スキャナーに生きがいはない (人類補完機構全短篇1)

スキャナーに生きがいはないはこんな本です

スキャナーに生きがいはないの感想・レビュー(236)

作品内時代順に『夢幻世界へ』~『黄金の船が――おお!おお!おお!』の15篇。昔の短篇集3冊+長編1冊を所有。未邦訳だった『アナクロンに独り』のためだけに買ったが、思いの外J・J・ピアスの序文が面白かった。また『第81Q戦争』は著者自身による改稿版。昔のほうが短くシンプルで好きな気もするが、改稿版は割と“スミス未来史の一環”っぽくなった。基本的に既読作ばかりだが、この順番で読む、というのが意外に新鮮で良い。全短篇2は既読作しか収録されていないから買わないつもりだったけど、ついうっかり買っちゃうかもしれない。
★8 - コメント(9) - 3月16日

ああ〜、高校時代に読んでいたら完全にノックアウトされていたであろうお話の数々。 まさにセンスオブワンダー。40過ぎたこの年になった今でもその魅力、十分に伝わってきます。次巻も楽しみ。
★1 - コメント(0) - 3月12日

ところどころ上遠野浩平に与えた影響みたいなものがみられたので、読んでよかった。
- コメント(0) - 2月16日

再々読み直してるけど、猫、じゃないパートナーを傍らに読むのは初めてで、味わいひとしお。
★1 - コメント(0) - 2月15日

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★5 - コメント(0) - 2月6日

スキャナー?という疑問が読んでも全く解決されないところがすごい。こちらの戸惑いなど一向に気にされず造られていく世界。ハテナにつまづきそうになりながらも足を止めずに読み抜けてるうちに、だんだんとその世界が自分の中に広がってくる。なんだか言葉を習得してるような楽しさ。迷いない断固たる姿勢って大切なんだなあ。面白かった!
★8 - コメント(0) - 2月5日

上遠野浩平おっかけ(元)としては読んでおきたい人類補完機構作品、ようやく読めた。面白さの説明はできないけど、(自分に語彙が足りない)、面白かった。次巻はどうしよう。
★1 - コメント(0) - 2月4日

半世紀以上前の作品とは思えないほどの圧倒的な想像力によって、心地いい衝撃に包まれ、神経が昂り、躰がゾクゾクする。ある意味、この衝撃に打ちのめされるためにSFを読んでいると言っても過言ではない。人類が月にも到達していない時代に、どうしてこんな世界を創造することが出来るのか。人間の想像力に限界はないのだ。十五の短編のひとつひとつが美しく、残酷で、ロマンチックに溢れていて、贅沢な短編集である。ちなみに魅力的な猫が物語のカギになる猫小説もあって、猫愛が止まりません。
★4 - コメント(0) - 2月2日

同じ世界観を共有する未来史。第二次世界大戦から文明が滅んでは再興して頽廃するまで。一周すると結局同じ感じの世界に戻っちゃうからあんまり経過した感がない。
★3 - コメント(0) - 1月15日

電子版。冒険ありロマンスあり、技術の発展と退廃と。皮肉もブラックなユーモアも。そして猫!技術が進んでも、果たして人間は進んでいるのか、種としては退化なのか。なんとも言いがたいのは現代と同じ。お話はこの物語世界の時系列(編者の推定)に並んでいて親切だけれど、発表順に読んだらそれはそれで楽しそうです。表題作のタイトルの虚無感がすごい。お話はどれも、能天気ではないけれど、どん底に絶望的でもなく、ロマンスはほんわかしつつ醒めていて、なんせ一編は短いけれどきっちり収まっていて、しゅっと読めました。
★3 - コメント(0) - 1月7日

ReaderStore。かつて「鼠と竜のゲーム」だけ『SF大将』経由で読んでいた。今回その前後を補完する。全短編全3巻その1。
★5 - コメント(0) - 2016年12月26日

50年前に語られた未来に衝撃を受けた。
★2 - コメント(0) - 2016年12月25日

なんという雄大な時間の流れ!一万三千年先までの世界は儚さや哀しさも含んでいるけれど、大きく包み込まれるような感覚を覚えた。難しさも感じたけれど、犬や猫や熊やアピシア人がいてくれて長旅が楽しい。『第81Q戦争』『鼠と竜のゲーム』『ガスタブルの惑星より』も好きだけど、表題作と『星の海に~』がダントツにお気に入り。再読したい。
★7 - コメント(0) - 2016年12月20日

「〇〇みたい」と説明できない独自な世界感と語り口。異様としかいいようがないような設定や世界の中で、描かれるのは心のありよう。絶望的な世界の中で希望を見い出し、ハッピーエンドのその後に不穏な未来がちらっと見える。それでも愛があればどうにかなる!と受け止めていいのかな。未来に対してまるで希望を抱けてない私にもほんの少しの希望を見せてくれたような気がする。
★42 - コメント(0) - 2016年12月19日

コードウェイナー・スミスの作品は、これから人類がたどりうるかもしれない宇宙史のように感じます。このままテクノロジーがどんどん発達して行ったら、行き着く先には人類補完機構や人間の再発見なんて動きが出てきてもおかしくないんじゃないかなぁー。あくまでも、客観的な視点から描かれていて、淡々とした作品が多いのですが、ときに残酷だったり、叙情的だったり、ロマンチックだったり。行間からいろいろなことが滲み出ていて考えさせられます。何度も読み返したくなる稀有な作品集です。
★3 - コメント(0) - 2016年12月19日

SF好きな皆様の話題の端に時々登場しては、今や伝説となったコードウェイナー・スミス。SF無知の私さえ「誰?なに?」と気になり続けていた。「人類補完機構」ってなんぞや?ビクつきながら読み始めたのに、すぐさますっかり虜に。何故もっと早く読まなかったんだ!と自分で自分を罵ること暫し。ハッピーエンドの傍らに鋭い胸の痛みを、救いようのないはずの終わりの向こうに仄かな灯火を。スミスは一貫していながらもなんて変幻自在な人だろう。分かりやすく読みやすい物語を提示しながらも一筋縄ではいかない。短く淡々と語るその口調も好み。
★48 - コメント(5) - 2016年12月10日

馬鹿のひとつ覚えのように「SFって苦手で…」と言い訳し続けていたオレよ死ね、としみじみ思い至った一冊。小説で描かれる未来や宇宙にリアリティを感じられないからと敬遠することは、自分の世界が狭量であると示すことに他ならず、そこには何のエクスキューズも入る余地が無いことをまずは認めよ。認めたオレの感想は「にゃーん!(ΦωΦ) 」なんですけど。ああ、未来って良いな。いまが未来に通じる世界であることに安堵しそして未来をアップデートし続ける自由と希望に胸が熱くなった。しのごの言わずに読め、という感想にもならない感想。
★39 - コメント(3) - 2016年11月28日

全貌が明かされることのない独自の宇宙史、説明抜きに使われる種々の用語、ゆるやかに繋がる各短編、発想の奇抜さや視覚的イメージの豊かさ、といった特徴がある。過剰なほどの説明不足が想像力を刺激する。各種の独自用語は主に序文で説明されているのでその点も良し。加えて独特のタイトルも魅力的だ。序文にも書いてあるが、SFのうちのどのジャンルにも分類できないような作品群である。あと猫がかわいい。
★12 - コメント(0) - 2016年11月28日

人類補完機構全短編第一巻。未来史の20世紀末から1万3千年先まで、残酷で美しい。テレパシーによって直接脳にビジョンを流し込まれるような力がある。それは初出から50年ほどたつものが多くともまったく古びていないなあとあらためて
★5 - コメント(0) - 2016年11月26日

“彼の値打ちは文字どおり体重とおなじ重さの黄金に匹敵した”(鼠と竜のゲーム)猫に補完されたピンライターそれは私。パートナー(茶トラ♂推定5歳)は午前3時にゴジラだし、ベランダに出撃してはセミやらカマドウマと帰還、時折マーライオンにもなる(逆流現象)とはいえ基本可愛いのが仕事まっとう中。以前『鼠と竜〜』毒了後ノーストリリアがいきなり在庫ナシって!と思ったがなるほどこういうことね。6作は既毒でも、大浅倉のひらがなづかいも含めじっくり。伊藤さんまで“金壺まなこ”訳とはちょっと驚いたが。流行ってたのか。毒毒度:5
★23 - コメント(0) - 2016年11月5日

aki
最初の二篇ぐらいは古臭い話だな、と思っていたが読み進むに連れてのめり込んでいった。半世紀前に書かれた本なのに、溢れんばかりの想像力が詰まっていてどれも面白かった。
★4 - コメント(0) - 2016年11月4日

大学時代に、昔出版された『鼠と竜のゲーム』や『ノーストリリア』で慣れ親しんだ世界。一度読んだ話も多かったが、それでも面白かった。
★16 - コメント(0) - 2016年10月21日

50年以上前に書かれた物語性だというのが衝撃。昔読んだ、A・マキャフリーやティプトリーJr.、D・シモンズ,J・R・R・マーティンを思わせるストーリーは、こちらが大元なんだろうな。ジェンダーや人種・政治に関する感覚は、どうしても古さを感じるけれど、描かれた世界は美しくて残酷。
★4 - コメント(0) - 2016年10月10日

関心を持った時には入手困難だったので単純に嬉しい。表題作はテクノロジーの発展につきまとう、現代にも通じるテーマ。『ガスタブルの惑星より』はすごいブラックユーモア。以上がお気に入りです。
★5 - コメント(0) - 2016年10月4日

お客様から拝借。
★1 - コメント(0) - 2016年9月30日

全作、何度も読まれるに耐えられる作品。「マーク·エルフ」「昼下がりの女王」は当時書かれたSFとして凄い、何て関係なしに完成した物語だと思う。他作品はSFとしての構築度に感心。スキャナー、鼠と竜、etc...補完機構、未来史を構築するんじゃなく作品によって構築されるのが正しいんんだよ、やっぱり。
★1 - コメント(0) - 2016年9月23日

冒頭2作品で、やはり古さを感じてしまい投げだしかけたが、「マーク・エルフ」「昼下がりの女王」で徐々に世界に入り込めた。残酷さとおとぎ話めいた空想、政治的なやりとり等などが絶妙なバランス。「青をこころに、一、二と数えよ」ネズミの脳を7千層の積層加工して女の子を危機から救うためのアラームを仕掛ける「スズダル中佐の犯罪と栄光」ショイヨルという名の星に続く話?個人的には作品の時系列の並び替えは不要に思う。
★10 - コメント(0) - 2016年9月23日

タイトルだけで暗い話かと思ってたら案外希望に満ちた話が多くて意表をつかれた。
★1 - コメント(0) - 2016年9月17日

タ、タイトルが! タイトルがかっこよすぎますじゃ! そしてこれこそが、なんかすごい宇宙の彼方で激しく展開されるハードなSFだ! その世界観はふしぎとハーラン・エリスンに似て、酷薄で悪夢的で、あらまほしくない未来に思える、はずなのに… 人々は、つまりおそらくコードウェイナー・スミスは、ぜんぜん絶望していないの。どんなときでも、助け合って、あるいは孤独に、それでも進んでゆくこの感じ。こ… これが、あ、愛… か…? それは驚くほど私の胸に響いたのでした… そして次巻はますますにゃんこSFになるらしい。にゃーん!
★26 - コメント(6) - 2016年9月14日

最高にクール。人類補完機構だなんて似てると思ったら庵野監督がオマージュしてたのね。15000年ぐらいの間の出来事を要所要所短編にしている様はFSSを想起させる。本書は事件の年代順に物語が収録されているが、これがバラバラだったと考えるととてつもなく想像力を掻き立てられた事だろうなぁ。「ポーの一族を時系列に読みたいと思うか?」というコメントにはなるほど、と思うが初見には出会えただけで嬉しいのです。ベストセラーでもなく作品数は少ないが熱狂的なファンがいる…、、、わかる、、、次巻へGO!
★17 - コメント(0) - 2016年9月11日

ザ・SF。短編集。初見用語が使われるからたまに読み辛いときもあるが全体を通して時系列に並んでいて楽しく読めた。SFの特徴で、思い浮かべる情景を好き勝手に出来るのでゾワゾワするシーンも多い。「第81Q戦争」「マーク・エルフ」「鼠と竜のゲーム」あたりは傑作かも(読みやすかった)。翻訳から原作の英文が透けて見えるのはどの海外文学でもそうなのかな。気になるので他のも読む。
★5 - コメント(0) - 2016年9月9日

冒頭の1節、その黄金のきざはしが目に飛び込み、がっつり心を掴まれた。その1編1編が御伽噺のような、美しい世界。SFであり、クロニクルであり、ロマンス。奇想であり、華麗なその世界を解説する言葉は持たない。しかし余計な説明なんて邪魔だとばかりに物語は視覚にダイレクトに飛び込んでくる。この短編集のどれをとっても、人間と動物と生きるものたちがドラマチックに時代を繋いでいて、その様が眩しく輝く。これは読めてよかった!ああ、もう、素敵!とフォント5倍くらいにして叫びたい。
★18 - コメント(0) - 2016年9月8日

人類補完機構は、20代前半くらいで読んで以来、ひさしぶりの再読。初読のときは、異様できらびやかなイメージや、次々と繰り出される(そしてあまり説明されない)言葉たちが強く印象に残ったけど、いま読むとほとんどの話がラブロマンスだったのね。その中でも異彩を放つのが、猫と恋愛する『鼠と竜のゲーム』。大好き。
★5 - コメント(0) - 2016年8月29日

まるで、童話を読んでいる雰囲気。可愛く、ロマンチックで、時に残酷な。短いお話のひとつひとつにドキドキして、それを、何度も何度も読みたくなる。そんな物語たち。それでいてがっつりSF。好きです。今まで読んだことのない世界観。読み終わったら作品も、コードウェイナー・スミスも両方好きになっていました。これは普段SFを読まない人にもおすすめしたい。あと、猫好きの方!動物ちょこちょこ出て来て可愛い。個人的にはマンショニャッガーが一押しですけど。ドイツ語を学びたくなりました。マンショニャッガーとお話したい!
★12 - コメント(7) - 2016年8月27日

これは良いものだなぁ。
★2 - コメント(0) - 2016年8月20日

ひさびさにSFで面白くて痺れる作品に出会えた。とにかく想像力と発想がすごい。古い作品なのに古びたところがない。人工知能ではなく、人間(または生体)の脳自体をコンピュータとして極限まで利用した未来があったらどうなるかという仮定への一つの答えだと思う
★3 - コメント(0) - 2016年8月6日

「20世紀から130世紀までの名品15篇を収録」などと内容紹介にサラッと書いてあったことだけで判っていましたが、実際に読むと、やはり粒ぞろいの傑作短編集でした。
★5 - コメント(0) - 2016年8月1日

今回新たに翻訳された作品が思ったより少なくてちょっと残念。でも発表年代順というのが物語に入りやすくて旧版よりもやっぱり良い。
★2 - コメント(0) - 2016年7月30日

何年かぶりに再読。冷静に見据えた世界をあっさりと書き上げたよう。やはり発想が素晴らしいね。
★2 - コメント(0) - 2016年7月30日

人間を暴いて、そのどうしようもないところだとか、宗教的・精神的な虚像にすがっていく姿が好きなんだろうなあ、とか勝手に思った。すごく好きな作品群。
★3 - コメント(0) - 2016年7月27日

スキャナーに生きがいはないの 評価:96 感想・レビュー:117
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