ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)
あらすじ・内容
優しさと倫理が支配するユートピアで、3人の少女は死を選択した。13年後、死ねなかった少女トァンが、人類の最終局面で目撃したものとは? オールタイム・ベストSF第1位
21世紀後半、〈大災禍(ザ・メイルストロム)〉と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は大規模な福祉厚生社会を築きあげていた。
医療分子の発達で病気がほぼ放逐され、見せかけの優しさや倫理が横溢する“ユートピア”。
そんな社会に倦んだ3人の少女は餓死することを選択した――
それから13年。死ねなかった少女・霧慧トァンは、世界を襲う大混乱の陰に、ただひとり死んだはすの少女の影を見る――
『虐殺器官』の著者が描く、ユートピアの臨界点。

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ハーモニー〔新版〕はこんな本です

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ハーモニー〔新版〕の感想・レビュー(2019)

めちゃくちゃ面白かったです。病気が消えて健康・健全になったユートピアな世界。トァンを通して見る、本当にそれが幸せなのか?というテーマとその世界を崩壊させるような事件に結末とスケールの大きさにただただ圧倒されます。まさしく「ユートピアの臨界点」という言葉がふさわしい作品。設定に構成、登場人物とあらゆる点で作り込まれてるなぁと感じることができました。「虐殺器官」も読むしかない!!!
★30 - コメント(0) - 1月16日

優しい世界。意識のない世界。10代の頃、大人の世界が嫌だった時期があって、今はそれとは全く違う感じで、でもやっぱり世の中の動きが気持悪くて。。。どうなっていっちゃうんだろう。
★9 - コメント(1) - 1月14日

「優しさは対価として優しさを要求する」という言葉にはっとした。私のモヤモヤはこれだったんだ。親切の強制は親切なんかじゃない。自己満足でしかないんだよ。優しくしたのに、返してくれないだなんて、当たり前じゃないか。
★2 - コメント(0) - 1月11日

映画をもう一度見に行きたいです。
- コメント(0) - 1月10日

実は再読本。卒論は伊藤計劃で書こうと決めていて、その前段階の小論文を書くために端から端までじっくりともう1度。ほんとうに素晴らしすぎる。感想なんてここに書くのが申し訳ない。
★3 - コメント(0) - 1月10日

WatchMe欲しい。健康状況を把握してくれて何が自分の体に適切なのかを選択してくれる。健康に不安を感じてる自分にはぴったり。ただし自分のステータスは常に周囲に公表されている。それは嫌だ。ただ、そういう個人が管理された社会に最初からいれば、「嫌だ」とも感じないかもしれない。設定がすごく面白い。虐殺器官も読みたい。
★5 - コメント(0) - 1月9日

「わたしたちはどん底を知らない。 どん底を知らずに生きていけるように、全てがお膳立てされている。 真綿で首を締めるような、優しさに息詰まる世界。 わたしは、この世界に不意打ちを与えたい。」 どん底を知らずに生きていけると言うのは確かに幸せであるかもしれない、しかし弊害としてすべてがお膳立てされている、社会規範や善き生き方が社会から無言の圧力として「私」を締め付けている。そのことを敏感に感じ取ってしまった少女が持てる力のすべてを使い「私」を解き放とうとした少女たちの話。 読後感が爽快すぎてやばいっ
★3 - コメント(0) - 1月6日

第一作『虐殺器官』から続いてきた世界がこんな風に変貌していたとはぞっとした。だけどもし、自分がこの世界に生きていたら御冷ミァハのママみたいになっていたんじゃないかと思う。そして、自分が「わたし」であることを当たり前のように放棄し、社会のシステムになることを疑わない。混迷の時代には自分が自分であることは苦し過ぎる。
★19 - コメント(0) - 1月5日

「それが進歩なのよ、とわたしの裡に住まう御冷ミァハが言う。人間は進歩すればするほど、死人に近づいてゆくの。」――正直、借りる本間違ったなぁ…と後悔しながら、ざっくり流し読みしました。どんなシリアス展開でも、『御冷ミァハ』という文字列に笑ってしまい、ストーリーがぜんぜん入ってこなかったデス。やはり私はラノベに向いていないのだろうか。う~む。
★51 - コメント(7) - 1月1日

よかった
★1 - コメント(0) - 2016年12月30日

自分の中では1番の作品! 本を読んでみたい、読んでいこうって思った一冊!!
★2 - コメント(0) - 2016年12月29日

人間の意識や意志は、進化の過程で手に入れたものだという考えは、今までにない解釈でした。その先にある言葉は、おそらく作者にしか見つけられないものだと思います。近代SFの五指に入るという評判どおりの作品でした。魅力的なキャラクターの中では、零下堂キアンの純粋さに惹かれます。
★3 - コメント(0) - 2016年12月26日

「完璧な世界」というのはやはり気味が悪いですね。ですが私は賛成かな。
★1 - コメント(0) - 2016年12月20日

その結論では満足しないな、というところでどうにもモヤモヤした。主人公にもう少し考えてほしかった。世界観の設計や新しい知見が得られたことなどは面白かったけど、その点でとかく満足できなかった。続きを書いてほしいが、故人なのがひどくもどかしい。
- コメント(0) - 2016年12月19日

watch meまで行くと行き過ぎだけど、健康状態見張ってくれる装置は欲しいなぁ。健康診断めんどくさい。表紙の題名、タグが閉じてるってことは、終わった物語ってことなんかなと思った。我々は思い込みで生きている。
- コメント(0) - 2016年12月18日

命の維持機能を外注していった人間の末路、という発想はとっても面白いのだけど、言葉が難しすぎて読むのに時間がかかり、今までの展開を忘れるというサイクルにはまり、なかなか進まなかった。どっちが敵でどっちが味方だか、グループ名が長くて覚えられない...。ただ設定はとても緻密に作り込まれていたように思う。医療社会の世界観を作り上げた想像力はすごい。合う合わないはあるだろうが、一度手に取ってみてもよいのでは。
★11 - コメント(0) - 2016年12月15日

新装版で読むのは初めてだけど、既読。やっぱり、やっぱり、やっぱり、この才能を失ったのは世界の損失だよ。。。。。。ストーリーを知っていても、タグの意味を知っていても、グイグイと引き込まれる。そして読み終えた後の何とも言えない氣持ち。きっとまた読み返すことになる。対になっている(と思っている)虐殺器官も近いうちに読む予定。
★2 - コメント(0) - 2016年12月15日

調和? 嗤わせる。「僧侶的価値評価」の中で殺し合ってるだけじゃないか。マタイによる福音書10章。「自然を制圧する」農耕を正当化するために、猟師を弟殺しに追い込んだ神(殺すより殺されるほうが倫理的←コレも僧侶的価値評価)。その価値評価(戦場)から逃れることが難しくなったときに、(心身共に健康な者にとっての)悲劇が産まれる。
★1 - コメント(1) - 2016年12月13日

とても良かったです。 社会と個人というテーマに対して深く切り込み、幸せとは、心とは、意思とは、私とは……そういうものを考えさせられる作品でした。また、ミァハ、トァン、キアンの三人の過去が所々で差し込まれることによって、もうかつてのような関係には戻れないのだなという哀切や切なさを常に感じさせられ、一見覚めたように見えるトァンの、失った大切なものに対する気持ちが分かるようでした。だからこそ、彼女が憧れ、大好きだったミァハに復讐をしたことも、それだけで許してあげたことも胸にストンと落ちるように納得できました。
★2 - コメント(0) - 2016年12月12日

再読。世界観の構築はなかなかなものですが、初読時は感じなかった百合小説感が凄くて、残念ながら今回はしっくりこなかったです。百合はちょっと苦手なようです。とはいえ作中テーマは興味深かかったです。
★18 - コメント(1) - 2016年12月11日

人類から意識がなくなった完全に調和した世界「ハーモニー」 人類が悩む争い、諍いは存在しないが個の意識も存在しない。 そんな世界は完全な安心に包まれているのだろうけど、生きる意味は何なのだろう。。。 これからは自分という意識を大事にして生きていきたいと思った
★3 - コメント(0) - 2016年12月4日

完璧なプロポーションの完璧な美しさを持つ人がいたとしても、きっと愛されることはないだろう。それは欠点こそが愛おしく愛せるものだからだ。この小説はそんな調和のとれた世界なんてクソくらえという話。
★1 - コメント(0) - 2016年11月28日

やばいですね。やばい本です。ほんとこの人の作品は、才能が溢れ出るっていうか、緻密に世界観が作り上げられていて恐ろしいくらい。頭の中のぞいてみたい。
★4 - コメント(1) - 2016年11月26日

チェチェン紛争に端を発するストーリーは、この話がリアル世界の未来の姿ではないかと錯覚させるほど、緻密に創作されている。妥協を許さない、伊藤作品の真骨頂がこの作品でも遺憾なく発揮されている。プログラム言語のような文体に出だしは慣れないかもしれないが、これがエンディングに大きく影響するのであきらめずに読んで欲しい。
★4 - コメント(0) - 2016年11月25日

ハードである身体のケアが完璧な上で、ソフトである精神のケアまでをも最適化してしまうとどうなるかというお話。精神と身体についての関わりについて考えるきっかけになりますね。
★1 - コメント(0) - 2016年11月20日

虐殺器官に続く第2作。 舞台は現代医療が最後に行き着く先の、皆が健康で病気で死ぬこともなく、その反面、コンピューターに管理され、太る自由、死ぬ自由もなかった世界… それに対抗しようとしたミャハの考えはちょっと分かるかも。
★9 - コメント(0) - 2016年11月9日

このトァン、ミァハ、キアン三人の危うい関係が読んでてワクワクした。確かにミァハみたいな人の言う事ならなんでも納得しちゃいそう。難しい内容だけどこれで読むのが四回目。かなりはまりました。意識が無くなる、魂が無くなるという事に最初は怖さを感じだけど、読み返していくとゾンビみたいに毎日の行いを考えずにするのも悪くないのかも、と思えてきた。考えれるから、人間は残酷な事をするんだし。バッドエンドかは人それぞれだろうけど自分にはどちらでもないかな。複雑な気分になったのは間違いないけど。また時間を置いて読み返す
★7 - コメント(0) - 2016年11月6日

健康を機械に管理してもらう病気のない世界。予想はしていたけれど、私には難しかった。が、面白いと感じることはできた。
★6 - コメント(0) - 2016年11月5日

自分の魂は意外と「かけがえのないもの」じゃないんだねってことを教えてくれる小説。確かに、社会が完璧な状態で機能すれば非合理をまとう「意識」という存在は邪魔でしかない。「意識がなくなれば私でなくなってしまう」と言っても、意識を「肉体が生き残るために生み出した手段」と考えれば、肉体が生き残れる環境に適応するように意識が消えるのは当然の帰結である。また、意識が消えることで殺人も自殺もいじめも戦争も何もかも非合理なものが消えると考えれば、これほど平和な世界はない。こんな完璧な世界は賛成するしかない。
★4 - コメント(1) - 2016年11月1日

SF小説って設定がゴテゴテしてたり、特有の造語がどんどん出たりして敬遠しがちなんだが…この作者はひと味違うね。外観は限りなくSFちっくなんだけど、物語の核はあくまで人間描写を軸とした(自己の)欲求のぶつけ合いというか…誰もが当然と思い享受している世界に対して疑問の声を上げるミャハやトァンの意志には感服。語り手はwatchmeに記録されたトァンの記憶か?
★6 - コメント(0) - 2016年11月1日

ミァハの身の上話、泣いちゃうなぁ。。。「私」という意識って何なのでしょうね。「私」がなくなる世界をユートピアというのなら、それはそれでありかもしれない。これは可能性の話。
★7 - コメント(0) - 2016年10月31日

良い
★2 - コメント(0) - 2016年10月29日

著者は若くして亡くなってるんですね…。CM番宣アニメが綺麗だったので、いつか見るか読んでみたいと思っていた作品。病気で死ぬことがなく、健康が管理された世界、ユートピア。しかし「生きている」という実感はあるのか?「完璧な人間」を求めた果ては「意識(意志)をなくすこと」なんて悲しい結論。それはロボットか動物と同じだ。物語としては13年後のトァンとミァハの対決、盛り上がりが自分的には少し弱かったかな。
★20 - コメント(0) - 2016年10月21日

文化と教育ではハーモニーを築けない大きな少数派が存在するという熱い確信に反するから読みにくかった、逆に以降は特筆すべきでもないよね。(ユートピアのようなディストピアがリアルよりましなような)作中作の形式はこんなんなのに結構好き。
★2 - コメント(0) - 2016年10月19日

人体を管理されて病気や苦痛がない世界。その反面、健康を阻害するあらゆるものが禁止される。確かに長生きはしたいけど、美味しいものをたくさん食べること、お酒を飲むこと等々を抑制されるのはなぁ…
★38 - コメント(2) - 2016年10月16日

大災禍と呼ばれる混乱を経て辿り着いた痛みも苦しみもないようなユートピア。その世界に戸惑う少女たちの話。私たちが生きているこの時代を過去のこととして語られている描写が多々あり興味を持った。登場人物たちは優しすぎる現実に疑問を抱き、自分というものを守りたいと強く感じる。疑問を抱けば違う世界を望むし無いものは美しく見えたりするのだろう。私はこの本の中の優しすぎる世界では生きていけないと感じた。羨ましい部分はあるが楽しくはないだろう。読後感はユートピアの疑似体験した気分になり不思議な感覚が残った。面白かった。
★16 - コメント(0) - 2016年10月9日

蟻は幸せなんだろうか、と愚にもつかぬことを考える
★5 - コメント(0) - 2016年10月9日

コレだけ医学が進むと逆に怖いですね・・・流石に機械に管理された健康は望むものではないですね・・・
★5 - コメント(0) - 2016年10月6日

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この本と出会ったきっかけはアニメPSYCHO-PASSのCM。 劇場アニメ化のCMで気になって手にとってみた。 たくさんの科学用語・医療用語?が難しい!! これからこんな世界が来ることもあるのかなー何て思えるぐらいリアルな話。
★9 - コメント(0) - 2016年10月3日

虐殺器官より読みやすかった。ユートピアの行き着く先はどんな世界か。感想がまとまらないけど、とりあえず自分がこの世界にいたら疑問も持たずシステムに組み込まれた日本人その1だろうなと思う…。
★15 - コメント(0) - 2016年10月1日

ハーモニー〔新版〕の 評価:64 感想・レビュー:656
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