ヴァインランド (トマス・ピンチョン全小説)

ヴァインランド (トマス・ピンチョン全小説)
あらすじ・内容
『重力の虹』から17年の沈黙を破った超ポップな快作、徹底改訳&絶品解説!

1984。夏の朝。いまだ元妻への思いを断ち切れぬ中年ダメ男ゾイド・ホイーラーと、母を求める14歳の娘プレーリーの運命が動き出す。巨大なシステムに追われながら〈時〉と対峙することになるとも知らずに――。ピンチョン全作品中屈指のリーダビリティ、満載のギャグ。圧倒的なドライヴ感を醸し出す改訳決定版、ついに登場。

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ヴァインランドはこんな本です

ヴァインランドの感想・レビュー(150)

Z
の家は、母親は出ていき、娘と父が給付金頼りに暮らしている貧しい家。父は元ヒッピーで、その時代のカルチャーの名前がうじゃうじゃ出てくる。ある出来事を端緒に、娘が父親の知己を頼りながら放浪し、過去のアメリカの反体制(左翼からヒッピー、あるいはロックまで程度は違えど)を振り返る。別に反体制を呼び掛ける小説ではなく、最終的にエマソンが引用され、応報律が通用する程度の家族や友人等の人間関係の拡大や世代知の伝達が行われ、インディアンがいた頃、そうした社会システムだったと夢想される。理想的といえば理想的だが、別にフィク
★5 - コメント(1) - 3月5日

Z
ションであり、こういう小説あっていい。
★4 - コメント(0) - 3月5日

Z
おそらく映画化されたl.aヴァイスと同じくらい、あるいはそれよりも読みやすい。ピンチョンは数学的な道具を世界観に持ってきたが、今回は、応報律(良いことをすれば良いことが、悪いことをすれば悪いことがかえってくる)、という未開の道徳的な因果律をベースにしてるので、評価は別れるにしても別に難しくない。(といっても難しい考察は出てくるが)時は80年代、レーガン政権の頃を舞台にしている。新自由主義者は経費削減で家族とかいう上に、それらが古典的な家族像(アメリカではキリスト教がまじったり)だったりするのだけど、主人公
★5 - コメント(0) - 3月5日

本を読む人はいつでも冒険ができるんだということを再び思い知らされた。西海岸で繰り広げられる権力と持たざる者たちのチェイスはスリリング以外の何物でもない。現代アメリカ文学の雄ピンチョンの作品は手放しで読み易いとは言えないが、作品を流れるサーフミュージックに身を任せるようにしてしまえば、決して難解ではない。複数の階層が重なり交じり合う構造は中毒的な面白さ。80年代ポップカルチャー、ドラッグ、メディア、音楽、レーガンのアメリカ、アメリカから見た日本の文化。完全にハマった! 少し休憩したら、またPに行こう。
★22 - コメント(1) - 2月10日

NAO
麻薬汚染、左翼主義、軽快なポップミュージック、台頭してきた日本文化。そういった時代背景の中でピンチョンが作り出した架空世界、ヴァインランド。権力の象徴ともいえるブロック・ヴォンドの存在の、なんとアメリカ的なことか。麻薬中毒ながら懸命に娘を育て、いまだ元妻への思いを断ち切れないゾイド、半端じゃない父親に育てられながらも健気でかわいいプレーリー、くの一のDLと、魅力的な登場人物が縦横無尽に奇想天外な架空世界を駆け巡る。
★55 - コメント(1) - 1月8日

池澤夏樹の世界文学シリーズよりさらに改訂のされた訳がこちらのようだ。そのためか、読みやすかった。読みやすいなんてもんじゃなく、疾走してしまった読書。ポップでパンクでロックで、国家権威なんてバカ野郎、こっちにはヴァインランドだぜ!とでも言おうか。感想にならない。今回は、ピンチョンよりも訳者の佐藤氏の仕事に声もでない。彼のまとめを理解するには、あと2回ほどは読まなくてはいけないだろう。これぞ解説というものではないだろうか。ピンチョン初読みには、こちらがおすすめかと思う。
★155 - コメント(3) - 1月6日

ピンチョン三作目は学生運動の話。まずは一言、なんちゅう自由! V→IVと読み進めてきて、随分とピンチョンワールドには慣れた気でいたけれど更に上を行っていた。まさか巨大爬虫類やくノ一が出て来るとは。サナトイドに至ってはどう表現したものか? エロカッコいいくノ一DLと、実は出来る男タケシの三枚目っぷりが最高! でも秒速24コマの結末は何とも遣る瀬無い。権力のある二枚目の男を拒絶するってのは、女には厳しすぎる試練だわ! 反体制の魂を持ったフレネスの葛藤は深かった筈。相変わらずの躁鬱っぷりで、ホント病みつきです。
★3 - コメント(0) - 2016年10月8日

CCC
ポップカルチャーの持つ重み
★5 - コメント(0) - 2016年8月8日

初ピンチョン。かなり好きなテイストなんだけど(忍者、音楽、ヒッピー、キャラの濃さ)、情報量の多さに今回は気力と体力が追いつかず、なんとか読み切る。時代背景や固有名詞をもうちょっと知ってから再読したい。
★3 - コメント(0) - 2016年7月25日

小さく派生していく数多の話はやがて大きな菩提樹のような東洋的な樹のイメージをもたらす。アメリカ狂騒と混沌の時代。カウンターカルチャーにレーガノミクス…米国の歴史にまつわる固有名詞の連発が皮肉なのかギャグなのか終始苦笑。ゾイドにヘクタ、ヴォンドにタケシ。クレージーで脇のどこか甘い男達(60年代ヒッピーなオッサン)によるパルプフィクションかと思いきや完全なる女の物語だと思った。女忍者DL、フレネシ、ゾイドと共にやがて独りで時空間を旅する時をかける少女プレーリー…それぞれの人生は生きる事がカルマで調整される。
★48 - コメント(2) - 2016年7月21日

ドラッグとテレビとコミックとロックで大量消費的な安っぽいノリで、理想に絶望し悪漢に屈した母の半生を様々な人の視点から語る物語。一見コミック的な笑いと悪ふざけだけで軽ーく読めるが、その情報量は膨大で絶望が見え隠れする。舞城好きなら好きになるはず。
★4 - コメント(0) - 2016年6月18日

DLはデブラージじゃなくてダリル・ルイーズ。それはさておき。憎みきれないろくでなし、ヤク中、女忍者等々の間を、あの時代に喫した予定調和的敗北と裏切りの隙間を、狂騒のカルマが駆け抜けていく。ようやく忘れた(つもりになっていた)15年前の因果は、権力の伏魔殿が吐き出す0と1のイタズラで再び動き出し、今や中年になったかつての若者たちが抱えた後悔と懺悔を容赦なく蒸し返し、子供は無垢な好奇心を膨らませる。反権力の夢を見た彼ら彼女らを糾弾し追い詰めているようで、著者の眼差しは暖かくユーモアに満ちている。爽やかな読後感
★3 - コメント(0) - 2016年2月27日

【第55回 海外作品読書会】ディストピア小説にとっては因縁の1984年である。鉄の踵が踏み固め、新ナポレオンが産声をあげ、ビッグ・ブラザーが微笑みかけた1984年前後のアメリカは、WG事件やベトナム戦争の敗戦により国民の政府への不信感が高まり、パラノイア・フィーバーに浮かされていた時代。ここが底さと上り調子のアメリカで、パラノイアときいて黙っていられないピンチョンが書いたものは、未来へのタイムマシンと見せかけたデロリアンに乗ってのカウンターカルチャー全盛の60年代アメリカへのタイム・スリップだったとさ。
★3 - コメント(0) - 2016年1月28日

エセ忍者、カルマ調整師、語りだす死者、大学での事件と映像集団たち…。暗い歴史の先にある「ホーム」を目指す大作。ピンチョン挫折したとか情けないことをいってる場合じゃない。
★30 - コメント(0) - 2016年1月2日

いつものピンチョンらしく登場人物が多く、今誰の話なのかも不明瞭なところが一筋縄ではいかない小説なのですが、天邪鬼な私はこの手の小説に惹かれるのです。登場人物が俗語混じりで話すシーンが多く、映画を見ているような感覚で読めた。赤ん坊のプレーリーが可愛く描かれていたのが良かった。
★3 - コメント(0) - 2015年12月21日

女装した中年キチガイ男による”窓破り”なるエピソードから始まり、のっけからどないやねん!とツッコミを入れたくなりつつ、気付けばグイグイ読めちゃう面白さ。キャラの立つ登場人物に、60、80年代のカルチャーアイコン、馬鹿々々しいギャグの数々。”ピンチョンは難しい”なんてイメージが一掃されるポップさ。終盤にはホロリきそうな場面もあったり(プレーリーとジャスティン、微笑ましかったなぁ…)。まぁ相変わらず話は飛ぶし、回収されないものは永遠に回収されない。ただピンチョン作品の中では比較的めでたしめでたし感が強かった。
★9 - コメント(0) - 2015年11月15日

回想してから一向に戻ってこない。あと、怪獣の足跡はどうなったんだ。
★2 - コメント(0) - 2015年5月24日

あ、あ、あほうであるー!読書でこれだけ爆笑したのは何年ぶりだろ。TV番組や映画、音楽など無数の固有記号を散りばめつつハイテンションで突っ走っていく超ポップな物語。とにかく、シャブ中のドスケベジャップ、フミモタ・タケシと怪しい忍術を操るくノ一・DLチェイスティンのコンビが反則級なまでに笑わせてくる。言うもはばかる忍法奥義「チンピラ・ゴジラ」って何なんですか先生。こうした笑いに縦軸としてのアメリカの歴史を組み込んでいく辺りはさすがのピンチョンと言いたい所だけど、まずは単純に快哉を叫びながら楽しむべし。最高だ!
★54 - コメント(0) - 2015年5月3日

全訳シリーズを順に追って『重力の虹』の後なので(正確には初期短編『スロー・ラーナー』を挟む)またもあの文明の迷路に迷い込むことになるかと思ったが意外なことになんとか迷わずに出てこれた感あり(迷うことも読書における楽しみなのですが)。最後、プレーリーから溢れた慈悲に心が震えながらも、分かりやすく悪が痛い目を見る展開に「え、そんなんでええんか?」とヘクタ節。しかし佐藤良明(aka サトチョン!)の解説を読むとこの時代の音楽が好きでこの小説に出てくる固有名詞でも「分かる分かる!」と思っていた自分を蹴りたくなって
★1 - コメント(1) - 2015年3月9日

gu
ピンチョンを読むと世界の見え方が変わる(ような気がする)。この小説が書かれているのと同じやりかたで現実も書かれているんじゃないかと錯覚する。「カルマ」の清算に向けて過去と現在の間をうねる語りは回想なんて呑気なものではない。人物とその一挙手一投足、一語一語が文化の産物であり引用物である、そんな世界では何かを虚構というのも馬鹿らしく、だから忍者がいてもUFOが見えてもゴジラが出現しても当然なのだと思う。ポップと謳いながら結構ずーんと来る。初ピンチョンなら本書より『V.』の方が向いているのではないかと。
★7 - コメント(1) - 2015年2月11日

ストーリーラインをきっちりと理解するの難しかったけど、読んでて楽しかった!ピンチョンお得意のコミカルな描写に溢れ、数多の登場人物それぞれが強い個性を持っている。早く話の続きが読みたい、というよりは、ずっと読んでいたい感じ。ページの隅々に作品のおもしろさがちりばめられている。ストーリーがスッキリしないと楽しめない人にはお勧めできませんが、個人的にはかなりお気に入りの作品となりました。いやぁ、ピンチョンはすごいなぁ。
★3 - コメント(0) - 2014年11月11日

Z
再再再再って何回か忘れたがまた読んだ。時間を巡る小説と、いったら、統一的に読めるだろうか?今までのピンチョンより、難解という感じはしない。変な理系の知識を使ってないからか。シックティーズがレーガン再選の頃を迎えたという世界感なのだが、単に歴史をなぞるというよりも、そこに擬似的な装置を付け加えて、歴史に対し、別の世界観を対置させようとしているというのが面白いところ。時間にたいする考察を深めて、論文ぽいものを書きたくさせる。いい本を手元において考えるとよく思考が進むというが、これはそんな本。また読みたい
★5 - コメント(0) - 2014年8月13日

ピンチョン初挑戦。精神障害者認定されて手当をもらって生活しているゾイド・ホイーラーは、娘のプレーリーと暮らしている。ゾイドは妻のフレネシの事が忘れられずにいる。そこに、取締官のヘクタが、検察官のヴォンドがゾイドを狙っていると告げに来る…。/出だしはこれでよかったかな?最初は謎めいた始まり方をするが、ここからゾイドとフレネシの過去を掘り出しにかかる。そうして今(現在)まで振り返って終了。”それで、何なの?”という印象が強い。特に東京やら忍者やらも登場するが、これって何なんだろうか。
★2 - コメント(2) - 2014年2月23日

Z
いやー好きだなぁ。ピンチョンにしては世界観は数学や物理理論を下敷きにしたわけではないので読みやすい。ロック好きには面白く読める。プレーリーが映画を観るシーンは名場面。論理をホメオタシス定常状態に回収し、過去と現在を交錯させて、支配的な風潮に対峙する。日本にもそろそろこういう小説を
★3 - コメント(0) - 2014年2月16日

なんだかいろんなものがハッキリしないまま話が進んでいってしまう感じ。登場人物はしっかり感情を出しているのに、行動にも移しているのになんだか受け身で。。でも冗長な感じはしなくて。むしろ次々と突飛な話が出てくるし濃い〜キャラがどんどん出てくるしでめちゃくちゃ話はおもしろい。これだけ登場人物が多いのに一人一人のキャラが濃いから滅多に出ない人でも忘れたりする事がない。でも、それなのにスカッとした感じで終わるわけでは無く、なんだかモヤモヤ感は残る。何なんだコレは。
★1 - コメント(0) - 2013年8月20日

80年代の米国と日本を舞台に、失踪した母親を追う娘のプレイリーが米国のメディア社会を彷徨っていく...話、たぶん。全体が見渡せなくて苦労したけど、こういう書き方ができることに圧倒されるというか、圧倒されているうちに終わったけれど、ピンチョンを読んではじめてちょっとたのしいと思えた。また読みます。
★4 - コメント(0) - 2013年7月1日

ピンチョンの空虚なる領域の全空間維持は全次元と全能を統一する国家主義を全人類に遍く浸透させる至上の古典破壊透過貫徹世界だ。「テクスト」概念すなわち古代文学遺産を壊滅せしめる根源はアメリカの先進性が出現させた異形のティラノサウロスと称すべき、古代幻想とは白亜紀に遡る。そこには文明介入さえ許さない原始の回帰点だ。未来永劫に続く宇宙化と巨大膨張論願望は誇大的ではなく数学的算出により成されていく。現代思想の化物が打崩したのは機械文明の再誕と最悪の人類起源史の再現はこの米国政治直裁批判として突進する暴虐竜の歪曲像。
★15 - コメント(0) - 2013年5月21日

再読。ゴジラの足跡の謎未だ解けず。
★1 - コメント(0) - 2013年5月20日

情報というかネタが多すぎるー。それでも気がつけば読み終えている疾走感。案内含めて非常に楽しめました。
★1 - コメント(0) - 2013年5月15日

GW後半に読んだもの・その2。トマス・ピンチョンの『ヴァインランド』を読了。カリフォルニアを舞台に、疾走感(スラップスティック感?)満載の一大巨編。とにかく情報量が多く、時間軸がぐちゃぐちゃなので読みづらいことこの上なし。クェンティン・タランティーノの諸作にも通じるものがあり、『パルプ・フィクション』あたりはこれを参考にしていないはずはないような・・・。
★1 - コメント(0) - 2013年5月5日

圧倒的な情報の洪水にのまれ、夢うつつになりながらも疾走する物語になんとか併走、そのうちランナーズハイのような心地よさが。随所にこれでもかって差し挟まれる、ポップカルチャーは一先ず脇に置いても十分に楽しめる。また巻末に付された解説はかなり充実していて、二度物語を楽しむことができる。
★2 - コメント(0) - 2013年5月5日

流石にこれは訳わかんない!正直、何が起こってるかよく分からなかったなあ。文章がポップすぎてついていけないとこしばしば・・・。けど、途中で投げ出させない魅力があったなあ。不思議な感覚。巻末のタコグラフな時系列表みてはじめてこんな流れだったんだなあと認識。
★1 - コメント(0) - 2013年3月21日

前作から17年の沈黙を破って…。じゅ、じゅうななねん、うぅ。
★1 - コメント(0) - 2013年2月17日

オモチローイ!『LAヴァイス』も良かったけど、こちらの方がより好み。わたしにとっては憧れと幻想でもある60年代ポップカルチャーのアイコンが散りばめられた、嘘と真実に塗れたアメリカの正史。まるで馬鹿げたお祭り騒ぎのように、たくさんのイメージがばん!ばん!と読者の面前に浮かんでは「でもこれって実は本筋にはあんま関係ないんだけどね☆(テヘペロ)」と消えていって、それに茫然としながらもグルーヴィに物語は進んでいく。うっひゃほーーい!って、まるで『Dr.スランプ』みたいに、ウンチ持って駆けていく自分が本の前にいた。
★26 - コメント(6) - 2013年2月14日

 一回見ただけではほとんどわからない。解説見てようやくつかめたようにも思えるけど、それでも全体の1割にも満たない理解かもしれない。文学の相対性理論のような作品。現実と幻想、正気と狂気、生者と死者、現在と過去。ここの中では全てが平等に描かれていてほとんど区別されていない。だからこそ、どんな切り口・視点からでも新しい発見ができるのかもしれない。改めて、再読したい。
★3 - コメント(0) - 2013年1月11日

読みやすいという評判なんだけど、僕はちょっとツラカッタ・・・。いや、おもしろいんだけど、視点のばらつきと土地に関する執着、テレビなどのサブカルチャーに関する知識に呆然としながら、読んで笑っている俺はほんとに理解しているか不安になっちゃう。ピンチョン博士たちには怒られるかもしれないが、「百年の孤独」と比較したくなる作品。
★3 - コメント(0) - 2012年12月5日

1960年代から70年代へかけての、いわゆるポップカルチャーを表すさまざまな用語が次々と飛び出してくるのにはびっくりした。その当時の映画のタイトルや、流行の音楽R&Bのタイトルや歌詞、プレーヤーの名前などがぽんぽんと飛び出してくる。しかしこの60年代70年代のポップカルチャーにのめりこんだ米国は、二度のイラク戦争という悲劇の中に破滅していったのではないか。はたして新しいカルチャーは生み出されるのか。むずかしいことは抜きにして、とにかく面白かった。
★2 - コメント(0) - 2012年12月5日

舞台はかつてオーウェルの描いた1984年。眩しいくらい散りばめられた映画やコミック、テレビ(「1984年」のスクリーン!)、80年代を踏み越えながら読み進めていくと、労働運動や先住民への迫害、カウンターカルチャーの興隆といった、為政者の作るアメリカからは見えない歴史が紐解かれていく。牧歌的なラストシーンは、人間性を喪失した、コンピューターに象徴される現代のアメリカを嗤いながら、かつアメリカの見た夢を再現しているようにも見える。 にしてもピンチョン、パチンコのチューリップ台とかいろいろ詳しすぎでしょうよ。
★2 - コメント(0) - 2012年11月24日

ヴァインランドの 評価:84 感想・レビュー:54
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