小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 (新潮新書)

小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 (新潮新書)
あらすじ・内容
飯田深雪、土井勝、辰巳芳子、有元葉子、高山なおみ……そのレシピが、日本の食卓と女性の生き方を大きく変えた。本邦初の料理研究家論!

テレビや雑誌などでレシピを紹介し、家庭の食卓をリードしてきた料理研究家たち。彼女・彼らの歴史は、そのまま日本人の暮らしの現代史である。その革命的時短料理で「働く女性の味方」となった小林カツ代、多彩なレシピで「主婦のカリスマ」となった栗原はるみ、さらに土井勝、辰巳芳子、高山なおみ……。百花繚乱の料理研究家を分析すれば、家庭料理や女性の生き方の変遷が見えてくる。本邦初の料理研究家論。

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小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 新潮新書巻はこんな本です

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小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 新潮新書巻の感想・レビュー(326)

サブタイトルの「料理研究家とその時代」といった内容。たしかに参考にする側の一般既婚女性の生き方の変遷は、彼女たちの活動に大きく影響する。タイトルのお二方のみならず、昭和平成の料理研究家が生い立ちなどをまじえて紹介される。今回、実母が『はるみ派』だろうと薄々感じていたのが確信に変わる。有元さんも好きそう。(聞いてないけど。)また、奇遇にも義母が『カツ代派』だと気付き、二人の母を女性として見つめる意味でも個人的に興味深い読書に。料理ってそのひとの生き方や纏う雰囲気にも出るのかな?そうならばなんとも深い。
★16 - コメント(1) - 3月18日

歴代の料理研究家を述べることによって時代を、女性像を、そして女性の求める生き方をも俯瞰して見せる興味深い視点。もちろん、おなじみの料理研究家がどのように世に出てきてどんな手法で料理を紹介していったかを知るだけでも楽しめる。ひいては「家庭料理」とは何かにまで思いを巡らせてしまう。…ちなみに私は小林カツ代さん大好きです。
★1 - コメント(0) - 3月11日

この本は小林カツ代と栗原はるみにとどまらず、戦前からつい最近にいたるまでの料理研究家を論じながら、日本の既婚女性に求められてきたもの、そしてこれからの男性女性が直面する食を通した生活誌である。まず、主婦が毎日の食事に頭を悩ませる姿というのは、割と最近できたものであるという事実にを指摘する。どれだけ段取りをよくするか。これが小林カツ代の売りだった。食がバラエティを競っている現在、和食洋食中華にとらわれないハイブリッドな料理を考案したのが栗原はるみ。料理研究家を論ずるということは、日本の食文化を論ずることだ。
★13 - コメント(0) - 3月7日

なかなか興味深かった。「親がいないよりもっと悲惨なのは、いるのに放棄されていること」心に響きました。てぬきもするけど、家族に温かいご飯をつくってあげようと改めて思いました。
★5 - コメント(0) - 3月6日

「料理研究家を語ることは、時代を語ることである。彼女・彼たちが象徴している家庭の世界は、社会とは一見関係がないように思われるかもしれないが、家庭の現実も理想も時代の価値観とリンクしており、食卓にのぼるものは社会を反映する。それゆえ、本書は料理研究家の歴史であると同時に、暮らしの文化を描き出す現代史でもある」と述べる。料理研究家が時代を反映しているとは興味深い指摘だ。小林カツ代は簡単で、早いけどおいしい、という料理を定着させた。栗原はるみは、小林が起こした家庭料理の革命をレシピの民主化という形で完成させた。
★12 - コメント(0) - 2月20日

料理研究家という職業は料理の作り方だけではなく女性の生き方の指南役としての役割を担っているのだ。とりわけ小林カツ代は家庭料理を一つの料理のジャンルとして確立した凄いヒト。自分自身も若い頃からレシピにお世話になった数多くの料理研究家が沢山登場するので面白く一日で読了いたしました。
★3 - コメント(0) - 1月15日

生業の時代には家庭に多くの「金銭化できない仕事」があったが、給与生活主流になって家事と料理が主婦の役割として残った。この構造的問題や戦争による文化の断絶が料理研究家の活躍を促した。暴力と差別が色濃い昭和後期、小林カツ代は時短料理を提唱し、市販品を堂々と使って旧世代の呪縛を解いた。この料理の革命を完成したのは「カリスマ主婦」栗原はるみだが、仕事と家庭をこなす事の超人性が呼称に現れている。戦後の研究家を時代の中に位置付け、レシピの比較も試みる挑戦的な一冊。偏見を戒めてくれる骨太な論考である。
★53 - コメント(0) - 1月9日

料理研究家は時代とともにあるのだなあ~。昭和の女性史でもありました。おもしろかった!
★4 - コメント(0) - 1月7日

時代の変化とともに家庭料理に求められているものも変わっていくというのが考えれば当たり前なんだけど、こうして読むと改めて腑に落ちる。家庭料理は連綿と続く時間と日常の中で作られるもので、特別なものじゃない。だけど有難いものなんだよ。
★3 - コメント(0) - 2016年12月27日

昭和・平成の16名の料理研究家の考え方を通して、時代ごとの女性の憧れや不満が分かります。特に「主婦」の存在価値の迷走の歴史を感じました。食材もすぐ手に入り電化製品があっても女性は楽になりませんでした。時間が出来た分、手の込んだ料理、毎日違う献立でなければ、手を抜いていると思うのです。そのように、理想に縛られて苦しむ女性を、料理研究家は明るく軽くパラダイムシフトさせてきました。家庭の事情は人それぞれ。家庭料理とは何なのか、信念を持てば、無駄に苦しまず、心を込めて作れるのではないかと思いました。反省をこめて。
★6 - コメント(0) - 2016年12月23日

ここにも出てくるNHKの「きょうの料理」を、何となく見ることがあって、登場する料理研究家の方の顔は、大体知っている。それぞれの特徴もあるし、いろいろだが、やはり、その時代背景が色濃く出ているのだと再認識。ライフスタイルの変化や、価値観の変化そ、それに危惧を感じた時の提言もある。食は命に直結するものだと思っているので、興味深い視点だ。
★32 - コメント(0) - 2016年12月18日

面白かった。小林カツ代も栗原はるみも、そしてその息子達も好きなんです。好きな理由がちょっと分かったような気がします。あまり好きではない方の、何が引っかかってしまうのか、というところも。
★4 - コメント(0) - 2016年12月7日

inu
「親がいないよりもっと悲惨なのは、いるのに放棄されていること」「誰でもいいから家の人がおいしい料理を子供に作ってあげることです」など、小林カツ代の言葉が沁みた。食べさせる側だけでなく、食べる側にも意識が向けられていて尊敬する。栗原はるみの努力、その家族のサポート力、素晴らしい。いつもレシピ以外は流し読みだった料理本、きちんと読もうと思った。
★6 - コメント(0) - 2016年10月7日

タイトルは、小林カツヨと栗原はるみという、誰もが知る料理研究家二大巨頭を上げているが、内容としては、サブタイトルの「料理研究家とその時代」である。戦後から時代と共に、食生活、女性のあり方 が変化し、それと共に家庭が求める料理・マスコミの戦略・人気料理研究家たち・・・時代の流れを「家庭料理」という切り口で語るのは大変興味深い。確かに、日々淡々と過ごす中で気づかなかったが、思い起こせば自分が子供の時の食生活と、今では、まるで違う。食生活からだけでも、時代は透けて見えるーと気づかせてくれる本。
★18 - コメント(0) - 2016年9月27日

時代と共に、女性の生き方の変化と共に、求められるレシピも変わってくるのだなぁ。時短のために電子レンジを多く活用するレシピが多くなってきているけど、個人的にはあまり好きではない方法。
★2 - コメント(0) - 2016年9月8日

お二人の料理本は我が家の味?と言うくらい馴染みの二人。生い立ちや人となりは知っているので目新しさはなかったものの、戦後からの時代と女性の置かれている立場などを考察しながらの話しは面白かった。
★40 - コメント(0) - 2016年7月10日

ふたりの料理研究家の交流とか比較けな、と思ったら、料理研究家の変遷でした。時代の変化とともに、料理研究家も変化していったのが、なるほどでした。
★7 - コメント(0) - 2016年7月9日

本の雑誌かなんかでタイトルだけみてよもやこの二人に確執が!?ナニナニドキドキを期待した人、全力で反省すべし(土下座)サブタイまできちんと読も う…。近代の料理研究家(特に女性)の歴史文化研究書だった。何となく怒られている感じがして敬遠していた辰巳芳子の本を予約した。『薬味や吸い口が使いこなせないのは、文化を疑われ恥ずべきこと』うん、この人に今存分に怒られたい。あとどうでもいいけどこの著者の方、アイドル好きなんじゃないかなーと感じました。
★9 - コメント(0) - 2016年6月23日

表題の二人に限らず、多くの料理研究家を取り上げ時代背景とともに紹介している。昭和後半生まれの女性は子供時代に技術を身につけておらず、料理に苦手意識があり・・というくだりは、まるで自分のことを書かれているようで驚いた。それぞれのビーフシチューレシピも興味深い。土井親子にめんどくさいと言ったら叱られそうとか、辰巳さんの「間違ってもオレンジページには登場しない」というのには笑ってしまった。とても面白く興味深い本。レシピはクックパッドで済ましてしまうことが多いが、もっとちゃんとした料理本を読もうと思った。
★13 - コメント(0) - 2016年6月8日

Kindleにて。カフェ飯の流行背景に米不足があったとは!タイ米で代替していたころ。 女性活躍の背景を理解する一冊として。
★4 - コメント(0) - 2016年5月30日

世は料理に寄り添い、料理は時代とともに歩んできたあり様がわかりやすくまとめてある。料理研究家というものが誕生した、まだ私が生まれていない時代から女性たち(やがて男性たちも)は一生懸命”食”を育んできたのがわかる。辰巳芳子の「あなたのために いのちを支えるスープ」を読んでみたい。彼女の言葉、「私は、暮らしという実体の積み重ねを生活と考えます」にしっかりと地に足のついた力強さを感じます。
★4 - コメント(0) - 2016年5月29日

面白かったです。戦後の家庭と料理の変化の流れや、その時代の女性が料理に求めた物がわかります。確かにどなたかが仰る様に総括が弱いです。読んでいると、私のお気に入りの料理研究家についても語ってほしいと思いました。土井さんの栗と鶏肉の煮物は絶対に作ってみます。
★6 - コメント(0) - 2016年5月16日

優れた社会史だった。食糧難の戦中戦後に子供時代を送った人たちは、母親から料理の手ほどきを受ける機会を失い、自分が母親になってからも、料理にコンプレックスを持つがゆえに子に教えることを躊躇した。昭和後半に生まれた世代が、料理を「難しいもの」「面倒なもの」と何となく思いこんでいるのは、そうした背景があったからか。かくいう私も、母から料理を教わることはなかった。
★9 - コメント(1) - 2016年5月11日

面白かった。名前しか知らないひと昔前の料理家の背景から雑誌の変遷、マスコミのブーム、主婦の立ち位置、なるほど〜と分かりやすい。城戸崎愛のレモンサラダ、小林カツ代の料理の鉄人、土井勝の栗と鶏肉の煮物、気になる物も多い。ただ佐藤初女さん等取り上げて欲しかった人が何人か抜けてるのと、今後の予想的なもの、総括が弱いかと。最後に高山なおみを持ってくるんだ…。一番理解出来たのは表題二人の素晴らしさですね。
★7 - コメント(0) - 2016年5月9日

力作。著者のほかの本も読みたくなりました。昭和の母が料理に熱心だったというのはまったくの幻想で、戦争で物がなかった時代の人が料理に長けるはずもなく。添加物、味の素マンセー!な時代だし。そういう時代にきちんとした料理の味を知ってる人たちがみな富裕な家庭の生まれ育ちなのも当然なことで。安く、手早く、だけが売りのレシピとは根本的に異なるものがあるでしょう。専業主婦という料理に莫大なエネルギーを費やせる存在が許されなくなった今、それも致し方なし。
★11 - コメント(0) - 2016年5月4日

本の雑誌が選ぶ昨年のベスト10に顔を出していたので購入。そういえば我が家にも栗原はるみさんの「ごちそうさまがききたくて」ありましたわ。あと「男子ごはん」もよく見てた、てか今でもよく見ます。料理研究家を軸に昭和、平成の料理史を追った本書、読むと時代が透けて見えました、Good job!
★4 - コメント(0) - 2016年4月30日

時代の寵児となった料理研究家の傾向やレシピを、戦後の生活史と伴走しつつ辿っていく。カマドから解放されて「嫁」が「主婦」となり、やがて働く場所に出て仕事も夫も子供もゲット、そして男性も積極的に厨房へ……という暮らしの変化や食文化のボーダーレス化。食べることがライフスタイルの表現というのは、やたら豊かな社会ならではと思う。「食の乱れは生活の乱れで、メンタル崩壊の前兆は食生活に出る」とは、以前に精神科の看護士さんから聞いた話。各研究家のレシピ本を借りて読みたくなったし、ビーフシチューのレシピ比較も興味深かった。
★9 - コメント(0) - 2016年4月16日

表題の二人だけでなく、時代を振り返り活躍した料理研究家を取り上げている。カツ代さんのところではなぜか涙があふれた。リアルタイムでは参考にしていなかったが(主婦じゃなかった)、カツ代さんの温かく明るい人柄、「心配することはない」というスタンス。私は息子ケンタロウを同じ日に生まれたこともあるし、どうやら子供時代、わりと近所に小林家が住んでいたらしいことも知り、身近に感じているし、ケンタロウレシピはよく作った。美味しいものを作ることに、冷たいものはない。食べる人の笑顔を描いて作るから、料理とは素敵なのだ。
★3 - コメント(0) - 2016年4月7日

料理研究家が紹介してきた料理は、その時代に生きる女性を映す鏡。 少なめの油で揚げものを作り、煮物はフライパンで、青菜の炒め物はゆでずにじかに。 小林カツ代は本当に革命者だったんだなあ。 いまはネットで気軽にレシピを調べられ、自分の好きなようにアレンジをしていっているから、 特定の師匠を持たない料理研究家はもっと増えてくるのかも。
★27 - コメント(0) - 2016年3月30日

女性料理研究家を中心に料理史の移り変わりや女性の生き方について書かれている。年月が経つにつれて料理も女性の活躍の場も変化し、それに置いていかれぬよう私たちも成長し続けなければならない。料理も生き方も十人十色。昔も今も食べることの重要性は何一つ変わらず、食を楽しむことや探求する心に優劣はないのだと思う。昔はよかった、、、今は便利になり過ぎた、、、などとそんな事はあまり気にせず、食の伝統は継承し進化を楽しめる社会であればと願いたい。
★13 - コメント(0) - 2016年3月7日

「親子も、夫婦も、そして友人など他者との関係も、好きなだけでは続かない。相手を思いやり、こまめに自分の気持ちを伝え相手を受け入れる。その努力を互いに続けなければ崩壊する。」「家庭は案外もろく、維持するにはそれなりの時間を割く必要がある。ただし、それは女性一人の責任ではない。」これは料理家の評論本ではない。
★12 - コメント(0) - 2016年2月29日

料理研究家論というよりは、むしろ女性史に近い。今でも男女問わず「料理が上手い=女性としての価値UP」という価値観があるのは、社会がどんなに変革を繰り返しても日本人に深く根付いた文化観のせいか。男女、既婚未婚に関わらず食べることは一生なので、息子には料理の基本ぐらいは仕込みたい。多くの料理研究家のバックグラウンドに「経済的豊かさ」があるのは納得だが、それ以上に彼らの強い意志と努力があるのだろう。
★9 - コメント(0) - 2016年2月24日

家庭料理のレシピにも流行りがある。その流行を牽引する立場である料理研究家を辿ることで、家庭料理を担う女性たちの立場の変遷が見えてくる。その時々に求められるものがあって、要請に応えうる人がもてはやされていく。表題の二人以外にも、さまざまな料理研究家の生い立ちや思想を知ることができたのも刺激的で面白かった。
★44 - コメント(0) - 2016年2月22日

考察が素晴らしいが、そこまで知らんでもいっかって感じ。裏表紙の著者近影がジャイ子。今年の年女。食をたどれば女性の生き方の変遷が見えてくるんだ。すごいな。
★2 - コメント(1) - 2016年2月16日

戦中戦後の食糧難により母→娘への家庭料理の伝承は途切れた。その娘世代が妻(母)になった高度成長期の料理研究家の役割は失われた「おふくろの味」を伝授することだった。常識を覆す時短料理で革命を起こした小林カツ代が歓迎されたのは女性の社会進出が背景にあり、「カリスマ主婦」栗原はるみの人気はその裏返しだろう。かように一世を風靡した料理研究家にはその時代との親和性が存在する。本書は様々な料理研究家を取り上げ「なぜこの時代にはこの料理研究家が必要とされたのか」を読み解くことで日本社会と主婦の変化が見えてくる画期的な書
★8 - コメント(0) - 2016年2月15日

小林さんと栗原さんのお料理本は、料理本マニア?の私には外せないのですがこのお二人に限らず「料理研究家」考察として思いがけず面白く読みました。タレント化していく料理研究家が昨今多いですが、しっかりコンセプトをもって料理を提案している研究家さんの在り方を読ませていただきました。
★16 - コメント(1) - 2016年2月14日

日本における料理研究家はどのような背景を背負って登場したのか、その特徴は何かといったことをとりあげた本。外交官夫人や国際結婚などで海外暮らしを踏まえて、そして家を支えるために料理研究家になった人、戦中戦後世代は実は親から料理をきちんと教わっていない人が多く、テレビで料理を学ぶニーズがあることなどの指摘が面白かった。何よりも小林カツ代氏の料理革命というのはすごかったのだと再確認した。
★8 - コメント(0) - 2016年2月6日

料理研究家の歴史を通して見た女性の社会史。家に子供の頃からあったnonnoのクッキングブックに入江麻木さん、城戸崎愛さんの名前を見つけた。知らず知らずの内に彼女達のレシピを口にしていたんだな。カツ代さん、はるみさんのレシピは現役で愛用中。
★14 - コメント(0) - 2016年2月3日

料理研究家その人を読み解くことで、家庭や女性の生き方の変遷を知るという本でした。ビーフシチューの作り方を「定点観測」したのも興味深いです。カツ代さんのプロ意識に感銘すらおぼえる。
★9 - コメント(0) - 2016年2月1日

料理研究家を振り返ってみれば、その時々の女性の立ち位置が見えてくる。小林カツ代は働く女性に寄り添い、時短テクニックを披露しつつもどこか「母親の味」の印象。実家のキッチンにあったのが彼女のレシピ本だったからだろうか。栗原はるみのベストセラー「ごちそうさまが、ききたくて。」などは私も持っているし、母の味に「洗礼された感」を加えたメニューは何度も作った。2名は違うアプローチで女性を料理の重圧から解放してくれたのだろう。だが、私が日々、愛用しているレシピ本の著者は、男性の「ケンタロウ」というのは、なんだか皮肉だ。
★29 - コメント(2) - 2016年1月31日

小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 新潮新書巻の 評価:92 感想・レビュー:154
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