言霊とは何か - 古代日本人の信仰を読み解く (中公新書)

言霊とは何か - 古代日本人の信仰を読み解くの感想・レビュー(68)

古事記と日本書紀から言葉のちからを読み解く。 普段発する自分の言葉も大切にしなきゃ
- コメント(0) - 1月23日

引用が多くて、肝心の知りたいこととはちょっと違ったかな。現在、我々は人間が発した言葉に霊魂が宿ると認識し、それを「言霊」と呼んでいるが、それは江戸時代以降の解釈であって、古代では人間が神様にお願いしたことを神様が聞き入れてくれる、それが「言霊」だったらしい。今まで勘違いしてた。しかし自分の発言に責任を持つという面では、現在の意味での「言霊」も十分有りじゃないかと思う。ポジティブなことは口に出し、ネガティブなことは口をつぐむ。それが何かに働きかけてる気が実感として感じるから。
★2 - コメント(0) - 1月22日

自分の「言霊」に対する誤解を浮き彫りにしてくれた。
- コメント(0) - 2016年12月8日

流し読み
- コメント(0) - 2016年7月17日

言葉の威力について日本人がどのように考えてきたか。神への祈願、物の名前と実態への対応。アニミズム。日本人の神秘的な部分ついて迫っていける一冊。
★7 - コメント(0) - 2016年3月28日

(37)『言霊とは何か』…敗戦を機に歪められた我が国が世界に誇る言葉は今、いよいよその存亡さえ危ぶまれる危機的な状況に陥っている。口から発せられる「今風」の言葉が、どれでけ国家の品格を穢していることか。国語改革の必然性を説く一冊!
- コメント(0) - 2015年7月21日

とても興味深い話を読めてよかったです。 人間が発した言葉を聞き入れた神がその霊力を発揮して現実に影響を与えるということらしい。 勉強になりましたね。
★5 - コメント(0) - 2015年5月8日

「神話や伝説では、天皇や神が国見・国讃めを行うことと、同じ天皇や神が結婚することとが、一続きの出来事になっている。」/「力をも入れずして天地を動かし、目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ、男女(をとこをむな)の中をも和らげ、猛き武士(もののふ)の心をも慰むるは、歌なり」(『古今和歌集』序)/「上代の「言霊」の用例は、『万葉集』に見える三列だけである。古代のものとしては数例あるだけである。用例は少ないながら、ほとんどの「言霊」が歌に用いられた例である。それは日常的に用いられる身近な語でなかったことを示す。」
- コメント(0) - 2015年2月24日

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元来言霊とは狭い概念であって現在世間で言われるような意味とは異質のものである、という筆者の主張はわかった。でもそのための議論を読むにつけ、結局は両者が程度の差でしかないことの逆説的な証明をされているようにも感じた。人間がどうしてこうも言葉にとらわれるのか、ということについては、もう理由なんてないのかもしれない。あるとしたら「人間だから」というくらいで。
★4 - コメント(0) - 2014年9月26日

本書は言霊を、あらゆる言葉に宿る力ではなく、神の言葉に宿る力として提示する。あくまで文献にみえる事実に基づき論を展開する姿勢を尊敬する。ただ、言霊信仰を生み出した江戸後期の国学者たちに対する呼び名にだけ何故か慎重さが欠けていて、違和感があった。しかし、何しろひとつひとつの『古事記』『日本書紀』から取られた具体例が全体を通して面白かった。全体が淡白な文体なので、エキサイティングに読むには読者がその都度内容に主体的に反応していく必要があるだろう。
- コメント(0) - 2014年7月23日

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国産み神話におけるイザナギとイザナミの発言順序の問題は、男尊女卑の表現だと思っていただけに、本書の「これから国土を産み出すはずの、国土の象徴ともいうべき女神を男神が讃め称えることによって、立派な国土の誕生を予祝する」(p85)という指摘は目から鱗だった。これも一種の言霊だったのか。
★1 - コメント(0) - 2014年7月2日

しばらく前に万葉集関係の本を読んで(書名忘れちゃったorz)、国讃めに興味がありました。まずはそれに関して理解が深まって満足。さらに国讃めの失敗とかやり直しとか、また日本武尊の苦難とか、そう話が展開する必然性というか、語られる文脈に納得がいって、昔の人の心性に近づけた気がするのも楽しい。イザナキとイザナミの国産みでの発言の順番について、これはほんとすっきりしたなぁ。
- コメント(0) - 2014年3月14日

最近酷く安易に使われている印象のある"言霊"という言葉について、そもそも本来はどのようなものだったんだろう?どのような認識をされていたものだったんだろう?という事を丁寧に追求していった一冊かなと思います。難しい用語もなく、また逐一文献の記述を引用して具体的に説明してくれる上、構成もシンプルなので非常に読み易く理解し易いですね。この本の評価とは関係ないかもしれませんが、引用が多かったからか自分はなんだか古事記を通読したい気分になりました。
★1 - コメント(0) - 2013年12月31日

言葉遣いを正したり胸をうつ詩を称えるときにも用いてしまう「言霊」。しかし記紀万葉の時代には人の言葉に事物を左右する力は無く、全ては神威の表れなのだという絶対的に敬虔な信仰があったのだと実証する学術書。先に読まれた方々の感想が素晴らしい。私は何度も投げ出しかけた。なぜ今この表題で上梓されたのか? 一般人の「素朴な信仰や考え方」はそれはそれ、と線を引いておられるけれど、軽々しく言霊々々と言う風潮にやはり憤りがおありなのでは? 「神様でも言い間違いはする。その場合、言い直せばOK(*意訳)」の部分は面白かった。
★32 - コメント(0) - 2013年12月6日

言霊というと,人が発した言葉が現実に働きかけるという認識を持っているし,それが一般的に認識されている言霊の意味であるのだろう。これに対して筆者は,文献による限り神様の発した言葉にのみ霊的な力が認められると指摘する。古代においては言葉自体には霊力はなく,神様の言葉がその力の反射として現実に影響する力を持ち,人の言葉は神様の力を借りて力を持つに過ぎなかった。言葉そのものに特殊な力があるという考え方が生まれたのは江戸時代以降であるという。
★2 - コメント(0) - 2013年11月23日

古代人が言霊をどのように捉えていたかを検証しています。辞書には、言霊とは霊的な威力を持つ言葉である定義されていますが、古代(上代)には、人が発した言葉が何かに働きかけるには神様による助力が不可欠であるという考えが主流だったと述べられています(なので神様の発言に限っては力が宿っています)。言葉や歌に力が宿るという考え方(言霊信仰)は江戸時代の国枠主義者によってつくられた比較的新しい思想だそうです。タイトルからして読みにくそうだなと予想してたのですが、説明が丁寧なことも手伝って迷子にならずに理解できました。
★5 - コメント(0) - 2013年10月30日

言霊とは何か。筆者は言霊を神との関係において発生するものだとする。日本書紀・古事記・風土記の言霊が使用された記述をタイプ分けし、タイプごとに検討を行っている。導き出される結論は非常にシンプルでわかりやすく、古代の信仰(思想)にどこまで迫れるのか疑問符を持って読んでいたが、見事にひっくり返された。
★2 - コメント(0) - 2013年10月30日

基本的に文献の記述を頼りに論を進めており、著者による推測はごく限られているため説得力があるし、構成も簡潔で読みやすい。著者があとがきで指摘しているとおり、文献に残らないような素朴な言葉に対する信仰は本書の射程外で、あくまで「言霊」という、言葉が直接現実を左右するようなもののみを扱っている。同じ伝承が繰り返し取り上げられる部分があり、これを冗長と見る向きもあるかもしれないが、私としては伝承を多角的に見ることができて理解が深まるのではと思う。
★1 - コメント(0) - 2013年10月15日

著者も弁明しているが、同氏の『日本の神話・伝説を読む』(岩波書店)と内容がけっこう重複しているので、ちょっと読むのがつらかった。
★1 - コメント(0) - 2013年10月15日

「言葉に備わった霊力」が「口に出した言葉を現実にする」というのが「言霊」だと思っていましたが、「ちょっと違います」という内容の本で、心地よく「肩すかし」を喰いました。 そもそも、古代において「言霊」は、言葉そのものの威力ではなく、「言葉に感応した神の霊威」を指すということを、神話や万葉集、史書から実例を挙げて解説しています。「神」を恐れた古代の心から、「日本は言葉に霊力があふれる特別の国」という観念への転換は、江戸時代から明治以降に続く「国粋主義」の流れで起きたという指摘はきわめて興味深いと思いました。
★1 - コメント(0) - 2013年10月13日

記紀や万葉集の時代には言霊は神威の現れであったという話に納得。そうよね、日本神話は「まずことばが初めにあった」とかそういう話ではないのだから、言葉にこそ力が宿る、みたいな今風の言霊感ではないのよね。 それはそれとして、この本半分くらいに圧縮できるよね? 上段に原文下段に口語訳を載っけておいてさらにあらためてほぼ口語訳をコピペしつつ解説する、というスタイルがくどすぎる。
- コメント(0) - 2013年9月21日

言霊が威力を発揮するのは、言葉自体の力によるのではなく神霊の威によるのだということは発見。古代日本に文字の侵入が遅れたのは神々の支配する言葉の世界に人間の力の及ぶと思われる文字の体系を導入することを憚ったからかもしれない。
- コメント(0) - 2013年9月8日

「ほとたたらいすすきひめのみこと」の由来を淡々と述べてたりw
- コメント(0) - 2013年8月31日

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