華竜の宮(下) (ハヤカワ文庫JA)

華竜の宮(下) (ハヤカワ文庫JA)
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華竜の宮(下)はこんな本です

華竜の宮(下)の感想・レビュー(790)

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文庫版あとがきにもあるように、SFとして最大限のロマンが溢れている。しかと受け止めました。あらゆる意味で幸福に生きたい、出来る限り最小限の損失で。傲慢でしょう、非難もされるでしょう。しかし何故悲しいのか、何故苦しいのか、その本質を理解しようとする心だけは捨ててはならない。知恵あるものとして生まれたのだから。その心を大切にすれば、決してもう手遅れだなんてことは無いはずなのだ。筆者の願いが託された素晴らしい作品であり、物語としても多くの方にオススメ出来る傑作である。この本に出会えて良かったと、心から思います。
★7 - コメント(0) - 3月22日

壮大なスケールと重厚な設定をバックに繰り広げられる海洋SF。要所要所に魚船など好みの設定が多く楽しんで読めたが、それ故に読み終えたあとの不完全燃焼感がどうしても否めなかった。海をテーマにしたSFの面白さとともに、文章で「頑張って生きたんだ」という結論の単純さとそれに説得力をもたせることの難しさを感じた一作だった。
★4 - コメント(0) - 3月19日

1年前に図書館本で読んだ時は壮大な未来、世界観や生物の進化と呼べるかどうか変化が十分に捉えられず約半分(文庫本2分冊上巻相当)で中断し返却した。最近、魚舟獣舟を読み、内容や世界観を思い起こし続きを読みたくなり文庫本の下巻から読む。人間の同一遺伝子での変化の多様性に関して現在の常識ではありえないが、発現の仕方の多様性や可能性とそのコントロールの仕方次第では地球の異変への社会体制対応含め非現実とも言えないように思いながら読み進めた、最後半の展開は引き込まれるものがあった。次に深紅の碑文が読みたくなる展開。
★9 - コメント(0) - 3月19日

起こる大災害を回避できるわけではないけど、その最期の日を出来る限り穏やかに過ごせるように、と全力で努力する青澄が胸を打った。青澄の信念の通ったところがとても好きだ。責任を負いすぎなのではと感じなくはないが。アシスタント知性体欲しい。外宇宙へ旅立ったコピーマキはどこにたどり着くのかな。
★5 - コメント(0) - 3月18日

★★★★★詰め込みすぎの感もあるが、このレベルのハードSFが日本人作家によって書かれたことは、誇りに思っていい。次回作にも期待。
★6 - コメント(0) - 3月5日

救いはない。そんな中でも人類を含めた生物は生存をかけて生きている。 「人間は、ただ生き続けるだけで罪を重ねてしまう、どうしようもない存在だ。その本質は悪に満ちている。だが、それと同時に罪を償う方法について考え抜く想像力と知恵を持ち、悪を為すだけが人間の本質でないと考える知性を保ち続けている。」
★6 - コメント(0) - 3月4日

上下巻合わせた感想。陸地の多くが水没した世界で陸上民、海上民、その他がそれぞれ生きていくための戦略は面白く、地球に生きる者としての彼らの想いが印象に残る。そんな世界での交渉事に大部分の文量が割かれていて、まったく退屈しなかったわけではないが、上下巻の表紙の意味がわかる新たな異変の発覚がなかなか自分好みの終末感で、「生き物っていいな」と思えるエピローグも良かった。これは確かにマキの一人称じゃなきゃダメだ。
★2 - コメント(0) - 2月22日

めっちゃおもろかった。 世界小説って感じ。 クサい台詞回しとか気になるところはあったけど伏線をキレイに回収して美しく締めるのはすげえ手腕。 アシスタント知性体をメインの語り手に選んでるのがこの小説の勝利の秘訣だなぁと感じました。
★4 - コメント(0) - 2月21日

自然の怖ろしさ、それに対応し順応して行く人々。物語はSFなのだが、主人公の青澄の外洋公使としてのやり取りやタイフォン隊長の陸上民と海上民の間に板挟みになりながら対応する姿。人間臭い作品だと感じた。物語設定は非常に納得できる構成で、いつ発生してもおかしくないと感じさせる。苦境に立たされた現代の私達が果たして同じ様な事ができるのか?これまでも地球は数回危機に堕ちいているらしいが、それに順応してきた生物が今の私達。なんとかなるかな。アシスタント知性体が、昔あった攻殻機動隊と同じ様な設定で驚いた
★59 - コメント(2) - 2月19日

TYK
2回目の読了。アシスタント知性体がやけに人間らしいことに違和感がずっとあったんだが、あとがきにもある通りヒトと他知性と機械の理想的な共生関係を描いてると思えば納得。 内容は決して幸福とは言えないが、ほかのSFに比べて活力に満ちた読後感がある。SFが風刺的になりがちな中で、前提として技術の進化がはらむロマンを再認識させてくれる。誰にでも勧めたい本だな。
- コメント(0) - 2月18日

長らく積本待機させていたことを後悔しつつ、いま読めてよかった。地球が再び冬の時代を迎えつつあるその前夜、より良い未来を希求しわずかな望みを捨てずに全身全霊を傾けて道を切り開かんとする外交官と、そんな彼を支え続けるAIや様々な階層思想立場の人々が、それぞれの立場で奮闘する生き様を捉えた本書、ヒト可能性と愚かさを開示してくれるよう。この世界観とヒューマン模様、ごちそうさまでした。大満足で、関連書を探しに行きます。
★7 - コメント(0) - 2月7日

地球滅亡が決定的になる中で、壮大な海洋ロマンと熱い人間模様がありました。特に第六章のタイフォン(海上警備隊長)と月牙(タイフォンと血を分けた大きな海洋生物)とツァン(A.I.)の海中での美しくも哀しい一瞬を映しとった場面は永く心に残り続けると思います。また外交官、青澄の信念と理想を貫くための犠牲と葛藤。政治的な権謀術数。船上のアクションシーンは切り札の応酬で手に汗握りました。壮大なスケールの地球と種としてのヒト。その中での個々人の生き方と行動があいまって感動を呼ぶSF長編大作でした。
★48 - コメント(0) - 2月1日

星の寿命を迎えたガミラスは遊星爆弾で地球の環境改造を試みた。一方、生存圏が危うくなった人類は放射能除去装置獲得の途上、ガミラス星に壊滅的な破壊をもたらした。種の存続が危うくなった時の判断と行動に倫理も善悪もない。この本が描く未来は、惑星間航行の技術は棄却され、全資源がバイオ、AIに投入され、人間を環境に適応させる技術が成熟。陸上民はAIと海上民は魚類と一体。姿形がさらに変容しても人間であり続けることは可能か、あるいは、特異点を越えた時に人間ではなくなるのか。見ることのできない結果を生むトリガーが引かれる。
★91 - コメント(0) - 1月30日

「魚舟」「獣舟」が理解を超えていたが充分楽しめた。スケールがでかいのか近未来なのか、あり得る範囲だから逆にのめり込む。「僕」も最後に納得したので最後に満足が増量する。進化と退化を考えさせられました。
★23 - コメント(0) - 1月29日

「彼らは全力で生きた」というワーカホリック的な人間賛歌には疲れちゃうんですが、こうも大上段に世界の破局を描かれると、それも仕方がないかなと。最後までテンションが落ちることなく、エンタメとして一気に楽しめました。SFとしては、古き良き王道から一歩も出ていない感じでちょっと退屈ですが。
★3 - コメント(0) - 1月27日

怒涛の下巻。はぁ~人間ってダメだね・・。こんなことしてる場合じゃないのに・・。でも最後まで諦めないのも人間のいいところ。もはや我々の知る人類ではなくなってしまうかもしれない、人類の記憶は繋がらないかもしれない、生き残る方が地獄かもしれず、結局絶滅するかもしれないが、確かに人類がいた証を宇宙に残せたら嬉しい。1万年生きてもそれを知ってる人がいないより、誰かの記憶に残っている方が生きたと言えるかもしれない。いつかくる地球の寿命・人類の最後を想像してちょっと悲しかったけど、読み応えがあった。
★6 - コメント(0) - 1月15日

dai
世界観の完成度が高い。人は戦い続ける。
★2 - コメント(0) - 1月15日

再び大きな変化が予測される地球。人類は滅亡の危機。対応するためには人類の遺伝子改造が不可欠。カギを握るのはオサ・ツキソメの遺伝子情報。ツキソメをめぐる攻防、そして、最後の時を前に人類がとった準備とは…もう、すごい世界観でゆっくり読んだ。スゴイもの読んだ気分満々ですよ。SFがダメなのって人以外は一度読んでみて欲しい。続編があるそうなので、トライしたいです。
★42 - コメント(4) - 1月13日

4E
ほぼ自分の中で完全燃焼した感じ。テーマが詰め込まれてて最後まで魅せられた。人類の滅亡が避けられないとしたら、生存の闘争に溢れた自然本来の姿の中でこそ起こるべきだとも思う。最後に述べてた通り、本質は悪に塗れていたとしても、それもまた正しい生の姿であると。人類に可能な全ての策を施して、原初的な生き物の在り方に回帰してまで種の保存をなす理由は一体どこにあるのか。「彼らは必死に生きている。それでいいじゃないか」的な。心に刺さった。
★5 - コメント(0) - 2016年12月12日

青澄、ツキソメ、タイフォン、そしてマキ。いずれも魅力的な登場人物達が下巻は突っ走ります。 いやぁ読後は流石に「疲れたぁ」という感じでしたが、それだけ楽しませてもらったという風に受け取っていただければ。 次は同じ「The Ocean Chronicles」の「リリエンタールの末裔」を読みます。
★4 - コメント(0) - 2016年12月3日

読めて良かった。時間をかけて読了したが、まさかこれ程泣けるとは思わなかった。上巻からの急転直下、こんな結末になるなんて。良くも悪くも、いや最も誠実で残酷な結末だった。SF脳ではないので時に焦れったくなり寄り道したが、繰り返すが読めて良かった。本書は普段私が読んでいるような本と比べると、とても重い話だった。キャラクタも重いが、悩みに悩んで闘い、その上で下した結論などの、ある種の爽快感がなければ、これほどに魅力的な主人公であっても、ストーリーに圧し潰されそうだった。初読み作家だったが、巡り合えた事に感謝する。
★15 - コメント(0) - 2016年11月30日

読まずに処分です。
★1 - コメント(0) - 2016年11月21日

ホットプルームによる人類文明を破壊し尽くすほどの大規模海面上昇。人類は環境適応のため陸と海で生きる土地を分けた。陸ではアシスタント知性体を用いて情報伝達や管理を、海では〈魚舟〉なる生物船を生み出す海上民の遺伝子改変を、それぞれの生活環境を補う。しかし、海面上昇また沈没した都市の有害物質での海の性質の変化が塩害や生物変異、病潮などで海と陸で様々な問題を引き起こしていた。問題解決のため、各国家連合内での政治交渉が行われるも彼らはただ己の利益を求め困難を極めているーーそして、人類に通達された災厄の予兆。
★14 - コメント(2) - 2016年10月20日

面白かったけど、あまり楽しめなかったかな。青澄がいい人すぎる。エピローグで書かれているように人間の本質は悪に満たされている。悪だからこそ汚く足掻き続ける。青澄に「悪」の部分が足りなかったかように感じる。その辺りは語られなかった青澄の過去に隠されているのかもしれないが。さてと、続きの『深紅の碑文」はどうしようかしら。迷うな…
★7 - コメント(0) - 2016年9月29日

気候変動で変わってしまった世界で、魚船や獣船、人工知性体といった独特の設定・世界観がなかなか面白い。陸に住む者、海に住む者、管理する側とされる側。SFとはいうものの人間同士の闘争や迫害、そして迫りくる地球規模の自然災害への対応は現実に近いものを感じる。交渉という行為で問題を解決しようとする青澄の一途さ、それをサポートする人工知性体のマキ。青澄にとってマキはたしかに「人生で最高のパートナー」と言えるだろう。読みやすいがとても重いテーマで、考えさせられる物語だった。「彼らは全力で生きた。それで充分じゃないか」
★8 - コメント(0) - 2016年9月13日

圧巻の物語。ものすごく緻密に構築された世界観で、それが故にページにも厚みがでたが納得の作品。地球の歴史からはほんの仮初めの存在でしかない人類が知性を持ち、言語を持ち、繁栄し続ける。その人類が自らの種の存続に危機が迫った時、果たしてどんな行動をとるのか。そんな重いテーマの周りに人工知性体や魚船、獣船などの存在が描かれていて、フィクションとしての生き生きした描写も面白い。この作品では描かれなかった空白の40年を綴った『真紅の碑文』も読まねば。
★36 - コメント(2) - 2016年8月18日

久々の本格SFはおもしろかった。世界観がしっかり構築されていて、どっぷりと浸れるのは本格SFの醍醐味。小松左京を思い出す。ネタも小松先生の好きそうなネタだし。青澄とパートナーの人工知能の関係が、単なる補助機関を超えたものになっているのが新鮮だった。70歳になって40歳のころのままのパートナー人工知能に再会した青澄の気持ちはどんなだったのだろう。星新一ならこのネタだけで短編一本だな。それにしても長かった。もう少しコンパクトにしてもらえると助かる。続編もあるようだが同じように長いのだったら少し躊躇してしまう。
★3 - コメント(0) - 2016年8月16日

一気に読了。もちろんSFというカテゴリーに入れられる作品でしょうが、ハードなサイエンスの要素よりも人間とか社会とか政治などといった要素が前面に出ている感じ。独特の世界観が確立されていてサイエンス抜きのファンタジーという香りも強い。青澄氏の最期、人類の最期はどうなったのだろうか・・・。
★2 - コメント(0) - 2016年7月30日

この小説はとにかくテ―マが本当に深いです。人類はこうやって滅亡していくんだろうなと… しかし、テ―マは重いのですが地球の近未来ではアシスタントボディという人工知能を有する疑似人間が存在し人間をアシスタントするという設定や遺伝子操作で生まれた魚船や獣船やはたまた新人類の存在でSFアクション要素も盛り沢山です!エピローグでは絶望と希望が淡々と描かれていますが、上・下巻を読み進めて来ると寧ろダイナミックにイメージできます。次は続編と言うかここでは描かれてなかった期間のストーリー「深紅の碑文」に行きます!
★19 - コメント(4) - 2016年7月27日

この物語は恐ろしい終末劇だ。しかしそこに至るまで国家だ役所だと組織保全に腐心する人々。全く情けないが、この利己心は、或いはDNAに刻まれた人類の業なのかも知れない。主人公青澄はそんな縛りにとらわれず、少しでも多くの人が救われる様奔走する。彼の奮闘は小気味良いが、待っている結末にハッピーエンドは期待できず、終始重苦しさも感じてしまった。この世界の混迷は容易に現代社会にも置き換えられる。不寛容な人心は悲劇しか生み出さない。つい青澄の様な人物を待望してしまう。辛く厳しい物語。読了後はかなり疲れを覚えた。
★43 - コメント(0) - 2016年7月5日

種として滅びに向かう人類、それでもささやかな幸せを信じて全力で立ち向かう主人公。自然災害が増えていると感じる今日この頃、妙にリアリティのあるSFでした。
★7 - コメント(0) - 2016年7月5日

生命は宿命として、どんなことがあろうとも生き延びようと足掻く。それでも、なんとか折り合いをつけながら共生してゆく。この作品は奇跡的な傑作です。
★11 - コメント(0) - 2016年7月1日

[4.2] 筆力に不安を感じるが、壮大な世界観がそれを補って余りある良作。眉村卓『司政官』シリーズや小松左京『日本沈没』に大きな影響を受けており、作家はこれらの作品群を消化しきれていないのではないかという危惧を抱かせるが、枚数を重ねて導入した大仕掛けが動き始めた下巻からは面白く読むことができた。作家の短編集を読んだことはないが、長編で光る作家であることは想像に難くない。また、『深紅の碑文』も同じであるが、物語の小さな山場に陳腐な展開を導入することがあり、興を削がれたので、若干評価が落ちている。
★5 - コメント(0) - 2016年6月29日

最後の最後まで読んだ瞬間、走馬灯のように駆け巡った各々の生き様。決して清々しい話ではないし逆に何度も何度も感情えぐられたけど、「生きる」ための想いの強さや信念の衝突は目を背けたくなくて、辛いところも頑張って読んだ。価値観の違いで罵るのは簡単だけど、本当は簡単じゃないんだよ。描かれ方も要所要所で「生々しい」と「生身」に上手く分けられた印象で、表現のさじ加減に撃ち抜かれたり。苦手な方もいるから強く言えないけど、上田先生の作品は一人でも多くの人に読んで欲しいと思う。《追記》青澄放っておけないです。大好きだ(泣)
★27 - コメント(0) - 2016年6月25日

この本を読むと人間はどこまで行っても利己的で傲慢でな生き物なんだと感じる。ただしそれは見方を変えればひどく生物っぽいと云う事をでもある。生きる為にはどんな事も厭わない。しかし人であるからには、それだけでは良しとしない所が人間なのだろう。本能的に生きる、理性的に生きる。どちらが正解と云う事はないのだろう。しかし、本能的な死を目の前にしても、非理論的思考で夢を見る事ができる。自分はこう云う考えを出来る人達が好きだ。それがマキの最後のセリフ「全力で生きた」に繋がると思うから。
★10 - コメント(0) - 2016年6月20日

間宮の言葉を胸に奮闘する青澄。自分たちの論理でそれぞれに行動を起こす登場人物たち。その中には犠牲も…。「深紅の碑文」が出た今となっては、エピローグも次作へのプロローグに思えてくる。青澄の活躍にますます期待。将来、人類が滅びたとしても、人類が生きた歴史が無駄になるわけではない。夢を見て、望みを宇宙に託したのだから。
★40 - コメント(0) - 2016年6月11日

久しぶりに「これぞSF!」という作品を読んだ気がします。続編(姉妹編?)や関連作品も読んでいきます。
★6 - コメント(0) - 2016年5月10日

再読終了。多分初読の時と同じ所で驚き泣き感動(笑)。再読の今回は、陸上民とアシスタント知性体、海上民と魚舟の関係性の対比が興味深かった。終盤からエピローグに至る静かで透明な悲しみが、これでもかという感動てんこ盛りなハリウッド映画と違う、良い結末であるとわたしは思う。映画っぽいとしたらタイフォンと燦の最期の場面やツキソメの保護をめぐってのアクションシーンあたりだろうか。
★24 - コメント(0) - 2016年5月7日

上巻に引き続き、圧倒的な世界観に見事にやられました!!ホットプルームによる都市壊滅と、政府と海上民たちの対立。そんな様々な危機的状況を救う鍵となるのが、ツキソメの特殊な遺伝子や身体構造。地球の未来を救うために、政府はあらゆる手を尽くして彼女を捕獲しようと企てます。青澄は双方の理解ある話し合いを求めようと、必死になるのですが、話し合いは平行線のまま…。しかし、青澄のアシスタントである「マキ」の存在が、この事件を解決へと導きました。人口知生体の存在は、これからの地球の未来に重要な要素をもたらす気がします。
★79 - コメント(1) - 2016年4月12日

限りある資源の中いかに生きるか、地球をおそう未曾有の危機を、争いを極限に抑え理想と信念を貫こうとする。綺麗な幕引きをせず、どこまでも泥臭く足掻く姿が痺れるかっこよさでした。種を残すという本能はいったいどこからきているのかという、わたしの人生の問いにも少なからず答えになるような言葉もあり、唸りながらの読了でした。スピード感がよく、でも問題を疎かにしない、細部までよく練られた素晴らしいSFでした!面白かった!!!続きも読みます!
★25 - コメント(0) - 2016年4月8日

華竜の宮(下)の 評価:92 感想・レビュー:301
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