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蹴りたい田中 (ハヤカワ文庫 JA)

感想・レビュー
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Ab
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余技のジャズミステリーは好んで読んだが本道の駄洒落小説は銀河帝国の弘法~しか持ってないので見たからには買うしかなかった。私は芥川賞や直木賞には全く興味がないので、第30回芥川賞を取ったと読んでもふうんと思うだけで暫く読んでからやっと気がついた。そこは瞬時に気付くのが普通の本好きなのだな。いやー、何度も声をあげて笑った。田中啓文の駄洒落は他とはレベルが違う。大抵が二語か三語に跨っており、漢字平仮名片仮名混じりなのでまず二度見するのだ。そしてそれがアクロバット的に連携しているので奥が深い。本当に堪能しました。
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ふかわ
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芥川賞ならぬ茶川賞受賞とか「その功績を記念して、ここに田中啓文文学大賞を創設」「戦争と人間の真実を描破した田中文学の最高峰 蹴りたい田中」「亀にピアス」とかは笑ったけど、中身は「未踏の明日に向かって」と「怨臭の彼方に」以外はあまり笑えなかった。
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さとさとし
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ネタバレ久々に読むとメッチャ面白い田中啓文の短編集。 作家田中啓文が行方不明になってはや10年、彼を偲ぶというメタフィクション?な本。数々のSF作家等からのコメント入り(このコメントも創作なのか、本当のコメントなのかわからんけど)。 人でなしで意味わからんけど妙にワクワクするSF設定と、思わずズコーってなるダジャレオチの二本柱。敗戦濃厚の日本が起死回生の為に大和魂をエネルギーとする戦艦を作り出す表題作。この作品のダジャレが一番酷い(素晴らしい)。
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まひはる
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第二次大戦下で鬱屈する少年兵たちの、複雑な心象を描破した珠玉作「蹴りたい田中」で第130回茶川賞受賞後、突如消息を絶った伝説の作家・田中啓文。その稀有なる才能を偲んで、幼少時から出奔までの偉大なる生涯を辿る単行本未収録作8篇+αを精選、山田正紀、菅浩江、恩田陸などゆかりの作家・翻訳家・編集者らによる証言、茶川賞受賞時の貴重なインタビュウ「未到の明日に向かって」までを収録した遺稿集。
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Mark.jr
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駄洒落大好きSF作家・田中啓文氏の遺稿集という体裁の短編集です(もちろんネタ)。特撮ネタを多用した前半(収録作「トリフィドの日」の元ネタは絶対ウルトラマンタロウ)から、筒井康隆氏の作品とタメを張ぐらいエゲつなくスラプスティックな後半まで、どれもこちらの予想の斜め上を行く奇想ものですが、その全てに共通するのが駄洒落。特に表題作は「お前その駄洒落が言いたかっただけだろ!!」とツッコミたくなること間違いなしですが、ここまで振り切られるともはや著者にしかできないオンリーワンな作品でしょう。
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pn675
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ネタバレ世紀の怪作その2。もはや出版されたこと自体が奇跡だというしかない作品。当然駄洒落とグロまみれでストーリーが頭に残らない。まさかのバディもののミステリ「赤い家」、半自伝的(?)小説「やまだ道」、有名時代劇時獄篇「地獄八景獣人戯」、そしてパロディ元とはまったく異なる表題作の「蹴りたい田中」が特に好み。こちらも非常に好き。
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みやぎ
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ネタバレ山田正紀ファンの耶麻霊サキ。みたいなオチで、駄洒落じゃねーか!となる。けどそれが2個も3個も重なってくると逆にそうきたかー、と面白くなってくる。…かも。
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isbm
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★★★
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くまちゃん
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なぜこれを読もうと思ったのか?w。「異形家の食卓」が面白かったからだ。でもこれはまったく違った!どっちが良いかはともかく破格な小説である。とんでも世界でのダジャレ応酬。最初はくだらな過ぎて読むの止めるか(汗、と思っていたのだが、慣れてくるとクセになる。ダジャレにクスっと笑う自分がいるのに驚いた。傑作なのか駄作なのか!信じるか信じないかはあなた次第!!!
くまちゃん

進さん、ありがたくお断りいたします!みどさん、私も応援…うそです

09/02 13:22
みどどどーーーん(みどり虫)

くまちゃん、応援してよーぅ。シンさん、ばいばーい( ´ ▽ ` )ノ

09/02 13:24
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デンドロカカリヤ
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異形家の食卓から著者に興味を持ちましたが、こちらが本領なんだなと。最高なおバカSFでした。 話のオチがダジャレ落ちなので、登場する名称などをヒントにオチを予想しながら読めると言う推理小説としての側面もあるとかないとか
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p.ntsk
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田中啓文さん初読み。これがSFか!?これこそSFか!と蒙を啓かれた思いだ(笑)。SFの概念を覆されるというか押し広げられたというか。思いもしない角度から飛んでくる矢ような予測不能の奇想天外ぶり。パロディとダジャレのオンパレード。徹底したおバカなふざけぶりにはくだらなさを通り越して不覚にも感動すら覚える。知識の浅薄な私などは十分に読み切れていないかもしれないがSFマニアには噴飯悶絶かもしれない。さすが第130回茶川賞受賞作(笑)
mirai.R 

バカバカしいを通り過ぎて、私は傑作に感じた( ^ω^ )田中さん素晴らしいw

06/28 22:54
p.ntsk

miraiちゃん、バカバカしさの徹底ぶりが素晴らしいね(≧▽≦)たしかにこれは傑作✨

06/28 23:09
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kado
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悪ふざけ。
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mirai.R 
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装丁に惹かれて。「蹴りたい背中」をもじったタイトルがシュール。 バカSF短編集。ダジャレと言い、バカバカしい。バカバカしいけれど ある意味、田中さん凄いと思った!!私の中では傑作かもしれん(〃艸〃)ムフッ 【図書館】読友さんありがとう♡
p.ntsk

バカバカしさが最高だった(笑)凡才には書けないね(≧▽≦)森田健作と猿合奏会最高!(笑)

06/28 20:37
mirai.R 

Pちゃん、やっぱり!!!!森田健作のとこ反応((´∀`*))ヶラヶラ もう最高だよねwwww

06/28 22:52
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はにまる
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まずタイトルが面白すぎる。カバーイラストだけで十分田中を蹴りたいのだが、読み進めるとどんどん田中を蹴りたくなるのは間違いないことであろう。バーミリオン三途←好き
エスタックイブ

蹴りたいです。 おバカな(ほめてます)イラストは「蹴りたい本能」を刺激してあまりあります。書物を足蹴にすることに抵抗感を持つレベルのsan値の持ち主である私には、おおいなる葛藤でございます。 こんな偉大なる混沌本を書く一方で、「星の国のアリス」や「落下する緑」のような秀作ミステリーをお書きになる田中さん、そろそろ還暦というソラおそろしさ。絶対に老成なさらなないよう、応援しています。 ちなみに、わたしはバーミリオンサンズといえば、ロマサガだ、としか思いませんでした。田中さんのウンチク量はすごいのでは。

07/17 00:42
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わたぼう
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★5/10
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アーちゃん
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図書館本。2004年発行。茶川賞を受賞したらしい田中啓文さんのバカSF(と言い切って良いと思う)作品集です。あちこちに下らないダジャレが入っていて、著者はなんと失踪中(当時)というこれまたバカバカしい設定を大真面目に文庫にしたという点で、ハヤカワさんは凄いと思いました。しかし最後の「吐仏花ン惑星」って、まず「はくぶつかん」とは読めないし、現在某県知事の方が全盛期の頃のネタは絶対に読む年代を選ぶし。私は面白く読みましたよ、吉川くん(笑)
mirai.R 

アーちゃん、めちゃ楽しい田中さんでした(*^^)vありがとう♡

06/18 19:38
アーちゃん

いえいえ、楽しんでもらえて良かったです(≧▽≦)

06/18 21:44
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うさぎ
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バカバカしい話をマジメに書いてます。いやこれ褒めてます、嫌いじゃないです(笑)いわゆる短編集ですが、よくもまぁこんなにアイディアがわいてくるなと感心したり。いろんなことに興味を持つって大事なんだな。好きな作家さんの1人になりました☆
エスタックイブ

私はデビュー当時からの大ファンです。 これだけのおバカな(ほめてます)作品は、頭が良くないと絶対に書けません。全容を明かしておられませんが、雑学、ウンチク量もハンパないと思われます。 田中啓文さんが気にいられたなら、鳥飼否宇さんも、ツボかも。ミステリーかSFか混沌とした、どこまでフィクションなのかも混沌とした作風の作家さんです。私は「隠蔽人類」をうっかり読んでしまい、田中啓文さんを継ぐ才能か!と、ハマってしまいました。

07/17 00:53
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あま
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茶川賞(not芥川賞)受賞作『蹴りたい田中』を含めた、田中啓文先生の遺稿(生きてるけど)SF作品集。テンポの良いノリで頭パーにして読めるSF作品集で、作者の好みからかどの作品にも駄洒落が含まれているのが特徴的。ほぼ一発ネタみたいな作品ばかりだが、表題作の蹴りたい田中は初っ端のテンションが違いすぎて「あれ、盗作かな?」とすら思った。あとがきによれば近からず遠からずなんだけど、作者の引き出しは結構広いなあと思った。賛否両論あれど自分は楽しめました。
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miroku
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ほんとに・・・蹴りたい!
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ギルヲ
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ネタバレ「サラダバー並だと言おう」というのが『さらば涙と言おう』の駄洒落だと気付くのにしばらくかかった。この歌思い出したのたぶん30年ぶりくらいだわ。なぜこの21世紀の世の中に森田健作推しなのかという謎はおそらく解く価値が無いのでおいておきますが、まーこの全編駄洒落の本がやはり小説でありSFであることに驚く。あ、貶してませんからね。面白かったですよ。
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葵
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タイトルと帯を見てわかるが、完全に綿矢りさの「蹴りたい背中」のもじり。芥川賞ならぬ「茶川賞」をとって失踪した伝説の作家、田中啓文を悼む遺稿集として出版されたもの。はいそこの信じた人!大ウソです!そんな事実はないよ!残念でした!本作もくだらない駄洒落とSFが融合した短編集となっている。くどいっちゃくどいが、大の大人が大真面目にこんなふざけたもの描いて、好き勝手やらせてあげているハヤカワ文庫がいて。読む人が読んだら怒るだろうな。でも私はニヤニヤが止まらないよ。あーくっだらなくて最高!ご馳走さまでした!
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ろびん
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全編駄洒落と悪ふざけ。一気に読むのは疲れますね……。
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アルクシ・ガイ
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ピッタリの言葉がある。「過ぎたるは及ばざるがごとし」。もういいよと言いたくなる。蹴りたい田中。
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雑食奈津子
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なんていうか、すごく天才だと思った。芥川賞あげてもいいんじゃないかな。お気に入りは「吐仏花ン〜」。森田健作の存在感に涙流して読みました。ここまでシャレを小説に応用するっていうのも、ある意味尊敬に値します。とにかく読んでいるあいだ、楽しい時間を過ごさせてもらいました。
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小夜
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名状し難く冒瀆的な書物。(主に常識と理性と有用性を求める精神が冒瀆されます。心に余裕のない人にはお勧めできません)表紙から裏表紙まで、田中さん、心ゆくまで好き勝手なさりましたなぁ、な一冊。「こんなのでよくお金を取りますなぁ」と言うだけはある。(全面的に褒めてる)
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ぜんこう
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題名がいいよね~(笑)図書館でこの本と「蹴りたい背中」を同時に借りようか悩みつつ、田中だけにしました(^^;) だいたい茶川賞って(←not芥川)、作者が失踪だの遺稿集だの、ほんま、やりたい放題の企画です。 いつものように駄洒落にニヤつきながら読んでました。 中身はどうであれ、僕はこういうの好きです(笑)
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進☆彡19@雰囲気重視
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どーでもいい本(笑) 面白くない訳ではないが特に感想はないという困った状態。読んでる最中は、物語に影響されて駄洒落を連発する病にかかり、周囲に迷惑をかけた。SFと落語が好きな方は読むといいんじゃないかな。
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koont
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ネタバレ楽しい本ふざけた笑いくだらないダジャレ大好きなんです意味のないただ気 持ちよく笑えるだけでいいんですけどこの本は私には高度ちょっとついていけませんでした。多分ハイパワーでダジャレの洪水なのでいちいち考え込むどんくさい私は最初の時点で落ちこぼれたのだと思います。これを書いて茶川賞(本当に芥川賞受賞された方だと思ってました(だからどんくさだといわれるんだって))受賞して失踪されたそうですよ。高度なハイパワーダジャレについていける方是非読んでみてください。
p.ntsk

ほんとに怒涛のハイパワーダジャレの連続だった(笑)さすが茶川賞だね(笑)(≧▽≦)

06/28 20:44
koont

Pちゃんお疲れ様〰️🎵ねっハイバワーだったね。何にも考えないでただゲラゲラ笑ってればいんだよね。pちゃんも楽しめたかな。下手に想像して乗り遅れたりしちゃった😅茶川賞って🤣さすがだよね(*≧艸≦)

06/29 20:00
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がんつん
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くだらなさ神話級の与太話。深夜に長い感想を書いてしまい、恥ずかしくなって消した私がいる。これがすごく気に入ったとばれると白い目で見られかねないので簡潔に(笑)基本的にパロディ、駄洒落、理不尽な破壊、いらない下ネタ。多種多様な作品のエッセンスをぶち壊しながら盛り込んだいい加減な世界設定は、皮肉のようでいてその実愛に満ちていますw新しい言葉が出る度、どう消化されるのかと、ある意味ミステリーのように楽しみました。茶川賞受賞記念の遺稿集らしいのですが、筆者がいつか時空を越えて帰還されますようにw
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レイ
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「水霊 ミズチ」が大変面白い伝奇ホラーだったので、もっとそういう類いの作品を読みたいと、古本サイトにて探したらこの本がヒット。察しのよい私は(ああ、「銀河帝国の(長いから略)」でやり残したことがあるのだな)と思い、購入。表紙、帯からして徹底している。(これ、早川書房も絶対面白がってるな……)と早速読み始めれば、素晴らしくくだらなくて面白い短編集の数々だった。ここまで"オチは駄洒落でなければならない"という信念を持ってSFを書いている作家は、著者以外にはいない。茶川賞受賞も当然の結果だ。もっと書いてください
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ゆーり
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あのーすみません。田中啓文氏をよく知らない私です。どこまで本当なんですか?失踪まで本当ですか?茶川賞ってなんですか?寄稿している名だたる方々のコメントって、本物ですか?真面目な方はきっとググるかwikiるか、悩みそう。。。なーも考えないでりらーーーっくすしてこの破壊力のある文章に頭を投じれば、世の中何も怖いものはなくなります。レビューになりませんね。すみません。。。
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KAZY
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バカだ。いやアホか。ドリアン・グレイの肖像、ディオキシリボ核酸、タイタニック、韃靼、全てがそこに集約される。元ネタを知らずに拾いきれていないモノがあるんじゃないかと疑心暗鬼になってしまう。ナイか?あるんじゃーない?アルジャーノン。い、いかん。
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きつね
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オールタイムワースト級の短編集(ほめ言葉)
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ばっか殿すん
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「いや、マジくだらね~~」「ホンマしょうもね~~」が褒め言葉(尊敬するレベル)になる本です。だって作者さん、第130回茶川賞受賞者ですから。よい子はくれぐれも読まないでネ。。
よっぷぃ@アイコン詐欺

この表題って、某賞受賞作「蹴りたい背中」のパロディーなんでしょうか。茶川賞って(笑)

05/14 12:51
ばっか殿すん

正解(=゚ω゚)ノ全然内容関係ないですけど(笑)

05/14 13:09
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