ノーストリリア―人類補完機構 (ハヤカワ文庫SF)

ノーストリリア―人類補完機構はこんな本です

ノーストリリア―人類補完機構の感想・レビュー(134)

エヴァの元ネタSFを読む、第一弾は「人類補完計画」の元になった人類補完機構シリーズの一つ。SFだけど何となく牧歌的、メランコリックな雰囲気を漂わせつつ、不条理小説のような訳分からなさもあってとても良い。 自分とは何か、というのが主題なのかなぁ。
- コメント(0) - 2016年12月31日

「ノーストリリア」という響きはとてもいい。ロード・ジェストコーストやク・メルには主役の響きがあるけれど、ロード・クルデルタやミーヤ・ミーフラはさらに語感が素晴らしい。名前が意味を表している。小説はさまざまなイメージの連続で構成されている。ダイモン人が作った夜間総督宮の話など典型的な寓話のスタイルである。巨大なもの(体重千トンの羊、人口三百億の都市など)が背景として際立っている。大きく揺れる主人公の感情が、振幅の激しい場面転換の中で表現されている。 筋を追うよりも、世界に浸る小説だとつくづく思う。
- コメント(0) - 2016年9月28日

コードウェイナー・スミスが面白いのは、要するに黄金時代のSFだけが持っている手触りのなかでも最良のエッセンスが、これでもかというほどぎゅうぎゅうに凝縮されているからなのだということを、ほぼ三十年ぶりに読み返してあらためて痛感した。作品が書かれてから五十年経っても瑞々しさと躍動感をまったく失わずに、独特の無常感を漂わせる余韻とあいまって強い印象を残すこの作品は、本当に名作だと思う。
★1 - コメント(0) - 2016年4月17日

莫大な金で地球を買い取った少年の冒険譚、といったところかな。他の作品とのリンクもちらほらあって読んでて楽しいんだけど、中盤以降は少年の「本当にほしいもの」を見つける内面の物語にシフトし、少々地味めな印象を受ける。自分がまだ読んでいない短編の話題も当然のように出てきたので、それらも“補完”していきたい。
- コメント(0) - 2016年3月27日

ノーストリリアを立つまではすごくワクワクしました。その後は…面白いんだけど、ただ巻き込まれてるだけ、というか、純朴な田舎の青年がうまく利用されてる様子を一緒に追っていくだけなので、そんなに前のめりにならずにノンビリ読めました。地球がケモナーには堪らない世界に。なぜかシルヴァーバーグの夜の翼を思い出しました。
- コメント(0) - 2016年2月4日

こいつはスミスの作品を読んでいないとわけわからないことが沢山出てくるというか、読んでいた方がより楽しめる。そして最後の訳者あとがきにかかれている、スミスの作品世界の簡潔なまとめ、これ読むと歴史や流れが分かってよいですね(笑) 世界がつながると、凄く面白くなります。つながらないとわけわからんかも。
- コメント(0) - 2015年5月2日

なんといっても、ク・メルの可愛らしさとその凛々しさが印象に残りますね^^ロッド・マクバン151世の成長物語であるんだけど、そこに地球をまるごと買い取ったりする波乱万丈の冒険がからむ。その原因が短命人のやっかみによることだからなんとも・・・。補完機構はある種専制な統治機構。これは全体主義と紙一重ですね。作中、「人間は怖じ気づいたり退屈したとき、邪悪になる。幸福で忙しくしている時には善良になる」P374の言葉に今の世界の対立を思い浮かべた。他の短編と関連性が沢山あるとの事なので読まねば。
★26 - コメント(1) - 2015年2月5日

この作品はシリーズの短篇を繋ぐ大きなハブ(上手い例えが浮かばない)みたいなもので、これ自体のお話は基本的な世界設定を披露するだけに留まっている気がする。地球を買うほど儲けたお金や不老不死の薬をもっと派手に使って欲しかった……。しかも最後、ロッドもホートン・サイムも、望む人生を夢の中で体験するだけで満足しちゃうのかよ!?と拍子抜け。とはいえ気になるワードがあるので、短篇も読んでみることにする。「ママ・ヒットンのかわゆいキットン」という言葉の謎すぎる響き、よい。
★2 - コメント(0) - 2014年8月25日

スミスが今蘇ったらどんな面白いSFを書くのでしょうか。すさまじい作品です。
★5 - コメント(0) - 2014年4月13日

久しぶりの再読。不老長寿薬ストルーンを独占する星ノーストリリア。質素な農夫のライフスタイルを堅持するために自分たちに途方もない関税を掛け、よそ者は入れず。ストーリーは地球を買ったノーストリリアの若者の冒険譚なのだけど、保管機構の長官たちやク•メルなど下級民たちも勢揃いでさすが長編。<死の庭>の儀式など、歌が印象的。
★3 - コメント(0) - 2013年12月1日

質素な暮らしを守るためにものすごい関税がかけられているというのにぐっときました。あとク・メルかわいい。
- コメント(0) - 2013年11月6日

これは本の初めにも書いていますが本当に単純なあらすじです。にも関わらずこんなに面白いのはこの物語がスミス独自の世界であり未来であり想像を越える創造されたSFだからなんだと思います。ずっとこの世界を読み続けたい!
★15 - コメント(1) - 2012年10月4日

 
教養小説ってこういうのを言うんですかね。成熟、通過儀礼、共同体を構成する一員になるとはつまりそういうことである、とオチに思う。/心からの願いの百貨店のシーンがやたらと精神分析的。そこで、自らの心的現実において仮構された原初に向き合って、最後に残ったよすがが、出した結論がそれかよ、とは思う。彼は誇り高くしかあれないのであり、裏返せば優越感に縋りついていて醜悪に見える、といった。 /『赫炎のインガノック』『さよならピアノソナタ』の元ネタ。/なお、断然ラヴィニア派である。
★2 - コメント(0) - 2012年7月21日

あとがきより「スミスについて最も重要なのは、彼の短篇すべてが、完全に首尾一貫した幻想宇宙とじかにかかわっているということである。それらはひとつのシリーズの続篇というよりは、巨大なモザイクの中の一枚のタイルに近い。宙ぶらりんの結末や伏線のように思えるものも、実はべつの部分の重要な断片であって、あとでそちらのタイルを並べおわったとき、はじめて作者の意図した機能を帯びてくる。」まさにそんなタイルを並べおわった後のような作品。ただ、人類補完機構シリーズが未完だということが惜しまれる。
★11 - コメント(0) - 2012年6月6日

ほらこれだよ! 最後にはハッピーエンドかと油断してたら、ほの暗い影がちらつくんだから。これだからコードウェイナー・スミスは侮れない。侮ったこともないけども。
★3 - コメント(0) - 2010年2月4日

面白かった。でも何だろう……うまく表現できない。不思議な味わいの作品。ラスト、突き放されたような感じ……。それにしても、元祖猫耳(?)ク・メルはいいなあ。
★4 - コメント(0) - 2009年9月26日

前回はかなり昔だったので筋をほぼ忘れていた。今もって古さをほとんど感じさせないのは、優しさと酷烈さをともに備えた視点の故だろうか。
★1 - コメント(0) - 2008年10月21日

昔読んだ
- コメント(0) - 1999年1月1日

お、俺でも面白いと感じれるSFが!と思いつつ、途中で(……長えな)とダルダルしてたら、ク・メルが登場して、ウッヒョー!そこからも(……長えな)と思ったりもしたが、エンタメ溢れてました。しかし、終わり方はSF……!となるからSFってジャンルの定式さね。
★2 - コメント(0) - --/--

主人公はクメルと結婚できない代わりに彼女と共有する「千年に思える夢」のなかで思いを満たした。何十匹も子猫が生まれ、夜泣き?、乳やり、餌やり、狩猟教育、などに苦労したかも知れない、苦労は楽しみだ。その夢の中の夢はどんなものだったろうか。昔は夢なら仕方がないじゃないかと思ったが、人生の終わりに近づいた今となっては夢を見られた幸福をうらやむ。同種の夢は主人公を憎んだ「抗老化剤不可の特異体質」のライヴァルにも与えられ、彼も満足した。ともあれ“死”を克服した姿は感動を呼ぶ、“死にネタ”であるのは携帯小説と共通するが
★2 - コメント(0) - --/--

猫耳はク・メルに限る。
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710
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★★★★★
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ノーストリリア―人類補完機構の 評価:42 感想・レビュー:23
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