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黒いカーニバル (ハヤカワ文庫SF)

感想・レビュー
90

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KAZOO
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ブラッドベリの初期のころの短編集で二十数編の作品が収められています。SF的な感じというよりも幻想的な感じあるいはダーク的なものが多くある気がしました。「10月はたそがれの国」を思い起こしました。印象に残ったのは最初の「黒い観覧車」と「みずうみ」です。また「刺青の男」は作品集で同名の本がありますが、内容は異なっています。
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tsuki2b
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ネタバレ24の短編。訳者あとがきの追記に「SFっぽい作品は(どれほど拡大解釈しても)片手にはいるほどしか 見つからない」とある。ダークな味わいの話が多い感じ。何だか分からない話もあったけれど、「戦争ごっこ」「バーン! おまえは死んだ!」が好きかな。「棺」もいいかも。
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あほのこ
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言わずと知れたSF作家の初期短編集。 誰よりも先の未来を見つめ思い描けるレイ・ブラッドベリにも、幼少期のノスタルジックな古い記憶が根本にあることを知った。未来と過去を自由に行き来できる、タイムマシンのような人なのだ。
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ああああ
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ネタバレブラッドベリのダークファンタジー短編集。多くの短編は死の匂いがする。連作『戦争ごっこ』『バーン!お前は死んだ』が特に好きだった。戦争とファンタジーという両立しにくいテーマにおいて、役割や視点を分けることバランスを保っているように思えた。子供のままの心で戦争をごっこ遊びと思い、奇跡のような快進撃を続ける少年と、その少年の心の世界を守ろうと奮闘する友人、死なない少年を憎み彼の世界を壊そうとする味方。他には死んだままの姿で愛した少女が待っている『みずうみ』も良かった。『青い瓶』も好き。
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ふゆきち
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第一短篇集の翻訳かと思いきや、オリジナル編集版。ちょっとややこしい。初読のものでは『詩』がとりわけ印象的でした。
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matsu
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読書メーター登録5000日突破記念で恒例のブラッドベリを読了。(5000日…って?何年⁈)厳密には再読だが、最初に読んだのは中学生くらいだったからな。この作品集はSFというよりもホラー、というよりもこれはアレだ、そうだ、この感じはロッドサーリングのトワイライトゾーンだ。ブラッドベリの最初の作品集(厳密には色々と事情があるそうな)とのことだが、初作品集にしてコレだ!キレッキレだ!唯一無二とはこのことか!うーむしびれるぜ!この勢いで火星年代記とか読み返したくなる俺だが、横目で積読の山を見る俺でもあるのだ。
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源次/びめいだー
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星雲賞(海外短編)1971年「詩」、1972年「青い壜」、1973年「黒い観覧車」など24編収録の短編集。面白かったです。
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沖川あこ
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ネタバレ「ほほえむ人びと」映像で見てみたい「みずうみ」「棺」棺が万能過ぎて「バーン!お前は死んだ!」友情に感動
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ホーマックショーン
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訳者あとがきの追記のとおり、SFよりもファンタジー。けどそれが心地良い。伊藤潤二のようなホラー感だったり切ない話だったり。『青い壜』『みずうみ』『戦争ごっこ』、良かった。
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たまご
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季節で読む本や音楽を変えたい心境になることがあります.秋は誰だろう…としばらく考えていましたが,作家はそうです,ブラッドベリです.幻の初短編集の中からの作品集.ブラッドベリは,最初からブラッドベリだったんだなあ,としみじみと感じる本でした.
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あたびー
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読書会のためにまた再読。何度読んでも新しい発見がある、鮮やかにシーンを切り取る文章。今回は、最近のポリコレ騒ぎを考えると、このままの訳でイチャモンをつけられると思しき表現があり危惧する。あと「これなんだろう?」「どゆこと?」となる(どうでも良いくらい些細な)場所があり、読書会で参加者諸氏の意見を聞いてみたいと思う。以前の感想にも書いたかもしれないが、手に入らない稀覯本を再現するために奔走して構築して下さった訳者には本当に感謝したい。
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稽子
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ネタバレ★★★ 短編集。「旅人」は「塵よりよみがえり」のスピンオフかな。「墓石」は読んでてイライラしたけど、最後のオチについ、そういうことかい!とツッコミを入れてしまった。「青い壜」「死の遊び」「再会」「戦争ごっこ」「バーン! おまえは死んだ!」がお気に入り。ブラッドベリ作品は、狂人や子供や死者の目線で描かれたような作品が特に好み。 誤字?2013年発行版、p.305「麻痺したかのような五官に」→「五感に」
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アヅマ
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ネタバレファンタジー、ロマンホラー?、見開き2ページのショートショートもあり。難解な作品も結構あった。静かな味わいの「みずうみ」、連作の「戦争ごっこ」「バーン!お前は死んだ!」がよかった。
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ゆきた
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ブックホテルにて
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有沢翔治@文芸同人誌配布中
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 真夜中にフェリス観覧車が逆回転する時、不思議な現象が起こるとハンクは言う。その真相を確かめるべく彼とピーターはフェリス観覧車へと向かった。そこでは移動遊園地、すなわちカーニバルが準備中だった。団長のクーガーを乗せて、黒いフェリス観覧車は回り出す……。(「黒い観覧車」)ブラッドベリ最初期の幻想的なSFなどを収録する。https://shoji-arisawa.blog.jp/archives/51525004.html
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nicky_12345679x63
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SFと言うよりはホラー、ファンタジーといったほうが良いのではないだろうか。 スティーブン・キングのモダンホラーや星新一のショートショートと似てはいるが、より詩的でダークなイメージ。 火星年代記とどちらをすすめるかといえばやはり火星年代記だろう。
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toji
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本書にはショート・ショートのようなオチありきの作品も含まれているが、そうではない作品の方が魅力的に感じた。やはり、本書に限らないが、原作を読んでみたいと思わせるほどに叙情的な表現が独特な雰囲気を作り出しているのだと思う。「旅人」「青い瓶」「ダドリイ・ストーンのすばらしい死」あたりがよかった。
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まさ☆( ^ω^ )♬
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SF、ファンタジー、ホラー等々、バラエティに富んだ作品群が集められており、非常に面白かったです。寝る前に2篇ずつ読んでて、すっかり日々の日課になっておりました。他の短編集も読みたい。
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更夜
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ブラッドベリが好き。中学生の時『ウは宇宙のウ』に出会って以来、ずっとブラッドベリは私の長年の生活と並走してきました。この短編集は幻と言われたブラッドベリの第一短編集'Dark Carnival'を底本にしています。ほとんどが1940年代に発表された短編24編。すでにその頃から、カーニバル、遊園地、観覧車、刺青、棺、墓地と言ったブラッドベリの要素がぎっしりつまっていることを再確認。子供の心のまま大人になった兵士が「戦争ごっこ遊び」のまま戦場に行き遊ぶ事で生き延びる『バーン!おまえは死んだ』が一番好きです。
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mii22.
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読み始めるとすぐどこか時空のねじれたような不思議な読み心地だったり、不穏で嫌な感じで死の匂いが漂ってきたりする。ブラッドベリだし、SFだし、黒いカーニバルなんだから当然なんだけど。結末がある程度予想できるものも、決してハッピーエンドは期待出来ないから心がざわつく。大好きな短篇「みずうみ」を見つけたときの嬉しさに、やはり私の好みが幻想的で美しく密やかで哀しみに心がしんとするようなお話なんだなと再確認した。
mii22.

麻衣ちゃん、おはようございます🎵わーい「みずうみ」仲間♪ヽ(´▽`)/そうそう、みんなでどのお話が好きかとか言ってたなぁ。あれば楽しかった😉❤来年もまた10月はブラッドベリ読みたくなると思うな、きっと🎃

10/31 07:22
mii22.

もぐさん、私もね、『黒いカーニバル』は好みのが少なかったから少し残念。そのせいか「みずうみ」見つけたときとてもテンション上がった⤴️⤴️。やっぱり読友さんの好みが同じって通じ合うものがあるんだなぁと嬉しくなりますね(*^^*)『ウは宇宙のウ』未読だから来年読もうかな。

10/31 09:38
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催涙雨
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ブラッドベリは多才な作家だと思う。でも、わたしのなかで彼のイメージは未だにロケット・マンやロケットに引きずられ続けている。ずっと。今も忘れられない。だから彼の短編集を読むときは無意識にそれらに似たものを探してしまう。そして結局、暗いファンタジーものの多く収録された本作のなかではいくらか異色な「詩」「みずうみ」といった、哀しみと美しさが素直に表現された作品ばかり好きになってしまう。それらの作品は、寂寥のわだかまる心をそっと撫ぜるみたいに筆舌に尽くしがたい感覚を残して、ただ静かに去っていく。
ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

私も今図書館から借りてきています( ´͈ ᵕ `͈ )ブラッドベリは幻想寄りの方が個人的に好みなので楽しみです♡♡

10/10 09:41
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ふくしんづけ
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SFとお伽話らしい要素を兼ね揃え、どちらも得意ではないのに読まされる。理屈と幼さのいい按配を残して詩的に、場面場面と心情とを切り出していくブラッドベリの不思議な魅力。黒い観覧車/「何かが道をやってくる」の原型。詩/書かれたものは少なくとも、詩人の中から鮮やかな存在感を喪失させていく。児童公園/強迫観念に駆られた者の視点に立つとこうなる。戦争ごっこ・バーン!お前は死んだ!/習作感も残るジュブナイル的連作、なかなかに珍しい逆パターン。初めになだらかな異郷の丘を登って、後半から加速し下っていくような短編集。
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おさむん
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ネタバレ再読。昔、読んでよくわからなかった作品も、なるほどと思えたりして、新鮮な気持ちで読み進められました。「墓石」のオチが面白い。「戦争ごっこ」「バーン!お前は死んだ!」、評判の高い「みずうみ」など、ブラッドベリさすがです。
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とし
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短編集。日本で言うと乙一にちょっと近い文体かな?
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エイダ(K.595)
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(所持するのは違うカバー、定価350円、これを高2の時100円で私に売った〇〇ちゃん、連絡ください)。たまたま手に取って生誕100年と気づいた。8月22日がお誕生日。「ほほえむ人々」とか「夜のセット」が好きでしたね、あのころ。そもそも当時の高校生にはアシモフ、ブラッドベリ、ブラウンあたりバイブルやし。「みずうみ」はじめ萩尾望都作品でいい翻案がある。
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マリリン
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短編24作品を通して感じたのは色々な黒。言葉では表現できない微妙な異差がある幻想・抒情的な黒が作品の中に漂う。『黒い観覧車』で著者の世界に惹き込まれた。『死への遊び』『児童公園』他、子供が登場する作品が多いのは、表題を想うと意外だったが、作品を読み進めるうちに「禁じられた遊び」が脳裏をよぎるがそのメロディすら黒。 特に面白かったのは他に『青い壜』『監視者』『刺青の男』『棺』か。『戦争ごっこ』と次作品『バーン!おまえは死んだ!』は連作なのか。全ての作品に子共の純真な心をも宿した不思議な短編集だった。
マリリン

著者の既読作品『華氏451度』を上回る面白い作品だった。『火星年代記』も是非読んでみたい。多忙な月末の移動時間に読んだが価値ある一冊だった。

07/31 09:57
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りんご
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レイ・ブラッドベリはさすがです
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じーにあす
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子供の頃に感じていた、死んだら自分はどうなるのだろう、この意識は消え去って別の人の人生を歩むのだろうか、それとも暗い闇の中に永遠に葬り去られるのだろうか、という様な子供独特の不安定な気分を思い出される感覚になった。不可思議で現実から離れてしまった夢の世界。大人になるにつれ薄れて行く不気味な不安。迷い混んだら逃れられなくなる焦りと恐怖。レイ・ブラッドベリ、24の初期短編集。粗い部分もあるけれど、様々な世界に読者を引き込む力がある。詩的で幻想的な物語。子供の心そのままの軍人を描く「戦争ごっこ」がお気に入り。
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そうたそ
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★★★☆☆ ブラッドベリの最初期の短編を集めた作品集。正直いって玉石混交な内容ではあるが、ブラッドベリの幻想的で抒情的な作風は十分に味わえる。全体としてSF色は薄く、むしろホラーやファンタジーの要素が強いかもしれない。「詩」や「刺青の男」あたりのなんとも言えない読後感は素晴らしいし、「戦争ごっこ」「バーン!お前は死んだ!」の続きの二篇では脳内が幼い頃で止まったままの男が戦争に行く話が描かれるが、陽気さの中にほろりとくるものや悲しみなどもあり良作だった。
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hforA
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サーカス、火星、夜の街…様々な舞台で描かれる、ちょっと不思議で、多くがゾクリと背筋の寒くなる話の数々! 「詩」は、昔読んで印象に残ってたけど、誰の何て話か分からなくなってた作品で、やっぱりブラッドベリだったのか!と。 バラエティーに富んでいながら、どれもブラッドベリの良さを楽しめる作品で、たっぷりどっぷり楽しめました!
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夜見山
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抒情的なSF短編集です。皮肉のある作品が少し多めで個人的には好みです。その中でも「詩」「ダズリィ・ストーンのすばらしい死」がよかったです。全体の中では「青い壜」の世界観やストーリー、結末が最も素敵でした。荒廃した世界のどこかに存在する用途不明の青い壜。それを探すことを考えるとワクワクしてしまいます。
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パカゲニー
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レイ・ブラッドベリの初期短編集。この頃から作品はどれも抒情的でブラッドベリのテイストにあふれています。 短いながらも後を引きます。
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リウノコ
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ネタバレレイ・ブラッドベリは僕の大好きな作家の一人。これまでに読んできた短編は全部が全部面白かった。けど、この短編集は正直そうではなかった。短すぎて僕には意味がよくわからないものもあったし、読み終わってすぐに忘れてしまった話もあった。 それでも「詩」や「戦争ごっこ」「棺」「刺青の男」なんかは強く印象に残ったし、アイデアも素晴らしい。創作意欲を刺激された。
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かみぶくろ
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ブラッドベリの初短編集。若かりし頃の巨匠の初々しい想像力を堪能できて素直に楽しい。なにより特徴的なのはその叙情性。どの作品にもじんわりと詩的な美しさが滲む。どこか懐かしさを感じるのもそのためか。ザ・翻訳SFとも呼べそうな独特な訳も慣れてくると好きです。
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かりさ
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もう夢中で読みました。私の読書人生においてこんなにも心震わせてくれる作品に出逢えたことは大いなる財産であり、宝であり、つまりは読めてこれほどの幸せはないと打ち震えているところ。知らない世界があるというのは未知の希望と光とそして出会えてなかった不幸と…常々思うわけですが、ブラッドベリを読んでこなかったというのは間違いなく勿体ないことで、今こうして機会を得て読めたことに幸せに溢れています。幻想と奇想の世界の中に情味豊かな表現が紡がれ織り込まれいることもブラッドベリの魅力でしょうか。続く
Osamu Ueno(ラジオネーム風のふじまる)

翻訳が伊藤典夫さんというSF幻想文学分野に関して、第一人者のようですね?楽しみです。(^-^)

01/23 20:22
かりさ

Osamuさん、そうなのです。SF幻想文学翻訳の第一人者である伊藤典夫さんの翻訳なので、臨場感も伝わって素晴らしい読書でした♪楽しんでくださいね~(*´ ˘ `*)

01/23 21:10
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あたびー
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数十年ぶりの再読。若かった(w)ころはストーリーを追うのに夢中で、解説すらあまり読んでいなかったかもしれない。今回は「10月はたそがれの国」の後に読んだので、系統的に。訳者解説によると、本書は1947年に出版された幻の稀覯本で、訳者が苦労して雑誌から収集し、再構築したものだそうだ。なんという素敵なことを行ってくださったのだろう。おかげで我々はその本をこうして読むことができる。
あたびー

「静寂」地球からやって来た宇宙船を迎えた惑星は生きていた「乙女」彼が身を預けた美女は…「夜のセット」映画のセットの中で起こる哀愁の一コマ「みずうみ」幼い頃の恋のほろ苦い思い出「巻貝」またも過剰に感情移入してしまう「病気の子どももの」海に行きたい病気の少年は巻貝に耳を当てる「棺」大友克洋に、完全に老人介護をするロボットベッドみたいなのがあったと思うのだが、そのつぎはこれかな「ダドリイ・ストーンの素晴らしい死」絶頂期に突然姿を消した小説家を探して訪ねて行くと

10/07 08:38
あたびー

「戦争ごっこ」「バ-ン!おまえは死んだ!」は同じ主人公を冠する物語。フォレスト・ガンプはここからインスパイアされたんじゃないだろうか?子どもの心を持った者が勝ちっていうことか「遊園地」これも恐ろしい子供という概念のお話。遊園地と言うより日本語では公園なんだろう。子供社会の荒波から我が子を守りたいおとうさん

10/07 08:38
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ビッチュウ
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非常に面白かった。 いろいろな題材でSFやホラーなイマジネーションを豊かに描いた短編集。 巨匠の初期短編集ということでしたが、とても愉しい時間を授けてくれました。無邪気に楽しめました。
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tsuki
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面白かったー!実はブラッドベリ、読んだことがなく。初期の短編がいいと教えていただいたので読んだが、人気があるのよくわかる!途中に尻すぼみっぽい短編もあったが、ほとんどが楽しく読めた。ただ、筆者はどうも子どもがあまり好きじゃないように思われるのだが…あるいは子ども時代が?
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