時平の桜、菅公の梅 (中公文庫)

時平の桜、菅公の梅 (中公文庫)
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時平の桜、菅公の梅の感想・レビュー(28)

私は今まで梅派でしたが、桜のよさもありますね。凡人であるがゆえに、世の中を良くするために努力を惜しまず、周りを巻き込んで尽力する時平と、天才がゆえに性急な道真。どうしようもなくすれ違ってしまう哀しさ。紀貫之の人となりと松王丸の献身がいい。
★17 - コメント(0) - 2月16日

年の初めの読了から凄いのを読んでしまった。己の限界をよく知る藤原時平と自分を信じる菅原道真。時には手を携えて政を行うも、最後には抜き差しならぬところで対立してしまう。脇のキャラもしっかりと描いていて、充実の読書となりました。歴史小説好き、平安好き、王朝物好きの人は是非読んでください!
★60 - コメント(0) - 1月15日

判官びいきの日本人的には悪役になってしまう藤原時平の視点から、破格の才能で地位を築いた菅原道真を描いていて面白かった。政争をテーマにしていても貴族の恋愛模様、歌合せの様子など雅な宮廷絵巻になっている。
★6 - コメント(0) - 2015年7月26日

藤原時平は普通悪役だ。岡野玲子の『陰陽師』では怨霊管公のアクセサリーにまでなっている。それが重荷を背負わされた若社長のような扱いで苦労しているところを見せられるのは面白い。平安貴族にとっての漢詩や和歌は背景を踏まえた上での会話に必須アイテムなのだと改めて思う。たとえば私たちがテレビドラマやお笑いを踏まえたうえでする会話に似ているのかも。「ながらへてあらぬまでにも言の葉の深きはいかにあはれなりけり」
★9 - コメント(0) - 2015年1月18日

★★★∴☆
- コメント(0) - 2014年12月28日

菅原道真を陥れたとされる藤原時平を、悪者にしないで書いたところが新鮮ではあった。そういう解釈もあるのかと。それでも藤原氏は好きになれないけれど。宇多上皇と菅原道真が悪者にされるのかと思いきや、そうでもなかったのに安堵したし、最後の歌のやり取りに泣けた。牛曳きの松王丸の存在も効いていた。結局、時平ではなく、弟の忠平の系列が繁栄していくことが仄めかされたり、紀貫之との交流が描かれたり、こんなふうに歴史を学べると面白いね。
★11 - コメント(0) - 2014年12月22日

時平が主人公で道真と関わっていく。どうしても一般的に、濡れ衣を着せられた道真がかわいそうで濡れ衣を着せた時平たちが悪者という扱いを受けているので、視点が新しくておもしろかった。一般的に悪役になってる人にも良いところはあるわけなので、こういう視点の小説はどんどんでてきてほしい。時平がこんなに人間らしく書かれているのは他にはないはず。政治の話がメインなので、登場人物が多くなるが、それぞれ性格が立っていたので分かり易かった。和歌(特におみなえしのところ)もきれいで素敵なものにたくさん出会えた。
★6 - コメント(0) - 2014年12月11日

「時平」といえば、歌舞伎・「菅原伝授手習鑑」の「車引き」に出てくる歌舞伎の中でも超悪人のキャラクターを思い出す。この小説は、道真の事務処理能力と博学に圧倒されながら、藤原氏の「一の人」として、一族を束ねなければならなかった時平の苦悩を描いている。政治家に必要なのは、才能・家柄・人柄、それぞれに恵まれた人材の相互協力なのだろう。平安時代の「政」を描きながら実は現代の政治家も陥っている「政争」の有様をこの小説は説いている。紀貫之の役どころと、時平の弟の忠平がちゃっかり自分の子孫を繁栄に導くのが興味深い。
★70 - コメント(0) - 2014年8月27日

奥山景布子さんの本は『源平六花撰』に続き二作目。善悪で描かれていないのが好感もてます。ただ、藤原はなんだかんだやっぱり好きになれないけれど(笑)
★4 - コメント(0) - 2014年5月31日

4/24 気分転換に、と思って手に取った本。敗因は、菅原道真も藤原時平もよく知らなかったと言う事ですな。
★4 - コメント(0) - 2014年4月28日

何となく知っていた歴史の流れを垣間見れる物語。この作品によって、政治のライバルおいう藤原時平の視点から菅原道真の本質の一旦を覗き込むことが出来る。以前までは、最後大宰府に左遷されたことを恨み悪霊としての位置づけがあったのだが、実際にはどうだったのだろうと思い至ることになったなぁ。この時代、政治だけでなく文化面でも後世に残す大きなものであったのは気がつかないところであろう。紀貫之を始め、菅原道真も芸術面では優れた才能を有していたと言われている。それが、今に学問の神様として存在していることになったのではなかろ
★5 - コメント(0) - 2014年4月17日

発行された時からずっと念願だった文庫本がついに出たぞヤッター! 装丁はタイトルの梅と桜が色鮮やかな単行本の方が好きだけれども、雰囲気が踏襲されてて良いです。数少ない平安時代モノですが、この作品での時平と道真の微妙な距離感が好き。見どころは、歌舞伎や通説とは異なる時平の解釈と、意外に熾烈な道真かなー?
★7 - コメント(0) - 2014年4月1日

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時平の桜、菅公の梅の 評価:93 感想・レビュー:13
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