アックスマンのジャズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

アックスマンのジャズはこんな本です

アックスマンのジャズの感想・レビュー(98)

登場人物多くて、複数視点で分かりにくくはないけどなんかガチャガチャしていて、物語内の時代のニューオーリンズもごちゃごちゃしていて何故だかなかなかリズムに乗れず。 半ば過ぎてマイクル視点のパートから段々スピード感が増し勢い良く点が線で結ばれていくのはなかなか壮快。エピローグは読めた。シリーズ化するのかしら?
★5 - コメント(0) - 3月19日

マニーフレッシュの地元がニューオーリンズと知り、漠然と憧れ、その後ジャズの聖地とやっと知ったわけでございます。自分にとってこの本は教科書のようなものでございました。合衆国の中でも独特の歴史を歩んできていて各地区ごとに人種のコミュニティができており、それによって今回の事件が起きてしまった訳ですが。コミュニティ自体は悪くないのだが、なぜだか対抗意識が生まれてきて命を奪ったりするのは、本末転倒でございます。しかし集団にいると麻痺してくるのです。そこにあるルールが自分の天命であるかのように。
★8 - コメント(2) - 3月19日

 非常に救われない復讐譚、、、。
★3 - コメント(0) - 1月18日

ニューオリンズの1919年当時のにぎやかな描写が良い
★4 - コメント(0) - 1月6日

ニューオリンズの喧噪を表す言葉として「ガンボ(混ぜ合わせる)・ヤヤ(話す)」が紹介される。「みんながいっせいに話す」という意味の「ガンボ・ヤヤ」は、小説の構成とも結びついているようだ。3組の登場人物が同じ殺人事件について同時進行で捜査をし、読者はそれらを交互に読みつつ、まるで3組が「いっせいに話している」ように感じるだろう。そして、これがまるでニューオリンズジャズに特有の「コレクティヴ・インプロヴィゼーション」のように聴こえるのも面白い。複数の楽器がいっせいにアドリブを行い、一つの音楽(小説)が生まれる。
★7 - コメント(0) - 2016年12月27日

20世紀初頭のニューオーリンズで実際に起きたアックスマン事件という殺人事件を題材にしたミステリー。4人の視点から事件を追っていくというよく練られた構成。練られすぎてちょっとオシャレすぎるかも。パズルのピースがガンガンはめられていく小気味よさが好きな人におすすめ。キャラクターも魅力的だったので続編が出たら読みたいです。
★27 - コメント(0) - 2016年12月19日

三つの視点からひとつの事件を追っているのだけど、それぞれがほぼ絡まないというなんか斬新なことに。街ですれ違ってはいるんだけど。後半にかけてそれぞれが真実にたどり着くにつれての勢いや解決もそれぞれの視点からである意味そういう方法もあるのか!と面白いねー。続編が出ているとのこと、楽しみかな。ちなみに今回舞台がニューオーリンズでジャズも話に出てくるので、何となくジャズ聞きながらの読書に。
★9 - コメント(0) - 2016年12月18日

10年に一度出会えるかどうか。それほどの好評価ができるのは、リスペクトするルイ・アームストロングやキッド・オリーが登場するだけではない。最後の50ページの怒涛の展開もすごい。キング・オリバーとルイのディッパーマウスブルースの名演などを聴きながら読むと更にこの作品の世界に浸れる。
★6 - コメント(0) - 2016年12月11日

凝った解決編に満足した。なるほど、これは視点人物が三人必要になるよなあ。ラストもかっこいい。
★3 - コメント(0) - 2016年12月1日

1918年から1919年に実際にあった未解決の連続殺人事件をベースに、犯人が新聞社に送り付けた手紙がそのまま使われていて戦慄する。移民、黒人、クレオール、ケイジャンが入り乱れる犯罪都市ニューオーリンズで、新米女性探偵、イタリア系元警察官、アイルランド系警察官が三者三様に事件の謎に迫り、それぞれが抱えるドラマや当時の時代背景も克明に描かれて読み応え十分だ。若かりしジャズ界のレジェンドがほっこりできるキャラクターなのがうれしい。次回の舞台は禁酒法時代のシカゴだからこれまた楽しみだ。
★10 - コメント(0) - 2016年11月16日

アックスマンというのは実在の連続殺人犯で、結局捕まらなかったらしい。3人の探偵が事件を追うが、彼らが知るのは真相の断片だけで、すべてを知るのはただ読者のみ、というところが現実とリンクする。1919年のニューオーリンズの空気感が伝わってくるようで、最初イメージしていた内容とはちょっとちがったが、読み応えたっぷりだった。ゲームをする人にとっては、マフィア3の副読本として読めるかもしれない。
★6 - コメント(0) - 2016年11月2日

tom
行間が詰まっている感じがあり、若干読みにくい雰囲気がある。でも、なかなかの濃厚ミステリー。登場人物は3人。それぞれが、それぞれの理由から、捜査を始める。そして、それぞれの観点から犯罪を解決するというストーリー。登場人物がほとんどクロスしないのがユニーク。ジャズ奏者が登場するのだけど、演奏場面もリアリティがあってよろしい。けっこう楽しめました。
★15 - コメント(0) - 2016年10月2日

人種のるつぼと大型台風。ニューオーリンズの漠然としたイメージが固定された。20世紀初頭にはバスの座席が黒人と分けられてて、もっと混ざり合ってなかったんだ。そんな時代にマフィアから潜入の元刑事と、その罪を暴いて投獄した後輩刑事、ホームズを夢見る娘探偵が連続殺人の謎を「それぞれ」追う。早くその線が交わればいいのに!ってちょっとやきもきした。アイダの相棒コルネット奏者の場面などでジャズ描写は多いが、犯罪への絡み方はビミョー。物語全体のトーンは評価しつつも消化不良感があったけど、最後にすとんと落ちた。続編に期待!
★20 - コメント(0) - 2016年9月28日

ニューオリンズ行ってみたいね~^^
★4 - コメント(0) - 2016年9月25日

エキゾチックなイメージが強いニューオーリンズを舞台としたクライムノベル。この地と言えばJAZZ。面白いことに、あのサッチモが主要人物のひとりとして登場する。個人的にはバイユーがひどく印象的。すぐさまディズニーの幻想的なブルーバイユーが思い浮かぶが、魔法の国の世界観とは打って変わって、とてつもなく陰鬱。でもそれがいい。単なる観光地とは別に、ダークな面を描いているのも本作の魅力に思える。腐敗した社会に人種差別、混沌まみれで一筋縄ではいかない筋書きと結末。次回作はもう少しこなれてくるといいなあ。
★22 - コメント(0) - 2016年9月24日

1918年〜1919年にかけニューオリンズで実際に起きた未解決事件”アックスマン事件”を元にしたミステリー。事件を追うのは警部補マイクル、マイクルの元上司で元服役囚ルカ、そして探偵社勤めでシャーロキアンのアイダ、この3人が事件の真相に迫る。3人が協力するでもなく、それぞれが事件の異なる側面に迫っていくストーリーが新鮮。マイクルとルカの深すぎる因縁等読みどころは色々あるが、禁酒法前夜のニューオリンズの街が主役のひとつであることは間違いない。若き日のルイ・アームストロングの好青年ぶりが一服の清涼剤。
★19 - コメント(1) - 2016年9月24日

新聞社に送られて来た(地獄〜アックスマン)からの手紙。そして凄惨な殺人現場。物語は警部補マイクル、マイクルと過去に因縁のあるルカ、ピンカートン探偵社支局のアイダ(アイダを手助けするルイスは後のルイ アームストロング)、三つの視点から事件を追って行く。凄惨な殺人現場ですが街並み、時代、人種差別、JAZZなど臨場感があり、所々に暖かくユーモアのある会話にホッとしました。エピローグがとても良いです‼︎エピローグでこの作家が好きになりました。次回作が出たらマイクル&アイダのコンビになるのでしょうか?(^_^)v
★47 - コメント(1) - 2016年9月19日

長いし視点が三つあってあわあわするけど、読み切れたのは街が主人公だからだろうな。ニューオーリンズという街はいろんな意味で深いなあ。風呂敷のたたみ方は多少難ありかなとも思えるけれど、時代風景やその時代に生きる人たちの心象の描き方がとても丁寧なので、わし的にはオーケーです。アックスマンの夜のルイスくんの演奏の場面はシビれました。ジャズはよくわかんないけどね。
★18 - コメント(0) - 2016年9月11日

複数の視点で断片的に真相が見えてくるが、いっこうに全体図が見えない。キャラクター各々の背景はよくできているが、事件としてはとっ散らかってて犯人に迫っている感じがしない。続編が出ても読まないかな。
★21 - コメント(0) - 2016年9月9日

まさかのルイ・アームストロング登場。アックスマンの手紙は赤毛連盟トリックのヴァリエーションか。刑事のマイクル、女探偵アイダ、マフィア子飼いの元刑事ルカ、三人がそれぞれの手がかりを追って真相に肉薄する様が面白い。それぞれが一面の真実をつかみ、完全な真相には至っていない。人生とはそんなもの。ジャズと洪水の街ニューオーリンズ、なかなかの筆力で描写。街が主役の物語でもあるな。ルカの食べる物も美味しそう。
★88 - コメント(0) - 2016年8月29日

3点か4点(5点満点)ニューオリンズの街並や景色が、音や匂いまで伝わってくるようにしっかり描かれている。
★6 - コメント(0) - 2016年8月22日

舞台は1919年アメリカ・ニューオーリンズ。「なまはげ」のように家に押し入り、斧で一家を斬殺するという実際にあった未解決事件が下敷きとなっている。市警の警部補・マフィアと繋がりのある元汚職刑事・探偵見習のシャーロキアンの少女の三者の視点が入れ替わりそれぞれの思惑で事件の真相を追う探偵役となる。秀逸なのは、遊郭「吉原」にも通じる「浮遊の地」ニューオーリンズの描写だ。人種差別と偏見・異人種間の疑心暗鬼・麻薬・売春・街自体が奏でるといわれる音楽などが渾然一体なって背徳感あふれある種の色気を浮き彫りしている。
★15 - コメント(1) - 2016年8月19日

実話という所が、惹かれます。ラストからすると、次回作が気になる作品です。
★23 - コメント(0) - 2016年8月18日

実話をモチーフにした小説。数人の登場人物の視点でエピソードが語られる手法で、中盤まではスピード感があってグイグイ牽引するものの、残り3分の1から急に広げた風呂敷をたたみ始め無理やり感があって残念。若かりしルイ・アームストロングの実話をちょこちょこと挟んであるので、ジャズファンには興味深い。
★7 - コメント(0) - 2016年8月14日

アックスマン事件の概要をよく知らないので実際の事件をもとにっていうのを言われない方が良かったかなー。面白かったんだけど視点が沢山ありすぎて誰がどこで何を知ったんだっけ?この人どういう繋がりなんだっけ?とかで混乱した。分かりにくく回りくどい動機と方法だったなという印象。エピローグ、いいですね。
★10 - コメント(0) - 2016年8月6日

1919年のニューオリンズ。ジャズ黎明期のただなかにある街で、斧を浴びせて頭をかち割る連続殺人鬼「アックスマン」を、黒人を妻に持つ刑事、マフィアと内通していたことで刑務所に入っていた元刑事、探偵小説に感化された少女が三者三様の仕方で追いかける。猟奇殺人鬼そのものというよりは、その事件を追いかけるなかで次第に明らかになっていく街の暗部をめぐる物語で、雨の降りしきる暗い雰囲気が作品全体を覆っているという印象。
★11 - コメント(0) - 2016年8月5日

アメリカらしい面白いミステリーだった。舞台は1919年のニューオリンズ。まず、当時のアメリカがどんな時代だったのか調べた。数年後に禁酒法の実施。やがて大恐慌時代。過去に名作が生まれた宝庫だ。ただ、この小説に関してはそんな背景を描かず、白紙から物語を作っているので、何か掴みどころがない。反面それだけの筆力を感じた。ジャズの聖地の世界を描いているが、時代の醸し出す雰囲気は薄いような気がした。斧を使って殺人を繰り返す、アックスマンの描写に陰湿さはなく、捜査を進める刑事にも若さが溢れている魅力的な作品。
★65 - コメント(0) - 2016年8月2日

素晴らしい、翻訳以外。
★3 - コメント(0) - 2016年7月26日

・故郷とは住んでいる場所ではなく、ここで死ねたら幸せだと思える場所。(本文より)
★2 - コメント(0) - 2016年7月25日

yum
最初の4分の1ぐらいは登場人物の背景が謎で混乱していたが、半分ぐらいから俄然面白くなって、一気に読めた。当時のニューオリンズの様子や人種差別の残酷さ。その中で一生懸命に自分なりの幸せを求めて生きる白人、黒人、そしてその二つを背負った主人公たち。事件はまあそんなところかという終結だが、ともかく人間が魅力的でよかった。続編があるようなので、それは楽しみに待ちたい。長いけど、読み応えのある硬派な1冊だった。
★38 - コメント(0) - 2016年7月24日

20世紀初頭のニューオーリンズで実際に発生したアックスマン事件(斧を使った連続殺人事件)を基にしたミステリー。若きルイ・アームストロングと思しき青年、探偵志望のアイダ、刑事のマイクル、元警官のルカがそれぞれの理由によりアックスマン事件の犯人を追い求めながらストーリーが進んでいく。新人作家ながら20世紀初頭のニューオーリンズの生き生きした雰囲気が臨場感を持って伝わってくる感じがすばらしい。今年のミステリーランク入りがふさわしい作品。シカゴを舞台にした2作目もぜひ翻訳していただきたい。★★★★★
★10 - コメント(0) - 2016年7月23日

横溝正史かと思った。アックスマンがスケキヨみたいな。シャーロッキアンでもあるピンカートン社の新人探偵アイダが可愛らしい
★9 - コメント(0) - 2016年7月21日

引用されているアックスマンの手紙が素敵過ぎてヤバい。appleミュージックで当時の(といってもちょい後、20年代くらい)ニューオーリンズジャズを流しながら読んだが、パッと聴き陽気な演奏からもどことなくダークな香りがしてきて、雰囲気最高でした。もちろん続編も超読みたいです!
★10 - コメント(0) - 2016年7月19日

同名の楽曲があるらしい。20世紀初頭、ニューオーリンズを舞台に実際に起きた未解決の連続殺人事件を基に、マフィアとの関係が断ち切れない元刑事、その腐敗を暴こうとした刑事、探偵を志望する女性の3者がそれぞれに犯人探しに乗り出す。事件は降り続く雨と嵐に飲み込まれていく。同地が10年前にもハリケーンに襲われた記憶がよみがえる。 サッチモの愛称で親しまれたジャズメン、ルイ・アームストロングをモデルとした青年が登場し、その活躍が楽しい。
★9 - コメント(0) - 2016年7月6日

長いお話だったけど、結構こういうの好きですね。1919年に本当に起こった斧を使った連続殺人事件を脚色して描かれた小説。舞台は、ニューオーリンズ(ジャズ発祥の地)、人種差別があり汚職もあり、警察もクリーンじゃない。警部補と私立探偵の女性と、元刑事(マフィアと関係あり)の男性と三つの視点からお話しが構成されていて、最後まで飽きさせずに引っ張られました。私はジャズが結構好きなんで、登場人物にルイアームストロングのモデルになる人物も出てくるところもあって楽しめました。
★26 - コメント(0) - 2016年7月3日

1919年に実際に起きた事件を元に、連続殺人鬼アックスマンを三者三様に秘密を抱えた男女がそれぞれの方法で追いかけるミステリー。結局アックスマンの斧は洪水によって押し流され暗い沼の底に永遠に沈んだままになるけれど、三人は傷つきながらもそれぞれの真相にたどり着く。さほど混みいった話でもなく冗長さもあったが、登場人物がニューオーリンズの街をいきいきと動きまわるので読んでるこちらも360度街の中にいるような感じで非常に○。心の穴を見つけると必ず頭の奥底にある自分が恐れてる暗い考えで埋めようとするって重いよなあ。
★13 - コメント(1) - 2016年7月1日

ジャズ発祥の地、ニューオーリンズを舞台に、当時実際に起きた殺人事件を軸に物語は展開する。厳しい黒人差別がまかり通っていた、南部の社会情勢や、禁酒法等、当時のアメリカが持っていた、時代の空気を感じさせてくれる作風が良い。ミステリーよりも、登場人物たちのパーソナルな部分を丁寧に描く事に重点を置き、物語への移入度を厚くしている印象。実在の人物の名前が出てきたり、主要人物に、あの超大物ジャズマンをモデル(というかそのまんま?)にした人物が登場してくるので、ジャズに親しんでいる人であればより作品に入り込めると思う
★44 - コメント(0) - 2016年6月28日

1918-1919年ニューオリンズを震撼させる斧を使ったアックスマンによる実際に起こった連続殺人事件についての物語。時代背景、ニューオリズの街の特徴(JAZZが生まれ人種差別が色濃く残る)などがわからないとわかりにくいなぁと思いながら読んだ。3つの視点から事件を解決していくなかで、たくさんの人が死んでいく。そんなに死ななくてもいいのに。事件の真相っていろいろあるんだなぁ。
★34 - コメント(0) - 2016年6月27日

1919年に米国ニューオーリンズで実際に起きた連続殺人事件がテーマ。犯人を追う市警の警部補タルボット、彼の元上司で今はマフィアに雇われるルカ、ピンカートン探偵社の事務員アイダと幼馴染のルイ・アームストロング。三者の視点が入れ替わり、街の暗部へと徐々に迫っていく。実のところミッシングリンク物のミステリとしてはまあ無難な出来というのがせいぜい。しかしあまりにも魅力的なニューオーリンズの描写によって、読んでいる間に自然とその世界に入りこんでしまう。錯綜したプロットが収まった後の、次回作へのヒキも実に達者なのだ。
★40 - コメント(8) - 2016年6月27日

著者はエルロイにオマージュを捧げているのではないか、と思うところが多々ありました。3人主人公・一章ごと交代制だったり、クライマックスの或る小屋が『ブラック・ダリア』を連想させたり、事件の背景にgeographicalな要素があったり。ラストの快さ含め、エンタメとしてきれいに仕上がっているので、そこはエルロイ風ではありません。続編を早く読ませていただきたいです。
★21 - コメント(3) - 2016年6月25日

アックスマンのジャズの 評価:100 感想・レビュー:52
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