日

いちまき【一巻】血族の一団。冒頭の家系図が凄いなぁ。ルーツ探索のきっかけは、曾祖母・中野みわ(家老の娘)の自叙伝と出会ったこと。みわの父・山田大夢の話がほとんどで、時代に翻弄された人々の一端を見ました。流浪の人・大夢は小説の題材になりそうな人です。歴史上の人物とも交流があったりで、一冊の本に成りうるのでしょう。狐さんが気になります。
★14 - コメント(0) - 2015年12月17日

みわさんの一代記(小説)かと思ってたらちょっと違っていたようですが、ご先祖様がたいしたことなかった家に生まれ育った私でも「へぇ~へぇ~へぇ~」と思いながらそれなりに楽しく読んでました。
★3 - コメント(0) - 2015年12月5日

著名な作者!良い素材!なのにこの煮え切らない読後感は・・?
★1 - コメント(0) - 2015年11月28日

3代前の先祖が下総国、関宿藩の江戸家老の娘として桜田門の屋敷で生まれ、その半年後に屋敷前で大老井伊直弼が殺害されたとか、家老の父が佐幕派だったために故郷を追われ一家離散となったが、その後、徳川慶喜とともに静岡に移り住んで落ち着いた、なんて過去を知ったらそりゃあ本の一冊も書きたくなるだろうが、頻繁に話がわき道に逸れ、雑誌のコラムような軽いノリが残念だった。お笑いコンビ、サンドウィッチマンの伊達みきおが仙台藩主、伊達家の末裔にあたり、曾祖父は裁判官、祖父は東大卒、父は銀行員と分かった時の方が驚きだったが。
★4 - コメント(0) - 2015年11月19日

すごいご先祖様がいると本が書ける。
★8 - コメント(0) - 2015年11月7日

「いちまき(一巻)」とは血族の一団のことらしい。サブタイトルに「ある家老の娘の物語」とあるが娘とは著者の曾祖母である中野みわのことで内容は彼女の物語というより著者の数代前の先祖の話。日記などの資料に基づいたドキュメンタリーと、著者がゆかりの地を訪ねた後日譚からなる。フィクションを交えた歴史に弄ばれたような波乱万丈のみわの物語だったらもっと面白かったかもしれない。すべて事実の羅列で登場人物も色々多すぎて著者や関係者にとっては非常に価値がある作品だと思うけれど、全く無関係な読者としてはイマイチ楽しめなかった。
★9 - コメント(0) - 2015年10月24日

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