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雪まろげ: 古手屋喜十 為事覚え

感想・レビュー
170

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マッピー
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古手屋というのは、今でいう古着屋。主人公の喜十はそのかたわら同心の手下でもある。最初の『落ち葉踏み締める』がとにかく良くて。14歳の新太は、父親亡き後5人の弟妹を母と二人で食わせていかなくてはならない。新太が不憫で不憫で、途中から決して幸せになれないであろうと予想しながら、なんとか幸せになるよう祈りながら読んだのに。一応それぞれの話は独立しているのだけど、最後の話は新太の弟妹の運命を大きく変える話となっている。泣けて泣けてしょうがなかった。でもきっと、彼らの未来には笑顔があふれていると信じている。
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かわぎり
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小料理屋の助五郎さん、好い人だ。胸がすっとした。
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ごへいもち
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続きも読みたかったな、合掌
なにょう

読みたかったです。

03/30 09:15
ごへいもち

本当に早すぎましたね

03/31 13:39
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ハル
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本作の始まりは新太の絶望と諦め。 日々の暮らしをそのまま描く。 報われないことも辛いことも、どうしようもなく嫌な奴もいる。 だから時として触れる人の優しさ、温かさが際立つ。 喜十夫婦と捨吉のやり取りが微笑ましい。 ★3
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なにょう
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お江戸で。同心と古着屋。古着屋の主、喜十は同心の使い走りのようなことをする。この同心が曲者である。八丁堀がテーマの作品は山ほどあるけど、こんなにやなやつもちょっといない。でもやっぱりいいとこもある。人死にもあるけど、切った張ったはない。また、喜十には子がないが、ひょんなことから子を育てることになる。★子を育てることになったにしろ、謎解きにしろ、喜十はわざわざ首を突っ込んで、という気もする。なんとなく、レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウみたい。★続きを読みたかったなあ。
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yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
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時々読みたくなる江戸の市井の人達の物語。古着屋を営む子の無い夫婦と、家の前に置かれた捨て子の成長と共に描かれる日々の物語は、旦那にとっては腐れ縁のようで無視はできぬ北町奉行所隠密廻り同心とのやり取りも良きアクセントになって、この時代だからこその人情噺が気持ちよく心に響きます。
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ぺしみち
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残った兄弟妹は幸せになってほしい。
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hitokoto
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 「日の出屋」という古着を営む喜十と10歳年下の美人妻おそめ。仲良く6年、でも、子宝には恵まれず。店の前に捨てられた赤ん坊の捨吉を養子にしての3人暮らし。雪の降った日、雪を丸くまるめたものが「雪まろげ」、大小重ねれば「雪だるま」に。表紙の絵はその様子です。哀しい出来事もあるけれど、読むと心が温かくなる宇江佐真理さんの作品。「雪まろげ」、2013.10発行、連作6話。古手屋喜十為事覚えシリーズ№2、早すぎるけど、完結です。
hitokoto

コメントとナイス、有難うございます!

11/27 02:30
こかげ

教えていただいてありがとうございます✨

11/27 14:29
5件のコメントを全て見る
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ラスカル
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店の前に捨てられていた捨吉の兄新太の話から始まる。父親が亡くなって生活が苦しくなった新太一家が向かう悲劇に胸つまされる。一方、捨吉が日に日にかわいく育ってゆく様が微笑ましい。終章では、喜十が捨吉の兄姉たちの行く末を整えてやることになりめでたしめでたしです。ほっこりできる一作。
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オールド・ボリシェビク
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古着屋の主人を主役に据えた時代もののシリーズ第2弾。著者の死去のため、シリーズはここで終わっている。しじみ売りの少年のエピソードなど、悲惨な話もあり、著者の心情が作品に乗り移っているのだろうかとも思う。されど、それゆえにか、一種の凄みも出ている。手慣れた書きっぷりだが、着実に作家として成長していたことがわかる。
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もんらっしぇ
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ネタバレ宇江佐さん、最期のシリーズ本の第二弾。髪結いの男前、伊三次とはまったく違うタイプの主人公・喜十ですが存外悪くないですねぇ♪今でいうところの「古着屋」を営む30代半ばの風采の上がらない、どちらかと言えば暗くて愚痴っぽい皮肉屋の彼。バディ役となる隠密廻り同心の上遠野平蔵もまた然りで、不破親子とは異なるこちらもシニカルなキャラ造り。それもまたイケてるんじゃないでしょうか…首吊りのさ中必死で救出!数奇な運命で結ばれた妻のおそめとの間には子供が無く諦めかけたそんな折店先に赤ん坊が一筆の書置きとともに捨てられていて…
天の川

これ、良いシリーズになりそうでしたのにね…。本当に残念でなりません。

12/16 09:31
もんらっしぇ

天の川さん、コメントありがとうございます<(_ _)>まったくですね~(>_<)まぁ、幸いにも未読の作品がまだまだありますし、再読に耐える物語ばかりですしね♪(記憶力が弱ってきているという話はナイショにしましょうw)

12/16 09:46
4件のコメントを全て見る
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mariko
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しじみ売りの新太、が家族を養うために自ら採ったしじみを売る話から始まり。弟捨吉を棄てて来いという母親。優しそうな古手屋夫婦の家に捨て子をする。更に拾い親にせびろうという母親に耐え切れず首を絞める。新太は川に身投げをする。ここまでは切なく腹立たしい。古手屋夫婦が捨吉を慈しみ育てる様子は救われる。 同心の上遠野が様々な事件を喜十に手伝わせる。文句を言いながらも事件解決に手を貸す。 さらに新太の弟幸太も引き取り、妹達おうめ、おとめの行く末も整えてやる。淡々としながらも子供達を思いやる喜十がいい。
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tsubaki
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まず表紙を見て一安心。捨吉は無事に日乃出屋さんの子になったのが嬉しかった。 雪だるまを作る父ちゃんの姿に胸が温かくなる。 第一章が、捨吉の実母と兄の話。兄弟思いの兄と、末っ子捨吉を捨ててこいと言う母の話は衝撃的だった。 隠密廻りの人探しの手伝いをしたり 仙人に会ったという男話を聞いて、へぇーと思ったり 鮫肌に悩む男力になったりと盛り沢山な内容でとても面白く読んだ。 最終章で少し救われた気持ちになったのも、さすが宇江佐さん。 赤甚先生や幸太も加え、もっとこの話の続きが読みたいと思った。
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あすか
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貧乏子沢山の母親から長男が、産まれたばかりの弟を捨てに行かされるところから物語は始まる。 最初から重すぎる!! それでも古手屋「日乃出屋」を営む夫婦に拾われすくすく育っていく捨吉の可愛いさ! よちよち歩いたり、舌っ足らずに悪態をつく姿にニヤつきます(笑) 古手屋の傍ら同心の手伝いをさせられる捕物帖としても十分楽しめました! 命をかけて弟妹たちを守ろうとした長男も、ちょっとは浮かばれたんじゃないかな?
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Makoto Yamamoto
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『古手屋喜十為事覚え』第二巻・雪まろげ 子供がなかった喜十夫妻が捨て子を養子としたのが全巻だった。 この巻ではその養子の兄・姉が登場してきて、第三巻へつながると思えるのだが、それが叶わないのが本当に残念。 家の事でしっかりしているおそめの存在感が好ましく思え、今後の展開を期待していた。
keiトモニ

Makoto Yamamotoさん、ナイスありがとうございます。仰るとおり、次巻がないのがつくづく残念です…。

08/14 11:54
Makoto Yamamoto

好きな作家さんなんで辛いです。

08/15 21:00
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七香
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雪まろげという言葉の響きがかわいいなぁと開くたび思いながら読了。最初のはなしだけ目線は違えど繋がった話で、ゆっくり過ぎていく日々を追う。読むのが辛くなるほど大きな事件はないけれど、損な役割というべきか、全部が全部このひとが背負い込むのかとは思った
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迷人
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ネタバレ店の前に捨てられていた赤ん坊を、養子にした喜十。ある日、生き別れになった赤子のきょうだいが突然、姿をあらわした。北町奉行所隠密廻り同心の上遠野平蔵は四人の子どもをそのまま引き取れと無茶を言ってくるが…。/①上遠野の無理難題、金払いの悪さに、喜十が気の毒になる。人がいいのも程々に。②本作、バラバラになってしまった兄弟姉妹の再生の物語。この時代、子どもの人権が全くないことを再確認。物とおんなじだ。③見つからないのは長女のおてるだけだが、もう続編は読めないが惜しい。
迷人

<メモ> 享保9年「農か倹約分限令」農民に野良着、普段着に木綿物を用いることを禁止した。その代りに麻布を着ていたというが、冬は寒かっただろうな。

05/08 10:24
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みかりん
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良かったです。捨吉兄弟。すごい 切ない話で終わりましたが 最後ハッピーエンドで終われてスッキリしました。もっと 続きが読みたかったです。
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シトラス
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新太は可哀想でならないけれど、捨吉と幸太が一緒に過ごせるようになって良かった。 喜十は冷たいようでいて、案外気持ちの優しい人だなぁ〜と思う。 そして、悪い人ばかりではないなぁ〜とよくよく思う。
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さくらもち
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バラバラになった家族もいれば、一つになろうと歩き出した家族もいる。捨吉の成長がほほえましく、可愛らしいので、新太の悲劇の上になりたっているのだということを思い出すととてもやりきれない気分に。布にちなんだ問題をなんだかんだ言いながら解決に導く喜十と上遠野のやり取りもよかった。子育てに、商売に、探索に、世話焼きに、喜十は毎日忙しそう。一番上のお姉ちゃんも、続編があったら見つかっていたのかな…。
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yuiyui
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前作の続きを読むことができてスッキリした。人情物なんだなという結末だった。皮膚病のくだりは、本当にそんな薬(?)が効いたのだろうかと疑問に思った。
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中身はおじさん
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シリーズ2作目。子を持つということは、こういうことですよね。良くも悪くも同じままではいられない。そして、己の醜さに気が付かされるということでもあります。ということで、謎解き要素は非常に少なくなります。それにしても、前作で、案外無情に捨吉の長兄を殺したのは、こんな筋道を考えていたからとすれば、作家というのは、やはりすごいものです、しみじみ……。
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エイコピクミン🌱過去レビューにナイス⭐︎ありがとうございます
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ネタバレ良い人だと思ってたのに、えー、喜十さん案外冷たいんやな、と、引っかかった。。そこから違う話に進んだので、あー兄弟の話はもう終わったんだと思った。そこからの!!いやー心憎いわ、この時間差が。バラバラにされた兄弟姉妹。お兄ちゃんの分まで、幸せになって欲しいですね。喜十さんの、ほっとけんやろ感覚、善良さが良い!
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蝉、ミーン ミーン 眠ス
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言っても栓なきことだが日乃出屋に関わる人達の姿をこの先ももっと見ていたかった。
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かよ
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改めて宇江佐真理さんの凄さを確認❗️人の温もりを強く感じました
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お涼
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ハッピーエンドばかりではないけれど、最後はほっとします。新太のしたことで、少しでも弟妹が幸せに暮らせるようになったなら、新太も報われるかな。【図書館本】
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ラスカル
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捨吉が育っていく様が物語に散りばめられてほっこりする。反面、捨吉の兄弟の話にはなけてくる。でも、最後は無事解決できて良かった。このあとまた話の続きが楽しみなとこなのに、もう作者はいない。残念です。
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麦ちゃ
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捨吉の兄の哀れな経緯は辛い気持ちに。その後、喜十とおそめに愛情をもって育てられる捨吉。夫婦のやりとりや捨吉の成長の様子で和む事ができた。
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ひろたけ
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ほっこり人情物 宇江佐さんいいな
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コージー
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古手屋喜十のその第二弾。店前に捨てられていた捨吉を育てながら、喜十とおそめは喧嘩しながらも幸せに暮らしている。捨吉に対する喜十の気持ちが少しずつ変わっていくのがいい。普通の親父が普通に怒り、でも思い直したり、とにかくウンウン頷きながら読みました。最初の話は悲しすぎた。最後は救われた気分になりました。続きがあったら、絶対に読みたい。
Shinji Hyodo

コージーさんナイスありがとうございます。続き…無いのですm(_ _)m

12/16 22:01
コージー

Hyodoさん、やっぱり無いのですね、残念です(T_T)

12/17 03:59
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Shinji Hyodo
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古手屋(古着屋)日之出屋の主人喜十に女房のおそめ。この夫婦の店前に捨てられていた赤ん坊の捨吉の出生が明らかになるが、これもまた哀しいお話で…母親に言い付けられて泣く泣く捨吉を置いていった兄の新太のそれは哀れな結末に、ちょいとばかり宇江佐さんに文句を付けたかった。伊与太もそうだったが、捨吉のおしゃべりもかわゆいな…周りを幸せな気持ちにしてくれる…時折憎まれ口をきくのはご愛嬌ってなもんだ。今回も六編の良き物語でした。お元気ならばこれも続くシリーズだっただろう…合掌
いつでも母さん

時間が経つと尚更続きを《読みたい》気持ちが募りますよね・・(T_T)

11/29 05:43
Shinji Hyodo

母さんおはようございます☀募りまくります(^^;;

11/29 09:59
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ひいろ
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★★★
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アヤ
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古手屋喜十シリーズの二作目。1話目の捨吉の兄弟の話が不憫で辛くなったが、その代わり最後の話では、主人公の相変わらずのお人好しっぷりに救われた。捨吉と暮らす中で起こる、子供のいる家庭ならではの出来事がとても楽しい
0255文字
UKEY
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じんわりと涙が出ました。喜十が人情深くていいです。続きが読みたかったです。
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ちょるる
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古手屋シリーズ第2弾。前作の「糸桜」で喜十とおそめが、店の前に捨てられていた赤ん坊捨吉を養子にした。本作は捨吉を中心に話が進む。表紙の絵でもおそめが抱っこしている捨吉のために、雪まろげを作っている喜十にほのぼの。喜十と同心上遠野との関係も微妙だったが、これからも上手くいきそうでホッ。「鬼」「再びの秋」が良かった…終わり方がとても宇江佐さんらしくて、泣けてきました。まさに心やすらぐ時代連作集。
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サンディK32
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捨吉の存在が前巻にない明るさを夫婦にもたらすが、押し付けられる御用の為事への煩わしさから、生きる意味への不満がつのり、答えを見出だせない喜十。 だが、捨吉の兄姉達の行く末を思う気持ちに充実感が溢れてるように感じられた最期でした。 続きが読めないのは残念至極ではありますが、書けなかった宇江佐さんは無念の極みだったでしょう。昨年暮れの『オール読物 宇江佐真理追悼』を思い出してしまい、またまた泣けてくるのでした。遺作や、伊三次もの数冊は大事に積読します。
今夜は眠れない

宇江佐真理逝去は実に実に残念です‼️まだ実感がわきません。伊三次シリーズの中途半端が切ないです。

08/12 21:44
サンディK32

ですね〜 ついこないだ北原亞以子さんで、さんざん(泣)だったのに、今回は杉本さんとWで(泣)(泣)… 安住洋子さん、諸田玲子さん等には、末永く。と、思わずにはいられません。 今夜は眠れない様、末永く宜しくどおぞ、です!

08/12 22:01
3件のコメントを全て見る
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Kimi
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いつの時代も、子供は宝物ですね!続きが読みたいです。読めないのは、本当にさみしいです。
0255文字
たむらんちょ
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ネタバレ心温まる人情時代もの。p26.「~おれは、人の倖せは等分に訪れると信じているのよ。~」p190.「親なら誰でもそう思いますよ。子供のいない内は、どの子も等しく可愛いし、無事に育ってほしいと願っていたのに、いざ、自分の子供ができると、よその子のことなんてどうでもよくなって、ただ我が子ばかりに眼を向けてしまう。母親は我が子を庇うあまり、鬼になってしまうものかしらね」p230.そう言うと、幸太は、旦那さんと会えたから、もう果報者です、と応える。喜十は、その言葉に、思わず涙ぐみそうになった。
0255文字
丸太
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とても面白かった!古手屋シリーズは二冊しかないのが残念。前作から続き、最初は悲しくて涙が出るが、だんだんと喜十ペースが乗り、最後はホロ苦い乍らも落ち着く処に落ち着く。僕だったらどうするのかと思ってしまう。
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