井上ひさしの読書眼鏡 (中公文庫)

井上ひさしの読書眼鏡の感想・レビュー(35)

「一般国民は戦争を望みません。(略)政策を決めるのはその国の指導者です。(略)国民に向かって、われわれは攻撃されかかっているのだと煽り、平和主義者に対しては、愛国心が欠けていると非難すればよいのです。このやり方はどんな国でも有効ですよ。」・・・「ニュルンベルク軍事裁判」(ジョゼフ・パーシコ:原書房)より ヘルマン・ゲーリングの言葉。
★1 - コメント(0) - 2016年12月8日

【要旨】戯曲や小説を手掛けた井上ひさし氏の書評集。【感想】記念すべき第一回の書評で扱うのが事典という時点で驚くが、しかも内容もその事典を読んでみようと思わせるのだからその力量に再度驚かされる。筆者に倣って事典で頭のなかの知識を整理したい。小説、事典、白書と筆者の興味関心の幅と読解力に感嘆せざるを得ない。
★19 - コメント(0) - 2016年10月9日

読売新聞に掲載された書評集。ただし、書評集とは言っても、取り上げられているのは、辞書・事典や経済白書に加えて、その他も守備範囲外の少し重めの本が多く、著者の読書へのこだわり、言葉へのこだわりを強く感じる一冊。文字数に制限があるせいか、いつも以上に一言一言が力強く重いという印象を受けた。
★5 - コメント(0) - 2016年10月7日

M
著者初読です。仕事で遠出するのに本を忘れてきたので駅で購入。読売新聞に掲載された書評エッセイを集めた一冊。辞書が複数とりあげられているのが面白い。他には大江健三郎、米原真理、藤沢周平各氏の著作が登場するが、いずれも守備範囲外の作家さんゆえ、いまひとつ楽しめなかったかも。A.ギデンズやN.チョムスキー、戦争や憲兵、天皇制についても言及も多い辺り、思想の匂いがにみじ出ているようにも感じられた。同時多発テロを受けて書かれた文章(コメント欄↓)が印象に残った。
★27 - コメント(2) - 2016年9月2日

著者に倣って丁寧な日本語で書いてみます。井上ひさしさんは「むずかしいことをやさしく」の教祖様だったわけですが、それは本の基準や書評にもあらわれていて感心しました。たとえば高木仁三郎さんの核の解説書の感想。「高度な理論を平易に砕いてくれた高木さんの親切なコトバは、いま、わたしの心の中でダイヤモンドのように硬くなり、そして希望の光を放っています」。そして「合わせて三万五百円でしたが、その百倍も楽しみ、その百万倍も教えられました」。金額にはひれ伏すばかりですが、そういう本に出会うのが真の読書家の願望でしょう。
★17 - コメント(1) - 2016年7月19日

かつて新聞に掲載された書評集だが、そのうちの数回に事典、辞書が入るという驚愕の内容。しかも、ちょっと試しに手に取ってみようか…?と心をくすぐられてしまうからすごい。 既読本も未読本も、単に読むだけでは気づかない魅力があることを教えてくれた。 そして、義理の姉にあたる米原万里さんの作品を紹介するページもいたく感動。彼女の書評、著作がとにかく力強いものだった理由に、深く頷かされた。
- コメント(0) - 2016年5月3日

書評を集めたもの。米原万里の全著作解説、藤沢周平の思い出を語ったエッセイ以外は新聞連載の短文。辞書や事典の類を取り上げて楽しげに語っているのが印象的で、井上の言葉に対するこだわりを強烈に感じた。それと興味範囲の広さも。
★2 - コメント(0) - 2016年3月16日

新聞の限られた分量の中で、丁寧な言葉遣いと精緻な日本語を使った書評。井上ひさしの言葉の力が伝わります。
- コメント(0) - 2016年3月2日

2001年1月からの4年間、新聞に月1回のペースで掲載した書評エッセイを収める。扱う本は一般書だけでなく、事典・辞典や経済白書など多種多彩。憲兵試験の虎の巻なんていうのもある。普通は読まれないこうした本の魅力が、ですます調で穏やかに語られていく。9.11やイラク戦争のただなかでの連載で、直接的には触れられないけれど、荒んだ世の動きへのこの人なりの考えが、書評の形を借りて示されてもいる。その示し方がとても巧みで品がいい。難しいことをより分りやすく・深く・面白く。そんなこの人のモットーがここでも貫かれていた。
★4 - コメント(0) - 2015年12月31日

事典や辞書も書評の対象とするところがすごいです。井上ひさしさんの言葉や考えに触れるたび、日本語を大切にしないといけないと思います。
★16 - コメント(0) - 2015年12月9日

幅広い本を取り上げて読みたい気にさせるのが、いつもならがさすがです。とはいえ事典を買って読むかといえばそんな事はしないし、取り上げられた大江健三郎の本も読んでいなかった。日中戦争のおかげで日本陸軍の軍事が充実したとか、意外。
★12 - コメント(0) - 2015年12月1日

本や言葉への大きな愛情、強い信頼を感じ、気持ちがぽかぽか温まりました。
★5 - コメント(0) - 2015年11月30日

読売新聞に掲載された書評を中心にまとめられています。取り上げられているのは、日本語大辞典や中小企業白書、伊能忠敬全図など一筋縄ではいかないものも多いですが、不眠解消に辞書を読んだり、伊能忠敬を脚本に書くために地図学者の元に通った月日を後悔したりと、平易な言葉で興味を持たせる導入となっています。そこから著者の思考に深く潜っていくさまがとても面白い。『日本語』にこだわり続けた著者ならではの見事な書評集と思います。
★13 - コメント(0) - 2015年11月24日

井上さん最後の書評集です。読売新聞に書かれていたものを集めたようです。この書評で私は朝倉書店の日本史事典を購入したことを思い出しました。ふつうあまり一般の評判にはのぼらない本を結構紹介してくれています。中小企業白書なども紹介しています。また米原万里の全著作というコーナーも書かれています。読みたくなります。
★114 - コメント(0) - 2015年11月5日

井上ひさし氏が見出した、面白い本、恐ろしい本など『読売新聞』に連載され、遺稿となった書評集☆本にまつわるエッセイ「米原万里の全著作」や「藤沢さんの日の光」も面白かったです。2015/12/16
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