私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)

私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)
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罪の声
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私が殺した少女の感想・レビュー(1579)

テレホンカードを使うのにも躊躇した探偵はスマホに何を思うのか。身代金の受け渡しは緊張感があってよかったけれど、誘拐の真相が……。少女の遺体の描写がひどかったからよけいにつらい。
★4 - コメント(0) - 3月18日

沢崎シリーズ二作目。想定外の事態でもそれを想定内と見なせる。そんな彼にさえ「その日」は最悪の一日となった。しかし、どれほどの事態に陥っても揺るがない彼の「芯」にはやはり胸のすく思いがする。物語は二転三転し、坂道を転がる勢いで留まる気配を見せない。怪しいと思えば全ての人物が怪しく見え、読み手を猜疑心の塊とさせる展開から目が離せない。やがて漸く止まった場所で、読み手は表題の真の意味に茫然となるのだ。「人間のすることはすべて間違っていると考えた方がいい。」淡々と語る沢崎の背中が、その言葉以上のものを語っていた。
★90 - コメント(1) - 3月15日

久しぶりの再読。やっぱり沢崎はかっこいい。女臭がしないのでチャラついた感がないからいいんだろうな。あと粋な台詞廻し。タイトルもいい。シリーズを通してだけど、相良のキャラ好きだなぁ。
★9 - コメント(0) - 3月12日

沢崎シリーズの第二長編。思いもよらない誘拐事件に巻き込まれた沢崎の「まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日」とその後に続く「さらにもっと不運な日々」を描く。事件の真相(“被害者家族による狂言誘拐”と“殺人犯=被害者の母親”)は苦くやるせない。それでも沢崎はその真相を被害者家族に容赦なく突きつける。家庭内殺人を隠蔽していることに対して罪悪感を抱く少年とその母親の心を救う為に――。「私」という言葉に複数の意味が込められたタイトルが秀逸。ラストで描かれる“初夏の午後の風に乗る紙ヒコーキ”は一服の清涼剤だ。
★35 - コメント(0) - 3月8日

★★★★☆前作に引き続き、驚きの結末。いきなり訳も分からず警察に連行される沢崎。話の立ち上がりからワクワクの展開だ。中でも驚いたのが、近年でも話題にあがる、ゴーストライターや性転換が出てくることだ。人は時代が変わっても欲望や行動に違いはないのだなぁと思った。携帯電話が主流ではない時代のため、若者には古くささを感じるかもしれないが、構成は素晴らしいため、一読を勧めたい。まあ、今回もだが、タバコをどこでも吸いすぎ(笑)
★8 - コメント(0) - 3月3日

文章表現がちょっと合わず、読み進むのに時間がかかってしまいました。
★2 - コメント(0) - 2月23日

面白い!主人公の沢崎がとても魅力的です。ハードボイルドに特にこだわりはないですが、読みやすくストーリーに引き込まれます。エンターテイメント性に非常に優れた作品と思います。ラストがちょっと唐突だったので、それだけ気になりましたね。繋ぎに一つ何かあれば・・・何れにしても驚き。
★6 - コメント(0) - 2月21日

最後の結末に本のタイトルとの関係が分かり、なるほどと思わせる展開だった。家族の形はいろんなものがあるけど、其々に少なからず闇の部分を持っているのだと感じた。読みやすさは抜群だと思います。
- コメント(0) - 2月18日

比喩表現のセンスがいい。一番初めの「拾った宝くじがあったように不運な一日」からよかった。普段ハードボイルドは読まないけど面白かった。
★4 - コメント(0) - 2月13日

ハードボイルド系は、得意ではなかったが、最後まで淡々と進み淡々と終わった印象。結構唐突なラスト、家族を守るってその選択結構斜め上。最初から素直に事故の方がダメージ少なかったのでは?
★9 - コメント(0) - 2月8日

‪タイトルに釣られて普段あまり読まないハードボイルドに挑戦。有能で、どこか斜に構えた感じの主人公が新鮮でした。‬
★5 - コメント(0) - 1月29日

誘拐されたヴァイオリンの天才少女。主人公である探偵沢崎の身代金受け渡しの失敗。少女の無惨な遺体。沢崎の倦むことのない捜索の果てにたどり着いた事実は、予想もつかないものだった。家族を守るってどういうことなんだろう。久々によんだミステリー作品。偶然出会った名も知らぬ作家だったが、読み応え抜群で満足な読後感。
★26 - コメント(0) - 1月22日

びっくりするほどハードボイルド。鼻に付くのを通り越して笑えるくらい。個人的には原尞のバッググラウンドの方が気になる。
★9 - コメント(0) - 1月21日

面白かったです。ただしょうがないけどあの頃の時代を感じてしまう。自分もあの頃はタバコ吸っていたな~。沢崎はとぼけた感じが魅力的。「疫病神シリーズ」が好きな方にお薦めです。★3.5
★37 - コメント(0) - 1月20日

表現や言い回しがとにかくカッコイイ。いちいちニヤリとさせられた。ただ、ミステリとして読むと、終盤に重要人物が出てきたりラストが何かとても唐突だったりと、イマイチ乗り切れないところはあったなーと。前作の「そして夜は甦る」の方が面白かったかなあ。★★☆☆☆
★7 - コメント(0) - 1月18日

前から読みたかった作品!図書館で借りました。最後にこれかっ!と読み終えました。長編ですが、とにかく面白かった。読書メーターから辿り着いた一冊!オススメします。
★10 - コメント(0) - 1月10日

良かった。
- コメント(0) - 2016年12月16日

硬派なミステリだった ラストにつながるまでが細く長く、犯人が分かってからはあっという間
★4 - コメント(0) - 2016年11月20日

★4.5: 主人公の沢崎が最後辺りまで随分と走り回される。今回は被害者が少女だけに、彼に重くのしかかった様子。最後の捻りは前作の印象と同じく"そう来るのか、そういう風に繋げさせるか"と、少々行き過ぎ·凝り過ぎ感も無くはない。一方、事件の全容自体は、ハードボイルド作品としての情感(悲哀や孤独)を満足させていたので、その辺りで評価を挽回。二作も読むと主要登場人物達にだいぶ愛着が涌いてきた。相良と橋爪の今後の活躍と散り様に期待。
★43 - コメント(0) - 2016年11月13日

10年ぶり?くらいに再読。懐かしくて思わずブックオフで買ってしまった。スマホもネットも無い時代の小説。当時ほどの驚きはないものの、久々に読んでも面白かった。やっぱり沢崎さんもかっこいい。そして夜は〜も読んだはずだけどあまり覚えてないなぁ。見つけたら再読したい。
★8 - コメント(0) - 2016年11月10日

硬質な文体からは地に足の着いたカッコよさが滲んでいる。生き様のブレない登場人物達。探偵・刑事・ヤクザ。どうあっても相容れない者達が、互いに認め合いながらも決して馴れ合わない。そんな関係が魅力的。本筋からは外れるが、橋爪が沢崎に仕事を依頼する場面がとても好き。誘拐事件を軸に展開する物語。ぐっと引きこまれ、一気に読み進める。だが、辿り着いたクライマックスで物語から弾かれてしまったかのような疎外感を覚えて途方に暮れる。その理由は真相解明の手法。とは言え、登場人物が魅力的なことに変わりはないので続刊も楽しみ。→
★91 - コメント(6) - 2016年10月31日

【200冊!】まず作者経歴、フリーのジャズピアニストがチャンドラー好きが高じて作家になるというのがスゴイ。逆に僕は『長いお別れ』を読んで(翻訳が合わなかったのか)ハードボイルドが苦手になった。 携帯電話がない頃なので公衆電話が大活躍!沢崎という探偵が魅力的!メンツにこだわる刑事と沢崎のそのあしらい方や各章というのか場面転換の区切りでの文章の締め括り方がカッコいい!ホームズのような探偵とは別の格好良さを堪能! 結末のひっくり返し方については、とくに違和感なく読み終えたが、直木賞の選評を読むと→
★10 - コメント(1) - 2016年10月22日

実はこの本が読みたくて、だけど主人公の人となり等知りたくて前作「そして夜は甦る」を読んだ。っで本作・・1989年・・携帯電話そしてスマホ・・世の中は激変したのですね。ハードボイルド・・格好いいけどね。色々差し引いても面白かったと思う。
★2 - コメント(0) - 2016年10月20日

淡々と物語が進む感じがした。特にアッと驚くと言ったような展開はないけれども、決して退屈ではない。
★3 - コメント(0) - 2016年10月16日

文章はきれいだと思うけど、外国の本読んでるみたいな文。有名だから読んでみたけどイマイチ。読みにくい、特に電話のやりとりなんかは「」使わずに書いててヒドい。予想してた内容と違った、後悔がタイトル。内容は、低空飛行が続いてるイメージで、好みではない。結末は自己中ばっかりでいらついた。
★3 - コメント(0) - 2016年10月16日

スピード感があって、ぐんぐん読めました。でもちょっとラストがわかってしまったのが残念。
★2 - コメント(0) - 2016年10月15日

私とは相性が悪かった。
★11 - コメント(0) - 2016年10月11日

電子書籍にて。再読のはずだが展開とかすっかり忘れていて面白かった。
★20 - コメント(0) - 2016年10月9日

★★★★身代金事件に巻き込まれた私立探偵が、事件の真相に迫る。犯人らしき容疑者が特定されたときに、動機が薄いと思ってたら、さらに、真相がありましたね。それでも動機が薄い気がしました。
★3 - コメント(0) - 2016年10月8日

私立探偵・沢崎は自宅での面会を希望する依頼人からの電話を受け指定場所へ向かう。依頼人宅で対応に出た男によって自分が誘拐事件に巻き込まれている事を知らされる…。感情を極力排除した熱すぎず冷たすぎない適温の文体でテンポ良く読み進められる古き良きハードボイルド探偵小説。無機質とも取れる文章の中に見え隠れする男達の不器用な感情には愛おしさすら感じる。状況説明がいちいち細かいのが気にはなるが真相に早く辿り着きたくて一気読み。紙ヒコーキのラストシーン…印象深い結末でした。
★29 - コメント(0) - 2016年9月27日

☆☆ハードボイルドな探偵沢崎、タフで勘が鋭い。警察の官僚制、対面、保守を皮肉るところなど共感です。法を破りながら、直感で動く私立探偵との両立を上手く繋げているところは唸ります。でも犯人がちょっと残念。
★3 - コメント(0) - 2016年9月27日

食わず嫌いでさけてきたハードボイルドだけど、やはり苦手かと思った。家の中とか色々と説明が長くて途中結構飛ばし読み。誘拐事件の身代金取引部分と最後の謎解きは良かったけど。。
★4 - コメント(0) - 2016年9月26日

再読。謎解きに重きを置いていない(と感じる)ので、沢崎の後に影法師のように立っている感は面白い。ミステリである、と構えてないのも良いね。 煙草を吸うシーンが自然で、かつ自分が止めたときのと同じ銘柄を沢崎が喫っているからか、思わずあのキャラメルボックスをポケットに探してしまう;-)あと、同じ名前のフィルター付きを止む無く買って、フィルターを千切ってとか、そうしても味が違うとか判りすぎて困る;;その辺も影法師感の原因かね。 翻訳ものにしても国産にしても、煙草が旨そうな小説は面白いんだ。
★3 - コメント(0) - 2016年9月17日

私立探偵沢崎シリーズ第2弾。依頼人からの一本の電話、沢崎が指定された家を訪れると待っていたのは、その家の娘の誘拐事件を捜査する刑事たちであった。2作品目にして直木賞の本作は、日本が誇るハードボイルドのベスト作品の一つだろう。雰囲気だけではなく設定そのものが骨太の感があり、誘拐事件から展開するストーリーが良く練られており、どんでん返しもハードボイルドらしいと思う。振り回される沢崎の苦悩する姿が、まるで叫びの様に聞こえてきそうになる。携帯電話の無いこの時代の方が、ミステリーにしっくり来のだとしみじみと感じる。
★69 - コメント(1) - 2016年9月17日

今回沢崎は誘拐事件に巻き込まれます。登場人物は多いのですがごっちゃにはなりません。ただハードボイルドなのに意外と淡々と読めてしまいました。文章が硬く悲惨な描写があってもあまり血生臭く感じないからかもしれません。その文章に好き嫌いが分かれて評価も様々なようですが、多少気になる点はあっても作りはよくできてると思いますし、まだ完全に内心を見せてくれない沢崎が本当に渋くて私は好きです。事件解決のもの悲しさよりむしろ、すべてが終わったあと事務所で彼の見せたほんの小さな変化が一番印象に残りました。
★70 - コメント(0) - 2016年9月15日

それぞれの正義に入り込む余地がないが倫理と共に派生した嘘の前でヒトは無力である。
★3 - コメント(0) - 2016年9月13日

なんとなく読み始めたので知らなかったけどシリーズものだったのですね。古い作品ですが硬派なミステリーで読みごたえはありました。
★25 - コメント(0) - 2016年9月2日

突然見も知らぬ家族の誘拐事件の身代金受け渡し役に指名された探偵沢崎は事件に深く巻き込まれていく。果たして犯人に辿り着くことができるのか…というあらすじ。 ラスト以外はとても良かったです。面白かった。
★1 - コメント(0) - 2016年8月30日

直木賞、ファルコン賞受賞作という事で手にとってみたが、登場人物が多すぎたのか、感情移入出来なかったし、何で犯人に行き着いたかもピンとこなかった。
★5 - コメント(0) - 2016年8月16日

なにこれカッコいい
★5 - コメント(0) - 2016年8月15日

私が殺した少女の 評価:80 感想・レビュー:443
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