ルーティーン: 篠田節子SF短篇ベスト (ハヤカワ文庫JA)

ルーティーン: 篠田節子SF短篇ベスト (ハヤカワ文庫JA)
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ルーティーン: 篠田節子SF短篇ベストはこんな本です

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ルーティーン: 篠田節子SF短篇ベストの感想・レビュー(194)

SF短編集と銘打っているけれど、ひとつのジャンルに留まらない広がりのある作品集だった。 隅から隅まで楽しめる大変お得な一冊。
★1 - コメント(0) - 1月12日

SF短編集。どの話も、大長編になりそうな力強さを感じるのだが、筆者のエッセイであったように、短編だからこそいいのかもしれない。女性や家族、社会の矛盾に関連した話が多かった。「子羊」は次第に明かされる世界の謎が恐ろしく、少女の変化と音楽が合わさってとても美しい。音楽と言えば「ソリスト」が素晴らしかった。美しいものは同時に怖い。「恨み祓い師」も怖かった。こちらは醜い怖さ。インタビュウや解説は、関連作品がたくさん出てきてためになる。皆川先生との類似に言及されており、確かに、と頷いた。
★3 - コメント(0) - 2016年10月25日

久しぶりに「SFを読んだ」という感じ。どの短編も面白かったんだけど、最後のインタビューが一番面白かったという(笑) 「人格再編」は今まさに介護中の私にはキツい話
★20 - コメント(0) - 2016年10月8日

篠田節子氏ってSF書いてるのか、と本屋で手に取った。『ゴサインタン』の作者とSFが結びつかなかったのだが、巻末の解説を読んで納得。この短篇集を読んでいる間、狂気という言葉が何度か心によぎった。
★2 - コメント(0) - 2016年9月13日

篠田節子のSF短編は面白い。ましてやベスト集ともなれば、それは必定。
★25 - コメント(0) - 2016年9月12日

どろっとした質感と、どこか感じる「違和感」に、センスオブワンダーな要素が組み合わさって、所謂「SF」でも「純文学」でもない味わい深い小説群になっている。たぶんこれが篠田節なんだろう。結末を迎えても、どの話もほとんど解決という解決はないけれど、それがむしろ短編という形態で読み手の心に痕を付ける。「子羊」や「まれびとの季節」のような、どこか知らない土地の空気を感じる話が好きだった。あと「ソリスト」を読んでいるときにショスタコーヴィチのピアノトリオ1番を聴いてみたのだけど、まさに本文に書かれた緊張感が(続
★1 - コメント(1) - 2016年4月27日

10本の短篇とエッセイ・インタビューからなる短篇集。  SF短篇ベストとうたわれているが 実際SFカテゴリーと思われるのは、半分程度。  もともと、この作者は横断的な作風のようで・・・  まぁ、センス・オブ・ワンダーにあふれている編纂ではありますね。  ☆3つ 
★27 - コメント(0) - 2016年2月28日

篠田節子初読。とても面白かった。「沼うつぼ」が特に好き。どの話にも多かれ少なかれ一種の気持ち悪さやえぐみがあるように思えたが、読後にそれは不思議と残らない。それが癖になってほとんど一気に読んでしまった。
★2 - コメント(0) - 2016年2月12日

うう、ちょろっとは読んだ事はあるんだけどまとめてちゃんと読むのは初めて。しまったなぁ、こんなに面白いとは…。
★3 - コメント(0) - 2015年12月16日

最後の1ページが目の端に入った瞬間の興奮は長編とは比べものにならず、落としに納得がいかなくても気分は爽やかだった。どれも好きで選べない。あといいかげんSFというジャンルに対する誤ったイメージを改めたい。
★2 - コメント(0) - 2015年11月20日

文章が恨みがましく他責的でSFの割に現実主義的な視点で、全く自分に合わなかった。結局いつもの現実に戻る様なオチが多くてフィクションの楽しさみたいなものが感じられず、その辛さを我慢して最後まで読んだ。初めて読んだ作家だけどもう次は遠慮したい。
★1 - コメント(0) - 2015年11月10日

完全なるジャケ買い…でしたが、内容も良かった。 ハヤカワ文庫の装丁のデザインは好きなのですがトールサイズには特にメリットは感じませんね。お気に入りのブックカバーがトールサイズ非対応なんです。
★12 - コメント(0) - 2015年9月15日

いろんなテーマを持った作家さんですね。気になってたんだけど長編に手が出なくて、短編集なら、と読んでみたんだけどいいです。好きな感じです。表題作は私の知ってる範囲で言うとちょっと山野浩一的な、不条理小説。カズオイシグロのあの作品のモチーフを先取りしていたり。神、美、音楽、老い、文化と文化との接触…つまり人間そのものへの関心、というか。小松左京ほどスケールが大きくはなく、日常との接点を保ちながら普遍的なところにアクセスする道を模索しているような。そんな印象。
★2 - コメント(0) - 2015年8月11日

☆5つ(5つ満点)やっぱり篠田節子のSFは良いなあ。「子羊」はカズオイシグロの名作に似ててなんだよーって思ったらこっちの方が先だった。特に「まれびとの季節」が好き。篠田さんが描く「どこかの土地で正義とされる宗教や習慣が、すべての土地に対して正義なわけではない」という発想(というか文化人類学的考察)が好き。やっぱり「弥勒」読みたいなー。
★4 - コメント(0) - 2015年8月10日

ひとつひとつは悪くないのだが、全体としてはインパクトが弱い印象。 飛びぬけたのはないが、ひどいのもないということで。 なんとなく土着のSFというイメージが浮かんだりして楽しく読めました。 一番面白かったのは巻末のインタビュウだけどね。 495ページ
★13 - コメント(1) - 2015年7月31日

『はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか』が面白かったので、SF短編ベストということで期待。うん、面白いなあ。好き好き。ガチガチのSFというよりも、風刺たっぷりのユーモアSFにホラー風味の作品、音楽小説など多彩で飽きさせない。『子羊』はカズオ・イシグロのアレやんけと思ったが、こちらの方が10年以上前に発表されたものとか。お気に入りは表題作と『コヨーテは月に落ちる』『ソリスト』あたり。ルーティーン、コヨーテは毎日ほぼ同じ枠組を生きなければならない現代日本人にとってはある種の救済でもあるよなあ…などと思う。
★24 - コメント(0) - 2015年7月31日

★★★★★
- コメント(0) - 2015年7月13日

いくつか未読の短編もあって嬉しかったし、既読作品も改めて読んでもやっぱり面白い!女性現代小説家では一番好きかも…
★3 - コメント(0) - 2015年7月11日

面白かった。篠田さんが操縦する飛行機や車みたいのにヒモでぶら下がってビューンといろいろ連れていってもらった感じです。楽しかった。ありがとうございました。
★3 - コメント(0) - 2015年7月5日

本当に多彩。SF!という作品からSF・・・? という作品まで、そしてどの作品も今の世界に対する皮肉というか、スパイスの効いた感じが良いですね。 巻末のインタビューも含めて面白い。SFはちょっと・・・というひとも、正直なところSF色は強くないのでお勧めです。
★2 - コメント(0) - 2015年6月24日

★★★★☆:世の中を痛烈な皮肉で批判している作品が多い印象。特に、「20歳過ぎたらババァ」と豪語していたギャル達が30を迎える前に急速に老け死んで行く「世紀頭の病」と、南洋の島で独自の変化を遂げたイスラム教を信仰し平穏に暮らしていた島民のもとに「教義を曲げるな」という導師が来たおかげで生活が壊れていく「まれびとの季節」が印象に残った。暗く重たいものになりがちな物語が所々に挿し込まれるおかしみで、さして読後感が悪くならないのはさすが篠田さん。
★6 - コメント(0) - 2015年6月20日

☆☆
- コメント(0) - 2015年5月19日

[図書館]
- コメント(0) - 2015年3月24日

篠田節子は初めて読んだのだけど、こんな面白い小説を書く人だったのか。今までなぜ読んでこなかったのか。けれど、逆に言えば、これから面白い小説をたくさん読めるという幸せ。「ソリスト」が特に好きだ。
★2 - コメント(0) - 2015年3月4日

SFってのを、見直した。短編集だけど、どれも読み応えあり。表題作も良かったけど、「恨み祓い師」が印象的かな。あの、おばーさんの咀嚼する感じがリアルに想像できて……うぎゃ。ああいう、古い古い長屋って残っているとこあるんじゃないだろうか?地元にはあった気がする。最後にインタビューも載ってたけど、これまで読んだ作品と、著者のイメージがちょっと違うかな?(笑) いい意味で。
★2 - コメント(0) - 2015年2月8日

解説には篠田さんの他の作品に関する書評が載っており、篠田作品の良い道しるべになっている。次は何を読もうかな?
★4 - コメント(0) - 2014年12月5日

★★★★★篠田さんの短編の中からえりすぐったSF短編集!いや~SFって、篠田作品って、ほんっとーに面白いですね。読んでいてぞくぞくする。年間マイベスト5に入ります!書き下ろしの「ルーティーン」が特にいいなあ。「子羊」はカズオ・イシグロの有名小説と同じテーマだが書き手が変わればこんなに違うものか。「コヨーテは月に落ちる」これは不条理だが美しい。巻末に篠田さんのインタビュウや後書きがあり、読み応え満点。大森望さんを「大森!」と呼び捨てにしてるのに笑った。ミステリとSFの思考の違いが興味深かった。
★12 - コメント(5) - 2014年11月16日

SF短編集。書籍初出「沼うつぼ」「まれびとの季節」「人格再編」「ルーティーン」「篠田節子インタビュウ」。既出「短編小説倒錯愛」(寄り道ビア補0留)「子羊」(静かな黄昏の国)「世紀頭の病」(天窓のある家)「コヨーテは月に落ちる」(レクイエム)「緋の襦袢」(死神)「恨み祓い師」(コミュニティ)「ソリスト」(秋の花火)。SFとはいうものの、恐怖小説、幻想小説の要素があるものあり。結果的に篠田節を楽しめる。
★146 - コメント(0) - 2014年11月14日

例えば外国映画を字幕で観るときの集中や、頭のなかで鳴りやまなかった音がたった一言で止まる瞬間が詰まっていました。変わる世界のなかで、変わらないものは自身を突き刺す後悔や呪いのような情念しか残っていないと感じることがあります。だからこそ未来を見るより過去を想うけれど、繰り返される未来と過去の狭間で、極彩色のなかから染まらない白と黒を探すことは諦められない。諦められないことは変わらない。
★49 - コメント(0) - 2014年11月13日

傑作選、なんだけど、「なんでコレを入れた?」と思うような作も入っている。というか、この作家の福祉系のお話はつらい。 がしかし、これが持ち味なのだろう。 もちろんそんなものばかりというわけではなく「こんな傑作が書籍初収録ってどういうこと?」というような作も。
★3 - コメント(0) - 2014年11月7日

ちょっと時間があるときに読もうと購入。SF短編集とのことだが、純粋にSFというよりも少しライトな不思議譚という感じ。そういう意味では気を楽にして読める。ただ篠田さんがすごいのはこちらの想像を軽く越えてきて、読後が楽しいこと。本人も「SFからもミステリーからもホラーからも何となく弾き飛ばされてどこに行ったらいいかわからない篠田です」と話されていて、自由にジャンルを飛び越えてくる。私は「ルーティーン」「コヨーテは月に落ちる」が良かった。ふとただ繰り返される日常から逃れたい と思う、ちょっと共感した。
★7 - コメント(0) - 2014年11月4日

『はぐれ猿~』が非常に面白かったので手を出す。SF短篇ベストとはいうもののど真ん中のSFっぽいのは数編で、あと周辺作という印象。「子羊」以外はどれもこういう話になるだろう、という予想を微妙に外してくる。まさしくジャンル越境作家という作品集すな。個人的にストライクなのが「世紀頭の病」と「人格再編」。こういうひとつの虚構が社会をひっかき回す話書かせればほんと面白い。人間と社会に対するひねくれたスタンスが活きるという意味では「まれびとの季節」もいいけど登場人物の名前が覚えられない病。
★4 - コメント(0) - 2014年10月11日

気になっていた作家だったものの、著書もたくさんあり、どれから読んでいいか分からなかった中で、こうして短篇ベストが編まれたのはありがたい。これ以降なにを読めばいいかの指針のようなものも解説で書かれてあり、親切なことこの上ない。好きなのは「沼うつぼ」「まれびとの季節」。
★4 - コメント(0) - 2014年10月1日

篠田さん初読だけど、この着想は紛れもなくSFだと思う。著者の持ち味は、人生の苦味みたいな日常的泥臭さにあるのかも知れないが、私としてはその泥味を抜いて、SF的着想だけを結晶させた短編がもっと読みたい。著者からするとそれが「うるさいね、子供の食い物じゃないよ」ってことなのでしょう。ということで、収録作の中では音楽の理想の極限へ手を伸ばすという「ソリスト」が一番好き。この、着想を突き詰めていくソリッドな感覚に圧倒された。
★1 - コメント(0) - 2014年9月24日

表題作以外では「コヨーテは月に落ちる」「恨み祓い師」が気に入った。
★8 - コメント(0) - 2014年9月10日

篠田節子作品を読むのは初。SF翻訳家の山岸真氏が篠田ファンだということは知っていたが、早川書房から、しかも「SF短篇ベスト」と銘打たれていては読まないわけにはいかない。まして、編者は牧眞司氏だし。収められた作品はどこかで読んだことのある設定の話もあるが、中身はまるで違いこちらの予想とは違う方向へと進む。同じジェットコースターでも、遊園地によって違うのと似ている。しかし現実のジェットコースターの目的地は「安全」であるが、篠田作品の読後感は心が落ち着くとはいえない。長篇の『聖域』『弥勒』あたりも読みたい。
★14 - コメント(0) - 2014年9月8日

感想:★★★★★  10篇で構成されるSF短編ベスト集です。  最初の6篇は以前に読んだことがあったのですが、改めて読んでみても面白い作品ばかりです。  篠田先生の作品は大好きでほとんど読んでいたので、ベスト集なら読んだことのある作品ばかりかと思っていたら、後半4篇の「沼うつぼ」「まれびとの季節」「人格再編」「ルーティーン」は初めて読んだ作品でした。  最後には篠田先生のインタビューも入っており、なかなか楽しめます。  個人的には未知の生物を絡ませるホラー的な色も濃い「沼うつぼ」が最も印象的でした。
★11 - コメント(0) - 2014年8月20日

知らない人です。タイトルと表紙で!ときて図書館で借りる。短編全部いいと思って今改めて表紙見たらベストだったんだ。納得。初めは確かにSFっぽかったけど、老化問題などの近未来日本、伝奇ものや蟲師の世界っぽかったり、ちょうど今テレビやってる「世にも奇妙な物語」に近いかも・・・毎回全く舞台変わるのでリセットが大変。続けて読むより1日1話ペースがいいでしょう。 
★4 - コメント(0) - 2014年8月16日

すみません、SFは苦手なんだ…と、今更ながら気付き、リタイアです。表紙のストライプに惹かれて ついつい借りてしまいましたが。
★7 - コメント(0) - 2014年7月24日

篠田節子をSF作家という観点でとらえた短編集。多少無理のある企画のような気がしないでもないが、本人が「SFとして認知していただいたのは光栄の極み」と書いているので、これはこれで良いのだろう。ジャンル越境作家はどこに行っても余所者らしい。
★5 - コメント(0) - 2014年7月15日

ルーティーン: 篠田節子SF短篇ベストの 評価:84 感想・レビュー:85
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