ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)

ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選はこんな本です

ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選はこんな本です

ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選の感想・レビュー(769)

タイムマシンだけが時間SFではない、と云わんばかりにバラエティ豊かな〝時間〟のかたちを揃えた一冊。アンソロジーとしてのまとまりはやや欠けるものの、時間遡行テーマの手本のようなテッド・チャン「商人と錬金術師の門」を皮切りとして、ままならない時間に抒情を込めるプリーストやボブ・ショウのロマンス、既存概念を打ち破るエフィンジャーやスタージョンの奇想、マッスンやルポフが描く時の不条理と、それに対するスチャリトクルの反抗、そして表題作での時をかける愛で締めくくると云う、何とも豪華な構成であり、充分満足だった。
★62 - コメント(1) - 3月12日

良作揃いの時間SF短編集。時間SFはバラエティー豊かなのでどれだけたくさん読んでも飽きが来ない。胸にじわりと響く作品、哀愁漂う作品、壮絶な作品。全部良かったのでどれが良かったとか選べない。これはおすすめしていきたい。
★24 - コメント(2) - 3月10日

タイトルが以前から気になっていたので、読んでみて納得。あと、テッド・チャン「商人と錬金術師の門」目当て。「タイムトラベルによって過去をかえることはできないが、より深く理解することができる」(大森望解説)、やはり素晴らしい。「旅人の憩い」マッスンもよかった。「いまひとたびの」は元祖タイムリープものだそうだが、第二次世界大戦やヒロシマへの言及があり、当時の(今も?)アメリカの人々の気持ちが垣間見えてちょっと苦しかった。
★8 - コメント(0) - 1月24日

一番最初の短編を数行読んで、なんだこいつ凄い上手いな、と思ったらテッド・チャンだった。アラビアンナイトみたいな世界観が素晴らしい。
★2 - コメント(1) - 1月4日

時間SFには何処と無く、運命だとか宿命だとかを感じさせるテイストがあって、その処理の仕方が相性になる、そんな気がする。胡椒の分量の加減で、卵の味が変わる様に。最高だったのは、マックの奴。芝居を見ているみたいに、ゆったりと笑える。オチのよく分からないのもあったけれど、それも含めて、満足でから短編集だ。
★1 - コメント(0) - 1月3日

【メイ・ザ・フォース・ビー・ウィズ・ユー(SF&ファンタジー読書会)】タイムトラベルも色々なタイプがあるなぁ、と実感。ロマンス物5編、「商人と錬金術師の門」がアラビアン・ナイト風で楽しくてんこ盛りされ「限りなき夏」凍結者の存在が不思議で「彼らの生涯の最愛の時」お互いしか見えず出来すぎで「去りにし日々の光」物悲しくこれこそ人生、表題作はまぁまぁ。他は「昨日は月曜日だった」壊すなんてもったいないなぁ「旅人の憩い」どう年を取っているのか?「いまひとたびの」善良さが印象的だけどその気持ちが30続くかなぁ…。
★13 - コメント(0) - 2016年12月5日

巻頭のテッド・チャン、お見事のひとことに尽きる。表題作、ほろ苦く始まるのに意外や意外のハッピーエンド。ほんとにそれ、いいの? と半信半疑のこの読後感もきっとねらい通りなんだろうな。他の作品も、定番の名作を含めて粒ぞろい。プリースト「限りなき夏」の貫禄、シルヴァーバーグ「世界の終わりを見に行ったとき」の毒、ルポフ「12:01PM」のテンポ。
- コメント(0) - 2016年11月24日

「商人と錬金術師の門」―始めと終わりが決まっていれば、中途で何をしようと過去を変えたうちには入らないのか。目的地が決まっていて、そこに辿り着くためならどんなルートを通っても過去改変には当たらないということか。「いまひとたびの」―正義感にあふれた息子とその父親。長生きして満たされた人生送っていたのにわざわざ世界の情勢を良くしようとリスク有の別の人生を選ぶ勇敢さ。他「彼らの生涯の最愛の時」「ここがウィネトカなら~」がおもしろかった。
★8 - コメント(0) - 2016年10月22日

☆時間もののSFは話がややこしくて苦手だった。この本ではタイムマシーンやタイムパラドクスが出てこないがいろいろなパターンがあってあきなかった。
- コメント(0) - 2016年10月12日

チャン、プリースト、スタージョンなどなど錚々たるSF作家たちの時間にまつわる短編だけを集めたアンソロジー。過去の光景を写し出すガラスの話「去りにし日々の光」が切なくて個人的には良かった。
- コメント(0) - 2016年10月11日

アンソロジスト、大森さんのバランス良いセレクトで送る時間SF傑作選。古典からゼロ年代までのマイナーメジャー取り混ぜて、早川にしては(?)ブラックだったりとんがった作品も入ってるなーと読了。特にイアン・ワトスン2作品のパンチと、エフィンジャーの「時の鳥」の脱力感はとても好み。これはSFなのか?と一瞬首を捻るスタージョンの「昨日は月曜日だった」も面白かったので、図書館で作品集を借りてきた。新規開拓のきっかけにもなるからいいよね、こういう本は。
★5 - コメント(0) - 2016年10月2日

★★★ずっと欲しくて、やっと購入。のち積読の仲間入りになっていたものを、さらにやっと読了。面白くてあっという間に読み終わっちゃってもったいない気持ち。まさに時間旅行してきた気分。こういう読了感大好きです。中でもお気に入りは、『彼らの生涯の最愛の時』『昨日は月曜日だった』です。
★1 - コメント(0) - 2016年9月9日

テッド・チャンの作品が読みたかったんですが、ほかにもいい作品がありました。読んでいる途中でどういう設定なのかがわからず、読んだ後?が残る作品もありました。 時の鳥(ジョージ・アレック・エフィンジャー) いまひとたびの(H・ビーム・パイパー) 12:01PM(リチャード・A・ルポフ)
★2 - コメント(0) - 2016年8月30日

難しい用語が多いため長い間手にとっていなかった海外SFでしたが、『BISビブリオバトル部』を読んでSFに興味が沸き再挑戦。なるべくわかりやすい話を、と思い本書を見つけました。本書は時間をテーマにしたSF短編を多数収録。書く人によって時間のとらえ方が違っていて、本書だけで様々なSFが楽しめた気がする。読み進めていくとSFへの苦手意識が薄まっていく感じがあったので、ほかのSFも読んでみようと思えた。
★2 - コメント(0) - 2016年8月28日

時間SFということで、いろいろなパターンが楽しめる。どちらかというと理論よりもシチュエーション重視の作品が多いので、あまり難しいことは考えずに(ややこしいものはあるけれど)読み進めることができた。
★1 - コメント(0) - 2016年7月31日

アラビアン・ナイトの皮をかぶったハードSFとはまさに言葉ぴったりな作品の『商人と錬金術師の門』、奇抜な設定だし内容もところどころ…と思ったけど永遠に続く恋人たちの「次はいつ会えるんだろう?」的な時間旅行の『彼らの生涯の最愛の時』、まず設定がいい!行く先もいい!コニー・ウィリスのオックスフォード史学部シリーズを思い出させる場面が数々の『時の鳥』。どの作品もよく考えられてる話だなぁと感心していたが『いまひとたびの』はタイム・パラドックスだからヤバくないのだろうか…もっともっとタイム・トラベル作品が読みたい。
★12 - コメント(0) - 2016年7月16日

時間に関係するSFを集めたアンソロジー。タイムスリップにループ、時の流れが違う場所・物についての話など、実に様々な種類の作品を楽しめました。短いながらも強烈な印象を残す作品が詰まっています。ハンバーガーショップでタイムスリップする『彼らの生涯の最愛の時』、ファンタジーのテイストが強い『昨日は月曜日だった』、緯度により時間の進みが異なる惑星を描いた『旅人の憩い』etc… また表題作や『商人と錬金術士の門』は短いながらもじっくり味わえた一方で『しばし天の祝福より遠ざかり』などは是非長編で読みたいテーマでした。
★4 - コメント(1) - 2016年7月3日

タイムトラベル、タイムリープ…どちらも面白いけど、タイムリープものはだいたい後味悪いというかすっきりしない。時間を超えて出会う二人…というのもロマンティックだけど、「昨日は月曜日だった」くらいの単純なもののほうが好みかも。
★1 - コメント(0) - 2016年6月29日

様々なジャンルの時間SFがたくさん。海外モノってなんとなく読みにくいかと思ってたけど全然そんなことはなく。まず表題作「ここがウィネトカなら~」の設定は面白すぎ!!!読んだことのないタイプ。バラバラに来る人生って。。それから「商人と錬金術師の門」はめちゃくちゃきれいにまとまってて好みだったな。
- コメント(0) - 2016年6月5日

「時間SFにはロマンスがよく似合う」最高の殺し文句じゃないの
★9 - コメント(0) - 2016年4月30日

どの作品も面白かったけど、語り口から読後感まで完璧に美しかったのはテッド・チャンの「商人と錬金術師の門」。
★2 - コメント(0) - 2016年4月7日

テッドチャンの短編がのっているし、人の紹介もあり購入。 やはりテッドチャンは良かった。その物語の中に引き込まれるような引力のある作品だ。 この本は時間SFを集めたアンソロジーなのであるが、色々な種類の時間SFを集めていてすごく面白かった。 時について色々なベクトルから見つめているのが感じられる短編集。「昨日は月曜日だった」などはその世界があるかのような、日常が少し違うように感じられるような作品だ。 負けずと時間ロマンスもよい。
★12 - コメント(0) - 2016年2月17日

時間SFとラブロマンスは相性が良いなということを再認識した。全体的に楽しめたが、特に面白かったのは「商人と錬金術師の門」「彼らの生涯の最愛の時」「旅人の憩い」「12:01PM」。テッド・チャンはいつか読まなければ。
★2 - コメント(0) - 2015年11月30日

時間SFアンソロジー。「限りなき夏」再読だが、美しさに再感動。「昨日は月曜日だった」スタージョンらしい文体に翻弄される。「旅人の想い」短編なのに濃密。圧倒される。表題作は、まずタイトルの素晴らしさ。主人公たちが時間軸の謎を理解し始めるくだりは、イーガン「貸金庫」を思い出した。ほか、まだまだたくさん語りたいけど文字数が足りない。ヴァラエティに富んだユニークなものばかり。ループしたり、円環をなしたり。タイムトラベルはロマンスとよく合う。
★1 - コメント(0) - 2015年11月28日

じんわり胸に沁みていくようなラストが良い「商人と錬金術師の門」、一途なふたりの愛とちょっと抜けたジョークが面白い「彼らの生涯の最愛の時」、月曜から水曜にジャンプしてしまった男のドタバタ劇「昨日は月曜日だった」が好み。あと怪奇小説好きな身としては、「12:01PM」の不条理感でごはんが食べられる!SFと恋愛物が混ざった話が多く、時かけみたいな話が好きなら馴染みやすいのでは。
★7 - コメント(0) - 2015年11月26日

書こうと思っていたネタがもうあった。面白かった。
- コメント(0) - 2015年11月25日

タイムトラベルモノオンリーの全13篇。『時間』という形無きものに形を与え、そしてそれに手を伸ばし触れようとする意思を感じるアンソロジーです。ひたすら感心する作品がある一方で、下らなくて笑ってしまう作品もあり、つまり飽きずに読むことが出来ると思います。『商人と錬金術師の門』『彼らの生涯の最愛の時』が個人的2強。前者はただひたすらに感心し、後者は爆笑させてくれたという意味で。大森さんの選球眼に感謝です。
★5 - コメント(0) - 2015年11月18日

いやー千夜一夜風のとマックドナルドの二編が面白すぎた。面白いとは別だが、戦時休暇の一編が悪夢のようで記憶に残った。時間ネタそのものだけでなく、時間旅行が他の大きな要素(アラビアンナイトだとか文章のスピード感とか)とうまく絡んで化学反応起こすと面白いんだな。
★3 - コメント(0) - 2015年11月14日

やはりタイムトラベルものは好きではありません。おもしろいのですが、読後に人の死に絶えた遺跡を歩いているような廃墟感を感じてしまうのです。若い時は、全然そんなことはなかったですが、悔悛や絶望を何度も味わってくると、時間旅行作品はもう楽しめなくなってしまいました。悲しいことですが・・・。
★1 - コメント(0) - 2015年10月13日

[時間SF傑作選]で、いわゆるタイムトラベルものの短編集なのだけれど。 タイムマシンは登場しないし、小難しい説明もほとんどナシ。 なので、あまりSFを読まない人でも存分に楽しめるはず。私も各物語の主人公たちと一緒に時間旅行を堪能できた。  それにしても。 大森望にはハズレなしというか。 アラビアンナイト風の物語で始まり、表題作で終わるなんて流石としか言いようがない。
★3 - コメント(0) - 2015年9月18日

なにをもってしても過去を消すことはかないません。そこには悔悛があり、償いがあり、赦しがあります。ただそれだけです。けれども、それだけで十分なのです。
- コメント(0) - 2015年9月17日

ひとは誰でも多かれ少なかれ悔いを抱えて生きているからこそ、時間SFとロマンスの親和性は高いのだろう……などと思うようになったのは、おそらく、自分がそれだけ歳をとったということなのかな。だいぶ以前に読んだものも今回初読の作品も、すべてしみじみと良い短編ばかりでした。突拍子もない奇想ものも、愉しかった。
★4 - コメント(0) - 2015年9月7日

kei
時間SF短編集。『ここがウィネトカなら、きみはジュディ』という表題に惹かれて苦手意識のあるSFに挑戦。短編なので込み入った設定がさほどなくて なんとか読了できました。ベストは「アラビアン・ナイトの皮をかぶった ハードSF」の『商人と錬金術師の門』。アラビアンでSF、SFだけどファンタジーの薫りも漂う良作でした。
★17 - コメント(0) - 2015年9月1日

読後感にほろ苦さが混じる。若いときだったらそんなことはなかっただろうなと思う。
★1 - コメント(0) - 2015年8月17日

時間SFの傑作をあつめた短編集。いくつかをピックアップして読んだけれど、テッド・チャンの「商人と錬金術師の門」が面白かった! とても、とても、面白かった。しみじみとした余韻の残る作品。バグダットやカイロの路地裏が目に浮かぶようで、ひとの息遣いが聞こえてきそうで、上質の映画を観たような気持ちに。よかった。
★8 - コメント(0) - 2015年8月6日

ケン・リュウの本を読んでテッド・チャンを知り、彼の作品が読みたくて借りてきた。たまたま時間SFアンソロジーだったのだけど、いろんな種類の旅を味わえて楽しかった。。表題作、言い回しの妙なタイトルが頭から離れず、もう気になってトリまで待ちきれず三番目に読んでしまった!よかった〜!
★31 - コメント(3) - 2015年7月28日

★★★★☆大森望さん編集の、時間SF傑作選。タイムトラベル・ラブストーリーあり、リプレイものあり、ループものあり、時間観光旅行あり・・・SFの中でも時間ものは面白いな。場所によって時間が伸び縮みし、主人公の名前まで変わっちゃう「旅人の憩い」何度も同じ1時間を繰り返す「12:01PM」700万年も同じ1日を繰り返すハメになるが、1日につき2時間の自由時間(!)のある「しばし天の祝福から遠ざかり・・・」が特に面白かった。SF長編を選んだり読んだりするのは大変なので、こういうアンソロジーは非常にありがたいです♪
★6 - コメント(0) - 2015年7月22日

時間SF傑作選。表題作も良いが、巻頭を飾るテッド・チャンの「商人と錬金術師の門」が素晴らしい。千夜一夜物語の世界における時間旅行物なのだが、過去を変えることはできないが、過去に対する認識が変わることによって、過去の出来事の意味が変わっていく、というところが素晴らしい。
★4 - コメント(0) - 2015年7月17日

とっても良かった。ロマンチックだったり、恐ろしかったり、変だったりする時間SFが13篇。「ここがウィネトカなら〜」「しばし天の祝福より〜」「彼らの生涯の〜」がお気に入り。しかしどれもこれも本当にものすごい発想力だ。「旅人の憩い」「夕方、はやく」なんかはかなり変わり種な感じ。複雑でちょっと難しく感じた話もあったけど読みやすいものも多くて、少なくともひとつふたつは気に入る作品がありそうな感じでオススメです。まさにショウケース。
★4 - コメント(0) - 2015年7月11日

テーマが時間なだけに、ノスタルジックでロマンチックなタイトルの数々……からの割と残酷なオチ多数。テーマが時間だから、最終的に虚しかったり物悲しくなるのはしょうがないね。 『しばし天の祝福より遠ざかり……』に出てくる宇宙人はなんだか気さくなキュゥべえみたいだった。
- コメント(0) - 2015年7月5日

ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選の 評価:82 感想・レビュー:293
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