華竜の宮(上) (ハヤカワ文庫JA)

華竜の宮(上) (ハヤカワ文庫JA)
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華竜の宮(上)はこんな本です

華竜の宮(上)の感想・レビュー(835)

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魚舟・獣舟と夢みる葦笛の短編集2冊を読んでいたので、短編が上手い人なのだと思っていた。上巻のみでも圧倒的な情報量であるにも拘らず、中弛みを感じることなく読ませる作者の力量に脱帽。環境問題、生物学、人工知能、倫理観、死生観に対して多角的な視点から切り込み、各人物の人生に上手く落とし込んでいる。心にすっと降りてくるような、考える前に涙が出るようなそんな表現が素敵だ。上巻のみで傑作であるとは言えないが、物語に夢中になってしまっているのは確かで、SF的設定、心理描写どちらも素晴らしいのは間違いないようだ。
★6 - コメント(0) - 3月18日

青澄公使とツキソメの交渉の話がメインで華竜の宮っていうのは交易ステーションのことかなぁとか思っていたら、あれよあれよという間にホットプルーム・人類滅亡の話に。話はもっと壮大だった……。とても面白かった。下巻が気になる。青澄公使の活躍に期待
★3 - コメント(0) - 3月12日

とりあえず上巻読破。下巻も楽しみ。
★3 - コメント(0) - 3月11日

★★★★★地球科学をベースにしたハードSF。海で生きる海上民と彼らの移動の手段である魚舟についての描写は叙情的。続きが楽しみ。
★4 - コメント(0) - 3月4日

おもろい。 続き続き。
★1 - コメント(0) - 2月17日

近未来の地球では大きな地殻変動により海面が大きく上昇し生活環境が大きく変わる。人々は残された小さな陸地の陸の民と大海原に適応進化した海の民とに分かれる。初めて読む作者さんでしたが、SF感がより良く出て、ファンタジーも含まれる。しかし、それ以外にも緻密な時代設定と専門的な地質や異常気象などの設定が凄すぎる。良く読めば、本当に起きても不思議ではないと思わせる内容。上巻は時代設定と主な登場人物の紹介に近かったが、下巻で、この登場人物達がどの様に絡み合うか楽しみ。
★69 - コメント(0) - 2月14日

地球規模の異変により隆起した海底に押し上げられた海水は、それまでの海面を260mも上昇させた。残された陸地で生き残るために、人類は遺伝子を操作することで海での生活に適合した海上民を作り出した。海上民は必ず双子で産まれ、片方はサンショウウオのような形をして、海に離された彼らは魚舟として海上民の元に帰ってくる。舟として、生活の場として海上民の朋となる。しかし、海底に沈む旧世界の負の遺産や人間の手による自然への介入が悪循環を呼び、そして更なる地球の大変化の足音がそこまで・・人類は生き残れるのか
★1 - コメント(0) - 2月7日

上田さんSF大賞長編、オーシャンクロニクル。地殻変動による地球規模の海面上昇で多くの平地が喪失し、人類は遺伝子操作を受け入れ海と陸それぞれに特化した適応によって生き延び、ふたたに過去の繁栄を取り戻しつつある25世紀。陸ではAIをパートナーとした情報社会、洋上ではヒトの双子として生まれる魚舟を生活基盤とした村長社会を形成し、政治権力闘争や海洋環境の突変と闘いつつ安住を模索していたころ、近々訪れることが新たに予知された地球規模の大災害、どうやら不可避で人類壊滅の危機が、という処で上巻完。これは大好物でした。
★5 - コメント(0) - 2月4日

25世紀の地球。海面が上昇し僅かな陸地は争奪戦に。それを乗り越え再びの繁栄を迎えた人類。陸上民と海上民に分かれる。ただし生物兵器の残骸など代償も大きい/創り込まれた世界観の中で情景が鮮明に浮かびました。海上民のパートナーである魚舟を唄を奏でて海を越える気分になったり。陸上民のアシスタントの友好的なA.I.は寝てる間も情報の整理をしてくれ、大事な相談が出来、将来スマホもそうならないかなぁ〜と夢見たり。また地球の大きさの前には人間は無力だなと感じたり、物語の中とはいえ一部の官僚の保身にうんざりしたりと充実です
★56 - コメント(0) - 1月30日

エコノミストは未来予測でヘマをし、野球評論家に至っては半年先の優勝チームも予想できない。一方、文学者は、正確に未来を言い当てている。小惑星イトカワを往復したハヤブサプロジェクトの中心は宇宙戦艦ヤマト世代。ロシアの宇宙開発を牽引した世代はベルヌの著作に感化されていた。この作者の描く未来は、大規模海面上昇により多くの陸地が水没した25世紀。人類は種の保存を優先させ、一切の倫理規定を排除し、バイオテクノロジーに集中。自らを環境に適応させる道を選んだ。ところが、さらなる大変動が、人類に滅亡か変化かの決断を迫る。
★88 - コメント(0) - 1月28日

上巻での地球規模の変動とその後に惹きつけられる。このまま、カタストロフィへと進行してしまうかは下巻に期待する。この時点での人類存亡なのか新人類なのか、そこまでの人類の執着心を疑う。話はでかいです。
★20 - コメント(0) - 1月22日

「変わってしまった世界の日常」とかでなく、大上段に振りかざしてダイナミックな破局を描いてくれるところがかっこいい。SF的に目新しい発想があるという訳でもないんですが、上巻ではとにかく風呂敷をどんどん広げる勢いがたまらないです。世界の破局を前に主役はってがんばるのが役人と学者ってところがまた、日本の伝統的なSFっぽい。
★9 - コメント(0) - 1月21日

108円本。「リリエンタールの末裔」が良かったので、挑戦。うわー、思ってた以上にゴツゴツのSFだった。海面上昇による陸地の消失と人類存続の危機。数世代にわたる戦争・虐殺を経て旧来の人類と遺伝子操作された人類がいる世界。環境汚染や食糧・資源不足など読んでて現実化しそうで背筋が寒くなった。「袋人」はもはや人類なのか?そして更に訪れる地球の壊滅的危機に人類はどう立ち向かうのか?自分のことなら諦めがついても子や孫の未来を憂う気持ちはわかる。先が気になるので、下巻へ。
★5 - コメント(0) - 1月15日

dai
面白い!でもハヤカワ文庫はブックカバーに入らない、、、下巻へ!
★4 - コメント(1) - 1月14日

初読みさん。本格SF。ファンタジーも入ってるか。海面が上昇し、陸地が少なくなって海に人が住むようになった近未来。海上民を担当する外交官の青澄と彼のアシスタント生命体のマキ。海上民のオサ・ツキソメ。海上警備隊の「緑子」のタイフォン。…くらくらするような圧倒的な世界観。厳しい世界。突き付けられる問題。人類はどう対応するのか?下巻へ!
★45 - コメント(7) - 1月11日

4E
空想好きなので、作り込まれた理論と世界設定にとても引き込まれました。同じ人間が陸地と海上で生活すると、ここまで変わるんだなあ。唄を歌い、《朋》と一緒に生活を営む海の人々は、民族的で魅力的。水没して急激に減った土地の上で生きる陸上民も、ネットワークの技術や科学を発達させ、たくましく生きている。もしも自分の生きる時代に急激な環境変化が起きたらどうするだろう。いろいろ考えられて楽しかったです。さて、最後に明らかになった竜の宮。50年という期間の中で、人類の価値観が試される。下巻も楽しみです
★5 - コメント(0) - 2016年12月10日

近未来SFモノなんでしょうが、これは読み手を選ぶ話だなぁ。プロローグの地球惑星科学の話でダメな人はすぐにダメかと。 短編の「魚舟・獣舟」の世界を描いた長編です。SFというよりファンタジーの世界、登場する科学技術(遺伝子操作も含めて)は魔法だと思って理解しようとせずに読み進めちゃった方が話に入り込みやすいかも。 で、話の内容ですが個人的にはとても面白く感じてます。数人出てくる海上民のオサ達の話がイチイチ興味深い。 下巻も楽しみ。
★2 - コメント(0) - 2016年11月28日

久しぶりに日本の作家のSFを読みましたが・・残念の一言です。リアリティーも無く、伝えたい事もわからず、ただファンタジーの世界で遊んでいる感じで、稚拙です。SFってこんなくだらないものでしたか・・?途中で時間がもったいないので読むのをやめました。下巻まで買ったのにもったいなかった。
★1 - コメント(0) - 2016年11月21日

SF苦手なのに夢中で読んだ。登場人物多数なのに、誰だっけ?もなくすんなり頭に入る。大地震により陸が白亜紀時までに減少。陸を争い沢山の兵器で大量虐殺を経て陸民と海上民に別れるが、虐殺時の兵器が思わぬ形で人類を蝕む。主人公は陸と海の衝突に介入する公使が格好いい! SFが苦手なのは何やら小難しい専門用語のオンパレードがなかなか頭に入らないのと、ストーリー重視でキャラクタがあまり魅力的じゃないからという偏見があるのだけど、本書は確かに専門用語や造語やら多いけど、不思議とつまずかず頭に入り易いし、キャラクタが魅力的
★16 - コメント(0) - 2016年11月18日

感想書きは下巻へ
★5 - コメント(0) - 2016年10月20日

これは面白い!『オービタルクラウド』と同じ匂いがする。SFというより社会派小説、活劇というより心理戦。長い助走を経てラストで大ジャンプ!さあ、下巻でどうなる?!
★11 - コメント(0) - 2016年9月28日

感想は下巻へ。「人生とは、こんなものなのかもしれない。物事は、いつだって順番通りには来ない。人は、いつも何かに後悔し続けるのだ。」
★5 - コメント(0) - 2016年9月11日

ものすごく緻密に構築されたSF作品。あまりの世界観に圧倒される。感想は下巻で。
★30 - コメント(0) - 2016年8月16日

感想は下巻の後で。
★1 - コメント(0) - 2016年7月22日

地殻変動で海面が上昇した後の人類が描かれるSF。壮大且つ緻密な内容に圧倒される。序盤はその重厚な科学的解説に、中々ページが進まなかった。しかし中盤以降は好奇心を煽られ、先が知りたくて堪らなくなる。海洋民と地上民の対立。殺人兵器である分子機械の謎。その為に変容していく生物等興味は尽きない。それにしても変わらないのは愚劣な政治家達の権力争い。殆ど水没した世界でも進歩は無いようだ。概ね悲観的な未来シミュレーションに暗澹たる思い。果たして人類に希望は有るのか。メインキャストの活躍に期待を込めて下巻に進む。
★44 - コメント(0) - 2016年7月4日

プロローグの小難しさを倦厭して中々読み進められなかった一冊。そこを越えれば見たこともない魅力的な世界が広がっています。下巻にも期待。
★6 - コメント(0) - 2016年7月2日

深紅の碑文を読んでからの再読。前知識があった為より深く読む事が出来た。この世界では人と云う形は普遍ではなくなっている。世界がそれを許してくれないのだ。そんな中で旧来の人であろうとする者、人を捨てようとする者、更に新しい人を求める者、色々な思想が血を撒き散らしながらぶつかる。はっきり言って血生臭い。しかしそれが生きると云う事をなのだろう。理屈じゃない、綺麗事じゃない。それでも人間性の尊厳に未来を託すのがこの本の凄い所。次巻に続く。
★56 - コメント(1) - 2016年6月15日

上田先生の世界観を受け止めるには気持ちに余裕がないと駄目で。上巻一冊にかなり時間がかかりました。壮大、圧巻、プロローグから置いていかれそうなほど理系全開のSF物語。自分理系ですが全部を理解できていないです、それでも食らいついて読み進めた先に待っていた上田先生特有の「人間の描き方」は病みつきになってしまうんですよね。「火星ダークバラード(文庫)」の水島に惚れ込んでる自分が言うと贔屓目になりそうですが(笑)、本書の青澄もまた大好きです。信念と一本筋、無茶上等で熱い人。下巻どうなるのかな…青澄お手柔らかに(笑)
★16 - コメント(0) - 2016年6月15日

[3.7] 感想はまとめて下巻へ。
★2 - コメント(0) - 2016年6月12日

上巻は登場人物たちのバックグラウンドの描写が多く、本格的な交渉と駆け引きの物語はこれからという感じ。いつも合理的に動くわけではない人間。他の生物の生きる権利を犠牲にしてまで生きる意味はあるのか?大きな危機が明るみに出そうな下巻へ。
★37 - コメント(0) - 2016年6月8日

これは海洋SFパニックサスペンスアクションとでも言うべき小説だ! スマトラ沖や東北で起きた海溝型地震によって引き起こさせるかもしれないと言われているホットプルームという地殻変動。この物語は海面が100メートル以上の単位で上昇し地球上の陸地が殆ど水没した世界を描いてる。遺伝子操作され独自の進化を遂げた海上民と旧人類思考のまま進化した陸上民。いつしかこの2つの民族は陸上民が海上民を統治する形で住み分けられ常に問題をはらんでる。そこへ更なる地殻変動の危機・・・さあ、どうなる下巻!?
★12 - コメント(0) - 2016年5月23日

面白いです。下巻読了後に改めて。
★3 - コメント(0) - 2016年5月8日

『深紅の碑文』上巻を読みかけたら『華竜の宮』の詳細をすっかり忘れていたことに気づき、渋々再読。上巻終盤から頁をめくる手が止まらなくなるのは、きっと初読の時も同じだろう。
★23 - コメント(1) - 2016年5月6日

ホットプルームによる海底隆起で多くの陸地が水没した25世紀。陸上民は僅かな土地と海上都市で高度な情報社会を維持し、海上民は“魚舟”と呼ばれる生物船を駆り生活する。海面上昇の影響で人は宇宙を捨て海と向き合った。一見飛躍した設定に思われがちだが、作者の圧倒的なリアリティ描写によってこんな世界であっても十分起こりうるのではないかと感じてしまう。都度視点が変わり、様々な登場人物がそれぞれの思惑で動いている様は群像劇のようで、その収束が非常に楽しみであるが、相手にしているのが地球そのものというのが何とも壮大だ。
★22 - コメント(2) - 2016年3月27日

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導入の部分が難しくてついていけるか心配になりましたが、お話が走り始めたら大丈夫でした。陸地の大部分が水没、新しい人種との共生などなど、大きく環境が変わってしまった地球での日々の生活が主に語られています。一人の人間が生き生きと生活している様が変化した地球環境とあいまって楽しく読めます。下巻ではどう動くのか楽しみです。
★4 - コメント(0) - 2016年3月24日

『魚舟・獣舟』を読後の本作、凄い!!2010年ベストSF国内篇第1位、第32回SF大賞。ホットプルームによって海面が260M上昇してから数百年後の世界。狭まった陸地で生活する陸上民とそこから溢れ広大な海で生活できるよう遺伝子操作された新しい種族、海上民。その橋渡しをする外交官青澄。多数の国家と、種族の生活様式とその格差、新生物や自然環境、科学的な根拠や歴史的観点など基本になる設定が隙がなく細やかなので唸りながら上巻読了しました。青澄の周囲の場面は彼の補助脳である電子パートナー『マキ』が→つづく
★21 - コメント(7) - 2016年3月22日

壮大な世界観に圧倒されました。25世紀の地球が舞台のこの小説。地震により海面上昇した地球では、多くの陸地が失われ、日本列島さえも海の底に…。そんな想像しがたい世界で暮らすのは、陸上民と海上民。各々の生活が全く違うため、双方の対立が勃発しています。なかなか和解するとが難しい中で、外交官の青澄は、懸命に解決策を考えます。病潮という、病気に悩まされる海上民を救う手立てはあるのか?そして、海面上昇の危機に、人々は遺伝子操作によって、さらなる進化を遂げてしまうのか?未来の地球の行く末が気になった所で下巻へ続く。
★61 - コメント(2) - 2016年3月19日

デビュー作の火星ダーク・バラードもそうだったけれども、著者の描く主人公は、世渡り下手だけど一本筋が通っており、周囲からの妨害にあっても凛としていて、応援したくなる。終盤で人類の力や知識では、どうしようもない事実が明らかになり、下巻でどのような畳み方をするのか非常に楽しみ。
★12 - コメント(0) - 2016年3月17日

「リ・クリティシャス」…地球内で起きた約260メートルの海面上昇により人類は今まで暮らしていた大陸の大半を失った。限られた大地や資源をめぐる世界戦争の末…存亡の危機に陥った人類は、新たな国家連合による統治で暮らす旧来の人類である「陸上民」、海面上昇で汚染された海でも暮らせる様に生み出された「海上民」…陸上と海上、2つに分かれた人類は新たな環境に順応して繁栄しつつあった。ところが今まで以上の地球の大異変が!日本政府外交官の青澄誠司と海上民のオサのツキソメの出会いが地球の存亡をかけた事態に発展する。
★36 - コメント(0) - 2016年3月16日

華竜の宮(上)の 評価:84 感想・レビュー:276
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