ルワンダ中央銀行総裁日記 (中公新書)

ルワンダ中央銀行総裁日記 (中公新書)
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ルワンダ中央銀行総裁日記はこんな本です

ルワンダ中央銀行総裁日記の感想・レビュー(583)

これなんて無理ゲー。1965年、アフリカ最貧国ルワンダの中央銀行総裁になった著者。独立間もなく、数年前には内紛や侵攻に遭い、経済に疎く、外国からは舐められ、国民は怠け者と言われた国が、「アフリカの模範生」と呼ばれるまで成長期した、その礎を築くまでの記録。「その国」にとっての経済の発展とは何か。どんな状態を目指しているのか。その上で最適な経済とは。基本でありながら実践するのは難しい。それを適格に、合理的に選び実行する。国全体を見つつ、財政・政策・経済を策定する、その考えの一端に触れて興奮した。
★6 - コメント(0) - 3月13日

服部正也『ルワンダ中央銀行総裁日記』読了。服部氏が「働いたものが報われる社会」を目指して尽力していく本書は「リアル・シムシティ経済版」として面白く読んだ。金融の専門的な箇所は正確に理解できなかったが、それでも服部氏の理念と熱意と行動力は十分伝わってくる。感服。
- コメント(0) - 3月12日

一国の財政を差配するなんてその筋の人にはたまらんのだろうな。ちょっとだけ統制経済に魅力を感じているようなとことか「銀行マンってやっぱそうなんだ……」みたいな。ハビさんがのちのハビャリマナ大統領かと思ってググっちまったぜ。
★2 - コメント(0) - 3月10日

以前読んだが登録していなかった。宣伝で聞いていたような「面白さ」はなかったが、一種辺境のような、しかも危険のある場所で、一から経済システムを作っていく過程は興味深く読むことができた。独立後も続く外国人の「支配」から、その土地の人民を中心にした体制の樹立へと向かっていくのは難しいものだと言う点も、記述から大いに伝わってくる。描かれた状況は「最悪」だが、その中でのやり取りの中で政策と信頼関係が出来上がっていく様子は興味深く、自伝として面白いものの一つと思う。
- コメント(0) - 3月10日

経済がうまくいっていない国を立て直す権力者が、一貫した理屈を持たずに現場の窮状に対し場当たり的な対処療法を打つばかりだと、様々な利害関係者に振り回されて全体の整合性がとれずに破綻しがちだが、服部氏は「ルワンダの圧倒的多数である農民の福祉向上を目的として市場経済化を進めルワンダ商人と国民資本を育成する」という軸をブレずに守り抜き、長期的な視野からルワンダ経済を立て直すことに成功した。コーヒー依存の危うさと脱却の必要性を十分認識しながら性急な工業化と輸入代替を図らず地道な取り組みを続ける胆力は凄いと思った。
★2 - コメント(0) - 2月22日

いくら仕事とはいえ明日からルワンダ行ってくれって言われて普通行きますか。6年間も行きますか。しかも金融、財政を立て直してルワンダの国民の幸せを支える基盤を作るって凄い日本人がいたもんです。家族も付いて行って支えるなんて、奥さんも子供も大変だったと思いますよ。全てを投げ打って自分のためでなく国造りのために一心不乱になれるのが凄くて素晴らしい。、
★2 - コメント(0) - 2月21日

アフリカの真ん中で国を作る話、金融財政を作ったわけだからして、これはまさに国造り。大変だったろうけどそれ以上に楽しかったろうなぁ。仕事とは言え遠くの国まで行って国造り、しかもその後せっかく造ったものは崩壊。それを受け入れる無常観と滅私奉公っぷり、戦前派は硬骨漢が多いね、 頭が下がります。見習わなければ。増補版はマスコミ批判だったけど、昔の人らしい勘違いをしている。公平中立なジャーナリズムってのは矛盾してるんだけどね、必ず意図があって報道してるんだから。
★3 - コメント(0) - 2月19日

支援の見本。知識は勿論、現地適応や人間関係など全てに配慮した結果なのは一応理解した上で、シミュレーションゲームみたいに経済再建してて凄いなと。その後の紛争で著者が何を思ったのかが気になる。
- コメント(0) - 2月10日

内戦後かと思ったら、前の話だった。躍動感あふれる、は正しくないかもしれないけど、とても面白かった。この時代にこんな方がいらしたんだ、と。
★2 - コメント(0) - 2月5日

日本銀行の人がルワンダ中央銀行総裁になって俺tueee をしてルワンダを立て直すお話 ノンフィクションなのに娯楽小説のように楽しめておすすめ ルワンダ及びルワンダ人についても勉強になってよい 本編は面白いが おまけはあまりおもしろくないので古い版を中古でいいかも
★5 - コメント(0) - 1月25日

事実は小説より奇なり。そんな一冊。1960年代末の独立したばかりのルワンダに、著者が経済立て直しのために奮闘した体験談です。著者の問題解決能力が半端ない。植民地時代の宗主国や他の外国人達の「アフリカ人は知識もない怠惰な無能」という噂を鵜呑みにせず、あくまでも現地のルワンダ人から直接対話して解決を図るという信念に打たれます。解決のための目的は経験的にわかっていて、かつ現場によって手段が変わることをよくわかって実践しているのも凄いです。なぜ50年前の人が出来て、今の経営者は出来ないのか^^;
★2 - コメント(0) - 1月22日

面白かった。1970年頃の出来事だが、世界の銀行で働いた著者がルワンダの中央銀行の総裁となる話だ。突然異世界に飛ばされたライトノベルのような話だが、話の内容は基本的な金融政策の話が多く、金融の基礎を学ぶには非常に有用である。また、著者の有能っぷりに対して、ルワンダに来てる他の先進国から来ている人たちの無能っぷりもひどく、開発途上国の発展の難しさが伺える。本書の後、歴史的事件である「ルワンダの大虐殺」が起こったということも併せて考えると、人間の可能性に希望と絶望の両方を見いだせる。興味深い一冊だった。
★1 - コメント(0) - 1月21日

元日本銀行職員の、ルワンダ中央銀行総裁に就任していた1965年から6年間の出来事。最貧国だったルワンダをどうやって「アフリカの模範生」と一時言われるまでにできたのかが描かれます。筆者の優れた経済・金融の知見(ここが異世界転生チートものレベル)と、ルワンダ人が本当はどう考えて経済活動を行なっているかの地道なフィールドワークの組み合わせで、難題をばっさばっさ解決するのが清々しい。そんでめっちゃ教訓めいてる。折に触れて読み返したい一冊。
★4 - コメント(0) - 1月16日

異世界召喚ものと聞いていたが実際その通りだった
★1 - コメント(0) - 1月6日

王道
★1 - コメント(0) - 1月6日

ysj
独立直後のルワンダで中央銀行総裁を務めた著者の回顧録。お金も人材も全てが無い、最貧困の発展途上国。著者は“真にルワンダ人のために”突き進む。まずは大統領の信頼を得て財政再建計画を企画。二重為替相場を撤廃、通貨改革を断行。外国商人を守っていた利権的な税制を再編。コーヒー農民を市場経済へ誘導するための各種施策。ルワンダ人商人を育成し、倉庫会社やバス公社も育てる。常に先を見通し布石を打ち、いかなる困難にもひるまず果敢に取り組む本書を読むと、自分も困難に取り組める気がして来る。金融や経済を勉強してから再読したい。
- コメント(0) - 1月4日

フィールドワークをやるならおすすめと推薦され読んだ1冊。金融知識が乏しくてもよく読める。開発経済学における人の力は計り知れないなと思うのと同時に、この人の観察眼やメモ力の凄さが読んでいて伝わった。フィールドワークをしたい人に自分もすすめたい本だ。
★1 - コメント(0) - 2016年12月20日

金融技術家による途上国冒険譚。貫かれる正義感。
- コメント(0) - 2016年11月22日

IMFからの依頼でルワンダ中央銀行総裁の任についた著者の回顧録。 「ルワンダ人の福祉」をモットーにした著者の働きは、1965年からの六年間で同国の経済規模は60%拡大させ、「アフリカの優等生」と称される経済発展の基盤を築いた(異世界モノの小説を読んでるみたい!) ただ、その後のルワンダの歴史を知っている者としてはいつどこで破滅の兆しが訪れるのかとヒヤヒヤしてしまう。 増補版では事件についての著者の考察が収録されている。 金融・経済学の専門用語が頻繁に出てくるので難易度はかなり高い。読了まで一月掛かりました
★2 - コメント(0) - 2016年11月16日

図書館で借りて。ジャパニーズ銀行マン無双にスカッとした。アフリカにおいての宗主国の問題とは根が深いのだなあと。それらの問題を「ルワンダ人のために」を決め台詞にバッタバッタと解決する服部さんがカッコいい。だが、最後のルワンダ動乱についての文章に胸を打たれた。マスコミの報道しない真実とは、こういうものなのだなあ。
★5 - コメント(0) - 2016年10月21日

藤子・F・不二雄もしくは藤子不二雄(A)の絵柄で読むとしっくりくる。
★1 - コメント(0) - 2016年10月14日

中年のオジさんが一国を変えてしまったお話。利権握った白人や外国商人に立ち向かう戦後間もない日本人、面白かった(^-^)
★1 - コメント(0) - 2016年9月11日

すごい本だとは聞いていたけど聞いていた通り。まだ人種差別撤廃条約さえ発効していない頃、アフリカにまだ残る植民地支配と劣等視の中で、ルワンダのことはルワンダ人とまっすぐ向き合って、中央銀行総裁の立場から時にはみ出しつつ、一国の経済を立て直す、あるいは立ち上げる。今の自分が想像できる以上の困難がありそうだけど、それでもルワンダをアフリカの優等生にまでしてみせたことを、自信に満ちた語り口で。
★3 - コメント(0) - 2016年9月8日

支援の本質。
★1 - コメント(0) - 2016年8月24日

最近、アフリカに注目しています。映画「ホテル・ルワンダ」を見て興味が出たルワンダで、昭和40年にルワンダ中央銀行総裁になった日銀マンの奮闘記で、そんな人がいたのかとのことで手に取りました。市場・経済政策の課題を理解するに開発経済や国際金融の知識が少し必要ですが、それ以上に国、民族の状況および関係者との人間臭いやり取りを読み手に頭に入りやすく表現できる著者の文章力は勉強なります。経済・アフリカ・ルワンダに興味がなくても、一読することをお薦めします。
★2 - コメント(0) - 2016年8月18日

立派過ぎる有名な日記。日記なのか?ルワンダの中央銀行総裁として、孤軍奮闘したほぼ、ひとりプロジェクトX。印象に残るのは、服部さんの揺るぎない信念に基づき、実行していく力強さ。かく、ありたいが、厳しい。
★43 - コメント(0) - 2016年7月7日

MN
ルワンダといえば1994年のフツによるツチの虐殺が印象的だが、それ以前、ルワンダは「アフリカの模範生」と呼ばれるほど豊かで安定した成長を見せていた。この本はその成長をもたらすきっかけとなった男の物語である。随所に服部氏の経験に裏打ちされた思想がうかがえる。読み物としてとても興味深く、また含蓄に富んだ随筆だった。この本を読んでルワンダに興味が出たら映画「ホテル・ルワンダ」を見て欲しい。そしてさらに興味があるなら、コンゴ動乱について調べることをおすすめする。そうすると、もれなくベルギーが嫌いになるだろう
★3 - コメント(0) - 2016年6月21日

以前、とらのあなで異世界ファンタジーのようだと紹介されていた本だが、著者の活躍はまるで小説の孔明やヤン・ウェンリーのようだ。きちんとした徴税システムがあっても徴税人がダメだと税金は取れないし、必要な物資を輸入しても保管する場所がなければ腐らせてしまう。最近仕事で感じている理屈倒れにならない運営の大切さを、面白い事例の数々で説明してくれた一冊だった。
★2 - コメント(0) - 2016年6月9日

当時のルワンダは二重為替制度や輸入商の独占に見られるように、外国人商人等の既得権益層によって経済発展が阻害されていた。 筆者は政策立案にあたりこうした利権の排除のみならず、ルワンダの国土にあった方法(工業的発展ではなく農業的発展を主体とした)でルワンダ人の民族資本を蓄積することを重視し、それを促進する効率的な法市場制度を整備しそれに成功した。 この成功はルワンダ人は怠け者であるとする外国人の意見を鵜呑みにせず、彼らと直に話すことで得たルワンダ人・ルワンダ国に対する深い理解があったからこその物である。
★3 - コメント(0) - 2016年6月4日

異世界に召喚された最強主人公がどん底の国を助けるために立ち上がる。こうまとめて差し支えないほど著者は縦横無尽、爽やかに活躍する。国が豊かになるためには働いてできた利潤を国内に留めて再投資させていくことが必要である。しかしルワンダには植民地時代のよしみで、不当に金を稼いで故郷に送ってしまう害悪欧州人が巣食っていた。現地に住む人の能力や考え方を学ぶことで初めて銀行家としての知識を活かせる。この姿勢はとても偉大だと思う。競争という篩にかけて努力が報われる仕組みを作り、ルワンダは息を吹き返した。
★18 - コメント(1) - 2016年5月25日

非常に長い時間をかけて精読。ツチ族、フツ族間の動乱前の1965年から6年間、IMFからの派遣でルワンダ中銀総裁として同国の経済開発支援に従事した間の回顧録。通常中銀では取り扱わないであろう倉庫業等にも及んだその成果を俯瞰して見ると、一国の運営にとり何が必要かがわかり、勉強になる。また、あとがきにもある通り筆者は現場の人であり、先入観に囚われることなくその国を真に理解し、その上で方針を決定していく。職業人として心から尊敬。
★4 - コメント(0) - 2016年5月20日

1965年から71年までルワンダ中央銀行に総裁として勤務した服部正也氏の自伝。本文の最後で彼が述べている「戦に勝つのは兵の強さであり、戦に負けるのは将の弱さである」という信念は、言葉だけではなく、氏が行動で示しているということが、本書を読めばよく分かります。良い本でした。
★7 - コメント(0) - 2016年5月2日

途上国において物事を改革するためには軍を手懐けておく必要があるが、その手段を明言はしていないが、著者がいつの間にか軍とパイプを作っているあたり凄みがある。
★7 - コメント(0) - 2016年4月27日

国際経済や途上国援助に興味がある方は是非読んでほしい。中央銀行の様々な仕事だけではなく、仕事における著者の思慮深さを感じる箇所が多い。
★6 - コメント(0) - 2016年4月27日

Ebi
一時期Twitterにて話題になっていた書籍であり、帯にもしっかりとその旨記載されている。ルワンダというとどうしても虐殺のことしか思い浮かばないが、暮らしている人は大統領のような位の高い人を含めても、いたって普通なのだと改めて思う。Twitterで話題になったのは服部氏がルワンダの経済改革をしていく部分でありそこも大変おもしろいが、むしろ人間同士のやり取りの部分が非常に印象に残った。援助というのは国民と国民の関係、というだけに、政策部分と言うよりは人とのやり取りが前面に出た手記だった。
★7 - コメント(0) - 2016年4月19日

定評のある中公新書なのに学生時代読まず今頃読了。金融、財政がわかっていないから理解したとは言い難いが、「平和といい、貿易といい、援助というものは、究極的には国民と国民との関係という、いわば人の問題である。この人の面を無視して進められる国際関係の基礎は、きわめて脆弱なものである。アフリカには経済的には恵まれないが黙々として働き、子孫が自分よりも豊かな生活ができるよう地道な努力をしている国民が多い。こういう国と関係を深めることこそが、同じ道によって今日の繁栄を実現したわが国の取るべき道ではなかろうか」「
★6 - コメント(3) - 2016年4月17日

異世界モノのSF小説のようだ。 同じ事をやろうにも価値観や環境が違うことが何よりも障害になるのだと。 輸送一つとっても、高速自動車道がある国と舗装道路が少ない国では軽々と選択できない。仕組みを押しつける宗主国の傲慢さが、植民地支配よりも非道ことだと感じる。それにしても著者は強靱だな。
★1 - コメント(0) - 2016年4月13日

IMFの途上国支援の一環として、独立間もないルワンダの中央銀行総裁を1965年から6年間務めた服部正也氏(故人)の体験談。 著者が赴任した当初は「何をやっても改善になる」という状況から、平価切下げ問題を発端に大統領と会談し、信任を得、経済改革の立案を任される。ルワンダの実情に合った改革により、『アフリカの優等生』と呼ばれる経済発展を遂げることになる。 「ルワンダ人は怠け者」という風聞を信じずにルワンダ人との対話に努めた実務肌の著者には頭が下がる思い。
★7 - コメント(0) - 2016年4月7日

60年代後半のアフリカで、どのように一国の経済を立て直したかという一冊。この成功の肝はルワンダとルワンダ人を理解しようと努めたことという、著者の仕事に対する誇りと覚悟が伝わってきて、読み終わると心が高揚していた。
★9 - コメント(0) - 2016年4月3日

1960年代、ルワンダの中央銀行総裁として、通貨改革や経済改革に取り組んで顕著な実績を残された著者自身の記録。ところどころの専門的記述に読みがめげそうになりながらも、現地の人々と目線を合わす著者の温かい姿勢と冷静な判断に憑かれ読了。故・城山三郎氏が好んで取り上げそうな人物だ。知られていないけれど、凄い日本人がまだまだいるんだな。
★16 - コメント(0) - 2016年4月3日

ルワンダ中央銀行総裁日記の 評価:84 感想・レビュー:226
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