エデン (ハヤカワ文庫SF)

エデンはこんな本です

SF

エデンの感想・レビュー(69)

[3.9] 中盤まで異質で理解を拒む異星の事物の具体的な描写が延々と続く。ヴァン・ヴォークトのような冒険的な宇宙SFのテイストで緩和されているものの、古さもあってなかなか厳しい。もちろん、作家に通底するファーストコンタクトに対する懐疑を考えるとこのような描写が出てくるのは当然の帰結であるし、終盤では作家の主義が明確に表れてくる。それでもやはり退屈さがあるのは否めない。ファーストコンタクトに対する主義とは別に乱立する学説仮説を並べ立てる『ソラリス』『大失敗』のような作品の方が私は好きである。
★1 - コメント(0) - 2016年11月12日

...
『砂漠の惑星』の無敵号や、この作品の守備号は、21世紀は空飛ぶ自動車やロボットたちと暮らしていると夢描いていた頃の未来の宇宙臭さを感じられて、実に懐かしかった。無敵号って…。一方、役職でコーディネーターは、船長では船乗りのそれを思い浮かべてしまって宇宙っぽくないと思ったから、そうしたのだろうか。サイバネティストは日本語訳を与えると長くなる、身近でないからこのままだったのかな。
- コメント(0) - 2016年1月31日

地球人の乗組員たちの、惑星エデンの複体生物(98頁)との遭遇をえがいた空想科学小説(1959年刊)。しかし、知的生命体側の内部事情が、話の中核となっている。そのため、筆者は、知的生命体との接触から生まれる独特の緊張感について、書ききれておらず、未消化な内容に終わっている。六人の乗組員の中では、ドクターの暴走ぶりが、いい味を出していた。解説によると、本書は、『ソラリス』『無敵』とならぶ初期三部作の一冊だ。私見では、三部作の中では、『無敵」が一番だ。
- コメント(0) - 2014年10月12日

‘圧倒的想像力で構築された世界’として俺の中では「闇の左手」「重力の使命」と並ぶSF世界であった。他2作では或る種ロマンを感じる部分があったに比べ、本作は緻密に描写されるディテールがどんどん訳の解らなさを自覚させてくれる誠にワンダーな読書体験でした。また、不時着し半分傾いて埋まった宇宙船を修復し再出発するまでの仕事SF(そんなのあるか?)としてオートマットや防御号の活躍にワクワクし、見張りや食事シーン等には冒険ものの楽しさも堪能した。緻密に積み上げられたレム世界、やっぱり凄い。
- コメント(0) - 2014年1月13日

+6 イラスト希望!
- コメント(0) - 2013年8月24日

登場人物たちと同じ目線で、未開の惑星を探索するわくわく感がすごくある。謎の植物的な群生、意味不明の工場、惑星住民のおびただしい死骸の山、そしてわけが分からぬままエデン人とのコンタクト。エデンの景色やエデン人の生物構造など、地球ではありえない様相を細かく説明しているところは本当に面白い。結局、安易に援助することは侵略になりかねないとされて何もせずに終わったけれども、なんだか切ない終わりかた…。文化相対主義のジレンマなのか?
★2 - コメント(0) - 2013年5月19日

最後まで頑張ったけど意味不明でした。
- コメント(0) - 2013年5月8日

ソラリスの時もそうだったけど、ものの形や色の描写がいやに詳しいのだけど全然想像が追いつかない。異文化にたいしてしてやれることは「ゼロ」という虚無感の残る小説だった。オチは宇宙版1984年といった感じ?宇宙時代にモノクロのフィルムカメラで映像を撮っているというのがなんか可笑しかった。
★1 - コメント(0) - 2013年4月17日

『ソラリス』『砂漠の惑星』はファーストコンタクトと呼べるレベルなのか怪しい次元であったが、本作はある程度は意思の疎通ができている。しかし、意思の疎通をはかった結末として何をするのか(しないのか)、その点は上記2つと類似があるし、それがレムの考えなのだろう。
- コメント(0) - 2013年3月6日

寝台の長さに合わせて人体を切断したとされるギリシャ神話の山賊、プロクルステス。本作の終盤では、その名を冠した恐ろしい身体改造計画とそれに基づく暴君統治の支配下に異星の住人達が置かれている事が明かされるが、異星に不時着した人間達は、彼らを救う事なく、立ち去ってしまう。つまり、他者は他者のテーセウスにはなれない、なるべきではない、それは新たな暴力を生み出すだけだ、という事なのだろうか。
- コメント(0) - 2012年12月10日

キャラが妙に楽観的なのが楽しい。異星の円盤とかを無計画に乗り回したり。プログラム書き換えのために一々プラグ配置を変えなきゃいけない電子計算機など、懐かしいアナログ機械
- コメント(0) - 2012年5月20日

三部作の内のちの二作と比べるとまだかなり希望の残る展開。登場する異星人は有機生命体であり、意思疎通すら完璧にではないにしろ可能。それでも人間の倫理とは相いれない価値観を持ち、身体改造を行い、失敗した個体はまとめて処分される。レムなりの統制社会や収容所に対する批判めいた表現だと思われる。それでも、人類とエデン人の科学者たちは両方とも知的好奇心という点における一致が見られるし、これは続く二作にも言えることだが、レムには手の届く範囲における科学への信頼とでも言うべきものがある。
★1 - コメント(0) - 2012年5月2日

大御所レムの長編にしてシリアス・ファンタジー三部作の一作目。宇宙船が航法アクシデントにより惑星エデンに不時着する。半ば地表に埋もれた船体からの脱出。この出だしは宇宙船好きにはたまらないね。名前のない6名の乗組員、つまりコーディネーター、技師、物理学者、化学者、サイバネティシスト、ドクターのキャラの描写がとても判り易い。そして惑星住民・・著者はステレオタイプな宇宙人観を排除し、容姿はもとよりメンタリティの多様性を前面に押し出した。宇宙活劇がスペオペと揶揄された時代に一石を投じた一作だろう。★★★★☆☆
★4 - コメント(3) - 2012年1月20日

宇宙船が惑星エデンに不時着します。そこでは複体生物が文明を築いていますが、それは人類の想像力の及ばない種類のものです。彼らとの知的接触の難しさがテーマですが、6人の乗組員が未知の環境で生き延びようと悪戦苦闘し、ついに脱出に成功する話として興味が湧きました。
- コメント(0) - 2011年6月25日

「理解しあえた」のがよかった。やはり、こういうのを読むと「相互理解」を期待してしまうので。「ソラリス」よりテンポよく読めた。『プロクルステスの寝台』がテーマなの?消化不足なのでしばらくしたらまた読んでみようっと。
- コメント(0) - 2010年3月14日

『ソラリス』『砂漠の惑星』と比べるとストーリー性に欠け、かつ文章がなかなか頭に入ってこず、正直読むのが辛かった……。残念。いつかまた挑戦したい。
★1 - コメント(0) - 2009年3月14日

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