形式:文庫
出版社:早川書房
歌おう、感電するほどの喜びを!:感電ではないのじゃないかなー、と思いつつ、ロボットお婆さん家政婦と、ラストの子供たちが老人となったシーンが美しい。 ニコラス・ニックルビーの友はわが友:これ、床屋のウィネスキさんが気の毒すぎない?彼の懸念はもっともだと思うし。 大力:他のアンソロで「筋肉男のハロウィーン」のタイトルで入っていたのを読んだことある。Heavy-Setの訳語ピッタリするのなかなかないよなぁ。ガチムチ?全体的に本当に気持ち悪くて感心する。途中のおどけ方が怖い。ラストも怖い。
ヘンリー九世:日焼けに憧れたイギリス人が皆国を出て行って、一人残るハリー。これや「夜のコレクト・コール」にしても「火星の失われた都」にしても私は一人で永遠のような時間を過ごしてもずーっとだらーっとしてしまうだろうから、色々仕込む彼らに感心(そこじゃないけど)。 ご自身が漫画化もしている萩尾望都氏のもう1つの解説も見事だった。
「わたしが何者かとおっしゃる? もちろん機械です。でも(中略)わたしを思いつき、設計し、組みたて、動かしてくれた人々のすべて、それがわたしなのです。つまり、わたしは一人ではないのです。わたしは、あの人たちがこうありたいと望んで、おそらくなれなかったすべてのもの。」
その篇だけの為にこの本を探したくなるほど吸引力のあるタイトルですね…
ベルさん>内容が分からない上にインパクトが極大ですよね……でもこの話の為に買うのはそれはそれでお勧めはできないかもです……(苦笑
10月のブラッドベリ~☆ 未読本なので読みたくなりました!
wassermusikさん、分厚いけれど面白いよ~(^-^)
レジェンド萩尾望都先生の解説が読め、さらに作中にはヘミングウェイやディケンズ、リンカーンまで登場するとなればこれ以上胸踊ることもないのでは…(^^)笑
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます