南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)

南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)
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南極点のピアピア動画の感想・レビュー(1925)

最初の章はまあ、超運が良ければあるかもなあ、というところ。宇宙見ちゃったかあ、という感慨に浸れて。 2章が始まって、おや、全然関係ない話のオムニバスなのか、と思ったら、あっという間に宇宙に引っ張られて、3章もそんな感じ。 みるみるうちに世界が置き換えられてしまって、ダイナミックな展開になった。 ニコ動のいい時期を見ていたから、そうはならんよなあと思いつつ、ちりばめられたネタを楽しむことができた。 解説で筆が遅いと言われていたが、初出からの発表間隔に笑ってしまった。
★2 - コメント(0) - 3月20日

10年程前の黎明期ニコ動を知らないと理解に苦しむ物語だろう。何せ物語の起点は「ウケ狙いのノリ」である。しかし、この「ノリ」はやがてファーストコンタクトまで突き進むのだ。内容はハードSF(技術系かSF読みでないと殆ど理解不能)ながら、物語の筋は御都合主義もいいところ、という一見相性の悪そうな組み合わせは「その発想はなかった」である。個々の物語は読み物としてそれ程では無い(SFとしては良い出来)が、最終章でなるほど繋がり、一気に加速する構造が見事、そしてラストの「ハジメテノオト」は納得の感動である。
★5 - コメント(1) - 3月12日

思ったよりちゃんとSF小説で楽しく読めた。ボカロPであり、ニコニコのプレミアム会員増加などにも一役買ったSF小説作家さんのようなので、趣味と仕事が上手い具合に融合された作品なのだろう。現状で見渡すと、今のニコニコ技術部の投稿数・再生数は他のカテよりかなり低く衰退が激しい。クラウドファンディングとか流行り出しているし、投げ銭方式も面白いとは思うけど、実現できてないところ見ると難しいだろうな
★1 - コメント(0) - 3月2日

一周していわゆる賞味期限切れのSFではない気がする
★1 - コメント(0) - 2月1日

後ろの話になる程好きになっていく
★2 - コメント(0) - 1月26日

大きな失敗も嫌な敵もなく、あまりに優しい世界すぎるなあ…と思いながら読んでいたが、宇宙人が出てきてからのとんでもご都合主義展開がすごすぎて笑ってしまった。優しいSFだった。話題になるには金は要らない 必要なのはキャラとストーリーだ とか 人間じゃないものが人気者になるとみんな幸せになる などニコニコやバーチャルアイドルに関する面白い考察が多かった。
★3 - コメント(0) - 1月18日

ふわふわの泉の現代版。尻Pにしかかけない小説でありつつも、きちんとしたSFになっているのが面白い。
★1 - コメント(0) - 1月5日

独立した短編集かと思っていましたが,繋がっていました。1話目はロケット等のハードがオープンソース化されていて誰でも利用出来るという発想が斬新ですが,実際製造するには高額な装置や材料,維持費も必要なはずで個人・実験室レベルでは無理だよなあ,と今一共感出来ませんでした。しかし2話目以降物語は加速していき,例えばこんな仮定があったら世界はどんなふうに変わるだろうかという夢を見せてもらえました。また例えば会長がハミマ社長にどう話を付けたのかを描いてくれたりすると話に説得力が増すような気がします。面白かったです。
★2 - コメント(0) - 1月4日

未来版ニコニコ動画のようなネットコミュニティ、ピアピア動画を介してオタクが活躍する、近未来SF小説です。そちら系の文化に精通していれば、楽しめるかもしれません。
★9 - コメント(0) - 2016年12月31日

お察しの通りニコニコ動画とボーカロイドが繋ぐ四つの短編集。ハードSFのため作中のテクニカルターム等分かりにくいものも多いですが、ニコ動でいう「技術の無駄遣い」ってやつで、各技術者が人類未踏の深海や宇宙でベストを尽くすことで、バラバラだったお話が最終章に収束する流れ。また未知のテクノロジーが楽観的楽天的に明るい未来をもたらしてくれるのではないか?という最終章はニコ動黎明期の雰囲気ともリンクして悪くないと思います。科学で夢を見ることが出来る。というのはSFの役割の一つである。と信じているからなんですけども。
★12 - コメント(0) - 2016年12月30日

オタクの力って凄いな!と思わされる連作ハードSF。ボカロ小隅レイを旗印にオタク達が有人宇宙飛行を成功させたり、軌道エレベーターを作ったり、とここまでは気楽な感じで読めるし、上手くいきすぎじゃないの?とちょっと苦笑してしまった。が、その先に胸熱で驚きの展開が待っていた。どこまで愛されてるんだ小隅レイ。そして鯨に導かれてのファーストコンタクト。あーやきゅあとの出会いが人類に及ぼす影響は計り知れないと思う。明るい未来しか想像出来ないぞ。「あーやさんまじ天使!」私もそう叫びたい。
★16 - コメント(0) - 2016年12月20日

「ピアピア動画」に集う世界各地のオタクが、ボーカロイド「小隅レイ」への愛とノリと勢いで宇宙開発を行なっていく、そんな一つの世界観を共有した短編集です。 こういった粗筋だけを聞くと(表紙のイラストも相まって)軽いお話だと思ってしまうかもしれません。実際にその通りで、登場するエンジニアは「楽しければおk」の精神で動いておりまさに軽さの極みです笑 しかし一方で彼らの考えるアイデアは超ハードかつ地に足のついた理論で、その土台がこの物語に厚みを与え、読者は未知の技術と未来にワクワクできるんだなと思いました。
★10 - コメント(1) - 2016年12月19日

すごく夢のあるSF小説。しかし、夢のないお話もあった。そして、何故かそれが一番印象に残った。それは「曲はネットで自由にDLできてしまうので、今やアーティストの収入の大部分は、こうしたグッズが支えている。ファンはこれを身につけて、自分がアーティストを支えていることを証明するのだ」というもの。本作の分類はSFだが、既にこの傾向は特定の界隈で、「ハッキリと見て取れるもの」として現世に現れて来ている様に思う。この傾向が進み、曲それだけでお金を生み出せなくなった時、アーティストはグッズを売る為に曲を出すのだろうか。
★2 - コメント(0) - 2016年12月18日

ニコ動もボカロも興味ないけど、思ったよりも楽しめました こんな近未来が来るときっと楽しいだろうな
★3 - コメント(0) - 2016年12月5日

善意の独裁者ならぬ、善意の観測者。デスノートよりも犯罪抑止効果がありそう。あーやとか霧子さんのような宇宙人は実際に存在しているのかもしれない。
★4 - コメント(0) - 2016年11月29日

科学技術の発展、ニコニコ動画の今後の展望、初音ミクのキャラクターとしての在り方など「こうあって欲しい、こうだったら楽しいよね」といったいくつもの夢が見事に合致した明るく読めるSF小説でした、面白かった!
★6 - コメント(0) - 2016年11月10日

ニコニコ動画の技術部がSF世界に入り込んだら世界のためにならない技術の無駄遣いに精を出すに違いない。真空中で生きられる蜘蛛を作って軌道エレベーター作ったり、鯨の研究予算を獲得するためにVocaloidのタイアップしたり、こういうSFが描かれるのは日本特有の文化なのかもしれません。
★5 - コメント(0) - 2016年10月26日

ニコニコ動画やユーチューブを知っている人であれば、非常に読みやすい。 他の作品も読んでみたい
★2 - コメント(0) - 2016年10月25日

2016.10.16。ナイスするな!
- コメント(0) - 2016年10月16日

大好きな野尻先生だが、正直、ためらってた。早く読めばよかった!なにこれ楽しい!読みながらずっとニヤニヤが止められなかった。日本って平和だ、と2話目までを読み、3話目で驚愕し、4話目のまとめ方!あーやきゅあが出会ったのが、日本人でよかった。いいなあ、こんな世界。「ハジメテノオト」で泣きそうになり、読了後、「雲を泳ぐ」と合わせてニコニコで聴きました。宇宙に行きたい!
★8 - コメント(0) - 2016年10月4日

初の野尻先生。普段SFものを読まないせいか専門用語が苦しい、私が阿呆過ぎる(笑)でも夢がある作品だなと思います。昔はニコ◯コ動画中毒者だったし(え)人並みにボカロも知っていましたから、それぞれの思いがネットやボカロを通じて叶えられるのって凄く素敵なことですよね。テーマに感心しました。
★21 - コメント(0) - 2016年9月28日

ニコ動にもボカロにもまったく縁はないけど(興味ないのではなく単に残念ながら接点がなかった)、「徹底的にどうでもいいこと、役に立たないことに執念をもやすひとたち」は大好きなので(注:ただし他人に迷惑をかけないこと前提。でも大抵歴史的に何かを成し遂げた人にははた迷惑な人が多いような気がするので、判断微妙)読んでてとても楽しかった。好きなことをやるときの人の団結力ってすごいよなー、いいよなー、と思うのに、自分には参加する技がないのが残念。こういう小説を読んでると自分も参加してる気になれるから余計に楽しいのかも。
★10 - コメント(0) - 2016年9月22日

初音ミクとニコニコ動画を知らないと読むのに手こずりそうな内容でした。小説のモデルになるほど初音ミクは人気があるんだね。私は全く興味がないけれど。理系の人が書いた小説っぽいので文系の私には読むのにかなり疲れました。まぁ、そんな感じでした。
★26 - コメント(0) - 2016年9月22日

再読。「外見の同一性保持」は疑心暗鬼を生まないための機能と思ってたが、可塑性があると絶対悪用されますね。あっさり自壊する性質のおかげで「肉の壁」にも「デコイ兵士」にも出来ない。もし他の有名キャラだったらと考えても『宗教・政治的バックボーンを持たず、知性を感じさせ、暴力性が低く、基本能力が歌唱のみ』って辺りが絶妙。(仮にドラえもんが選択された場合、四次元ポケットが機能しないので少なからず偽物感が生まれる) そういう意味でもやはりマジ天使だった。●「ハジメテノオト」の所にetmlタグが入ってる……。
★1 - コメント(0) - 2016年9月20日

始めは読むのがしんどかったけど、だんだん引き込まれていった。良いSF小説です。
★5 - コメント(0) - 2016年9月18日

ただでさえ天使のミクさんが感情という翼を持って女神になるお話。社会的地位を得てミクさんを推していきたいなあと思いました。ハジメテノオトはずるい。
★5 - コメント(0) - 2016年9月12日

タイトルやジャケットから想像するより、若干ハードめ。ボーカロイド「小隅レイ」と動画共有サイト「ピアピア動画」にまつわる物語。インターネット上で顔の見えない者同士が目標に向かって結束するってのは確かに胸が熱くなる。多分みんなが「そういう風になればいいのに」と思ってることをひたすらハッピーに体現してくれた小説なんじゃないかな。読んでて気持ち良かった。
★9 - コメント(0) - 2016年9月4日

解説が解説する気全然なくて面白かった。あと、人気者は実在しない方が喜ばれる、みたいなの、なるほどと思った。
★6 - コメント(0) - 2016年8月31日

とにかく面白そうなことやってみよう! から宇宙に行っちゃったり異星人を見つけて交流しちゃったりするSF。これだけじゃわかりませんね、とりあえず読んでみたら・・・思いのほかSFしていて戸惑うかもしれませんね。
★7 - コメント(0) - 2016年8月30日

インターネットと宇宙開発の未来を描く4編の連作集。初音ミクやニコニコ動画を模した小隅レイやピアピア動画というものが話の中心に出てくる。休憩時間に話すような何気ない雑談から物語が壮大な展開になっていく様には驚かされる。展開があまりにも早く過ぎてちょっとついていけなくなることが多かった。ネット世界や宇宙に関する知識があれば大いに楽しめるかも。逆に知識がないと置いてけぼりを食らってしまうかも。自分は後者。SFは難しい・・・。話自体はさくさく読めると思う。
★13 - コメント(0) - 2016年8月29日

★★☆☆☆_「ハヤカワ文庫は女性イラストの表紙がお好きフェア」第一弾。P2Pの持つ潜在的オープンイノベーションの力と未知的存在との接触について描く短編SF小説。要は「ニコニコ動画(劇中ではピアピア動画という)」を活用したエンジニア達の奮闘で、宇宙に行けるか、深海に行けるか、といった命題に挑戦する。特に壁にぶつからずに上手くいきすぎるので、話に抑揚がなく、登場人物にも大した魅力がない。小説的に「面白い」話ではなく、技術者的に「面白い」話といえる。ニコニコ動画ファンならきっと楽しめると思うけどわからん。
★37 - コメント(0) - 2016年8月25日

Kon
サブカル×ハードSFという、ニッチな本(?)。SFとしてもなかなか楽しませる構成で、初音ミクファンをSFに引き込んだという意味では貢献的な作品とも言える。
★3 - コメント(0) - 2016年8月7日

テクノロジーへの無邪気な信頼が推進力となって、軽々と大気圏外へ飛び出すwktkストーリー。「それ、なんていうご都合SF?」と言われても、都合よく進むのは面白いからに決まってる。ボーカロイドやネット文化には、気になりつつも外から見る程度に留まっていたけど、お祭りはやっぱり参加しないとなと思えました。楽天的でトントン拍子に進む感じも凄く好み。誰だって楽しく大風呂敷を広げたいものだが、それを小説として楽しめるものにするのは、著者の手腕によるものだと思います、さすがです。爽快なSFはやっぱり良い!
★12 - コメント(0) - 2016年8月5日

本当は好きなのに、ボカロ、もといオタク文化を馬鹿にしていた時期があった。 あの時、私は感謝するべきだったのだ。「こんなに可能性に溢れている世界を見せてくれて、ありがとう」と。 重度のオタクだった友人たちに感謝している。そうでなかったら、このような面白い小説に出会うことは無かったから。 あーやきゅあ、もとい初音ミクは可能性に満ち溢れている。 今はこの可能性に懸けても良いかもしれない、と思っているのだ。
★15 - コメント(1) - 2016年7月28日

技術とヒトと未来への強い信頼。無邪気すぎると思われるかもしれないが、こういう夢は描き続けるべきだろう。おもしろかった。
★6 - コメント(0) - 2016年7月19日

オタク界隈のデータベース消費をニヤニヤ眺めていたのが、予想外に真っ直ぐな物語にうっかりうるっときてしまった。歌う潜水艦とピアピア動画が一番好き。
★5 - コメント(0) - 2016年7月11日

ニコ厨たちが有人宇宙飛行しちゃったり軌道エレベータ作ったりする連作短編集。ネットで何か面白い事をやろうとする情熱のようなものを思い出させてくれた気がする。
★6 - コメント(0) - 2016年7月3日

世の中の役にたたなさそうなことを全力でやり遂げる。不真面目な感じはするが、それを有人宇宙飛行から宇宙エレベーター、そして星間生命体とのファーストコンタクトまで、SFの世界で真面目に取り組んだのが本作品。馬鹿馬鹿しい突飛な物語。しかし、現実に起こりそうな感じもする。登場人物や世界の空気が多少うまく行きすぎな感じはあるものの、そんな世界の方が楽しいよなとも思わせてくれる。舞台背景を知らない人は、何が面白いのか理解できない人もいるだろう。まあでも、初音ミクとニコニコ動画の名前を知っている人なら楽しめると思う。
★8 - コメント(0) - 2016年6月25日

表紙もタイトルもサブカルチャー色満載です。中身はというと、あるボーカロイドと動画投稿サイトの存在が呼び水になって様々な人たちが集まり、おもしろいことをやっているうちに、スケールの大きなことが実現していくという、王道のストーリーでした。ストーリーもおもしろいですし、一歩踏み込んだ様々な知識にも触れることができます。
★8 - コメント(0) - 2016年6月18日

かつての灰汁の強かった時代のニコニコ動画とノリが昔の面白い事やってみようぜと言って実行しちゃう時代だった頃の某巨大掲示板を思わせる。ノリというのはときとして大きなうねりを生むわけで、それがネットと繋がったらどうなるかを描いたのが本作品。作者はおそらくニコニコ動画にもそういう未来をみていたと思われるが、はたしてそれが実現しつつあるのか、夢物語なのかまだ答えは出てないだろう。星間文明と出会った時我々はどうなるのか。動画サイトなどはどう機能するのか。ネットの果たす役割とは。興味が尽きない。
★3 - コメント(0) - 2016年6月17日

南極点のピアピア動画の 評価:84 感想・レビュー:877
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