星新一 一〇〇一話をつくった人

星新一 一〇〇一話をつくった人
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星新一 一〇〇一話をつくった人はこんな本です

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星新一 一〇〇一話をつくった人の感想・レビュー(265)

昭和の借金王の落とし前をつけた20代。日本SFのトップランナー。前衛。取りたくても取れなかった文学賞。安部公房・小松左京・筒井康隆への複雑な思い。 周囲を驚かせる毒舌。それでも愛される人柄。 1001話書き上げ、燃え尽きた後、タモリの別荘で流した涙。
- コメント(0) - 1月2日

完全に狂っていたのだが、常に最後まで狂っていたため、狂っているとは誰にも気付かれなかった。名著。
★2 - コメント(1) - 2016年12月30日

小学生の息子が星新一のショートショートに嵌って読みふけっているのを見て,懐かしく思い手に取って見た。500pを超える,内容も重たい本だったが,一気に読むことができた。「人民は弱し,官吏は強し」を読んでいたので,何となくは知っていた星製薬のいざこざがSF作家星新一を形づくるあたりが一番おもしろい。後半は,懐かしいSF関連の人名がたくさんでてきて,日本のSF発展期の裏話がたくさん読めておもしろかった。矢野徹,小松左京,筒井康隆,新井素子,ホシヅルが載ってないのが寂しいW
★5 - コメント(0) - 2016年10月23日

2007年刊。◆実に著者らしい粘っこい、星新一の評伝である。◆星新一といえば、子供向けショートショート1001編というイメージで語られるのだろうし、間違いではないのだろうが、数少ない個人的な読破歴からは、手塚治虫に負けずとも劣らない日本SF小説の天才というもの。この印象は本書で益々強まった感がある。だいたい、あの筒井康隆が星をして、自らの着想の源泉と公言し、私淑していた相手となれば猶更。◆が、山あり谷ありの星の人生は凄まじい。昭和31年頃までの星製薬の御曹司だった「親一」時代と、以降の作家「新一」時代。
★18 - コメント(3) - 2016年7月28日

その人のそのエピソードまで今必要?というような、注釈的なことが本文にちょいちょい出てくるので、かなり後半に行くまで、読んでいてもどかしかった。調べた事を全部ぶちこむような貧乏性的な文章ではなく、もっといらないところを省いてギュッと密度を濃くしたら、まぁまぁライトな星新一ファンの人達にもたのしめる本になったと思うのだけど。。。
★4 - コメント(1) - 2016年5月10日

ベストセラーというだけでなんとなく手を出さない天邪鬼なあたしは、絶対音感がランキング上位にあるときには買わなかった。しばらくして立ち読みし、これは!と思ってすぐに買って貪るように読んだ。最相葉月は徹底したインタビューで輪郭をつくり上げる、いわばハルバースタムのような作風。その著者が、昔から好きな星新一を書いたと聞けば読まずにはいられない。手塚もそうだが、若くして「神様」になってしまった書き手という業を抱えたヒト。この気持ちは分からないでもないが、あたしにはそこに踏み出す根性が欠けているような気がする。
★7 - コメント(1) - 2016年3月31日

身内じゃなくてよかった、単なる1ファンで本当によかった(^^;;
★70 - コメント(0) - 2015年10月28日

作家・星新一の伝記。父の事業を継ぐことに失敗したことが影を落とし、SFショート・ショートが不当な評価を受けながらも、多くの読者を獲得し、1001の作品を生み出した生涯が描かれる。推理小説の庇を借りていた草創期のSF界も興味深い。多くの人びとが登場し、数多くの資料と人に取材したのがうかがわれ、質量ともに分厚い評伝に仕上がっている。
★43 - コメント(0) - 2015年10月18日

最相葉月の本かぁ,と手にした本。550ページもあり借りてから後悔しました。別に目的があって借りたわけではないのでつまらなかったら止めればいいし,と思っていました。文学関係の賞には無縁で,気にしていたというくだり,SFというジャンルを切り開いてきたという自負,そのSFの中のショートショートという職人芸のような狭い分野で,原稿料的にも,評価されずにやってきたということでした。「おもしろいか」「売れるか」という言葉を編集者に言っていましたが,星氏の立場の裏返しのように思います。
★2 - コメント(0) - 2015年8月12日

知りたくない話がないわけでもない。それでも読みたかったのだよ。
★5 - コメント(0) - 2015年6月13日

星新一が本を書き始めるまで200頁。でも長いとは感じなかった。
★1 - コメント(0) - 2015年3月18日

星新一の人生を描いたノンフィクション。SF作家時代のよく知られているエピソードから、今まで語られなかった星製薬の社長時代のエピソードまで膨大な資料の読み込みを通して丹念に描かれている。後藤新平からタモリまで、ここまで幅広い人間が関わる伝記は他にはあるまい。
★6 - コメント(0) - 2015年2月28日

下巻は、星「新一」以降の話。やや冗長な気もしましたが、人気作家として名声を得た星新一の苦悩が緻密に綴られています。「何で僕には直木賞くれないのかなぁ」ってとても素直ですね。ノンフィクション作家として評価の高い著者ですが、これだけのものを書くのには苦労もあったのだろうなと思わせる取材力。
★3 - コメント(0) - 2015年2月26日

聞いたことは全部書かねばという気持ちが先に立つのか、冗長感あり。でも、著者の調べ手書き手としての誠実さゆえか、引き込まれて五百余ページを読み切る。戦時中の付属中の精神風土が印象に残る。
★4 - コメント(0) - 2015年1月18日

今年は最相葉月さんの著書を幾つか読もうと思っており、その最初の1冊は僕が高校時代にハマった星新一を描いた評伝だった。僕らは星新一の作品の発表順などおかまいなしに片っ端から読んでた感じだったが、発表順に読み直してみたらどうかと思うと興味津々。小学生への読み聞かせでショートショートを使おうと思って『ボッコちゃん』を読んでみたが、確かに出てくる事物が現代に合わない箇所も幾つかあって、結局読み聞かせの題材としては使わなかった。星さんもそういうのを気にして改訂に相当時間を費やしていたというのは納得。
★7 - コメント(0) - 2015年1月5日

読書の楽しみを教えてくれた大好きな星さんの評伝は即文壇史になっているかのようです。苦渋多難の人生を乗り越えたバックボーンがあってそのエッセンスを絞り綺麗な上澄みのみを使う良質の作品の数々だったことを教えてくれました。
★6 - コメント(0) - 2014年12月19日

以前より気になっていた評伝をようやく読了。書籍の厚みから当然読むのに時間はかかったが、丁寧な取材を経て世に出た本だけにとても充実した読書時間となった。評伝の終わりはその人との別れを意味する。だから読み終わるのが本当に辛かった。まだ少し星新一に浸っていたいので、次は彼の内面を少しでも垣間見るべく、エッセイ集にチャレンジします。
★4 - コメント(0) - 2014年10月6日

 星新一の作品は小学生の頃からいろいろ読んでて、好きな作家さんの1人ではあったが、作家自身については何も知らなかった。  読んでビックリ、母方の大叔父に森鴎外という血筋の良さ、跡継ぎとして育ち、普通に東大で学び、若くして社長。そして倒産。少女小説も顔負けの悲劇の御曹司ぶりに、なんだかドキドキしてしまいました。笑。
★4 - コメント(0) - 2014年8月13日

おそらく一番つらかった時期は、そうそうに長老扱いされてしまったあとではなく作家になる前の時期でしょう。ふつうならかばん持ちから始めるであろう仕事を通過せずにできないことをやらされて、責任だけがついて回り、なおかつ本人が責任感が強い人間なら悪夢でしょう。
★4 - コメント(0) - 2014年4月20日

最相葉月の最新刊「セラピスト」の事を知って、以前読んだ「絶対音感」がよかったので、図書館に予約をしようと検索していたら、えっ?「星新一」?そんな本出してたの?娘が小、中学生の頃好きで、最近出た文庫本も買ったばかりだというのに、考えたら星新一ってどんな人か全く知らない!これは面白いに違いないと飛びつきました。面白いというより感動したというか…こんな身近な時代に、こんな風に生きた人なんだ… 改めて星新一の作品を読み返したいと思いました。
★4 - コメント(0) - 2014年4月6日

星新一を読み返そうかな。良い作品です。
★2 - コメント(0) - 2014年4月4日

小学生の一時期、熱病に浮かされるように星新一の本ばかりを読みあさっていたことがある。子どもにもわかりやすく、奇想天外な設定と発想ながら、リアリティのあるストーリー展開は、今でも多くの人の心をとらえて離さない。この本は、そのオリジナリティ溢れる物語の数々を、血を吐くような想いで紡ぎ出し続けた星新一その人の物語である。膨大な資料、本人とかかわりのあった数多くの人々へのインタビュー、そして星新一の遺品の数々から、星新一の本当の姿を浮かび上がらせた、最相葉月の筆力と執念には、ただただ脱帽。
★4 - コメント(0) - 2014年3月15日

K
彼自身について、彼が過ごした時代について、彼の周囲の人々について。 詳しすぎるほど星新一について書いてある。その姿はとても人間らしいものだった。不思議なことに星新一のショートショートはたくさん読んだ記憶はあっても時がたつとどういう話だったか忘れている。でもその作家の名前と「面白かった」という感覚は残っている。また彼の作品に再会したくなった。
★5 - コメント(0) - 2014年2月22日

Ted
'07年3月刊。◎力作。奇想天外な発想はアイデアマンだった父から、簡潔な文体は鴎外を生んだ母方の家系から譲り受けたものだろう。逆説的だが短編小説を書くのは長編よりも難しくエネルギーを消耗する。40歳が限界と言われる中、1000篇以上生み出すのは並大抵ではない。短編小説家・芥川が35歳で自殺したのも頷ける。枚数で換算される原稿料からすれば割が合わないと思うのは当然だが、それでも書くのは「読者へのサービス」だと強調する。それでも殆んど薬漬けの状態で書いて漸く出来た作品を暇潰しに読み捨てられては堪らないだろう。
★7 - コメント(0) - 2014年2月16日

星新一の伝記セキストラに秘められた悲しい過去など。SFはこの人、この本なくしては語れない!!
★5 - コメント(0) - 2013年11月17日

星新一の生い立ちから、父星一の業績と苦難、ショートショートを書くに至った様子や交友関係など、よくこれほど描けたものだと感心。そこから浮かぶ新一の作品に対する研ぎ澄まされた姿勢に脱帽。未来に長く残る作品にするため、子どもたちにも読みやすいものにするためのことば選びなど、ショートショートを書くため の絶え間なく長い、言葉の積み重ねがあったことが伝わった。新一の心や目は、残された人々に永遠に宿り未来を見つめ、そのうち新一に「おーい きたよー」と話しに行くことだろう。新一の作品を読みたくなった。
★13 - コメント(0) - 2013年9月28日

当時のことが色々かかれている。
★2 - コメント(0) - 2013年8月23日

星新一氏の作品は学生のときに親しんだ。読み終えたときに足元の床をすこんと抜かれて奈落の底に落ちるような気分味わったり、頭の上のもやもやが急に晴れるような爽快感を感じたりして、そのおもしろさにしばらく夢中になって読んだ記憶がある。このような作品を作り出す作家とはどのような人物だったのか、家族背景や星氏が生きてきた時代、日本SF界の歴史とともに紐解かれていく。波瀾万丈な星氏の人生を基礎として、あのような透明感のある作品群が紡ぎ出されたのだと思うと、ただただ感動するのみであった。
★3 - コメント(0) - 2013年5月18日

膨大な資料と関係者多数への取材を基に書かれただけあって、あの時代そんな事があったのかと驚くようなことが満載で面白かった。日本SF黎明期を知るとても興味深い本。1001話達成までのカウントダウンを描いた章が一番好き。
★2 - コメント(0) - 2013年3月24日

すでに文庫版が出されて久しいけれど、出版された07年に購入して積読状態だった単行本をようやく読了。 『青いバラ』で魅了された文体や構成力はそのままに、星新一その人の人生のみならず、大正末期から平成初期への日本の移り変わりやSF文学の発展史にも言及した力作。 それにしても、今なお多くの人に読まれる作品を生み出し続けた作家の労苦と、その繊細な心根には心を打たれます。実はまったくと言ってよいほど、星新一の作品を読んだことがありませんが、是非読んでみたいと思うのでした。
★3 - コメント(0) - 2013年2月11日

これを読んであんなに好きだった星新一の作品を全然覚えていないことに愕然。再度星新一を読み直していこうと思ったのでした。
★3 - コメント(0) - 2013年2月10日

【図書館】
- コメント(0) - 2013年2月4日

大変参考になっています。
★2 - コメント(0) - 2013年1月6日

図書館本。わたしが80年代にSFを読みまくった時には既に盛りは過ぎた、という印象で、何冊か読んだものの入れ込んだことはなかった。それでこの本も買わずに借りたのだが、読んで打ちのめされた。時代、社会、戦争、それらに翻弄され、ショートショートをひたすら作る人生を選んだ星氏。心の傷は表面は癒えたように見えても、しっかり刻み込まれそうそう治るものではないのではないか?SFというジャンルを日本で確立するのがこうも大変だったとは知らなかった。古い作家名が沢山出てきて懐かしくなった。思いもかけず読み応えのある本だった。
★11 - コメント(2) - 2012年11月15日

久々に返却期限ギリギリまでかかって読みました。星新一の本を相当数読んだのに、星新一と言う作家さんに関してはまったく知らなかったので非常に興味深い話ばかり…だったはずなのに、何故か集中力が30分程度しか保たず時間がかかったわけです。何もかもてんこ盛りすぎたからでしょうか。星新一が森鴎外と近い親族だったことも、製薬会社の御曹司だったことも、彼が「SF」というくくりに入っていたこともこの本で初めて知りました。また読みなおしてみたいですね。全集的な本、あるのかな。
★3 - コメント(0) - 2012年9月26日

この本は、星氏個人の伝記であると同時に、 日本のSF小説というジャンル自体の伝記でもあります。 ショートショートという短い小説は、 長い物語を短くしたわけではなく、ものごとの本質を 簡潔に言い表したからこそ、短いのですが、 星新一という作家が なぜそういう作品を書けるようになったのか、 そして、書き続けられたのか。 徹底したジャーナリスティックな取材と表現力で描いていきます。 星新一という人物の人柄や作風をよく反映した伝記に仕上がっており、 きっと星さんも、天国で喜んでいらっしゃるだろうと思いました。
★4 - コメント(0) - 2012年7月31日

図書館にも本屋さんにも星さんの本はたくさんあるし、1001話ってすごいけどまぁそれくらい書いたんだろうなーと軽く考えてしまいがち。でも1001話書きあげるまでの努力、苦労、それなのに文壇に認められない悔しさ・・・あの飄々としたちょっと不思議なお話の数々を作った人がこんなに人間くさかったんだと新発見でした。とても読み応えある評伝です。
★3 - コメント(0) - 2012年7月28日

綿密な調査に裏付けられた、力作です。 しかし、評伝内容が、怖い方へ寄りすぎているように思いました。 前人未到、たった一人の世界は厳しさ一杯だったのでしょうが、もう少し、プラスの視点があっても良かったのにと思います。
★3 - コメント(0) - 2012年6月16日

日本SF界を引っ張ってきた3人のうち、最も先駆者である星新一の生涯を詳細にレポートしたドキュメント。葉月さん、いつも通りすごいな。 読んでたけど、本人についてはあまり知らない星新一。星製薬というすごい会社の御曹司ってことも、会社存続の危機を背負っていたことも知らなかった。1001話のうち何%を読んだのだろう。改めて、全編を読み返したいところだなぁ。 「死なないことに決めている」星パパ。すごいな。 SF黎明期のそうそうたるメンバーの名前が次々と登場し、その名前を見るだけで興奮。筒井ファンを再確認した一冊
★2 - コメント(0) - 2012年2月29日

星新一 一〇〇一話をつくった人の 評価:84 感想・レビュー:97
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