聖地巡礼 - 世界遺産からアニメの舞台まで (中公新書)

聖地巡礼 - 世界遺産からアニメの舞台まで (中公新書)
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聖地巡礼 - 世界遺産からアニメの舞台まではこんな本です

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聖地巡礼 - 世界遺産からアニメの舞台まではこんな本です

聖地巡礼 - 世界遺産からアニメの舞台までの感想・レビュー(122)

現代の聖地巡礼は、商業主義と情報社会の結果だと思う。そこには宗教の希薄化と世俗化が見て取れる。
★1 - コメント(0) - 2016年12月11日

世俗化がキーワード 宗教は今や世俗化によって差別化を図り生き残るのに必死である その分宗教との接点は増えにわか信者となれる機会は増えた きっかけはそんなもので十分、それどころか敷居を下げたことで接しやすくなったが、そこから関連する事項を深く掘り下げることを常に意識したい
- コメント(0) - 2016年10月18日

分かりやすい文体ながら、しっかりと掘り下げられた本。長い宗教的伝統の地が聖地になるのはもちろんであるが、3代ほどだけ続いた宗教「的なもの」もまた、ミニマムな伝統として人を惹きつけうることを、パワースポットなどの実例とともに展開。興味深いのは、伝統を持ちつつも案外ここ数年で数十倍に巡礼者を増やしたという、国内外の有名巡礼路である。伝統と「的なもの」の効果を合わせ持つ典型例であろうか。恐らく宗教と観光の両方を熟慮して初めて語れるのであろう、それらを融合した視点から、近年のそうした動向を丁寧にまとめ上げている。
★1 - コメント(0) - 2016年7月18日

聖地巡礼の現代的な変容を描いた本。意外だったのがキリスト教世界でのサンチャゴ・デ・コンポステラ巡礼も巡礼者との出会いなどの経験重視になってるという話。世界一周で人生変わった話みたいなのと大差なくて驚いた。日本ではパワースポット等胡散臭かったり全然宗教関係ないものが聖地になってたりするのがアニミズムと関わってるという議論も新鮮。今後卒論に大きく関わるものなのでまた読み返したい。
- コメント(0) - 2016年6月21日

かつては信者が行くところだった聖地が、宗教の影響力の低下や観光との融合によって意味合いが変わっていったり、別の意味が付与していくのが面白かった。信者にとっては聖地へ行くことが目的なのに対し、現代の巡礼者は聖地へ行くことよりも行く過程を重視することや、鷲宮神社の事例が興味深かった。
★1 - コメント(0) - 2016年5月31日

アニオタ文脈の聖地巡礼への関心から読む。宗教の側からみた新たな「聖地巡礼」の意味を見晴らし良く概観できて面白い。真正性やプロセスについての部分は自分が尊いと思っているアニオタ文脈の「聖地巡礼」を考えるのに非常に参考になった。
★2 - コメント(0) - 2016年5月1日

どうして聖地に行くのか?本書は、この問に答えるべく書かれた本である。 昔ながらの聖地は、世俗化が進むにつれ、宗教的な意味合いでの重要性が薄れていった。そんな中、聖地のもつ文化的な面にスポットがあてられるようになる。そして、宗教の役割が薄れた現在でも聖地に人が集まっている。聖地に人をつき動かすのは、他人と共有出来る物語にあるのではないかと、筆者は主張する。宗教というと抵抗を持つ人が多くいる中、それを文化としてみたことが、多くの人に共有出来るものへと変わった鍵であると感じた。
★1 - コメント(0) - 2016年4月24日

聖地巡礼は宗教の創始者、聖人の生前関わりがあった場所、神や精霊といった存在と関わる場所を巡る宗教色の強い旅だった。しかし現代では宗教の影響が低下して宗教色と観光色の融合が起きた。エルサレム、メッカ、ガンジス川、比叡山、高野山、出雲神社、明治神宮、サンティアゴ巡礼、四国遍路、エアーズロック、聖地の切り取りが誰でも体験できるようになり、かけがえのない出来事とどこにでもある出来事が共有できるようになった。さらに世界遺産、パワースポット、アニメなど口コミや手作りの聖地巡礼が活発になり聖地巡礼は一般にも浸透した。
★23 - コメント(0) - 2016年4月10日

ルルドの洞窟、青森県にあるキリストの墓、アニメの舞台になった神社などが取り上げられている。現代の聖地は寺社などの権威が社会的に定めるのではなく、人と人とが物語を共有する中で作り出されてくるのだと著者はいう。トンデモ的な茶化した批判本とは違い、たとえ歴史的根拠がなくても住民やアニメのファンなどによる共同性に価値があるのだという温かい視点が良い。
★2 - コメント(0) - 2016年4月9日

現代における聖地巡礼と観光の融合について書かれている。聖遺物や聖母出現の聖地、サンティアゴ巡礼、世界遺産、キリストの墓、パワースポット、アニメの聖地など。現代では個々人が自分の意思や嗜好に合わせて、独自の信念体系を構築する宗教の私事化が起こっている。
- コメント(0) - 2016年3月31日

面白い。ネットや世界遺産の影響もあり、聖地を求めて人は動く。パワースポットとしても人気を誇り、伝統でもある。富士山には登拝という、参拝もある。巡礼する人間の心理とはどんなものだろうか。遠くの神聖な場所に訪れるということに変わりはない。流行もある。面白かった。
★9 - コメント(0) - 2016年3月13日

ルルドの泉と『らきすた』と青森のキリストの墓を同列に扱う本。宗教と観光という聖と俗の両極端が出会うのが聖地巡礼であるが、実際のところ持ちつ持たれつでうまくやってる感じ。ユネスコの世界遺産認定制度が、宗教施設の位置づけや性格を結果として変えていくという話は面白かった。
★5 - コメント(0) - 2016年1月26日

この本は、人にすすめられる新書だった。 「現代社会では聖地巡礼と観光が混ざり合い、それぞれ社会の中で位置づけ直されている。そしてその結果、従来の宗教研究や観光研究の枠組みではとらえ切れない変容が生じている。」という事を伝えるために、各種の例(宗教的なものからアニメの聖地巡礼まで)を用いて分かり易く建設的に筆者の意見が述べられていた。 巻末の参考文献の量を見ても、きちんと学術的な裏打ちがあることが明らか。 なんだこれ?と思うような新書がある一方で、この本はとても良かった。
★6 - コメント(0) - 2015年12月5日

「○○にとっての聖地」というのは確かに妙な表現だ。その特定の意識を共有する人たちにとってのみ聖地「化」することがわかりやすく述べられていて面白かった。そういや、ジロリアンは三田本店に並ぶことを「聖地巡礼」「三田詣で」って言うもんなー
★1 - コメント(0) - 2015年11月13日

サンティアゴの巡礼、青森のキリストの墓、アニメの聖地巡礼、パワースポットと、様々な視点から聖地とは何か?なにがその場所を聖地たらしめるのか?を分かりやすい言葉で書いている良本。
★1 - コメント(0) - 2015年10月3日

率直な感想。良き新書とはまさにこういうものを指すんだと思う。神社、教会のような宗教的なものから、世界遺産、「虚構」の聖地、アニメの聖地など、多様な内容を含んでおり、聖地がいかに社会の変化に適合してきたのか知ることができた。歴史学・経済学・社会学など何にでも応用可能な内容だと思う。
★2 - コメント(0) - 2015年7月10日

宗教と観光が融合している現代の聖地巡礼について論じる。宗教による支配から解放された現代社会。ヨガや御朱印帳、占いなど宗教の一部の切売りも見られる。信仰心が無くてもパワーがもらえるパワースポット。かつて庶民には物見遊山の為の旅が許されなかった時代には、伊勢参りは宗教と観光が融合した行事であった。目的地の聖地よりも、途中の旅での体験、精神的プロセスが宗教となりつつあるサンディエゴ大聖堂への巡礼。パワースポットとなる要因は、「聖なるものや場所」✖️「情報の強化と拡散」。。。
★5 - コメント(0) - 2015年7月9日

★★★☆☆古今東西,キリスト教,神道,トンデモ,アニメなど多様なジャンルの聖地巡礼.
★1 - コメント(0) - 2015年6月10日

B− 世俗化と私事化により価値観が多様化し、社会の大多数が共有する宗教的物語や価値観を前提にできない社会では、他者が無条件に自分に共感してくれたり助けてくれることを期待できない。そんな現代における「聖地」についての論考。サンティアゴ・デ・コンポステラからパーワースポット、アニメの聖地など、様々な聖地を例にとって、「イベント型の聖地」が増加していることを明らかにする。宗教的であることよりは、個人と個人が何かを共有できる場が「現代の聖地」であるとしている。本の内容よりも、町おこしを考える上でインスパイアされる
★4 - コメント(0) - 2015年6月9日

宗教的な聖地と観光地の境界があいまいになっていることや、聖地に向かう行為自体が目的となっている現代の巡礼についての考察が腑に落ちた。青森の「イエスの墓」を例に真正性がないとほとんどの人が思いながらもそこが聖地として成り立っているという不思議な現象の解説が特におもしろかった。
★13 - コメント(0) - 2015年6月1日

アニメの「聖地巡礼」は単にそういう名が冠されているだけであり、一般的な聖地巡礼と同列には扱えないと思っていて、この話題には期待していなかった。しかし共同性という点で見ればやはりこれも聖地巡礼だったのであり、この章も面白く読めた
★4 - コメント(0) - 2015年5月24日

期待していたアニメに関する記述は少なかったけれど、“聖地巡礼”を巡る興味深い分析だった。聖地巡礼は、宗教と観光(世俗)の着地点であり、いまの時代を反映していろいろな形があるのがわかる。信仰心のみならず、コミュニティの場としての磁場を持つものが聖地だといえるようだ。
★4 - コメント(0) - 2015年5月23日

最近わりとはやりっぽい観光と宗教を巡る議論なんだけれども、どうも各章のつながりがはっきりせず、全体として散漫というか大雑把というか掘り下げがたりないという印象を受けた。アニメーションの舞台を訪問する「聖地巡礼」を語りたいのもわかるのだけれど、もっと論点を絞った方がよかったのではないだろうか。まあ、つかみというか導入としてはいいのかな。
★4 - コメント(0) - 2015年5月20日

昨今、様々な意味で使われるようになった“聖地巡礼”。その意味を、様々な面から問う本。宗教的な聖地の話から、聖遺物、現代におけるサンティアゴ巡礼、さらにはアニメの聖地巡礼まで。幅広く取り上げている。興味深かったのは、現代のサンティアゴ巡礼は宗教的な意味を見出している者の方が徒歩巡礼をしない、という点。全くイメージと逆だったので驚き。
★4 - コメント(0) - 2015年5月19日

出雲大社や伊勢神宮への参拝ブームがごく最近の現象であることは考えたことがなかったです。 有名なサンティアゴ巡礼も,ほとんど行われていなかった時期があるとは思いもよりませんでした。 やや地味なテーマながら,盲点をついている点で,実に現代的な教養を提供する良書と言ってよいと思います。 聖地をめぐる聖俗のせめぎあいの激しさが印象的でした。
★1 - コメント(0) - 2015年5月5日

国内外のさまざまな聖地巡礼が取り上げられていてなかなか興味深い内容。
★9 - コメント(0) - 2015年5月3日

Tui
聖地巡礼。この魅力的な響きをもつ行為を、宗教と観光の視点から考察した本。聖地巡礼のシンボル的存在であるサンティアゴ巡礼から、青森県にある‘キリストの墓’が地域振興につながるケース、パワースポット、アニメの舞台訪問(最近は海外からも来てますね)まで、様々な形態が紹介され興味深い。もちろん四国のお遍路も登場し、歩き巡礼者が増えたのは1990年代以降という驚きも。「信仰のない者はプロセスを重視する」って、おお著者はなかなか挑発的。欲を言えば、パワースポットブームに感じるゲスいエゴな面も取り上げてほしかったな。
★22 - コメント(0) - 2015年4月30日

お若い研究者がお書きになったからか、とても読みやすかった。鷲宮神社など、サブカルチャー的なスポットまで考察してあるので、とっつきやすい。既存の宗教の信仰というより、目新しい体験を求めて現地に向かうという現代の「巡礼」。時代と共に変容していく人の心の在り方がとても興味深かった。
★48 - コメント(0) - 2015年4月25日

宗教を信仰しているからこそ、聖遺物などが大切に思える。反対に、そのもの自体には信憑性がないと考えて、意味を見出せないからこそ聖地それ自体ではなくて聖地への巡礼の手法にこそ重きをおくことになる。どちらであってもそれは個人の問題であり、他人が強制できるものでもない。
★9 - コメント(0) - 2015年4月21日

ネタ拾いに。聖地とは宗教的な意味合いが強い単語だと思っていたけれども、これ読むとちょっと違うんだなぁと実感。好きな小説の舞台をめぐるなんて20年前からやってたけれどもあれも聖地巡礼になるのよね、熱心な読者からすると(笑)
★2 - コメント(0) - 2015年4月21日

宗教としての性質が大衆に受け入れられる中で変化していくさまがよくわかる。聖地巡礼のゴールはあくまでルールとして存在していて、プロセスが大事というのも面白い。
★4 - コメント(0) - 2015年4月13日

晴明神社が祀る人は、夢枕獏ではないかと思った。
★1 - コメント(0) - 2015年4月11日

宗教と観光の両面性を持ち、時代とともに移り変わってきた「聖地巡礼」。昔から巡礼に物見遊山の側面はあったが、現代の巡礼は宗教色が薄まり、観光の面が強くなってきているようだ。
- コメント(0) - 2015年4月9日

自分の中に「広い宗教性」という概念が導入されて色々見えるようになった感じだ。
- コメント(0) - 2015年4月9日

戸来と鷲宮神社の祭りの話がおもしろかった。
- コメント(0) - 2015年4月6日

著者と年齢が同じだったわ笑
★1 - コメント(0) - 2015年3月31日

ポジティブでプレーンな知ることの喜び。◇まず驚かされるのが、道の世界遺産、巡礼の典型とされるサンティアゴ・デ・コンテスポラの繁栄がこの20年ほど、それも火をつけたのが小説と女優の体験記だった、ということ。信仰心の強い人は終着の聖地が目標だからタクシー飛ばしていくけど、癒しや自分探しの人は巡礼路そのものが目的だから「歩き」を選択する、ああ、四国もそうだもんな、なるほど!◇宗教はこうして様々な体験を取捨選択しつつ一人ひとり構築するものになってる、だから青森のキリストの墓も、らき★すた神輿も紛れもなくホンモノ。
★29 - コメント(1) - 2015年3月28日

信仰心とは無縁の観光客が数多く足を運ぶ「聖地」。サンティアゴ巡礼、四国遍路、B級観光地、パワースポット、アニメの舞台など、多様な事例を通して、21世紀の新たな宗教観や信仰のあり方を読み解く。
★7 - コメント(1) - 2015年3月17日

「宗教」の選択肢が拡がった現代は、却って従来の「宗教」に頼らない人が増えたのかなと思う。だからこその新たなタイプの「巡礼」発生なんだな。
★4 - コメント(0) - 2015年3月15日

聖地巡礼 - 世界遺産からアニメの舞台までの 評価:72 感想・レビュー:43
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