言壺 (ハヤカワ文庫JA)

言壺 (ハヤカワ文庫JA)
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言壺はこんな本です

言壺の感想・レビュー(686)

さすが言葉使い師!と満足できる作品でした。(個人的には空軍のF3で興奮してしまった。。。X2ガンバレ)
★1 - コメント(0) - 3月1日

やはり言語SFは面白い。特に『栽培文』が好みでした。
★4 - コメント(0) - 2月27日

ごめんなさい。つまらなかった。円城塔に似てるなって思ったら解説していた。「言葉SF」というジャンルがあるのか!知らなかった!私には面白くないので今後SFを読むときには気を付けよう。なんだかねぇ、執筆に行き詰まった作家の言い訳にしか見えないのです。ごめんなさい。
★2 - コメント(0) - 2月13日

つまらなかった。才能ない人はどんなに書いても何も伝えることができないのだと思った。
★1 - コメント(0) - 2月11日

再読
- コメント(0) - 2月2日

言葉を主題とした短編集。現実や思いを写す言葉なのか言葉が現実を作ってしまうのかなど面白かったのだけど途切れ途切れで読んでしまったので、もう一度いっきに読みたい。
★3 - コメント(0) - 1月20日

TG
言語SF。やや「言葉」を神聖視するきらいがあるが、他の事象にも適応できる、広く示唆に富んだ警告だった。個人的には、人間より強くなったAIとの付き合い方が喫緊の課題となっている将棋界の現状に近いものを感じた。約20年前のSF「言壺」で語られた現象が現実に起こりつつあるということ。
★4 - コメント(0) - 1月20日

言葉が虚構、仮想現実を作り上げている、というのは当たり前のことだと思っていたけど、今の流行として、VR、ファッションなどを筆頭に別の現実(ストーリー)を作り出して、そこに没入していく態度が積極的になっている現在と合わせて読んでみると、もっと自分の中で言葉について咀嚼してみなきゃなと思った。内容としては短編の作品集。特にその中で「戯文」のラストで読んでいる自分も虚と真の区別がつかなくなってゾクッとした。
★5 - コメント(0) - 2016年12月18日

「言葉」の強さをや影響力を思い知りました。「言霊」という考え方があるように言葉の力は底知れないです。「栽培文」の文字は呪文という言葉がとても印象的でした。またワーカムという人間とはまた違う概念を持つ機械による言葉は人間の言葉とはまた違った力を持つような気しました
★13 - コメント(0) - 2016年11月17日

言葉ってターノシーーーイ!!!!頭の中をぐっちゃぐちゃにされる面白さを味わえる言語SF。神林先生作品はこれで3冊目なのですが、先生が追求されている(?)テーマのようなものは一貫しているんですね。一貫しているのにワンパターンだと感じない!特に綺文、被援文、戯文がお気に入り。今まで短期間に連続してSFを読んだことがなかったのですが先生の作品はなぜか読みやすい〜。なんとなーくSFの楽しみ方もわかってきた気がします。次は戦闘妖精雪風の続編を読むぞー!
★3 - コメント(0) - 2016年11月1日

言語SFというものらしい。言葉のいろんな可能性を考えることができて面白い。知らない内に自分の言語認知が侵されていたら…なんて不穏な空気の漂う"跳文"がお気に入りです。
★5 - コメント(0) - 2016年10月18日

9編の連作短編集。主人公が作家(クリエイター)の作品が多く、小説をはじめとした創作活動に興味があるのでおもしく読めた。難しかったけど……。
★2 - コメント(0) - 2016年10月13日

すごかった。
★1 - コメント(0) - 2016年8月9日

「ワーカム」なる著述支援プロセッサが普及した世界以降に生業として言葉を紡ぐ人々を著述した非連続の短編集、一読して矛盾した一文を徹底的に拒絶し「正しい」文章が当然のごとく強要されたかと思えば、矛盾した一文によって言語的思考を崩壊させられる世界、自由な言葉を失った後に取り戻した世界などなど、言葉のポテンシャルを再確認させられるかのようなお話。ふと近年の虐殺器官や言語都市を思い浮かべつつ、ワーカムちょっと欲しいカモ、なんて。
★5 - コメント(0) - 2016年7月25日

こわい。言葉は悪意を以て使えば凶器になると思うことはある、けど言葉そのものが自律して人を蝕むなんて。ある意味で初めて言語を習得した時に、脳はその言語に侵食されたのだと言えるかもしれないが。話はどれもよかったけど、戯文からラストまでの流れに呑まれて軸が定まらない感じ。内容を理解した上で消化あるいは昇華しきれない。このもどかしい気持ちをワーカムなら言語化するだろうけど、それはもう違うものだ。肝心の気持ちが抜けてしまうからだろう。ふいに自分が本を読むのは、言葉一つ一つにいろんな意味を見出したいからだと思った。
★7 - コメント(0) - 2016年7月17日

機械によって物語が書かれる世界。ワーカム使ったら、簡単に文章が書けるのは羨ましい反面、リスクが大きいから使いたくはないという思いもある。没文と栽培文はファンタジー要素強めでした。個人的には似負文が一番オススメ
★3 - コメント(0) - 2016年7月15日

著述支援用マシン「ワーカム」によって狂っていく世界を描く、連作短編集。これも言語SFというのだろうか。言語とは一体なんなのか、改めて考えさせられる。「碑文」の衝撃は忘れられない。文句なしに面白かった。
★11 - コメント(0) - 2016年7月13日

ほんとに面白かった…没文、栽培文が特にお気に入り。今もこうして責任の取れない言葉を書き散らかしてるわけだけど、こいつらがいつか世界を滅ぼすんだなと、文字を打つのが怖くなる。でもワーカムはちょっと欲しい。
★4 - コメント(0) - 2016年7月10日

発想がすごい。スラスラ読めるけど、色々と考えさせられる。なんかオシャレな一冊
★3 - コメント(0) - 2016年6月28日

思い切り言語空間を揺さぶられました。神林長平ならではの作品ですね。上手く言葉に出来ないのですが、「言葉」について考えさせられる、深い内容でした。どの短編も斬新で面白かったですが、やはり最後の短編が一番衝撃を受けました。たった四文字なのに…!改めて神林長平の凄さを感じました。大満足の一冊。
★23 - コメント(0) - 2016年6月22日

ワーカムを軸とする、言語SF。言葉で世界の構造を変えられると思うのは、文筆家なら考えること。しかし、現実には言語にのめりこむ人は多くない。そこで、このてのSFは置きっぱなしになることが多い。が、そこは神林。SFファンを引き付け、SFの賞が与えられてる。言語次元では、実在・非実在は応答があるかどうかだけになる。そこはチューリングマシンの世界。その人と見まごう回答があれば、生存しているのだ。
★4 - コメント(0) - 2016年6月22日

言語が揺さぶられ言葉の在り様と存在の在り様(?)が幸福な関係を最早結べなくなった不安定な世界を、あくまで寓話的に物語る作品が多く、作者の書く言葉自体は堅牢で揺るぎない比較的保守的な言葉であると思う。それが物足りなくもあったが、それも円城塔氏の「「言葉を用いて言葉について書く」ことなどは決してできない。ただ言葉を書くことができるだけである」という言述と関係あるってことか。でも、言語支援ツールが書いたものと人間が書いたものとは区別不可能であるという「被援文」、言葉の自己増殖「乱文」からの「碑文」は鳥肌。
★27 - コメント(1) - 2016年6月2日

言語SFというジャンル。本の、作家の、人類の、そして言葉の未来について書いたこの連作短編集は紛れもなく言語SFだ。万能著述支援用マシン"ワーカム"で文章を書く世界。ある1人の作家が「わたしを生んだのは姉だった」という奇妙な文章をワーカムに拒否されることから始まる1話目からこの本の世界に引き込まれた。ワーカムがあればこの私の思いをちゃんとした感想にしてくれるのか。それとも支援されて書いた文章は自分の文章と言えるのか。普段ものを考え、自分の思いを伝えるのに使っている「ことば」について考えさせられた。
★12 - コメント(3) - 2016年5月5日

言語と著述システム「ワーカム」にまつわるSF。不思議な世界観で言葉に操られたり、言葉を操ったり。危険な側面もある一方で悩んでいる考えや思いを言語化してくれるそんな装置ほしいなとも思いました。
★1 - コメント(0) - 2016年4月30日

初神林。言葉を使う人間と言葉を支配する機械。ワーカムをはじめとする万能著述支援マシンとの関係を書いた短編集。「綺文」、「没文」、「戯文」、「栽培文」が秀逸。一貫して世界観はナンセンスだが、言葉遊びによって人のイデオロギーが崩壊する世界に対するこの不感性が型にはまって心地よい。 20年前の作品だというのに、なぜこれほどの説得力があるのだろう……。文字通り、力作(力のある作)だった。
★3 - コメント(0) - 2016年4月25日

ほぼ初めてのSFでした。ここ1〜2年の間にも、小説執筆の補助システム開発のニュースがあったように思うけど、Windows95すら出ているか出ていないかの時代に書かれたこの小説の内容が、20余年たった今実現に向かいつつあることを考えると、SF作家というのは、素晴らしい仕事なのだろうなと思わざるを得なかったです。
★3 - コメント(0) - 2016年2月29日

SF小説を読むのはほぼ初めてだった。今まで意識せずに言葉を使っていたが、この本を読んで言葉について深く感がさせられた。
★3 - コメント(0) - 2016年2月26日

正しい言葉へと自動的に修正し、次に続く言葉を予め提示し。言葉を導くことで、書き手の思考を言葉へと規定する――万能著述マシン〈ワーカム〉によって変容していく〝言葉〟の軌跡(奇跡)を語る、九篇の連作短篇集。初めに言葉ありき、とはよく云ったものですが、人間の本来自由で形なき思考を、言葉は形あるものへと縛り付けてしまいます。ゆえに言葉を用いることで人は思考を共有し、互いに意識することが出来るのでしょうが、しかしもし、言葉が暴走を始めたら? 言葉の崩壊が始まったら? 人間の中にある〝言葉〟の器官を奪い、(→)
★56 - コメント(2) - 2016年2月19日

これすごいな。何年前に書ききってるんだろうと。今年読んだからちゃんと血肉になるのでは、と思う。
★4 - コメント(0) - 2016年2月13日

「言葉使い師」に引き続き神林長平二冊目.今までSFを読まなかった私だけど,神林長平の本は衝撃的だった.「言葉の力」,「言語空間」それから「言葉によって作られる(?)ヒトの個性」について,考えるきっかけを与えてくれたこの本を,私は一生忘れないと思う.
★3 - コメント(0) - 2016年2月12日

言葉を巡る連作短編集。「私を生んだのは姉だった」という奇妙な文章から始まる1篇目から、時代やテクノロジーが異なる舞台で様々な視点から言葉について描かれていて神林長平の真骨頂という印象でした。人間は言葉で作った個々の世界に生きているのだというのが一貫していて何が現実で何が仮想なのかすらその個人と言葉によって変わってしまう世界はとても読み応えがありました。「我、勝てり。」という一文には鳥肌が立ちました。
★10 - コメント(0) - 2016年2月4日

扱っているテーマと描かれる世界観に存分に浸った。円城塔の「解説文」も良い。「栽培文」がお気に入り。
★4 - コメント(0) - 2016年1月16日

つい読み始めたら、そのまま読了。この本が、気付かぬうちに、自分の思考の礎となっていたことに気付く。きっと数年後にはそのことも忘れ、神林文を自分の考えと信じて生きていくのだろう。備えたところで抗えぬ。一度侵入を許せば。
★3 - コメント(0) - 2016年1月8日

mug
自分は自分の言葉で作られている。政治とは言葉による支配。だから音楽や絵画など言葉とは関係なく存在する美しさに惹かれる。
★2 - コメント(0) - 2015年12月25日

面白い。万能著述支援マシン「ワーカム」と「言葉」、そして人間にまつわる九篇の短編集。アイデアはいずれも面白いし、しかも各短編を読んでいると人間が言葉を操るのか、言葉に人間が操られているのか、それともワーカムが人間を支配しようとしているのか、奇妙な浮遊感に襲われる。それもまた楽しい。
★5 - コメント(0) - 2015年12月23日

「言葉」と向き合い続けてきた神林長平氏による、九篇からなる連作言語SF。万能著述支援用マシン「ワーカム」に『私を生んだのは姉だった』という矛盾をはらんだ文を認めさせた初篇から、全てが始まる。言葉はワーカムを伝って感染し、やがては世界そのものを変えてしまう。言葉と作家に興味がある方は読んで損はないと思います。既存の言語体系が崩壊した後の世界を描いた「栽培文」が、温かみがあり個人的に好みでした。
★34 - コメント(0) - 2015年12月17日

N
円城さんの解説文すばらしい~
★1 - コメント(0) - 2015年12月14日

本書は正しく壺。底知れぬ壺。「汝が久しく深淵を見入るとき…」的な得体の知れなさを孕んだ作品です。読み進めるにつれて、無限回廊の中に身ひとつでポイッと投げ込まれたような不安感と覚束なさに襲われ、どこに着地するのかまったく予測できません。普段当たり前に使っている言葉が、実は相当に危険なツールなのだと気づかされる……つまりとても読み応えがありました。言葉とはとても身近なテクノロジーであり、そして言葉を使って言葉の可能性と危険性を追究していくなんて、なんとSF的なんでしょう!
★9 - コメント(0) - 2015年12月11日

言葉の力」は時に虚構を生み出し(戯文)人に感染し(綺文)時には不自由な世界から人々を解放する(栽培文)。言葉には生成と消滅を司る力があってそれを利用している限り、それに支配されている事も然り。 最終章の碑文の4文字ですが、これを著者が書いているのか、それとも著者の意識を纏ったワーカムが書いているのか....4文字だけで色々な想像を掻き立てられます。そんな神林先生の言葉の魔術に既に私たちは掛かっていて、言葉のポットに植え付けられているのかもしれません。
★8 - コメント(0) - 2015年11月15日

不思議な世界観の本。言葉をより洗練された形で使いたいという試みと、人の観念に揺さぶりをかける一文が合わさり、言葉は装置の中で人に牙むくほどに研ぎ澄まされる。いつしか言葉は人と機械を上回る命を持つに至る。
★5 - コメント(0) - 2015年10月20日

言壺の 評価:78 感想・レビュー:229
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