あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)

あなたの人生の物語はこんな本です

あなたの人生の物語の感想・レビュー(1995)

SFの短編集。表題の物語はその一編。逐次的思考の人類とは異なる同時的思考を行う異星人の言語を習得する過程で未来のイメージ(?)が見え始める。同時的思考においては未来は不確定ではなく決まっており、未来を不確定にするのは自由な決定なのだと、悟り始めるところが腑に落ちてしまった。その他、『理解』の世界観は派手で好き。映画にしたら、興行収入がーってなりそうな奴だなと。『地獄とは神の不在なり』においてはもはや神はただの自然現象の位置付け。神は無慈悲であることを認識する事が信仰の第一歩という言葉は衝撃を受けた。
★4 - コメント(0) - 2月11日

映画化と聞いて再読。一作一作が濃い短編集だと思いました。
★1 - コメント(0) - 2月8日

個人的には最後の3編が好き。『七十二文字』は前成説が正しい19世紀イギリスを舞台にした一種のスチームパンクで、舞台設定だけで面白かったけど、結末が弱くて少し残念だった。
- コメント(0) - 2月7日

思考実験のような短編集。科学だけでなく、言語学や哲学など多岐にわたる分野への作者の造詣の深さを感じさせる。その中でも特に表題作はファーストコンタクトものとして設定の精緻さと物語がうまく噛み合った名作。
- コメント(0) - 2月6日

GU
公手成幸の訳が苦手
- コメント(0) - 2月6日

映画「メッセージ」に興味があり手にしました。読み始めからかなりの集中(無音状態)が必要になり篭って読みましたが、イメージ的に少し置いていかれました。SF力不足は否めませんでしたが、近未来に対しての苦言がテーマの気がします。多分、映画は別方向に拡散するのだと思います(必ず観ます)。
★19 - コメント(1) - 2月5日

え、映画⁉ それは見なければ…
★1 - コメント(1) - 1月27日

表題作、時の流れがまざり合って収斂...?いや...?、不思議な読み味に「えっ?」これは..?とプチ放心した様な覚えがあります。、和洋問わず「これ映像化は不可能ぽい!」って作品をいくつか読んできましたが、今年映画公開!?、再読したい一冊です。
★3 - コメント(0) - 1月27日

読みにくい部分もあるが、着眼点がいい。最先端の科学技術や、難解な物理や数学原理を扱ったもの、宗教的な色彩の濃い作品など、多彩な才能を見せてくれる。長編が読みたい。
★7 - コメント(0) - 1月21日

すべての作品が驚くほど面白くて、読むのがやめられなくなる短編集でした。物理学の話とかも出てくるけど、むしろ哲学や倫理学、言語学などが駆使されていて、SFというよりフィロソフィカル・フィクションな印象。近代哲学の理想を体現したような知的怪物を描く「理解」、緻密な形式的体系で矛盾を証明してしまった数学者の心理的危機を描く「ゼロで割る」、異星人の未知の言語を解析するなかで自身の認識も変化する表題作、天使が災害をもたらす世界で本当の信仰の意味を問う「地獄とは神の不在なり」がとりわけ本を手放せなくなる面白さでした。
★8 - コメント(1) - 1月20日

表題作含む8篇。全体に”認識”をめぐる話なので、読むのに想像力が必要で、このテーマでよくこういう物語にしたなと思うし翻訳の大変さも感じた。表題作は二つの流れの収束の仕方も秀逸。時系列&因果律的認識って人間の脳がその方が都合がいいというだけなんじゃないかと思う。『バビロンの塔』はオチはなんとなく想像つくけれど、圧倒的に開けた自由な空間の中で一点に集中し続ける対比が印象的。『地獄とは神の不在なり』は世界観が面白い。キリスト教圏ではどう受け止められてるんだろ。『理解』の描写もすごい。想像力でここまで書けるとは。
★10 - コメント(0) - 1月20日

自分には難しかったこれはこういう事なのかと意識して読まないとついてこれないというか・・その中で「バビロンの塔」(この世界の天の果ての先のオチまでの過程がドキドキした)「理解」(頭良過ぎちゃう人らのバトルを文章で読むとこんな感じ?)「あなたの人生の物語」(宇宙人世界の物理学の属性の過程が人類と違うと「人生」そのものの見方も変わってくる・・・のを小説にするってすげえ!)「七十二文字」(錬金術詳しかったらもっと面白かっただろうに)がよかった。
★1 - コメント(0) - 1月19日

「バビロンの塔」と「顔の美醜について」が面白かったです。前者は子供の頃に読んだ、寓話性の強い童話の様な雰囲気が楽しく、後者は汎化が容易で、絶対的な正答が存在しない点が面白かったです。
★3 - コメント(0) - 1月16日

なかなか難しいモチーフだと聞いたので映画「メッセージ」がこの小説をどのように映像化するのか?を確認するための予習。正直新しい言語を理解していく過程の描写が難しすぎてストレスであった…あとエイリアンの書く文字の映像が頭で全然形に出来なくてこれを映像化するの相当大変だろうなと。新しい言語を習得する過程と子供がこの世に生まれて言葉を習得してゆく対比のようなものなのかなと思ったけどそういう意図ではないのかな…SFってあたまよくないとむずかしいなーよくこんなことかんがえつくなー
★3 - コメント(0) - 1月16日

高水準・高密度の短編集。読みにくいわけでもないのに妙に時間がかかってしまった。難しいことを書いているがアイディア自体はシンプルなので読めてしまう。そしてその論理のアクロバット(という語の使い方に自信はないが)にセンスオブワンダーを感じた。
★12 - コメント(0) - 1月14日

sf短編集私にはなんだか難しい話が多くて読むのに時間がかかってしまった。一つの話ごとにちょっと間空けないと頭の中こんがらがっちゃって…。でも面白かった。バビロンの塔 とか 地獄とは神の不在なり とかは聖書なんか読んでたらもっとピンと来たのかな。一番好きなのは 七十二文字。ちょっとスチームパンクぽいし、冒険活劇ぽさもあってワクワクした。あとは最後の 顔の美醜について も自分だったらどうだろうなんて考えてみたりした。今気づいたけど、この二つが一番面白かったって感じたのは単に分かりやすかったってことなのかも。
★2 - コメント(0) - 1月9日

おもしろかった…。科学的な設定はどれも示唆的で、かつ純粋に物語として見ても“読ませる”展開だったと思う。超知能の話の緊張感・スピード感が好き。
★3 - コメント(0) - 1月6日

知らない言葉やアイデア、そしてユニークな状況。置いていかれないように必死でついていくうちにその世界が好きになり、もっと知りたいと思う。
★6 - コメント(0) - 1月4日

表題作『あなたの人生の物語』は 言語学者である語り手が、外部から来た知的生命体とコミュニケーションをはかろうとする物語に、語り手である彼女と彼女の娘の思い出らしきものが、時系列などお構いなしに挿入されるという非常に特殊な構造で、てんで噛み合わないように思える二つが、ある必然を持って収束する結末が本当に素晴らしい。『ゼロで割る』、『地獄とは神の不在なり』など全八篇のほとんどが、標準以上の傑作であるという非常に贅沢な短編集。
★7 - コメント(0) - 1月2日

TG
表題作「あなたの人生の物語」は物理学に出てくる変分原理を人間ドラマに落とし込んだ作品。正直なるほどねくらいで感動できなかった。主人公の開花した能力に飛躍がありすぎるのが原因か。「地獄とは神の不在なり」はキリスト教をめっちゃディスってて面白かった。「バビロンの塔」がきれいな話で一番好き。
★5 - コメント(0) - 1月2日

どの物語も独自の世界観があってよかったです。
★2 - コメント(0) - 1月1日

とても読むのに時間がかかった。気分や体調だけではなさそう。世界観を理解するのに時間がかかり理解する頃には、あるいは理解する前に終わってしまった。バビロンの塔はまだ理解できたので、それから後半の前までは再度見てみたい。
★3 - コメント(0) - 2016年12月25日

Arrival(邦題「メッセージ」)の原作だけど、どんな映画になるのかしら…
★2 - コメント(0) - 2016年12月21日

素晴らしく難解で、素晴らしく面白い。
★63 - コメント(0) - 2016年12月19日

今さらシリーズ第2弾。大学時代に先輩に薦められた作品ですが、本当によかったです。
★1 - コメント(0) - 2016年12月11日

あなたの人生の物語、コレが映画〝メッセージ〟として公開されるんですよね。正直言って難しさがあるのだけれど、これをどう映像にして見せてくれるのかな、映画を見てからまた読んだら、もっと分かるかな?σ(^_^;)
★9 - コメント(0) - 2016年12月10日

どの話もパワーがすごい。表題作……いい意味できつかったです……
★4 - コメント(0) - 2016年12月8日

映画「メッセージ」が楽しみなので、その前に原作をと思い。難しくて読むのに苦労する作品が多い中で、表題の「あなたの人生の物語」は一番読みやすいかな…。SFらしからぬタイトルが気になっていたのですが、そういうことかと納得。「バビロンの塔」「顔の美醜について」も自分には読みやすいほうで内容も面白かった。
★7 - コメント(0) - 2016年12月8日

数学も物理も疎いので一読して半分も理解できず、愕然として諦めかけた。それでも時折はっとする場面があり、気になって何度も読んでみた。…お、面白い。なんだこれ。普段使わない脳味噌を使う濃密な物語ばかり。認識が変わる楽しさ。普段は見えない景色が見えるような新しい体験。表題作の美しさと哀しさがとても好き。時間かけて読んでよかったー。ゆるゆると1編ずつ再読中。
★14 - コメント(1) - 2016年12月6日

評判どおりすごい。収録されている八本のどれひとつとしてほんとうは絶対ネタバレしたくないのでまともな感想が書けない。表題作はもちろんすばらしいが、それに次いでは「地獄とは神の不在なり」か。現代社会に神様が天使を降臨させヨブ記を再演する。続いては「七十二文字」。ゴーレムと前成説が支配する世界の十九世紀に産業革命と遺伝子操作がやってくる。いずれもひとつのアイディアをじっくり寝かせて練り上げてあって、いやもう堪能しました。
★5 - コメント(0) - 2016年12月4日

ため息が出る美しい短編集でした。観念的な作品が多いと感じましたが、観念=ガジェットの掘り下げが、SFをSFたらしめる根源なのだと再確認させられました。
★8 - コメント(0) - 2016年12月1日

沢山の本を読むと大体先の展開を想像して読む癖がつくと思うんだけど、この作者の作品は着地点が予想外で面白かった。
★4 - コメント(0) - 2016年11月29日

SF読みと自称しながら、こういう本を見過ごしているのだから、年をとるのは恐ろしいと思うアラ還の爺様です。早川が増刷した機会に読むことができ、幸せな読書体験をすることができました。感謝。
★6 - コメント(0) - 2016年11月27日

抒情派SFを読み慣れていたので、それとは違う脳味噌を使う必要がありました。( 1作しか読んでないけどかのグレッグ・イーガンと似ていると思った。)とにかく理系ですね。認知学、言語学、記号論、数学、物理学、遺伝子、進化論、中世の呪術、オカルト?まで援用して読ませてくれます。かなり想像してたのと違いました。私の好みか?といえば正直上位では有りませんが。もう1度表題作よんでみます。よって一番最後の「顔の美醜について」が一番馴染み易かったです。
★23 - コメント(0) - 2016年11月27日

昔宇宙人と初めて出会った時にどうやってコミュニケーションをすればいいかについて考えたことがある。数学や物理のようなこの宇宙で普遍的な事柄を突破口にできると思ったが、あなたの人生の物語のように認知によって違うように認識することは十分にあるんだ。なんでことを読後に考えるのも楽しい短編集だった。
★5 - コメント(0) - 2016年11月25日

表題作と「理解」で想像力が刺激されました。加齢のために次の話に行くたびに設定を理解しなければいけないところが辛いと感じた。
★6 - コメント(0) - 2016年11月24日

『しかし、ともかく、神はニールを地獄へ落とした。』
★5 - コメント(0) - 2016年11月23日

テーマが多彩
★3 - コメント(0) - 2016年11月22日

LEE
今更ながら読了。宗教的な題材が多いが、どれも面白かった。次作が待ち望まれる。
★2 - コメント(0) - 2016年11月17日

知識が追い付かなくて、読むのに苦労した。そもそも短編集だと思っていなかったのもあるかもしれない。表題作でもあるあなたの人生の物語は、自分がもし主人公の立場になったら、それを受け入れられたのだろうか。未来を知ることは、希望を失うに等しいと言ってしまえば、陳腐か。
★7 - コメント(0) - 2016年11月17日

あなたの人生の物語の 評価:76 感想・レビュー:639
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