美学への招待 (中公新書)

美学への招待の感想・レビュー(448)

「美と藝術と感性を論ずる哲学」であるという美学を東大の教授が論じた本。ベースは古典的な美学の要点解説であり、その合間に筆者の関心ごとである「心のなかにあることだけでつづる」話が挟まれる。藝術や音楽、文学など対象となる範囲が広く、作品に対しては、美を表出させる構造や形而上学的な美について考察するといった印象。見た目が綺麗なものが美しいというより美しいと感じさせるものに美を見出すという感じ。
★2 - コメント(0) - 2月3日

正直全然"招待"じゃない。(あとがきにもあるように)口語体のですます調で話が進められるためイマイチ簡潔さに欠ける文章に脱線する話題。個人的に核心を突く言葉は幾つか見つかったが、読みにくいの一言である。
- コメント(0) - 1月26日

入門書、というより美学に興味を持たせるための本という感じ。(筆者紹介にもそう書いてある) 《アート》が変質してきている時代状況を踏まえ、《芸術》とは何か、《美》とは何か、というところを語っている。 興味深いし筆者の考えにも概ね共感したが、やはり新書だけあって論がさらっとしていた印象。 あと十数年早く生まれていればこの方の授業を生で受ける機会もあったのになぁと思うと残念。今の美芸の先生方もそれはそれで素晴らしいのだけれど。
- コメント(0) - 2016年11月24日

信念は自己に、美学は外に
- コメント(0) - 2016年11月12日

難しくはないのだが分かりにくい。それでも読んでよかった。体験と解釈ついて簡単にしか触れられていないのは残念だったけど、巻末の文献案内が頼りになりそう。"既成の価値基準が崩壊してしまったとき、もののよしあしは美によってしか測ることができません"は心に響く。
- コメント(0) - 2016年10月1日

美術やその周辺に関する話が多かったような気がするのだけれどそれ以外のところが理解できずに言葉が抜けてっちゃっただけかもしれない。日本語の”うつくしい”が”いくつしみ”から出来た言葉で最初はかわいいくらいの意味で使われてたっていう豆知識が一番はえーってなりました。
★1 - コメント(0) - 2016年7月10日

M.
で結局美学って何!?わたしはなんで美学をやってるんだっけ!?と分からなくなってくると、決まってこの本を手に取ってしまう。と言ってもこれはあくまで著者のエッセーというか、美について考えている色々なことを取り上げているに留まるので、答えは出ないけど、それでも読まずにはいられない。
★1 - コメント(0) - 2016年7月6日

美学=藝術哲学。フランスの作家であり、文化情報相として、パリのノートルダムのような古い建造物の洗浄を行い、中世の白さを蘇らせるなど、独創的な仕事をしたアンドレ・マルローの概念に、「図版による/空想の美術館」というものがある。いわゆる美術全集がそれに相当する。このような考え方は、デュシャンの造形美術、シェーンベルクやジョン・ケージの音楽と同じように、近代藝術の到達点である。近代藝術は藝術に関する教養を、必然の成分として含んでいる。
★2 - コメント(0) - 2016年3月21日

試験会場にて読了。現代アートのどこが良いんだ! あんなのきれいでもなんでもないじゃないか! と思っていた私にはぴったりの本でした。私の主食でもある印象派含む、美しさを求める永遠の芸術と、問題提起を目的とする現代アート。感性による鑑賞と、知性による鑑賞。同じものだと思ってみるから違和感というか、納得のいかない感じがあったのかな。美学が哲学であるように、芸術とは心を動かす(感性的にも観念的にも)媒体のことなのかも。現代アートが楽しくないのも、哲学や思想に疎くて何も読み取れないから? 勉強したら新しい楽しさがみ
★6 - コメント(1) - 2016年1月27日

私的芸術フェアの第3弾。美学に於ける主題を美だけにとどめない試みは感心したし、それを国際美学会議でも実践する姿勢は驚かされた。最終的には自然美にまで言及してるし美について知りたい考えたいと思っていた自分には本当にぴったりだった。「藝術は知覚されるべきものから、考えられるべきものになった」、藝術の終焉と現代藝術の誕生、ってこの辺は打たれたように衝撃を受けた。美学へ興味にしっかり応えてくれる。是非。
★2 - コメント(0) - 2016年1月23日

N
意味がわからない。われ、美学へ招待されず。
★1 - コメント(0) - 2016年1月22日

口語体で読みやすいのは間違いないが、文章としては決して読みやすくなく、またやや強引に感じる論旨もあった。しかし、美学という学問への導入書としての役割は十二分に果たしている。新たな気づきも多く、藝術をとらえる姿勢を一つ二つ増やすことができたと感じる。現代美術の良さがわからないから苦手、という人は、ぜひ読んでほしい。
★1 - コメント(0) - 2016年1月2日

美学の始まりから今までのストーリーを教えてくれる本でした。現代の美学とは『美と芸術と感性についての哲学的な考察』です。もちろん芸術自体が何であるかの問題と歴史についても言及している。「美しくない芸術」にもなる現代の芸術を鑑賞するときの姿勢を提示してくれた。でもまだ美学と芸術の微妙なニュアンスを捉えきれていない。
★1 - コメント(0) - 2015年11月30日

招待の言葉通り、入門書より更に一歩手前の導入書という感じ。口語文なところや専門的な言葉はなかったように思うのでとっつきやすいかなと思います。
★1 - コメント(0) - 2015年10月9日

興味深い点を含みわかりやすく書かれる反面、問題点も多い。映画と舞台の比較のはずが俳優の比較になっている、たった一度の経験にも関わらず断言する(これについては譲歩もあるが、これでは全く論にならない)、ライブに触れているにも関わらず後半では鑑賞の「自閉化」を嘆く……など。あくまで新書として、「招待」として読む分には良いかもしれないが、論拠の不足した「決めつけ」なども見られ一つの論考として読むには危険だと思われる。偉大な先生でありながら、結局よくある若者批判に陥ってしまう箇所があるのも残念。
★1 - コメント(0) - 2015年8月19日

「招待」された。少し掘り下げてみたいと思った。
★7 - コメント(0) - 2015年7月6日

アート作品、特に現代アートを見たときのもやもやとした謎について時にその謎を鮮やかに解き明かし、時には解き明かさないまでもその問題をより深い次元の考察までいざなってくれるまごうことなき名著 とても刺激的な読書体験だった 現代アートに興味を持ち始めた方にちょーおすすめ
★5 - コメント(0) - 2015年6月4日

いわゆる藝術を鑑賞したり体験したりするときに、僕はいつも鑑賞に望む姿勢態度にある種の迷いを抱いていた。その迷いを取り払うべく、この本に飛びついた。そもそも「藝術」というものはどのように定義されるのか、されるべきなのか。いまの「藝術」の範疇にあるものを歴史はどのように「藝術」たらしめてきたのか。なかなかスラスラ読める本じゃなくて、ちゃんと咀嚼できてないところばかりだけれど、それでも自分の藝術に対する距離がまた少し縮まったんじゃないかなあと思えた、そんな一冊。
★2 - コメント(0) - 2015年5月30日

感性の学としての美学の話から、デュシャンの『泉』やウォーホルの作品といった現代美術の話へと移って行き、従来の美的範疇と言った普遍的に芸術を包括する概念が通用しなくなった状況に対する美学の対応を述べるくだりは面白かった。特に観賞から身体的な参与へと至るような作品の在り方の変遷はいささか新鮮だった。ただ芸術が新たなものの精神的創造であるということと、大衆の好みが古典的なものに移っていったこととの関係についてもう少し詳しい説明が欲しかった。
★3 - コメント(0) - 2015年5月3日

http://www.uporeke.com/book/?p=1449
★3 - コメント(0) - 2015年5月2日

美学の入門書、とはいっても、既存の学説や基礎知識の解説を中心にするのではなく、歴史上で美や藝術についての考え方がどのような役割りを果たしたか(特に脱魔術化・人間中心化する近代における芸術・美学とそれらの終焉)、および現代のわたしたちの生活においてそれらがどう重要性をもってくるかを、明晰に、はっきりとした焦点をもって論じ、語りかけている。
★4 - コメント(1) - 2015年4月25日

うーん……、難しかったな。本書を読む前、「「「美」とは何か、人はなぜ「美しい」と感じるのか」などについて哲学的に考察するのが美学」と思っていた。本書を読み終わった今、「この本の著者によれば「美学」とは、」と語れない私……(苦笑)。口述筆記ライクなですます調で書いてあれば読みやすくわかりやすいというものでは、必ずしもない。多少なりとも基礎知識がある人向けなのだろうか(著者の意図がどうであれ)。私には「招待」を受けることができなかった。残念……。
★2 - コメント(0) - 2015年4月14日

大学の講義の教科書だったので目を通しました。あとがきで著者本人が言っているように、ギチっとした学術的な書という印象は受けず、内容的には馴染みのないものでしたが非常に読みやすく、また付箋もベタベタ貼る程度には興味深い一冊でした。良書だったなと。その代わりといってはなんですが、データや用語の使用方法に少し違和感をおぼえる場面も。欲を言えばもうちょっとデータをきちんと示してくれるとよりわかりやすかったなと感じました。
★2 - コメント(0) - 2015年4月8日

言葉にできないものを表現するというのはわかったが、美学というからには学問であることが必要で、体系的に説明される必要があると思う。  美的価値観は移ろうが、時代を問わず絶対的な美というものは存在していると思った。
★1 - コメント(0) - 2015年3月17日

昔、美学という響きに引かれて読んだ本。おさらいの必要を感じて再読。最先端を意識されているせいか、まず美学とは何なのかがぼんやりしている気がしましたが、興味深い内容でした。特に、A.ダントーさんの美のアートワールド決定説とは、要は美とは政治的に決定される、社会的に構築されると解して、ここまでこういう考えが根付いているのかと驚きました。美学が少なくとも美しいとされるものの学問であると考えれば、これは当然かもしれませんが、あくまで美の原子はパスカル的に美しいと感じる感性に置くべきではないかと個人的は思うのです。
★2 - コメント(0) - 2015年3月2日

SHO
再読。 「感覚」などの身近な話題を皮切りに、美学について網羅的に書かれている本。 美術については門外漢なので、他の書籍を漁った後にもう一度読みたい。
★1 - コメント(0) - 2015年2月23日

美学という身近に存在しつつも馴染みのない分野について説明してくれてる1冊。もっと詳しく知りたくなった。
★2 - コメント(0) - 2015年2月11日

在学時に美学の授業で読んだ本、久々に再読。バウムガルテンに始まる美学の概論は一章でさくっとまとめて、以降は「センス」「身体性」「しなやかさ」というキーワードを下に、現代の問題(あるいは美学以外のジャンル)へも接続していくのがユニーク。コピーに関しても、ベンヤミンの複製問題に別のところからアプローチしている。最後の「近未来の美学」という主張が全体から浮いているようにも感じるが、その姿勢は嫌いじゃない。名著。
★10 - コメント(0) - 2015年1月31日

ラストに自然美へいくのは危うい気がする
★1 - コメント(0) - 2014年12月25日

新しい見地の探求。おもしろかった。『美』と言う記号が意味する所、分野としてこっち方面に転ぶこともあるのか。招待と言う点では、巻末参考文献とともに『読書案内』まであり、もっと進んだ読書へ導こうとする所がとてもにんまり。「この本を読んでこれは美学では無いと思った人はこっちを読んでみてください」という所も利いてる。先にはアリストテレス、ニーチェ、ハイデガー、ガダマー、フロイト、ユング、ショーペンハウエル、カント、メルロポンティ、ベンヤミン。広範過ぎてどうにもこうにも。そんな『読書案内』としても興味をそそる内容。
★4 - コメント(0) - 2014年12月5日

人は画集やCDで藝術のコピーにふれてから、美術館、演奏会でオリジナルを体験し複製の再認になる、というのが現在の文化環境であるとの意見に衝撃を受けました。たしかに現代では、ほとんどの情報は複製から入ってくるかもしれません。しかし「演奏会の演奏」がオリジナルとは、私には考えられません。それはあくまで「演奏家、指揮者の解釈による演奏」であり、本当のオリジナルは作曲者が書き残した譜面なのでは。ほかにも音楽に関しては気になる点がいくつか。リズムを説明しているのに速度標語が出てきたり。それはテンポです・・・。
★11 - コメント(0) - 2014年12月3日

美学の先生がいまして、結局諸事情で取らなかったんですけどその最初の授業行ったら「岡倉天心のこの言葉…これは美ですよ」とか言ってすっ飛ばしてました。その後論文を見せた思い出にも浸りつつざこ寝して読む。現代音楽家のインタビュー/著作などでほんのすこーし慣れていたので、例えば「音」を聞くこと、「センス」という言葉の掘り下げ、といったところは彼らの投げかけていた問いの再確認となりました。「CDが嫌い」というのも頼もしいですね。締めは壮大なようで、人を超える美たらしめる本質的な議論とも思いました。手元に欲しい一冊。
★3 - コメント(0) - 2014年11月3日

★3.2 あとがきにもあるように、本書は著者が大学での講義内容を易しく書いたものではなく、全く美学に触れたことがない人に向けた入門書です。 書き方も平易で比較的読みやすく、中でもマルセル・デュシャンやアンディ・ウォーホルを多く引用してくれているのは個人的に嬉しかった。 美学とは何か?その奥に潜む芸術一般の「真理」とは何なのか? これを読めば普段は美術に興味がない人もふらっと美術館や博物館に行きたくなりそうな一冊でした。美学に少しでも興味がある方は是非。
- コメント(0) - 2014年11月1日

やわらかい文体で書かれているため、とても読みやすい。美学や芸術にかんしては全くの素人であるが、興味が出てきた。
★1 - コメント(0) - 2014年10月26日

「招待」というほど生易しい本ではありませんでした。『美学の現在』くらいの題でもよさそうなものです。自分が持っていた美・芸術のイメージはどちらかというと近代美学のものだったと感じます。でも今では全然違うんだ、ということは読み取れました。ただ、現代のアートや美がどのようなものかという論は、分かるような分からないような感じが残ります。/複製、作者、身体、環境など、色んな主題がありました。かつての美術館の中から、あらゆる領域に拡散し浸透しているのが現代の美なのでしょうか。
★4 - コメント(0) - 2014年8月22日

まさしく、美学入門書。 読んでいてまず内容よりも強く感じたのは、著者の美学に対する真摯さである。 丁寧かつ理路整然と語りあげていく姿勢には、敬服の念を覚える。 内容としては、普遍的な誤った認識とは関係なく、しっかりとした学問における美学(便宜的に、芸術自体や美の概念、美への認識等についての学問として以下では扱う)であり、美学とは何かを学ぶには適している。 例示や着眼点が面白く、飽きずに最後まで読めるのが強みだろう。 しかし、少々難解さもあり、有用性は是非が分かれる。
★4 - コメント(0) - 2014年8月3日

第三章の「カタカナの中の美学」が新鮮だった。アートと芸術の違い。芸術とは意図された精神性を含んでいて、単なる職人技というだけでは芸術とは言えないと思う。このことを踏まえると大氾濫している「アーティスト」という言葉の定義が見えてくる。しかし、どのアートが芸術に含まれるか否かはその時代のコモンセンスによるとされるらしい。 一回読んだだけではあまり理解できなかった。何度も再読する価値のある本だと思う。
★1 - コメント(0) - 2014年8月3日

【BOOK(2014)-091】!!!!!!!
★1 - コメント(0) - 2014年5月5日

美学への招待の 評価:50 感想・レビュー:108
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