世界の涯ての夏 (ハヤカワ文庫 JA ツ 4-1)

世界の涯ての夏 (ハヤカワ文庫 JA ツ 4-1)
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世界の涯ての夏はこんな本です

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夜行
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世界の涯ての夏の感想・レビュー(247)

《★★★☆☆》エウレカ的な。
★1 - コメント(0) - 3月20日

開拓しようと未読の作者のSFを選択しました。シチュエーションはおおむね理解できたものの、物語としてどう目的を作り動いているのかがわからないまま終わったような感想です。作家さんの持つ世界観が僕にはうまく入ってこなかったです。
★2 - コメント(0) - 2月16日

ひさびさにSFをという事で、つかいまこと氏の「世界の果ての夏」を読了。表紙のいかにもボーイ・ミーツ・ガールなイラストとそのタイトルに惹かれての衝動買いだったのだが思いのほかガッツリした概念的SFだったので読み応え有りまくり(笑) 物語は近未来。突如として別宇宙から転移してきた異空間が地球を侵食する。丸いドーム状の空間で構成されたそれは各国の最先端科学による調査によって少しずつ地球の空間を侵食している事が判明する。やがて世界を終わらせるであろうそれを人類は「涯て」と呼びなんとかその侵食を食い止めようとする。
★9 - コメント(2) - 2月1日

ジュブナイルと終末ものと人間ドラマとサイバー的な側面といろんなエッセンスが詰め込まれた一冊。「涯て」という要素を中心に緩やかな世界の終わりで生きる人々を描く。この要素一つでどこまでも二次的な想像を広げることもできる。個人的には「世界」という視点が面白かった。時間を失った人間は、人間を失った世界はこの先どうなるのか。帯の「少女はぼくと出会うことにした」という文は読後一層の感慨をもたらす。とても読みやすく、SF初心者にもおすすめできる。
★2 - コメント(0) - 1月29日

世界とセカイ系
★1 - コメント(0) - 1月23日

記憶は人が個人個人飼っている箱庭だとして、そこに他者が介在してきたとしたら?「世界」という言葉を「人」の集まりであり、そして「意識」を「世界」が考えることという発想には、「記憶」という一人の人間の中でしか保てない容易に損なわれるはずのものにより世界が解体され、全くの他者がともに住むということになる。だけど案外タキタ少年のように、僕らはその侵入者と呑気に併存することができるのかもしれないって感じがした。
★2 - コメント(0) - 2016年12月27日

世界の終わりはいろいろ描かれてきたけど、こういうある意味穏やかな終わりもありか。
★1 - コメント(0) - 2016年12月23日

仕事が嫌になった時、隕石でも落ちればなーっと思ったりするわけですが…隕石より涯てがいいな…でも、都合のいい思い出を繰り返す終わらない世界ってただ死んで天国に行っただけじゃないですか?
★4 - コメント(0) - 2016年12月6日

地球を侵食する「涯て」と呼ばれる異時間の存在。抵抗を試みる人間だが、その攻防に主眼があるのではない。終わりが迫る世界で、普通の人々がどう生きるのか。ノスタルジックな夏は、飛浩隆「グラン・ヴァカンス」のよう。不思議な少女は、長谷敏司「戦略拠点32098 楽園」も思い出させる。世界の不確かさが心地よい。
★2 - コメント(0) - 2016年11月1日

SF物も手にしてみようと読んで見たが読んでいて、ストーリー的に理解出来ずよくわからずのまま読み終えすっきりしない。
★2 - コメント(0) - 2016年10月29日

沖縄は夏の陽差しの秋口に読了。お誕生日の贈り物。ミウとの秘密のシーンまでを、春から何度も何度も読み返しそこから進めずにいた。ノイの行動を世界が知る。世界とはAIとなるビッグデータではなかろうか。「何かを思い出さない為には他の何かを思い出すしかない」涯ての正体は何となく感じていて、時間の概念や意味を繋げる行為、意識と他者。視線だけで無言で情報を受け渡す私たちの伝達の不思議。変化。影響。意味。私を変容させたもの。時折現れる意識体(デバイス)としての他者。やはり混染を防ぐ為にもあの頃を記録しようと思う一冊だ。
★27 - コメント(2) - 2016年10月24日

突如出現した〈涯て〉によってゆっくりと世界が終わりに向かっていく近未来。老人タキタと彼が想起する少年時代の思い出、3Dデザイナーのノイという3つの視点で描かれる終末モノ。 とにかく少年時代の夏、島、海な描写が美しい。疎開先の小さな島に突如転校してきたミステリアスな少女―ジュブナイル感丸出しのストーリーがツボ過ぎて、もうそこの場面だけずっと続けばいいのにと思ってしまった。
★13 - コメント(0) - 2016年10月16日

こんな風にゆるやかに世界は「終わり」を迎えるのかもしれないし、終末が迫ってても人は仕事とかおっぱいの大きさを気にするのかもしれない。ただ、ゆるやかな分好みは分かれると思う。私は好き。多分大人向きのSFだと思う。
★9 - コメント(0) - 2016年10月15日

うーん……。まぁ手軽に読めていいね。
★3 - コメント(0) - 2016年10月8日

設定は確かにわかりやすい海外SF感があってよい。ただストーリー的な盛り上がりには欠ける。
★1 - コメント(0) - 2016年10月4日

サイバーも多様化し、すでにポピュラーになりつつある昨今。意識のありように照準を合わせ、ノスタルジーで味付けし、さらに構造に凝ったあたりに意気込みを感じる。
★25 - コメント(0) - 2016年9月29日

幼年期の終わり、に、こどもたちが見たもの、あるいは、オーバーロードが不在の遺されるヒトの話。 意識があることは良いことで、個であることは望ましい。なんだか「涯て」があっさり肯定してくれたけど、意識があるからこそ苦しい場合がノイではないのかなぁ。そのノイの生き苦しさが、なんかあっさり投げられた感じがして、物足りない。 「涯て」にもたらされるものについては、もう少し色々な視点が欲しかった。
★5 - コメント(0) - 2016年9月22日

時間が一方通行でない世界とのファーストコンタクトもの。アイディアはよくできているが、ネタの解き明かし方が全体に無理やりすぎ。単純に記憶の書き換えによってこっちの世界の人の対話をしてくる存在として描いた方が話がまとまったのではないか?
★2 - コメント(0) - 2016年9月19日

世界を終わらせる存在〈涯て〉に対抗する手段として、人類がとった方法は、過去を想起することだった。少年時代の回想の中で、忘れられない少女・ミウの面影を追う一人の老人。彼が少女と共に辿り着いた世界の終わりとは。優秀な作品ではあるが、これといった目新しさはなく、心を捉えるものがないように感じた。作者も巻末で触れているが『ハロー・サマー・グットバイ』等の名作たちを彷彿とさせずにはいられず、そうなると過去の名作との比較になってしまうのは必定。相対的に評価が低くなってしまう。ああ、時間の流れが一方向でなかったならば。
★4 - コメント(0) - 2016年9月5日

少し不思議なボーイミーツガールものと思っていたら、そこはハヤカワ文庫、まごうことなきSFだった。幼年期の終わり?人類補完計画?…そういうワードが脳裏を掠める内容。
★2 - コメント(0) - 2016年8月7日

〈涯て〉という謎の球体に蝕まれつつある人類。3つのパートがそれぞれ進み、やがてひとつの終わりを迎える。これは『幼年期の終り』的進化なのか、『ハーモニー』的ユートピア/ディストピアなのか……。などと思いつつ、そこまで大げさにならずにどこか淡々と進む人類の変容は心地よく受け入れやすい。なんならちょっと羨ましい。劇的な物語ではないけど、分量も適度で面白かったです。
★5 - コメント(0) - 2016年8月2日

何となく読み終わってしまって、淡いという印象。雰囲気は好きなんだけれどどこか物足りないなぁという感じ。
★33 - コメント(0) - 2016年7月19日

世界に現れた「涯て」。 一種の近未来ものと思われます。 離干渉地区と呼ばれる島で育てられる「ぼく」たち。 時にヒケンシャ、時に祈素非摂取群と呼ばれ、 本当の親戚ではない人たちに育てられている…というあたりでは、 この子たちはもしや、カズオイシグロの『わたしを離さないで』 みたいな子なのか?とも思いました。 読み進めるにつれて、そうではないとわかるのですが。 主要人物のうち、私が最もリアリティを感じたのは WEBデザイナーのノイでした。 私がシステムエンジニアだったのは、 もうずいぶん昔ですが、 なんと
★3 - コメント(0) - 2016年7月12日

とても意外な終末だったが、それよりも、少年の夏休みのちょっと甘ずっぱい情景が心に残った。
★3 - コメント(0) - 2016年7月10日

覚えて、思い出して、覚えて、思い出して。出会って、別れて、出会って、別れて。そうやって人は生き、世界を造ってきた。世界の終わりは案外静かで、皆が頭の片隅にほんの少しずつ分け合っている。そうしてそれぞれ「世界の終わり」という未知と出会って、「自分」を見つけていくのだ。3つの視点から描かれる世界の涯てがとても面白く、ファンタジーっぽくもあるSFでした。
★13 - コメント(1) - 2016年7月5日

物語を構成する三つの視点がうまい味わいをだしている。思い出を振り返ることが仕事の老人とその思い出でぼくと淡い交流をする少女とその少女の3Dモデリングを依頼されるデザイナー。特に3Dデザイナーの部分で描かれる近未来のゲームのキャラが個々人の嗜好により自動で外見内面を微妙に変化させるという機能は魅力的だ。残念なのは種明かし編が説明的だったこと。語りを少女、聞き手を少年にすることで普段SFをあまり読まないひとにも分かりやすくしたためとはいえちょっともったいない。
★7 - コメント(0) - 2016年6月23日

インパクトには欠けるものの不思議で連作短編のようなお話。スタニスワフ・レムの「ソラリス」や、伊藤計劃の「ハーモニー」、エヴァの人類補完計画なんかを少し彷彿とさせる。オチは特になくて終わり方も今一つ物足りなかった。でも読みやすい。
★19 - コメント(0) - 2016年6月22日

うーん…期待したほどではなかった。突然現れた「涯て」により世界が侵食されていく、設定の終末感に惹かれて買ったけれども、どこかでこんな感じの話読んだ気がするなぁ…で終わってしまった。
★2 - コメント(0) - 2016年6月15日

なかなかだった。悪くはない。ある意味でのファーストコンタクトもの。ただ地球外生命体との...ではなく。この宇宙ではない他の宇宙との..という感じ。ラストは少し儚いと言うか、空しい感じもしたが、ぐいぐい引き込まれる分かりやすいSFという感じではないので読む人は選ぶかも。
★10 - コメント(0) - 2016年6月13日

★★★★☆
- コメント(0) - 2016年6月7日

★★★☆ 7 「涯て」のある世界の描写が素晴らしい。爽やかな表紙のイメージそのままにボーイミーツガールが展開されていて、迫ってくる恐怖がよく感じられた。
★2 - コメント(0) - 2016年6月5日

世界を侵食する「涯て」という存在が現れ、ゆっくりとだが滅びに向かう世界。こういった終末世界には夏がよく似合う。最後はエヴァ風に言うと補完されたということか。バッドエンドではないが、これまでの世界がなくなってしまったという虚しさのようなものがある。
★4 - コメント(0) - 2016年6月4日

すべてを飲み込む『涯て』は異次元存在で、『涯て』のなかでは現実世界と時間の流れが違うらしい。それは遥か昔の少年時代に経験した、とある夏の日のような記憶の中の世界だ。そして記憶は、様々な過去の経験や思い込みによって変容<混染>していく。意識を題材とした最近のSFの一つだと感じた。『涯て』とはなんなのかは正確には明らかにされないが、人類の記憶の統合の世界、意識の集合体のようなものと感じた。人は出会いがあれば、いつか別れが訪れる。世界もまた異次元世界と出会ってしまったその先には何が待っているのだろう。
★6 - コメント(0) - 2016年5月25日

世界に涯てがあらわれ、人類が滅亡に向かっていっても個人の日常や仕事はある。だからゆっくりと終末に進んでいるように見える。そして新しい生物の種が現れるとき、古い種がいなくなってそれが次の段階に進む。そんな感じの終わり方。
★4 - コメント(0) - 2016年5月6日

☆7 いいタイトルいい装丁。内容もディストピアにおける日常話でいい雰囲気だった。超次元の存在と関わっていくことで見えてくるものは残酷なまでに静謐な世界かもしれないけれど、だからこそこの「今」「一瞬」が大事なんだと思った。
★20 - コメント(0) - 2016年4月24日

家で積読本になっていた一冊「世界の涯ての夏」表紙がとても綺麗で、タイトルから想像出来なかったSFタッチな物語、転校して来た女の子ミウと出会い、物語が始まるひと夏の出来事の様な作品でした。その後の二人がどうなったのか気になる終わり方でした。H28.134
★62 - コメント(0) - 2016年4月20日

この本で描かれている「作られた思い出」は、彼自身がどれだけそれで満足していようが、ちょっとかわいそうだと思ったなぁ… 思い出パートとリアルパートが断絶しているのは、多分わざとそうしてあるんだろうけど、本当はその二つが出会った時にどう折り合うのかを見たかった気もする。
★3 - コメント(0) - 2016年4月17日

人は自らの意思に意味を求めるけれど、もしかしたら情動に意味は必要ないのかもしれません。それでもそんな意味を飲み込むために、意識と意識を繋げて得た混じり気のない共通認識は、酷く味気ないです。計劃に示された、真綿で首を絞める世界でした。夏の青を、冬の白を、同じように見て違うように感じることが出来るからこそ、同じように感じられた時間が永遠のような一瞬に変わるのだと思います。
★47 - コメント(4) - 2016年4月14日

装丁とタイトルで爽やかなボーイミーツガール的な展開を想像していたら、まさかのSF。SFだけど難解なキーワードの羅列がなかったので、とても読みやすかった。後書きの言葉を借りると自分の子供時代のこと読みながら思い出させてくれた「ジュブナイル風パート」が印象に残った。装丁どおり爽やかな作品。<涯て>は見えていないだけで現実世界に実は存在しているという説明に目を覚まされた気分。結末は、なんとなくエヴァを思い出した。こちらは読んだ後に爽やかな印象を受けたけど。つかいさん、本物のゲームデザイナーだったんですね!?
★17 - コメント(0) - 2016年4月8日

人間の「記憶」と「時間」に関する物語。<涯て>という別の宇宙が地球を浸食し、人間を死なせようと企む世界。人間の記憶をすべて写し取ろうとするための意識体(デバイス)として姿を現したのは、ミウという一人の少女。彼女の存在が一人の青年の生き方を大きく変えてゆきます。混染された青年の記憶に残されたのは、一方向に進む以外の時間の存在。死ぬことのない、生き直せない時間が存在したとき、人は新しく何かを作ることをやめてしまうのでしょうか…。過去の記憶に縛られた、「ヒト」に待ち受ける未来を想像するのが怖くなります。
★53 - コメント(1) - 2016年4月6日

世界の涯ての夏の 評価:78 感想・レビュー:101
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