日本の風俗嬢 (新潮新書 581)

日本の風俗嬢 (新潮新書 581)
あらすじ・内容
職種は? 収入は? 適性は? 成功の条件は? 働く「35万人」女性の基礎知識。

「そこ」で働く女性は三〇万人以上。そんな一大産業でありながら、ほとんど表で語られることがないのが性風俗業界だ。どんな業態があるのか? 濡れ手で粟で儲かるのか? なぜ女子大生と介護職員が急増しているのか? どのレベルの女性まで就業可能なのか? 成功する女性の条件は? 業界を熟知した著者が、あらゆる疑問に答えながら、「自らの意思でポジティブに働く」現代日本の風俗嬢たちのリアルを活写する。

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日本の風俗嬢はこんな本です

日本の風俗嬢の感想・レビュー(502)

岩波や中公といったお堅い新書レーベルは取り上げないと思われる「アウトロー」な話題を分かりやすく説明し、社会の世相を真摯に反映した内容でもある本書は、玉石混交な新潮新書の中での鑑だろう。性産業が貧困層の女性の最後のセーフティーネットとして機能する時代は終わり、業界内での格差(儲かる女性とそうでない女性の二極化など)や、本業(介護業など)と副業(性産業)の役割の逆転現象といった多様な問題が指摘されている。ストリップやオナクラなど、客と風俗嬢の直接的接触が比較的少ないと考えられる業種の実体についても気になった。
★4 - コメント(1) - 3月10日

【P.19】1957年施行の売春防止法が本番の価値を高めた 【P.23】売春禁止法では、個人が自由意志に基づいて行う単純売春(個人売春)は処罰規定がなく、売春の斡旋・場所の提供・勧誘等の行為のみが処罰されるため、違法店に勤務する女性や男性客が逮捕されることは基本的にない。売春を目的に路上で男性に声をかけ勧誘する行為は逮捕対象(売春の斡旋等に抵触) 【P.27】風営法により、店舗型性風俗店の新規開設は事実上不可 【P.150】インターネットの求人サイトが、雑誌やスカウト経由のみだった性風俗への入口を拡大した
★2 - コメント(0) - 2月20日

3+
★4 - コメント(0) - 2月20日

女性だけに許された「体を売る」という、金銭を得るための手段が、ある程度容姿が優れていないとできないというシビアな現実。風俗嬢が言うほど高収入にならないっていうのはまぁ言われてみれば確かに。相手したお客さんの数が収入になるわけだけど、物理的にそんなに相手できるのか、という問題もあるし。
★1 - コメント(0) - 2月16日

誰でも風俗嬢になれた時代は終わり、風俗嬢になるにも競争があります。そして、風俗嬢になれても大きな格差が存在しています。昔であれば風俗がセーフティネットになっていた人たちが、その網からこぼれ落ちてしまい、貧困に苦しんでいるんですね。鈴木大介さんの著書を読んで、貧困と風俗の関係性は知っていましたが、改めて本書を読み、身体を売っても生きていけない現状を認識しました。福祉の支援からこぼれ落ちる人たちにできることは何か。私たちは真剣に考えていかなければいけません。
★13 - コメント(0) - 1月27日

格差は風俗嬢たちの間でも生まれている。今や、風俗は誰もが簡単に大金を手に入れられる仕事ではない。
★1 - コメント(0) - 2016年12月23日

この著者は同種の書籍をたくさん書いているが、日本の社会が壊れつつあるのを痛切の感じる。
- コメント(0) - 2016年12月1日

風俗の世界は想像以上に厳しいらしい。
★1 - コメント(0) - 2016年9月10日

性風俗の「最近の事情」をまとめたルポルタージュです。一昔と比べると、学歴の高い女子学生もこの仕事に携わっているという事実には、根本的なところから見ると経済的な理由がかなり大きく、「貧困」が根深い原因であるのに大いに驚きました。今話題になっている「日本の貧困」がこんなところでも出てくるとは…。なかなか手に取りにくい書かと思われますが、異文化問題・日本の労働の問題をつなげて読んでみると、興味深いところが所々にあります。
★16 - コメント(1) - 2016年8月15日

フーゾクやんないと大学行けない、ってゆう世の中どうなん。同程度の貧困にあって、じゃあ、男子はどうしてんの。
★2 - コメント(0) - 2016年7月9日

私も助平な上にモテない男なので、風俗があって良かったと思う者である。近頃は余り行かないが、かつては大変御世話になった。その時にお相手して下さった女性の中には、今思い出しても手を合わせたくなる方々がいる。そんな風俗嬢のリアルな現実が書かれていて興味深い。現在は風俗に勤めても稼ぐのが難しくなっているそうだ。外見が優れていなければ採用さえして貰えなくなっているそうだ。逆に言えば、男ば遊ぶなら今である。ラスト、風俗は社会に必要とする立場の人達の新しい試みが紹介されている。良いと思う。私が感謝する嬢達の幸せを祈る。
★67 - コメント(5) - 2016年6月18日

著者は最初に「日本の性風俗」というテーマでの依頼を範囲が広すぎると思い「日本の風俗嬢」にスケールダウンして執筆したようである。中にはかなり衝撃的な内容もある「女子大生はなぜ風俗嬢を目指すのか」→「多くの女子学生は学業と生活の両立を図るために、性風俗に足を踏み入れている。」など。だが決して興味本位の内容ではない。著書は公平に現状を表すために「各種性風俗の採用偏差値」という数字まで用いて真剣に解説している。そして真面目に数々の(主として女性のために)問題提起をしている。万人に薦める訳ではないが読んで損は無い。
★51 - コメント(0) - 2016年6月16日

文字通りの肉体労働。リスクも高くやるからには高収入を目指さなきゃメリットがない。しかしながら、稼ぎたくても稼げない風俗嬢がいる現実が厳しい。
★2 - コメント(0) - 2016年6月9日

色んな意味で衝撃的でしたね…「学費のため」と割り切って働いちゃう現役女子大生、風俗の方が稼げるからと転向しちゃう元介護の風俗嬢たち…。応募が供給過多のため業界自体も儲かってないそうです。「お金のため、仕方なく」というセーフティネットとしての風俗は終わりを告げたのでは、と論じられています。だいたい平均クラスの風俗嬢でも収入はサラリーマン程度。拘束時間や勤務日数は短いかもしれませんが、ほぼ全員が定年まで働ける仕事じゃありません。貧困問題とも絡めて性風俗産業?の実態を記したものです。
★5 - コメント(0) - 2016年5月29日

同氏の「中年童貞」が鬱屈とした内容だったので心配だったが、こちらは非常にわかりやすく、現時点における性風俗業界の基礎的な知識を入れるには良い一冊だった。実際に風俗嬢として働こうとする女性の中には、知識が全くなく、せっかく様々な覚悟をしたのに、いざ問題に直面して困り果てるケースも多いようで。元々弱い立場になりがちな職業だと思うので、飛び込むならば是非こうした本などで武装してから戦っていただきたい。店舗型が新規に開店できず無店舗型だけになっているのは、可視化できなくなった以外の利点が薄いですよね。
★4 - コメント(0) - 2016年5月20日

本書によると、日本にある風俗店は13000店(推定)、風俗嬢の人数は32〜40万人(推定)だそうである。一大産業である。しかし、マイナスイメージで風俗は論じられ、「楽して儲けている」といった嫉みのような感情を伴って語られている。そうではないと、著者は論理的に語る。本書の後段に「ブラック企業より風俗」という意見も書かれている。大手通信企業のネット契約勧誘、大手電機メーカーによる太陽光発電勧誘etc.の鬱陶しいノルマ販売に従事するぐらいなら、それもあるだろう。これは立派な啓蒙の書であった。
★3 - コメント(0) - 2016年4月23日

中身は真面目で社会学的な本だった。普通の女子大生や介護職の兼業などが働いているという知られざる側面も書かれている。今後オリンピックに向けますます規制の強化されることを考えるとますます厳しい業界になっていくと感じた。
★2 - コメント(0) - 2016年3月21日

★3.9 特に自分が興味深かったのは、性風俗の損益について。今儲かっているのは大手の店舗型だけだという。読んでいると、とにかく固定費が大きい。今では無店舗型、もしくは店舗があっても事務所くらいしか持たないので賃料はほとんどない。最も大きいのは“広告費”だという。広告を数打たない限りはそれに比例して売り上げが伸びないので、順調に経営が軌道に乗ってきても広告は打ち続ける必要がある。 長く続けるには中々難しいビジネスモデルだと思った。 また、やくざでも領収書をくれるのはちょっと笑った(苦笑)
★3 - コメント(0) - 2016年2月8日

風俗もぼろ儲けできる時代でなく、格差がひろがってきてるんだなあ。性風俗がセーフティネットとして機能できない、というのはかなりやばい状態なのではないだろうか。
★6 - コメント(0) - 2016年2月2日

闇の部分に正面から向き合った真面目な本
★3 - コメント(0) - 2016年1月19日

再読。誰もが触れたがらない日本の風俗嬢について論述。著者は、風俗業界について、市場の観点から冷静に記述。単なる人権論に終始していない。事実を見つめ、社会に伝えようという姿勢が表れており、読みやすい。私自身も、風俗嬢から直接話を聞いたりしたが、概ね同書の指摘する話をしていた。良い本。
★3 - コメント(0) - 2016年1月17日

飛田新地に対する問題意識から手に取った一冊。 日本の性産業全般に関して、従事者の生の声を引き合いに出しながら分析していっているので読みやすかった。 著者の言う通り、性産業を根絶するのではなく、法的に認めることで働く女性の社会的地位を上昇させることこそが最も大事なことではないかと考えるようになった。
★5 - コメント(0) - 2016年1月6日

同著者による「職業としてのAV女優」と共に購入し、こちらを先に読了。現代の風俗業界の"リアル"が分かり易く纏められていて、なかなかの良書だった。風俗業界の歴史、風営法の変遷、風俗嬢の格差等、色々と知る事が出来て勉強になったし、貧困問題を考える上での参考にもなるだろう。読んで損は無いと思える一冊。
★15 - コメント(0) - 2016年1月4日

なぜか年末年始の読書はこの本。。。 尊敬する元上司から借本。いたって真面目な本で、面白いとオススメされ。風俗嬢というと、ナニワ金融道に出てくる、両親の借金のかたに働かされてる娘のイメージだった。だけど、いまやセーフティネットではなく厳しい社会らしい。どこも厳しいんだな。読みやすかったし、勉強になった。
★9 - コメント(1) - 2016年1月3日

日本の風俗環境が激変しているらしい。風俗嬢の中身もすっかり変わって普通の女子大生あたりが流れ込んできており、風俗でしか稼げない人たちの生活を圧迫している。風俗が労働の一形態として認められつつある風潮になったのがそれなりによいこと(?)かもしれないが、その分、さらに押し出されていく貧困層がある。しかも風俗に行く客はどんどん減っており、風俗業界の規制も厳しくなる一方だ。なかなか厳しい業界なのだという事が分かる。普通に生活しているあまりわからないことを知らせてくれる良書。知らないことが多かったという事で☆4つ。
★4 - コメント(0) - 2015年12月22日

hk
2000年を境に風俗嬢を取り巻く環境が急変している。無店舗型風俗店いわゆるデリバリーヘルスの解禁と共に、長らく玉虫色の扱いを受けてきた店舗型風俗店が一斉摘発を受けて、その多くが撤退を余儀なくされた。宅配型風俗業は参入が容易であるため瞬く間に供給過多となり、過当競争で縮小するパイを奪い合っている。 暴力団との関係、警察との蜜月、駆け込み寺としての売春から選ばれし者の為の売春への移行、女子大学生や介護士業との兼業増加、風俗嬢の二極化、勧誘業者の是非、地方への出稼ぎなど風俗の知られざる実態に肉薄したレポートだ。
★8 - コメント(3) - 2015年12月17日

必読.セーフティネットとしての風俗行きがもやは成立しない状況になっているということがとてもよくわかった.風俗嬢も二極化が進んでいるというのは笑えない話だなぁ.ただただ一般市民には情報が少ない業界であることは間違いないので風俗嬢を考える人も考えない人もとりあえず読んでおくべき.
★3 - コメント(0) - 2015年12月14日

性風俗についてのルポ。著者の本は他にも幾つか読んでいるので、重複する部分も多いが、あらためてこの業界の低迷ぶりに驚く。社会認識が変わり、敷居が低くなり女性の流入は多いが、男性の需要が下がることで、全体的な利益が減る。また、女性に求められる容姿レベルが上がり、働きたくても働けない女性も増加。看護やアパレル、そして介護業界の女性の兼業。女性の生活水準の低下が引き起こす、二次的なものである側面もある。
★29 - コメント(0) - 2015年12月13日

どこかの書評に、冷静に分析した本とあったので興味本位で読んでみました。 構造的な問題から、法律の変遷まで、結構面白く読めました。
★3 - コメント(0) - 2015年12月9日

本屋で少し立ち読みしたことはあったのだが、この前読んだ水嶋かおりんの本にも紹介されていたので、買って読むことにした。その本にも書いてあったことがより客観的に調べられている。いやあ、風俗業界、厳しいのだな。風俗嬢に対する見方が130度くらい変わった。これほど時代を反映していたとは。無店舗型の合法化がこれほど影響を与えるとは。ちょっと前まで、デリヘルって何?ってレベルの知識しかなかったが、これが現在主流であるとは。参入障壁の低さから供給過剰、買い手市場とは。これは少しでも興味があるなら読んで損なしの1冊。
★132 - コメント(1) - 2015年12月8日

直視されることの少ない第三次産業について。春をひさぐ女性は,育成環境や経済状況に問題を抱えていて,仕方がなくその仕事についている,という観念を抱いていたが,時代は変化している。職業選択の自由の行使の一側面として考えることができるようになっている。オリンピック開催が近い国家では,風俗嬢とホームレスへの締め付けが強まるという。風俗業界は更に節目を迎える。
★4 - コメント(0) - 2015年11月29日

風俗はお金に困った女性のセイフティネットではない。容姿の良さなど、厳しいふるいにかけられる。それでも、大金を手に入れられるのはごく一部。ハイリスクローリターンですね。
★2 - コメント(0) - 2015年11月21日

風俗業が女性のセーフティネットになっていないとは。まぁ、普通に職業として考えれば今までがおかしいわけで、結局、どの世界でも求められる基本的な素質は同じ。上を目指すものが生き残れる。
★6 - コメント(0) - 2015年11月19日

経済知識を少々必要とする著作である。人材開発、ノマド化、地方格差など
★5 - コメント(0) - 2015年11月12日

いまいちだった。
★2 - コメント(0) - 2015年10月16日

人類最古の職業とされる件の分野の話だが、21世紀の今日、女性であると言うだけで稼げる、あるいはカネがもらえるという訳ではない、人類史上始まって以来の未曽有の時代だそうだ・・・
★7 - コメント(0) - 2015年10月15日

貧困の深刻化が風俗嬢に直結しているらしい。処罰に関しては売春を助長する行為がある。摘発している店舗に関しては暴利や未成年の就業がある。みかじめ料などの徴収として暴力団絡みの問題が後を絶たない。また、ピンサロやAVにも流れる傾向がある。トータルの偏差値は都内だと50〜55らしい。
★5 - コメント(0) - 2015年10月12日

厳しい。。。
★4 - コメント(0) - 2015年10月6日

N.T
世の中の未知には二種類ある。知らなくていいことと知らなければならないこと。 風俗業界については前者だと決めてかかっていた。でも、きっとそうじゃない。 ブルセラブームやリーマンショック等、幾つかの原因が重なり風俗嬢を志望する女性が増えており、現在では「風俗で働きたくても働けない」女性もいるという。 しかも風俗嬢になったとしてもそれだけで稼げる訳ではなく、おもてなしや気遣い、そして"技術"等々サービス業としてのスキルも要求される。最早「裸になりさえすれば生活できる」時代ではないのだそうだ。
★9 - コメント(1) - 2015年9月30日

M
「ブラック企業より風俗」という一文はとても心に引っかかった。何をもってブラックなんだろう?マイナンバーが始まることで、「よく分からないからブラックでは無い」なんて仕組みが駆逐されることを望む。
★2 - コメント(0) - 2015年9月12日

日本の風俗嬢の 評価:70 感想・レビュー:193
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