膚(はだえ)の下〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

膚(はだえ)の下〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)
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膚(はだえ)の下〈上〉はこんな本です

膚(はだえ)の下〈上〉の感想・レビュー(348)

アートルーパーという人造人間。人間に創造された新しい生き物。アートルーパーである慧慈は人間でも機械人でもない彼らのアイデンティティと生き方を模索していく。一部では地球の地下世界を、二部では火星の世界を、三部では地下と火星に人間を分ける前の地球の地上世界を描いているようだ。慧慈たちがどんな世界を創造するのか、気になる。次巻も楽しみ。
★2 - コメント(0) - 3月12日

三部作の完結編。それぞれ、話としては独立して読めるが、出てくる人名が説明ないけど「あの人」たち。時間を遡る形式のシリーズは、「だからだったのね」へつながっていく。 さて、下巻でどうつなぐのか。 しかし、成長するアンドロイドって、あまり聞かないなぁ。神林最高です。
★2 - コメント(0) - 2月23日

虐殺器官を読んでたら神林長平さんの本を久しぶりに読みたくなって。もう何回も何回も読んでて、経過も結末も知ってるんですが、だからこそ彗慈たたちの変化が、成長がほんとうに愛おしく感じる。彗慈にとって、学んだ一番の変化は何かを慈しむということかと思うんだけど、それは彼にとってのサンクであり、ミカであり、その感情をアートルーパーの誰よりも先に深く知ったからこそ名前に慈の字が入ってるのかなと思いました。
★11 - コメント(0) - 2月5日

これがどうあな魂に繋がるんだろうか、とか思ってたけれど途中からそんなことは吹っ飛んだ。慧慈の行先が気になって、それどころじゃなくなった。前作に出ていた面々がちょくちょく出てくるのが、面白い。慧慈が人間としてではなく、アートルーパーとしてどう生きるかというのを考えようと悩み続けているのが、すごく好き。実戦を経た後、いろんな人物との出会いを全て吸収して成長を続ける姿が、かっこいいと思う。
★5 - コメント(0) - 1月10日

なんだ、これは。雪風でも思ったが、神林は巻が増すごとに面白くなるのか。前作までに出て来た単語が飛び交って嬉しい。下巻にも期待。
★2 - コメント(0) - 2016年12月29日

エンズビル、の言葉の再登場に鳥肌。いけすかない善田や正井といった人物がどんどん魅力的になっていくのがたまらない。人間でも機械でもない慧慈の出す答えがどんなものなのか…感想を書いてる時間も惜しいほどに面白いので、下巻をすぐ読み始めよう…
★5 - コメント(0) - 2016年12月25日

アートルーパーと称される人造人間の宿命譚、かも知れない。とにかくめちゃくちゃ胸に来る。上巻の序盤で泣きそうになった……。人間と同じ肉体でありながら、人間によって造られた存在であるアートルーパー。彼らは自身の存在、そして人間の生き方に疑問を抱き、そして「アートルーパーとしての生き方」を模索し始める。彼らはどこへ行き、そして何を知るのか。火星三部作の完結編にして〈始まりの物語〉ということで、ただただ溜め息。下巻が楽しみで仕方ありません。
★8 - コメント(2) - 2016年12月10日

いわゆる火星三部作『あなたの魂に安らぎあれ』『帝王の殻』に続く本書だが、機械人アミシャダイ、梶野少佐、エンズビルなど前作、前々作と関わりのあるワードが出てきて嬉しくなった。破沙とか門倉も出てきたっけ。人造人間である主人公の慧慈が、様々な出来事と人々との関わり合いの中でどう生きて行くのか。下巻が楽しみ。
★5 - コメント(0) - 2016年12月7日

人の創造物であるアートルーパーの目を通して人の性が見えてくるのが興味深い。「人間は存在意義を模索する為に、自分に似たものを創造せずにはいられない」か。なるほど確かになぁ。最初は考え方も幼い彗慈が実加との出会いで生の実感を得て、徐々に個性、自我を獲得していく様が良いですね。
★2 - コメント(0) - 2016年5月27日

2016/05/19 22:00 読了。火星三部作の最終作。人間、アートルーパーという人造人間、機械人。その対比が人が生きる意味を考えさせる。アンブロークンアローを思い出した。慧慈は零なんだ。零がジャムとの戦いで、フェアリィ人である自分を獲得したように、慧慈は人との関わり"実戦"の中でアートルーパーとしての自分を獲得しいく。それは人が人としての自分を獲得出来るんだ、しなければならないんだと教えてくれている気になる。上手くまとまらないけど、結末が、慧慈が何を手に最期を迎えるのか楽しみ。あと、ジェイが素敵。
★2 - コメント(0) - 2016年5月19日

人造人間の自己形成の物語。兵隊としてつくられたアンドロイドが人間や機械と対話、衝突しながら自我に目覚めていく様子が面白い。機械であるが故に訓練施設で受けた差別、銃撃戦後の「人間の戦死者が出ている中で人造人間は何故死ななかったのか」という遺族からの理不尽な問い、銃撃戦で感じた”恐怖”。逆に人間以上に人間らしく振る舞い「罪は背負うしかない」と説く機械人。
★4 - コメント(3) - 2016年4月29日

人間に作られた生まれたときから成人と同じ身体能力と知能を持ったアートルーパーが人間や機械人などと出会いそれぞれの考えや生き方に触れ、様々な状況を経験しながら人間とは違うアートルーパーとしての生き方や目的を探し成長していく様が非常に面白いです。話としても火星行きを拒む残留人と国連との争いがとても読み応えがあり、ここからどう過去二作の話に繋がっていくのかとても楽しみです。
★7 - コメント(0) - 2016年4月21日

人間とは自我とは、を改めて考察し続けることのできる一冊。人造人間慧慈を通して人間との会話、あるいは機械人との会話は、おそらくこれまで人類が一度は考え、そして一向に出てこない解答に考察を放棄した問いかけだ。彼らは己の存在意義を自問しながら、真理を探る。「本物の危険が実感できなければ本気で生きられない」悩みすら人間であることの面白さだという正井の言葉が印象的。確かに人間は感情を優先し合理的には動かない。慧慈に「不可解だ」と言われても仕方がないところだろう。
★58 - コメント(0) - 2016年3月28日

「われらはおまえたちを創った おまえたちはなにを創るのか」この最初の一文が下巻へ向けてこれから誰にどのように係ってくるのか楽しみです。
★5 - コメント(0) - 2016年2月21日

身震いするほど繊細な小説。慧慈が、人間との係りや機械人との対話、慧琳達との共生の中で、アートルーパとしての精神性を確立していく様は、まるでガラスの繊維で編み細工を織り込んでいってるようだ。火星三部作の最後にして、時系列的にははじめの物語であることがよく分かる。前二作の原初であるにも関わらず、テーマはその集大成と言って良いほど深化している。人間に、明確な目的を持って造られた彼らはもはや何故生きるのかを問わない。何のために生きるかを問い、それを創るのだ。
★5 - コメント(0) - 2016年2月10日

tom
読友さんが絶賛していたので借りてきた。人造人間の物語。思弁的な議論が頻繁にでてくるのが玉に傷のような感じもある。でもとにかく大部の本。ページ数が多い本というのは、それだけでうれしくなってしまう。というところで、下巻に続くのだけど、どういう結末を用意しているのだろう。興味津々。
★9 - コメント(0) - 2016年1月14日

★★★★
★1 - コメント(0) - 2015年9月6日

600ページを越える分厚さ(まだ上巻!)だけど、グイグイ読ませる。慧慈の行く末がとても気になる。いざ下巻へ。
★5 - コメント(0) - 2015年8月16日

「人間を殺すことが出来る(どうしてヒトがヒトを殺してはいけないのかの解になりうる)」「弱者は守らねばならない」という機械人の非合理的かつアプリオリな部分の思想(プログラム)は、「神」の存在など意識せず、単に彼らの創造者がモデルたるヒトの心を追究した結果なのではと想像してみる。だからか間明少佐達の「創造とは創造主への復讐である」という言葉は、存在の無為(創造者の不在)に耐えられない/その上で力を誇示したいという弱さではないかと勘ぐってみたり。
★2 - コメント(1) - 2015年7月27日

★★★★☆ フムン。神林先生っぽい理屈っぽい哲学がたまりません。火星3部作で、時系列では膚の下が一番最初です。前作の登場人物もでているので、どんな謎解きになるのか、下巻も楽しみです。600ページ太いです(笑
★4 - コメント(0) - 2015年7月1日

火星3部作、やっと完結編に突入。本の厚さにへこたれつつ読了。まだ下巻があるので全体の感想にはならないけれど、アートルーパー達の純粋さに感動。
★3 - コメント(0) - 2015年4月28日

まだ上巻だけど、序盤の展開はめちゃくちゃ面白い。ネタバレしないために書かないけど、人とロボットの関係について極めて感動的に書いてある。その後の犬があまり好きではないのだが、あと、警察の事件のあたりはつまらないかも。アミシャダイが出てくると燃える。
★7 - コメント(0) - 2015年2月19日

テーマについてばかり語られるけど、娯楽性もいちばん高いよね三部作の中では。
★6 - コメント(0) - 2015年2月15日

読んでいる最中からこれは面白い…読み進めるのがもったいない…感でいっぱいで、上巻が終わってしまった…。
★5 - コメント(0) - 2015年1月12日

好みの雪風系統。ていうかまずタイトルがかっこよくてずるい。
★2 - コメント(0) - 2014年11月29日

「われらはおまえ達を創った。おまえ達は何を創るのか」。 人造人間という被創造物の視点から人間とは何か。創造とは何かを考察するテーマは壮大。 物語が進むにつれて被創造物の視点から創造主、神の視点に移るその過程、構成は何回読んでもすごいなーと思う。 雪風も傑作だと思うが本作は最高傑作なんじゃないかと思う。
★2 - コメント(0) - 2014年11月8日

勧められたから読んでみてるのだけど、三部作と言うのは話繋がってるのかな?それとも有川さんの自衛隊三部作みたいに全く別物なのかな?名前の漢字が変に気取ってて困惑が抜け切らないけど、話そのものは読み易いし、下巻も早めに読もう
★1 - コメント(0) - 2014年11月8日

火星三部作、始まりにして終わりの一作。人間でもなく、機械人でもない、アートルーパーとは何なのか。「膚」を読み終わったら、また三部作を最初から読み返すのが楽しみになりました。
★6 - コメント(0) - 2014年10月29日

創造主と被造物の関係について書かれていた。"あなたの魂に安らぎあれ"ではアンドロイドしか登場しなかったが、この作品ではアートルーパーと機械人が登場していて "今宵、銀河を杯にして"のオーソロイドとドールロイドの設定に似ているなと感じたので読み返したくなった。下巻をこれから読む。
★3 - コメント(0) - 2014年8月17日

火星三部作の最終作。傑作だと思う。
★2 - コメント(0) - 2014年7月26日

火星三部作の最終作にあたるが、時系列順としては最初に該当する。月の崩落による影響で荒廃した地球では、地球が再生するまで人類を火星で冷凍休眠させる計画が実行されていた。アートルーパーである慧滋は訓練中、計画に抵抗する残留人らに襲撃されたことをきっかけに人間とは異なる自分は何者なのかという疑惑を抱き始める。神林特有の子気味良い文体で語られる思索はありがちな晦渋一偏に陥ることなく、リーダビリティ抜群かつ面白い。アイデンティティを確立し、己の道を歩み始めるアートルーパーが今後どのような結末へ至るのか、下巻へ急ぐ。
★8 - コメント(0) - 2014年3月15日

火星三部作の最終話。前巻を読んだのが1-2年前なので前巻までの内容を少しずつ思い出しながらの読書。ただ、このシリーズはそういう風に、少しずつ間を空けて読むのも面白いのかも知れない。歴史というのは、時間を置いて語られるものだし、記憶にないものは想像に任せて補うしかない。どこかで聞いた、うろ覚えな記憶が繋がって、歴史というものができているのではないか、と「あなたの魂に安らぎあれ」の内容を思い出しながら思う。
★2 - コメント(0) - 2014年2月1日

主人公が可愛くて仕方ない
★1 - コメント(0) - 2013年8月15日

火星シリーズ3部作の完結編。SFの描く空間としては、地球と火星だけなので、けっして広大なものではないし、また時間軸も250年のスパンしか持っていない。にもかかわらず、神林の描く作品世界は実に壮大だ。アンドロイドと機械人アミシャダイの設定を通して、この作品で繰り返し問い続けられるのは、アンドロイドは(ひいては人間は)何のために存在するのか、生きていることの意味とは何か、である。主人公慧慈(アンドロイド)の成長と懐疑を通して我々読者もそれを追体験するのだ。そして、そのキー・コードは「愛」だろう。
★77 - コメント(0) - 2013年8月14日

借りてから全三部作の三部作目と知って悩んで読み始めたけど全然問題なかった!! 面白かった!! 早く下巻が読みたい。あまりSFって読んだことがないけれど読むたびにSFってこんなに哲学的なのか、と思う。たまたま読んだSFがそういう感じだっただけかもしれないけれど。人間によって創造されたアートルーパーという人造人間。慧慈のように真っ直ぐに自分の存在と向き合ったことなんて一度もないよ。彼らの行く末が気になる……!
★4 - コメント(0) - 2013年7月30日

自我の構築。自尊心。人ではない、人が創りだした自律した生物、アートルーパー。
★6 - コメント(0) - 2013年6月23日

驚愕の面白さだった。神林小説の面白さが凝縮されている。テーマ、登場人物、世界観、台詞回し、ストーリー展開、そのどれもが素晴らしい。下巻がもの凄く楽しみだ。
★1 - コメント(0) - 2013年5月2日

膚(はだえ)の下〈上〉の 評価:62 感想・レビュー:62
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