月の裏側 (日本文化への視角)

月の裏側の感想・レビュー(64)

20世紀を代表する文化人類学者のレヴィ・ストロースが愛してやまなかったと言われる日本に言及した文説を取り出した本作。西洋文化や中国などの文化とも違う日本の特異性についての文章が多い。感想としては日本は「線を引かない」国なのだろう。神話と歴史も隔絶がなく、自己と他者(自然)との隔たりもない。故に多様性を享受し独自の文化として発展してきたのであろう。知識を深めるためにも日本のルーツである古事記と日本書紀はしっかり抑えようと思う。
- コメント(0) - 2月27日

取り立てて知的興味を惹く言及はない。ちょっと期待外れ。厳密な論考ではなく、講演会の内容の類なら仕方ないか。
★1 - コメント(0) - 2016年12月28日

Eテレ「100分で名著」で著者が特集されていたので、試しに読んでみた本。肝心の「野性の思考」はまだ読めていない。 川田順造との対談で、東京の街並みを「遥かに多くの自由さで据え付けられており、いたるところ多様さの印象を与えてい」ると語っているが、確かに“欧州の街並み”と聞かれてよく想像するものは、放射状の道路と均一な住宅であって、東京のように雑多なものではない。欧州の街は広い公園を中心にして造られるが、日本、特に東京の公園は街とは隔離された存在であるように感じる。それにしても東京の雑多な街をそう捉えるのか。
- コメント(0) - 2016年12月22日

なんでこんなに日本に詳しいのかと唸る。どんだけ該博なのよ。日本の神話、沖縄、禅画、日本人の労働などについての講演などをまとめたもの。ここまで知っていると、うれしくなってしまう。日本製電気釜でご飯を炊き、焼きのりをおかずに朝ご飯としていたそうな。
★1 - コメント(0) - 2016年12月9日

一度読んでみたかったクロード・レヴィ=ストロース。日本について語った講演や対談をまとめたもの。個人的には、読んでいてそんなに新たな発見はなかったように感じられた。日本と世界各地の神話の類似性の指摘や、日本の特殊性、フランスの普遍性志向の話。自然との調和に着目する人なんだなということと、芸術の素養があったらもっと楽しんで読めたのかなと思った。
★1 - コメント(0) - 2016年10月20日

専門的な内容が多く、著者が日本の文化に造詣が深すぎて、ついていけなかった…。というよりも、前に読んだ「レヴィ=ストロース講義」がかなり入門的内容だったから、わかると思ってしまったのがきっと間違い。
★2 - コメント(0) - 2016年8月30日

我々は月の住人だったのか
- コメント(0) - 2016年5月7日

ご褒美に浮世絵をもらうことを楽しみにしていた少年、しかも遠く離れたヨーロッパの地で、は自分で日本語論を語る場を持つに至る。月の裏側はここなのかな。
- コメント(0) - 2016年5月5日

日本人である自身よりも、著者の方がよほど、日本文化に対する造詣が深いことを思い知る。しかし一方で、今の日本からは、著者が憧れている部分がどんどん喪われていっているような気がする…。
- コメント(0) - 2015年11月14日

数千年かけ、数万キロを伝わったであろう人類に共通の物語の話は非常に興味深い。自身としてもされるにしても、外国人がある文化について『知った』なんて果たして言えるのかと常々思っていたが、それについて非常に謙虚でまた納得できる意見を得られてよかった。
- コメント(0) - 2015年9月18日

講演、エッセイ、対談と全編を通じて語られるのは、日本固有の文化形成や慣習、洗練された「侘び寂び」的な美学、そしてそれらが人類学者の目を通じて最上級の賞賛に値するということ。訳者の川田順造氏は、わずかではあるが初歩的誤認もあると指摘しているが、子供の頃より浮世絵に親しみ、日本文化への憧憬を抱き続けてきた人物ならではの強い思い込み故だろう。神話学の観点から、古事記と日本書紀は相当にハイレベルな文献らしく、今更ながら古事記は読んでみようかなと。5千年とか万年単位の時間軸で語られる事柄=浪漫の原点として好き。
★14 - コメント(2) - 2015年9月3日

フランスの社会人類学者・民族学者であるストロースが日本について書いたものを集めた本。日本と世界各地との文化的な共通点については、かつて1つの大陸だったという事実が、現代にまで影響を及ぼしていることにあらためて驚きました。また、神話と現代との連続性・親和性が西洋とは異なるという点も宗教の違いとは別の視点からでなるほど、と思いました。日本の家屋については、バラバラで自由だなあ、と先日自分が人と話していたことと同じことが書かれており、それをパリに比べて開放的だと表現する著者に何かお礼を言いたい気分になりました。
★1 - コメント(0) - 2015年6月14日

11年初出。文化はその本質からして共役不可能だ(13頁~)。日本人の思考は、主体を消滅してしまったように思えない。 主体を一つの結果にする(38頁)。男性原理は東、女性は西(74頁~)。 ストロース:日本人が過去に示した独創性で私たちを豊かにしてくれる(147頁)と好意を示される。縄文文明の独創性、特殊性 にも触れている(147頁)。
★23 - コメント(0) - 2015年4月20日

人類学者レヴィ=ストロースの日本での講演記録や未刊の日本論などを集めた著書。6歳頃から日本文化に魅了され、良い成績をとったご褒美に父親の紙挟みからコレクションの浮世絵を1枚ずつ貰うのが楽しみだったという親日ぶり。あくまで旅行者である立ち位置から、表面的な理解だが…と謙遜しつつの鋭い洞察。普段見ていない日本文化の側面に光が当てられ膝を打つ。やっぱり日本文化は面白い!さすがに30年前のテキストなので日本神話研究などはもっと進んでいると感じたけれど、それも氏の思索に刺激をうけた研究者らによる成果なのでしょうね。
★1 - コメント(0) - 2015年2月6日

年をまたいで、読了。所々に、氏の勘違いや思い込みがあって、それが逆に親しみを覚えました。だからと言って、簡単には読みこなせないのは、僕の不勉強のせい(^^;;
★1 - コメント(0) - 2015年1月5日

構造主義人類学の祖による日本論の集成。日本の文化、特に芸術における特殊性を指摘している。本領であるところの神話分析では、因幡の兎の類話がインド~セレベスに存在することや、アメノウズメとギリシャ神話、ユリシーズと沖縄の百合若などの共通性が指摘されており、非常に興味深い。とはいえ、多文化間に安直な線を引くことは慎重に回避されているし、日本の未来を楽観するものでもない。現実はそんなに単純ではないのだ。
★2 - コメント(0) - 2015年1月5日

日本に招かれた際の講演などからとったものなので多少のリップサービスはあろうけれども、「日本の文化は世界でも特異なもの(ゆえに無二の優れたもの)」などといった読み方をして許されるテクストではないだろう。それにしても日本の音楽、絵画、工芸についての造詣が深く、自在に語ってみせることにはほんとうに圧倒される。そしてそんな巨人が、焼き海苔で白いご飯を食べて喜んでいたという稚気じみたエピソードも楽しい。
★2 - コメント(0) - 2015年1月4日

勘違いも含めて、面白い。仙厓って、臨済宗の僧だったんだ!
★2 - コメント(0) - 2014年10月26日

【BOOK(2014)-201】!!!!!!!!
- コメント(0) - 2014年10月1日

レヴィ=ストロースの日本に関する講演や原稿をまとめた本。初歩的な勘違いも多いが、しかし、この稀代の文化人類学者が、日本をどんなに好きだったかはよく伝わってくる。同時に、文化人類学者の目から見た日本の姿が伝わってきた。やっぱり日本は特異なんだなあ。
- コメント(0) - 2014年9月30日

著者の職業上の関心を超えた、日本文化への特別な思いが伝わる本。日本の特異性の原点を縄文文化に見出している。
★1 - コメント(0) - 2014年9月25日

大学者が東アジアから、日本を通ってアメリカ大陸へというヒトと、言語や神話の動きを念頭に置いて、その上で日本の特異性に感嘆し、称賛してくれるということで、単純に読んでいて気持ちの良いものでした。少し美化し過ぎなくらいですが。その上で日本人の自然に対する接し方等にも率直な意見もあり、冷静な視座だと思えます。
- コメント(0) - 2014年8月24日

×日本文化、特に記紀の世界的な位置づけを伝える本。ただ、若干難しく、有る程度基礎知識を持っていないと読みづらい。世界の神話の共通性に目を向けてみる時、日本は決して辺境の国ではなく、むしろ文化の通り道であった。
★5 - コメント(0) - 2014年8月18日

★5 即購入! ヨーロッパとはアジアの岬であり有史以前から文化、人種等が相互交流されていたことが多くの史料から読み解ける。仏人ストロースは約5歳から日本文化に魅せられて少年時代を送る。縄文芸術はもとより江戸文化への人類学的眼差しと真の理解、東西交流の接点として具体的事例を余さず披露する。江戸版画にしても春章、栄之、北斎、豊国、国定、国芳等と若年時代から造詣が深い。20世紀後半の思想界をリードした知の巨人、レヴィ=ストロースが、人類学者の眼差しで捉えた日本と日本人、日本文化について綴る。川田順造との対話収録
★7 - コメント(1) - 2014年8月18日

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