警官の血 下巻

警官の血 下巻
あらすじ・内容
汝の父を敬え――制服の誇り、悲劇の殉職。警察官三代を描く、警察小説の最高峰誕生!

昭和二十三年、上野署の巡査となった安城清二。管内で発生した男娼殺害事件と国鉄職員殺害事件に疑念を抱いた清二は、跨線橋から不審な転落死を遂げた。父と同じ道を志した息子民雄も、凶弾に倒れ殉職。父と祖父をめぐる謎は、本庁遊軍刑事となった三代目和也にゆだねられる……。戦後闇市から現代まで、人々の息づかいと時代のうねりを甦らせて描く警察小説の傑作。

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警官の血 下巻はこんな本です

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慈雨
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警官の血 下巻の感想・レビュー(811)

警察官3代にわたって解き明かす謎。はじめから怪しいと思っていたことだが、ここまで引っ張る力はさすが。正義は理不尽をのりこえて作られるものなのか。最後まできてやっとすっきりした気分になった。
★7 - コメント(0) - 2月24日

三代にわたる警官の血筋。ストーリーに浮かぶ幾つかの不審死と祖父と父の死の謎をミステリー調に読ませるが(初読みでも上巻で犯人像は類推できる)、本質は警官という職種に関わる安城家の大河小説。再々読なので犯人と大まかなあらすじも分かっている。しかし昭和という時代とともに職務に忠実な三者の描写が胸を打つ。特に三代目の和也の活躍とエピローグは唸らされる。これはとんでもない傑作。もし自分が若くしてこれを読めば、警官になっていたかもしれない。深い満足感に満たされた。
★32 - コメント(0) - 1月9日

読み応え十分だった。祖父、父から三代に亘る警察官人生のそれぞれに職務に対する誇りと葛藤に対峙した生き様が見事に描かれていた。警察小説の面白さを十分に堪能することができた。
★1 - コメント(0) - 2016年6月21日

再度。三代目和也の吹くホイッスルが印象的。和也が一番強かな警官になった。
★2 - コメント(0) - 2016年5月9日

祖父、父の殉職の原因については驚きは無いが、警察小説として楽しめました。
- コメント(0) - 2016年4月13日

加賀谷のところがおもしろくて本筋を見失ってしまった感ある。正直大詰めのとこはどうでもよくなってしまった…親子3代とらわれてほんま家族、特に上巻で気になってた弟が気の毒。
★3 - コメント(0) - 2016年4月4日

ようやく読んだ。3代目までひっぱられるとは思わなかったけど、代を追うごとにたくましく感じた。実際の警察でもこういうことが起きてるわけではないとは思うけど…ほんとに起きてたら…怖いなぁ…と思わせる作品でした。どうやら続編の「警官の条件」もある模様。ますますパワーアップしてるんだろうけど、どんな和也になってるのか楽しみ!
★7 - コメント(0) - 2015年12月29日

下巻は一気読み。佐々木譲さんは以前に読んだ「武揚伝」も同様でしたが、読み応えのある作品を描いて下さいます。
★4 - コメント(0) - 2015年12月5日

May
太平洋戦争3部作はいいんだけどなぁという印象だった著者が久々に復活したと聞き、なんといってもこのミス1位だからなぁと読んでみたのだけれど、加賀谷のエピソードとか、なんか冗長。なんで1位何だろうと思いながら読んだのだが・・。  なんと!そう来たか!すべてはこのエンディングへ導くためのものだったのか。纏め方が上手かった。作戦勝ちとも言えそうだ。
★2 - コメント(0) - 2015年8月2日

下の方が読みやすいのは、時代が現代だからなのかな。後半、畳みかけるように、怒濤の展開です。私は好きですが、賛否両論になりそうですね。どこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションなんだろう…。警察の裏というか、黒い部分がリアルで恐いですね。
★5 - コメント(0) - 2015年5月24日

むー。面白くはあったんだけども。こういう昇華になっちゃうとは思わなかったからちょっと微妙な感じでもあり。 警官としての正しさを全うするためには時に法を犯すこともある。その論理はわかるけど、それを小説で表すために、2代に渡って主人公を殺し、精神を病ませ、DVもさせ、上司のスパイを命じられ、彼女に裏切られ、父の友が父を殺していた真実を明かされ…。と、こんな暗い展開にする必要あるのかなあと。終盤の早瀬親子との会話がある意味オチなんだろうけど、あれを「ドヤァ」と出されても、正直ウーンという気持ちのほうが強かった。
★3 - コメント(0) - 2015年5月23日

下巻では3代目の和也が中心となるが、雰囲気の異なるストーリー。警官としてのかなりグレーな部分を見せつけられ、また祖父や父の死を解明していくスリリングな展開。昭和という時代を生きた3代の血筋を引く警官たちの大河小説。どちらかと云うと警官という規約に蹂躙された人たちを描いているのでなく、それを超えた社会的大義の中での役割を感じた。日本冒険小説大賞、2008年このミス大賞1位。「警官の条件」へ続く。
★27 - コメント(0) - 2015年5月11日

民雄が普通の警官となったのが昭和61年、時代感も面白い、孫の和也、加賀谷の動き、何となく背景は見えながらの下巻でしたが、まずまず面白い。最後の和也の立ち位置というか刑事としての姿勢の強さは血によるものですか。
★1 - コメント(0) - 2015年1月10日

警察官3だいの物語。管轄の五重塔の家事のさなかに持ち場を離れ亡くなった祖父の清二は殉職とは認められなかったが、息子の民雄は父の死の真相を探るべく行動を起こす。しかし、立てこもり犯に銃で撃たれ、殉職。その跡を継ぎ、警察官となった孫の和也は、ついに真相にたどり着く。後半は薄々流れがわかってしまうけど、とても面白く読めた。
★1 - コメント(0) - 2015年1月10日

三代に亘る警察官父子のクロニクル。終戦直後の上野、谷根千界隈の猥雑さや、学生運動全盛期の国内の緊張感等、時代のうねりが伝わってくる。 初代・清二殉職の真相は予想どおりだったけど、それを逆手に取る和也の姿に、代を重ねる中で強かさを培った三代の「血」を感じさせるラストだった。 それにしても加賀谷、っつか由香、ひでーなw 
★3 - コメント(0) - 2014年12月31日

読書メーター登録100冊突破記念作品。警官一族の大河小説、こんな作品は初めてで新鮮な感じがして面白かったです。これからの展開が愉しみです。警官の条件に続く。【図】★★★☆
★2 - コメント(0) - 2014年11月23日

★★★★★
★2 - コメント(0) - 2014年9月18日

物足りなかった。
- コメント(0) - 2014年9月9日

再読したが。3世代の物語にしては、最後がすこし物足りないかなーーー
★2 - コメント(0) - 2014年8月29日

2007年このミス1位だったので読んでみた作品。祖父の死の真相を子があばく。以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file5/neta4203.html
★4 - コメント(0) - 2014年8月12日

★☆☆p.378「俺たち警官は境目にいる。白と黒、どっちでもない境目の上に立っている。俺たちのやっていることが市民から支持されている限り、俺たちはその境目に立っていられる。愚かなことをやると、世間は俺たちを黒の側に突き落とす。すべては世の中の支持しだい。それが警官だ。」警察官の矜持として???
★2 - コメント(0) - 2014年7月20日

組織の中で上手く泳がないと破滅する。道警シリーズでも警官の敵は警察みたいな内容があったが、その流れは変わらないのだろうか。謎解きは物足りないが、3人の人生を丹念に描いて面白い。星3つ。
★2 - コメント(0) - 2014年7月2日

三代に渡る警察官の物語。三代目の和也の調査により祖父の死、父親の死の謎が明らかになっていく。大きな盛り上がりは無かったですが、読みごたえのある作品でした。
★21 - コメント(0) - 2014年6月17日

三代に渡る警察官の物語、清二時代が1番素直に読めた、赤軍派の潜入捜査に関わった民雄になるとちょっと長いなと。和也の時代になっても清二の同期が黒幕として関わってくるあたり、やっぱり長かった。
★4 - コメント(0) - 2014年6月11日

とっても良かったです。最後に清二の死の真相が分かるのですが・・・。 正直言って長い話で忘れてました。 清二編はどちらかというとほっこり、最後に死んでしまいますが。 民雄編が一番内容的にきついかな。和也編はあっという間に終わってしまったので続編の警官の条件を早く読もうと思います。
★5 - コメント(0) - 2014年5月14日

kei
清二、民雄、和也。 警官としての三人には個性が表れていますが、家庭人としても同様で、そこには時代が表れているように感じました。 妻に安定した暮らしをさせたいと願い、警官になった清二には、家族を養うという気概が感じられます。 民雄の結婚には、夫は外で働き、妻は夫を支え、家庭を守るものという時代の風潮が見えます。そして、和也になると、夫婦や家庭に決まった役割が感じられなくなるんですよね。(続く)
★2 - コメント(1) - 2014年4月26日

いい話でした。和也の時代は、急展開してしりすぼみで終わるのかなぁ~と思って読んでいましたが、なんのなんの、ラストの数ページで胸がスカッとしました。思わず叫びそうでした。「和也、頑張れ!!」
★14 - コメント(0) - 2014年4月16日

安城清二、民雄、和也の親子3代に渡る警官の物語。軸となるのは清二の死の謎と彼が追っていた事件の謎。とにかく真相が知りたくて一気に読んだ。ただ、ちょっと期待しすぎたかもしれない。犯人は途中でわかってしまったし、真相にはガックリ。でも、この物語はミステリーというよりかは、正義とは何か?警察官の中にある正義とは何かを考えさせるものかもしれない。時代が変われば正義も変わる…。変わってはいけないと思うけど。2代目の民雄の物語が一番読みごたえがあった。
★8 - コメント(0) - 2014年4月13日

下巻は一気読み。落ちが小気味よい。親子共々食えない早瀬。3代目はたくましい!
★8 - コメント(0) - 2014年3月28日

民雄から和也へ。祖父、父、孫と受け継がれた警官の血とは? 正義の血は、正当なものから時代に沿った歪曲なものへと様変わりしていく。でも、根底には揺るぎのない正義感があることで救われた気がします。
★5 - コメント(0) - 2014年3月10日

長かったけど、一気に読みました。祖父の気にかけていた事件が、子、孫に引き継がれて解決(と言っていいか?)に向かっていくという、コンセプトが良かったです。祖父の事件の真相は結構分かりやすかったし、確信の情報を持たらした人物もやっぱりだった。でも、3人のそれぞれの人生はは、ハラハラして楽しく読めました。見逃したドラマも観たい!
★5 - コメント(0) - 2014年1月7日

おもしろかったのにダラダラ読んでしまい失敗しましたそんな私に言われたくないでしょうが最後はちょっと物足りない感じでした
★3 - コメント(0) - 2013年12月9日

上巻、下巻合わせて、一気に読み終えました。昭和、平成と約五十年間の親子三代に渡る警官の血。物語の底に流れるのは、市民生活の安寧を求め続けた現場の警察官の矜持。終盤の和也の御守りのホイッスルがたまらなく胸に残りました。「警官の条件」の最初の部分だけ、拾い読みしてたので、加賀谷係長のくだりは、デジャビュ―に囚われました(笑)
★8 - コメント(0) - 2013年9月15日

dad
あっという間に読了。でも正義の定義とは?
★2 - コメント(0) - 2013年9月1日

ずーっと引っ張った事件の真相は、呆気ないほど想像どおりの単純なことで、ちょっとがっかりだった。あといきなり和也が先輩を陥れる優秀な警察官になったことも…!ただ親子三代同じ血を引きながら、違ったタイプの警察官になり、でもある意味目指すものは一緒だったというところには感動である。我が子達には親の背中を見せたつもりだったが、結局誰ひとり同じ道を歩んではくれてはいない。しかし自分と同じ血が流れているのだから、目指す気持ちは伝わっているものと信じていたい!
★13 - コメント(1) - 2013年8月25日

長かった・・・。第二部の息子の代の話の続きから始まり、第三部ではさらにその息子が刑事を引き継ぐものとなっていました。事件も去ることながら、壮大な戦後日本の歴史を読んでいるようで、面白かったです。例の事件の真相はやはりといった感じでした。
★68 - コメント(0) - 2013年8月3日

評価A
★1 - コメント(0) - 2013年6月3日

日本の警察小説だとどうしても、組織そのものや、時代背景が色濃くなっていくのだろうか。とはいえ、親子3代にわたる大河ドラマを連想させる力作だった。
★5 - コメント(0) - 2013年5月10日

最後が期待してたほどではなかったけど かなり満足の1冊です。3代にわたって警察官なんて素敵。 自分は上巻からちょっと日を置いて下巻を読んだので こんどは1日に上下巻読んだらもっと臨場感(?)高まるな~って 思いました★
★4 - コメント(0) - 2013年5月8日

警官の血 下巻の 評価:64 感想・レビュー:208
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