ここにないもの - 新哲学対話 (中公文庫)

ここにないもの - 新哲学対話 (中公文庫)
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ここにないもの - 新哲学対話はこんな本です

ここにないもの - 新哲学対話の感想・レビュー(77)

ムーミン谷のような、静かな自然の中で、エプシロンとミューがゆっくりと対話をしている。素朴だけど解決仕切れない難問に対して、知っている言葉を繋げていく。そして、すとんと腑に落ちるところで一つの話が終わる。非常に心地よい読書ができた。
★8 - コメント(0) - 1月11日

エプシロンとミューの会話形式で進む、かみ砕かれた言葉による哲学の寓話。会話がなかなか現代風で軽妙。当たり前のように思っている世界の見え方が当たり前ではない(かもしれない)と気づくことが哲学への入り口なのかな。
★11 - コメント(0) - 1月9日

野矢先生の本は三冊目くらいかな。「自分の死を想像することはできるか」「未来は存在するのか」というようなテーマについて、『エプシロン』と『ミュー』の対話形式で書かれた絵本のような本。論点を整理して自分の考えを四苦八苦しながら述べるエプシロンが野矢先生で、的はずれなようで真実を穿とうとするような問いを投げかけてくるミューが、野矢先生にとって必要な、野矢先生を哲学者たらしめる存在のように見えました。小学校高学年くらいから大人まで、寝る前に寝転がりながら読める良い本です
★1 - コメント(0) - 2016年4月30日

ご本人にお会いしたら「一番読んで欲しいのに全然売れない」って言ってた。未来的だからですよ、先生。今の日本じゃ売れませんって。
- コメント(0) - 2016年2月8日

冒頭にある川上弘美の文章を読んだとき、頭のなかのいろいろなところがしんとした。さぁっと雑音が引いていくような感じがあった。「引き込まれる」とはこのことを言うのだろうなと思う。そして同時に、この文章がこの本を読むのに適切な面持ちや距離感をきっとぼくにつかませた。野矢茂樹の本文もとても好きだが、それ以上にぼくは冒頭にある川上弘美の文章が印象的でした。
- コメント(0) - 2015年12月1日

エプシロンとミュウの会話形式で進んでいく哲学。哲学って、何が どれが どうが哲学なのか説明できないけどこの二人の会話にならついていけそうな気がした。「未来は存在しない。未来は[ある]のではなく[なる]。そこにある未来がその時になれば分かるというのではなく、未来はない。ないものが生まれてくる」フムフムと納得。一生懸命答えを導き出そうとするエプシロンとミュウの会話はその中に次の疑問が発生する瞬間でもあり考えることが尽きない二人。読みやすい哲学書でした。また読み返したいと思った。
★37 - コメント(3) - 2015年9月8日

素朴だけど、実はとっても大事な気がするなんとなく不思議を考えるエプシロンとミューのお話。 死んじゃうことは全てがなくなってしまうことではなくて、今が続かなくなってしまうこと。 これって同じことでも少し違って、死んだ側に立てたら全てがなくなってしまうコトになるけど、誰も死んだ体験をした人なんていないから、わからないことは言えない。 そうしたら、死んでしまうことは死んでしまうって以上のことではなくなってしまった! そんな本。
- コメント(0) - 2015年5月4日

『ここにないものについて、語る』 野矢茂樹さん。新書で幾冊かお世話になったことがある。優れた哲学者であると同時に優れたストーリーテラー。対話の形を取った著作がおもしろい。本作も、対話形式となっている。少し大人で理屈っぽいエプシロン(ε?)と無邪気に核心をつく質問をするミュー(μ?)。あっちへふらり、こっちへふらりの緩いふたりの会話に導かれ、読者も次第に哲学式対話に参加しているような気分になっていく。
★4 - コメント(0) - 2014年12月16日

「可能性」について書かれた本だと思った。 哲学という学問分野も「可能性」について考える学問分野だと思った。 素晴らしい本でした。
★1 - コメント(0) - 2014年12月14日

哲学の最初の一歩を踏み出す本だと思いました。「ミュー」と「エプシロン」の対話がゆっくりと深まってゆくのを追ってゆくのがとても楽しかったです。「ことばでしかすくいとれないもの、だけどことばでは言い表しきれないもどかしさ」「そのもどかしさっていうのは、そこまでことばで言い表したからこそ、姿を現した」。言葉で思考することについての根源を見たように思いました。上田真さんのイラストがまた、言葉のむこうにあるなにかを表しているようにも見えて、風がとおりぬけるようなさわやかさを感じました。
★23 - コメント(0) - 2014年12月11日

野矢さんの本、読みやすいなぁ。ほんとうに。まるで、著者自身の自省録のような一冊。「哲学の謎」も並行して読んでいるのだけど、まるで本書の発展版のようだ。いつか、なにかを掴める時が来ることを祈って、読み続けます
★2 - コメント(0) - 2014年12月8日

これは間違いなく野矢さんの本であった(当たり前)。『哲学・航海日誌』とか読んでいるので、すっと入ってきますね。ただ、この本が最初だと、議論として不十分と思う部分もあるのかも。
- コメント(0) - 2014年10月7日

哲学というとっつきにくい題材を、まるで絵本の一冊のようにした話。哲学だから、いろんな考え方があるなーって。肩の力を抜いて読める一冊
★2 - コメント(0) - 2014年9月10日

野矢先生著ということで読んでみました。やっぱりこの方の文章を読むと、自分で色々考えたくなるのでくせになります。「これはなんか気分が出てない」とか「なんか変」とかの曖昧な感覚を頼りにゆっくりと考え進めていく二人の空気が心地よいです。私の場合、ものを考える際、理路整然とした演繹をしようとして手詰まりになり途方にくれることが多々あるのですが、この本を読んで気分を頼りにふらふらと考える楽しさを思い出させてもらえた気がします。目につく所に置いておいて、折にふれて読み返してみよう
★4 - コメント(0) - 2014年8月17日

これは完全にジャケ買い。涼しそうだしタイトルもなかなか。で、中身も良かった。ミューの素朴な疑問を深く考えて答えを出そうとするエプシロン。素朴な疑問も考える事を諦めない2人。答えを出しながら同時に新しい疑問も産み出すと云う作業、対話を繰り返しながら世界とか人生とか死とかを考える。見えるから有るのか?有るから見えるのか?その見える物は本当の姿か?本来ならば理屈っぽくて読む気にならないテーマも二人のとぼけたお喋りで案外サラッと心に落ちて来る物があり納得してしまう。雑然とした脳みそも少し涼しくなるような本でした。
★55 - コメント(2) - 2014年8月3日

エプシロンとミューのかわいい哲学対話。賢いエプシロンにたくさん質問するミュー的な態度は、哲学には必要なのだろう。わからないものはわからない。わかるものはわかる。これを読んで気づいたこと→無限に広がる平面がこの世界だとすると、大きさを持たない0次元の「点」が「言葉」なのだということ。概念としては存在するが、それをいくつ集めたところで、大きさがないのでその世界平面を覆い尽くすことはできない。でもある。でもそれで世界は言い表せない。
★3 - コメント(0) - 2014年7月20日

「人生に意味はない」から始まり、最後はその「意味のなさ」もひっくるめて価値にする。人生って素晴らしい。やっぱり野矢さんの本、好きです。冷静な論理の中に、確かな熱がある。
★1 - コメント(0) - 2014年7月7日

「この道が、この梢が、水が流れ出してくるこの岩が、そして自分が、いま、生まれた」 章ごとのタイトルを見ると、関係のないことがつらつらと書かれていくのかと思いきや、前の章の内容を引き継ぎ、新たな事実を見つけ出す。その手腕にただただ驚くばかり。 個人的には同著者の「哲学・航海日誌」と同じ内容が言われてて、野矢さんが言いたいことが以前よりよく理解できた。また、未来は存在しない、という最後の主張には、なにかしらひっかかている。その主張が間違っているのではないかと言いたいわけではなく、ただモヤモヤしている。
★1 - コメント(0) - 2014年7月3日

書店で表紙にズキューンときて購入♥️散歩したり、お茶したりしながらの、なかよし2人組の対話。話についていけないよー!っていうところがたくさんあって、サクサク〜と読ませてくれませんでした。もう一度読もう…。
- コメント(0) - 2014年6月24日

こどもに聴かせるような、わかりやすい語彙で、哲学的問いが延々と続く。ゆったりと心を落ち着かせながら、何日もかけて読むのがいいかもしれない。
★1 - コメント(0) - 2014年6月22日

hal
加齢によって目立って来た頭脳の“凝り”をほぐせないかと読んでみた。う~ん、やっぱり哲学は10代に限るか?というのが正直な感想。そんなに突き詰めなくてもいいじゃない?とつい感じてしまう。ただ“未来”について語る「この道が、この梢が…そして自分が、いま、生まれた。一瞬ごとに、新たなものたちが、これまでの過去に接続され、生成し、出現する。」という言葉に、がん患者の良く使う“世界がそれまでと全く違って見えた。”という表現を思い出し、がんという病と“未来”について考えを巡らすことができた。川上弘美氏の文章も良い。
★1 - コメント(0) - 2014年6月20日

大好きな植田真さんの表紙を書店で見つけて購入。 世界は言葉で表されることによってはじめて生まれるのかなあ。
★3 - コメント(0) - 2014年6月18日

特に形而上の問題では、いろいろな考え方があってもいい、と思うが、 どうも内容(結論?)には納得できず。
★19 - コメント(0) - 2014年6月14日

エプシロンとミューがいる空間のなかで、となりで考え込んでいる自分、という絵が浮かんだ。語られていることは平易な言葉だけど、ものすごく深遠な感じがして、 一朝一夕にはわからない、私の頭では^^ しかし、生きること、今ここに在ることの意味を考えるのに無駄な時間はない。ふたりのおしゃべりに何度でも戻りたくなるんだろうな。
★2 - コメント(0) - 2014年5月25日

こんなこと思ったことはあるけど、こうやって考えたことはないなあ、と思いつつ読んだ。内容ももちろんいいのだけど、エプシロンとミューの会話の流れがなんともいえず良い。
★3 - コメント(0) - 2014年5月22日

普段使わない思考の筋肉を動かした感じ。直観があってそれを丁寧に言語化していくことで思考が進展する。
★1 - コメント(0) - 2014年5月18日

いっぱい考えた。伝わりやすい言葉で、人生とか、過去とか、未来とか語られていて、世界がひらけた気がします。 未来は一瞬一瞬生まれている。「いま、生まれる。」っていう感覚が新鮮で、なんか清々しいなぁ。
★7 - コメント(0) - 2014年5月14日

すごくわかりやすい哲学のおはなし。エプシロンとミューの会話が延々とつづき、その流れに身を任せるのがとても心地よいです。・トットさん・腰掛け岩・蜂蜜をぬったトースト・目玉焼き2個・お茶・あたたかいミルクなどが出てきます。それらのディテールがものがたりを柔らかくしていて、森や川のそばで、エプシロンとミューが会話している様子が目に浮かびます。生きていくということ、死ぬということ、未来とは…。冒頭についている川上弘美さんの解説が絶妙です。
★2 - コメント(0) - 2014年4月24日

ライトな哲学書。川上弘美さんの前書きが一番良かったという謎の本。
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