不干斎ハビアン―神も仏も棄てた宗教者 (新潮選書)

不干斎ハビアン―神も仏も棄てた宗教者 (新潮選書)
あらすじ・内容
出家、改宗、棄教――。世界に先がけて、東西の宗教を知性で解体した男。

禅僧から改宗、キリシタン全盛の時代にイエズス会の論客として活躍するも、晩年に棄教。世界に先がけて東西の宗教を解体した男は、はたして宗教の敵か、味方か? 独自の宗教性と現代スピリチュアリティとの共通点とは? はたしてハビアンは日本思想史上の重要人物か――。その生涯と思想から、日本人の宗教心の原型を探る。

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不干斎ハビアン―神も仏も棄てた宗教者の感想・レビュー(58)

「キリシタン」という名の宗教だというとらえ方とか、宗教信者にとって理論破綻はあまり関係ないこと、など、なるほど勉強になった。宗教とは、信じることで楽になることが“出来る”という甘言で人をたぶらかしお金や財産を吸い上げるシステムであり、権力は宗教をひとつの道具として利用するものだと認識している私にとって、ハビアンは心強い味方のような気がした。ただ、「自分というものがボキッと折れるプロセスを経過しなければ見えてこない領域がありこと」との釈さんのことばには、きっとそういうことなんだろうな、という感覚もある。
★1 - コメント(0) - 3月11日

すごく頭が良く、そしてそれを自覚している。そんな姿が鼻に付く。かと思えば、林羅山にコテンパンにされたりする。禅宗を学んでいたのに仏教を捨ててキリスト教に帰依し、かと思えば棄教して幕府のキリシタン弾圧に手を貸す。友達にはなりたくないタイプだけど、凄いやつ。そんなハビアン。こんな人、他にもいた気がしたけど誰だったか思い出せない。
- コメント(0) - 1月9日

山本七兵が「近代的日本教徒の典型」としてきた不干斎ハビアン。「日本初の近代的自我」とも言われる彼の思想を、主著である「妙諦問答」と「破提宇子」を読み解きながら解き明かしていく。 山本の日本教との関係では、筆者は山本のいう日本教は先祖信仰等に触れておらず内容が不十分であり、ハビアンも先祖信仰に触れていないことを指摘する。そして、ハビアンは日本教徒であるというよりは、現代スピリチュアリズムの宗教的個人主義に近いのではないかとする。 キリシタン布教のあり様や歴史についても記述があり、それも面白かった。
- コメント(0) - 2016年8月15日

#756
- コメント(0) - 2016年7月27日

釈先生の出世作。思い入れたっぷりに不干斎ハビアンの宗教論が語られる。戦国末期のヒトながら、「近代的自我」を持って宗教と対峙したという指摘には心から納得。一方で、本書中でも引用されている中で指摘されているようだが、どうしても「共産主義者の転向者」が頭に浮かぶ。構造としては、軍国主義にどっぷり浸かり、敗戦をもって共産主義者となり、共産主義にも絶望したという世代は多いと思うねんけどなぁ。合理主義的なのかどうかはよく分からないけど、いずれにしても「近代的個」として生きたヒトであるとも思う。大作ながら一気に読了。
★2 - コメント(0) - 2016年6月9日

一キリシタンの伝記、みたいなつもりで読んでみたら違った難しかった。が、現代スピリチュアリティと絡めて考察している部分は、確かに宗教研究としては「禁じ手」だろうけれども、現代を読み解く一つの方法として、なるほどなと思う。...難しかったのでひとまずそんな。
★4 - コメント(0) - 2016年5月16日

安土桃山期、禅僧であったがキリスト教に改宗し、その後キリスト教も棄教した不干斎ハビアンについてまとめたもの。結局のところ、「各宗教の興味のある部分をつまみ食いはするものの、自分自身は決して変わらず成長もしない」という現代スピリチュアルムーブメントのはしりのような人物であったと読める。著者は、ハビアンへの評価がちょっと過大すぎはしないか
★1 - コメント(0) - 2015年2月11日

前近代の西洋と日本の国際交流によって生み出された特異な人物、ハビアン。ただ、著者のまとめ方には疑問が残った。
- コメント(0) - 2011年1月13日

おもしろい宗教論。
- コメント(0) - 2011年1月2日

既成宗教に沿わず、といって世俗にも埋没せずに一人生き抜く、「第三の道」を取る態度というのは、現代スピリチュアル・ムーブメントの先に期待するものであります
- コメント(0) - 2010年2月11日

評価E
- コメント(0) - 2010年1月27日

日本人の宗教観を俯瞰的に眺めるのに適した入門書でもあると思う
- コメント(0) - 2010年1月1日

日本人の宗教観がわかっておもしろい。
- コメント(0) - 2009年9月9日

比較宗教といわれても、無教養なので、なかなか読み取れず。2~5章の「妙貞問答」「破提宇子」の解説部分が面白かった
- コメント(0) - 2009年7月15日

★3
- コメント(0) - 2009年7月4日

映画化したら面白かろうなとおもう。反発は必至だが。
- コメント(0) - 2009年6月29日

文章ぐだぐだ。何を言いたいのか分からない、というより、言いたいことがないのではないかと勘ぐってしまう。単に文章が下手くそなだけかもしらんけど。
- コメント(0) - 2009年6月19日

とても刺激的で面白かった。ハビアンへの贔屓の引き倒しになってる感もあったが、宗教学者にとってはそれだけ魅力的な人物なのだろう。
★1 - コメント(0) - 2009年5月31日

この副題に興味を持ち、図書館で借り出し。ハビアンの存在を知らなかった。棄教したが、決してすべてを捨てたわけではない。いろいろ勉強になりました。
- コメント(0) - 2009年3月20日

http://d.hatena.ne.jp/ajita/20090213/p2
- コメント(0) - 2009年2月13日

宗教における実践とは。救われるのはいったい誰か。宗教における希望とはなにか。愚直なまでの鋭さは、多くの交友を経ると共に、自らの棄教を懐にして顧みなかった---。 その思想はそうして鋭さを増し危険に至ったのか?ハビアンが重要人物なのか?胡乱を待たずして決心を迫る一冊。
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ハビアンは非常に面白い人物だったと記憶している。
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これはたいへん面白かった。
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