全滅領域 (サザーン・リーチ1)

全滅領域はこんな本です

全滅領域の感想・レビュー(207)

ここまで不思議で不気味な世界をよく考えたとしか言いようがない。ただ、ほとんどが情景描写と心理描写で一人の人間の中の世界かもしれないと考えてしまう。が、それにしても、これだけ書き続ける著者の想像力自体がすごい。
★5 - コメント(0) - 2月5日

★★☆☆☆
- コメント(0) - 2016年11月17日

この本を読んでいる最中の気持ちを言い当てるような一節を見つけた。曰く「引き返したい気持ちはある。その気持ちを打ち消そうとしているのは、未知なるものを見たいという切実な欲求だ(p.268)」。何かが起きそうでなかなか起きない。2冊目、3冊目もこの調子で行くのだろうか。全3冊の1冊目を読み始めてしまったのは失敗だったか。そう思いつつも、読み進める。「結果を知るということ、それだけで満足できる(p.303)」という気持ちが読書の原動力だ。登場人物に感情移入できないとか、あまり気にならない。
- コメント(0) - 2016年7月9日

鬱々とした独白型の展開で限りなく地味なのにぐいぐい読ませるのは話がシンプルで一本道だからかな。もちろん奥に潜む設定は複雑っぽいが。現在の謎が進みつつ、孤独で変人な生物学者の人生がぽつぽつと振り返られるのが面白いし、夫婦の本当にさりげない絆のところにほろり。
★3 - コメント(0) - 2016年6月17日

本のあらすじを読むと本当におもしろそう。謎の領域エリアX。生態系が異様な変容を遂げ,そこに送り込まれる隊員たち。しかし,まあ,そんなおもしろい状況から,よくもここまで地味な展開を描けるもんだとおもうぐらい地味。もちろん,提示される謎はおもしろいのだが,どうして,欧米のSFのこの手の作品はこうなのかと頭をかしげる。もっと,サービスがあってもいいのにね。 大体,他の方の書評等で知っているので,三部作は初めっから読む機がないので,せめてこの第1作だけでもと思いましたが,もうお腹いっぱいです。
★7 - コメント(0) - 2016年5月5日

抜け出せるのかと思ったら抜け出せなかったし抜け出せる要素もなかった。ホラーな印象。
★3 - コメント(0) - 2016年4月12日

異空間に調査に行く女性科学者の話ですが‥好みではなかった。SF、ファンタジーの設定を借りた純文学を読んでいる感じ。読み進めるのに疲れました。あと2冊の続編に手を出すのは気が進まない。
★26 - コメント(2) - 2016年2月21日

合衆国南部に突如出現した謎の領域〈エリアX〉。そこを調査すべく女性4名からなる第十二次調査隊が派遣された。そのメンバーの一人生物学者(4名には固有名詞の説明がない)の視点から調査の内容が語られていくが、次々と狂気に陥る過程や不気味な印象は判然とせず、胞子を吸ったことによる幻覚の可能性もあり、読者は惑う。解説にあるように、かつてのニューウェーヴを思わせる筆致にはひきこまれた。次巻も期待。
★11 - コメント(1) - 2016年2月18日

ストルガツキーそしてタルコフスキーの『ストーカー』や DARKER THAN BLACK のような、ヒトの理が通じない空間を描く作品はほんとうに魅力的であって、本作も同様だ。好みです。
★5 - コメント(0) - 2016年2月7日

SFだがホラー寄りのもの?なかなかひねた性格の生物学者が人間的でいい。まあ、ヒーロー物の主人公は単純でわかりやすいが、多くの人間は入り組んでわかりづらくこんなもんだろう。また、この旦那はいい人なんだろうな、きっと。ゴーストバードか、幽霊、小鳥、旦那のイメージはなんとなく、解るような気がする。
★5 - コメント(0) - 2016年1月25日

日記という設定故か生物学者の視点のみ故か淡々と客観的に読み進められるが登場人物誰にも感情移入し難く魅力を感じない。しかしその反面というか作用灯台や塔、謎の壁文字、クローラー等濃厚な不可思議さを香り立たせているエリアxは魅力的に描写されている。エリアxの真の存在意義とは一体何であるのか非常に気になる一方、意義などに重きを置かず只々その圧倒的な包含力に身を委ね自らをも遷移させていたいという生物学者の気持ちには共感。美しい破滅、破滅による黎明、そんな感覚をエリアxは抱かせる。残り二作で待ち受ける展開に期待。
★5 - コメント(0) - 2016年1月22日

1人称で何がおきているか分からない状況を語る雰囲気が、なんとなく「clover field」を思い出した。第1部は<エリアX>の調査隊4名を中心とした話の展開。もちろん主人公格である「生物学者」の話がメインになるが、個人的には「心理学者」の位置づけや発言が興味深かった。第2部は、調査隊を送り込んだ「監視機構」の視点でかかれたものという。エリアXの捉え方、そして調査隊を送り込む目的など、個人的には楽しみ。
★3 - コメント(0) - 2016年1月17日

ストルガツキーのストーカーに近いものだったらと思って読み始めたが、あまり面白くない。これからの展開に期待?
★5 - コメント(0) - 2015年11月16日

薄さも手伝って、かなり早いペースで読了!前半は謎が謎を呼ぶ展開でハラハラドキドキでしたが、後半はちょっと失速・・・?第2部、第3部でどう進んでいくのか、どうオチをつけるのかが本当に楽しみな作品です☆
★9 - コメント(0) - 2015年11月1日

某国某所に出現?した隔離領域?『エリアX』に蔓延する人知の及ばない現象を認識するために、幾度も調査隊が出向いて戻ったり戻らなかったりしているのだとか。これは一体どういうことなのか明言されることなく本書は終わり、伝わるのはその異様な世界観のみ。脳内ビジュアルはタルコフスキーのストーカーと貴志祐介の新世界、函館か知床のイメージか。確かに全く未知の事象は見せられても具体的に解説できないかもなぁと、納得した気になりつつ妄想は膨らみ中。三部作と知った今、行くべきか踏みとどまるべきか、クローラーさんに相談してみよう。
★8 - コメント(0) - 2015年10月31日

タイトルがかっこよくて、いつか読もうと思って積んでおいた1冊。そして、いつの間にか2冊に増えている。どうやら、エリアXの影響で複製されたらしい。気にしないことにする。 内容は個人的にハズレ。これ映画化できるのか?
★2 - コメント(0) - 2015年8月1日

灯台の光源に潜む何者かが、我々の世界を変容させていくのです。それがどんなものであるか、正体は全部は明かされません。(少しそれらしい説明は最後に現れますが。) 最初は、限られた領域、狭い領域Xが何か変だということで調査隊が送られます。領域Xは見えない壁に覆われていて、小さな穴の中を這って進まないと中には入れません。うっかり見えない壁に触ると消えてしまうのです。調査隊はどうなるのでしょうか?まぁ表題が全滅領域ですからね。 監視機構に進みます。
★28 - コメント(0) - 2015年7月15日

怖い。エリアX怖い。次巻以降でいろいろな謎は明らかになるのか? 読みにくいけど続きは気になる。
★1 - コメント(0) - 2015年7月11日

1行目から漂う奇妙な雰囲気と、読み進めるごとに纏わりつく恐怖感と緊張感を感じながら、ページをめくる手が止まりませんでした。主人公の一人称で描かれているせいか妙にリアルで、あたかも自分が《エリアX》にいるかのような錯覚に襲われました。不思議な小説...。謎が謎のまま終わったので、続きが気になります。
★2 - コメント(0) - 2015年7月5日

どんどん、どんどん、主人公や仲間の狂気に感染していく。自分がエリアXにいる気がしてくる。濃密な描写に息苦しくなる。
★3 - コメント(0) - 2015年5月21日

少しわかりにくい作品でした。 他の感想を読みましたが、全3部作でこの本が一番読みやすいということで自分の中でこの本で完結ということにするかもしれません。
★4 - コメント(0) - 2015年5月5日

生物学者が書いたレポートという主観的な物なので、理解するのがとても難しい。あまり先入観がないまま読んだので、なおのこと。あとがきで例えられていた「ストーカー」は映画で見たせいかあちらの方がより難しかったのだが・・・ある種現代の人間が作り上げた世界への批判であると同時に、この作品は愛の物語でもある。女である私にはこの愛がいとおしい。
★7 - コメント(0) - 2015年4月12日

文章でのみ書き表せる、特殊で異様な世界。圧倒的な迫力。ストルガツキーよりもバラードの精神に近いか。固有名詞を一切廃した記述となっているところが憎い。★★★★★
★5 - コメント(0) - 2015年4月11日

ストルガツキーでバラードで、主観記録なので真偽不明というところまで先に知っていたので身構えすぎたのか、特に引っかかるところ無く読んでしまった。 あとはここからどの方向に転がっていくのかだな。この手の、理不尽ホラー系は解決篇が陳腐なことが多くてガッカリすることが多いのだけれど、期待したい。
★5 - コメント(0) - 2015年4月10日

3部作だが最後まで読んだみなさんのレビューだと1部がこれでもまだ読める、とのことなので続きは読みません。海外ではこの手の小説をニューウィアードというと解説にある。SF.ホラー、ファンタジーの文学への昇華を意味するらしい。けど面白くないのにカッコつけるなと言いたい。この小説は要約するとマタンゴだろ。
★1 - コメント(0) - 2015年4月6日

○ Kindleで読了。これはおもしろい。疲れるけどすごくおもしろい。ラストへの畳みかけ、特に光に包まれた出会いの描写力ときたらこちらの痛覚まで刺激されるように真に迫っている。そこが疲れる要因でもあるんだけど。ストーリーの根幹は他者との関わり、生物の根源的な社会性についての丹念な叙述だと思う。それが後戻りできないこの世界で最終的にただひとりとなる者の一人称で行われているところがキモ。読後しばらく咀嚼する時間がほしいかもしれない。あるいはクローラーが文字列を記す時間が…
★6 - コメント(1) - 2015年4月1日

諸氏の感想にあるように難解で完結しない物語とはイメージが違った。ニューウエーヴSFの手触りのホラーといった感じ。これがニューウィアードなのだろうか。続きは買ったが・・・
★2 - コメント(0) - 2015年3月31日

脳内ビジュアル設定に困る作品だった。最初はプロフェッショナルの活躍するハリウッド映画で再生され、すぐタルコフスキーの「ストーカー」調に修正、グチャドロホラーになったあと、最終的には諸星大二郎の絵で再生されて終わった…
★4 - コメント(0) - 2015年3月28日

全編主人公の一人称視点。周囲の何もかもが疑わしく信用ならないのに、読者にとって唯一の拠り所になるべき語り手自身の正気も定かではない怪しげ小説。濡れた苔と土の匂い。
★4 - コメント(0) - 2015年3月18日

近年隆盛のSF、ホラー、ファンタジーの混合ジャンル「ニュー・ウィアード」に属する三部作の第一作、ホラー的な趣向を強く感じた。未知の閉鎖空間を舞台とする先行作品は珍しくないが本作が特筆すべきは、開放的な大自然と「館もの」に属するホラーのミスマッチがもたらす不思議な気味悪さ。匿名的な人称をもって語られる主人公の心証風景と相まって読者の不安感を増していく。
★9 - コメント(0) - 2015年3月10日

謎の領域「エリアX」。新たに派遣された調査隊は、変容を続けるこの領域のあまりの異様さに相互不信に陥る。主人公の生物学者の視点で語られるので、次々おこる「なぜ」の部分はほとんど解明されないまま、不気味な現象だけが積み重なっていく。少しは謎解きがほしくもあるけど、不思議な緊張感に支配されながら読み続けるのはなかなかの快感でした。
★24 - コメント(0) - 2015年3月9日

「エリアX」の事細かな描写に圧倒された。この世界観は好きかも。★★★★
★5 - コメント(0) - 2015年3月3日

面白かった!謎の領域「エリアX」全然わかりません。一人称語りでわからない状態が続くけどキュウンとした。解説でJGバラードに言及してたけどそんな味わい。三部作なので続編も読むよ。
★4 - コメント(0) - 2015年2月26日

三部作一気読み中。このところSF強化月間中なせいか、いろんなディストピアを体験中(苦笑) でも、これ本当にディストピアなのかな? 謎が明かされないままの第1巻。続けて2巻目行きましょう!
★5 - コメント(0) - 2015年2月25日

「<エリアX>はとても美しかったよ。とても平和だった。ふつうでないものはなにも見なかったな。なにひとつね」 そして、あいあまいなほほえみを浮かべてみせた。 ようやくわかりかけてきたのだが、どうやら<エリアX>における死は、<境界>外のそれとは異なるもののようだ。
★8 - コメント(0) - 2015年2月24日

結構面白く読んだ。生物学者の主観で世界が語られてて、しかも彼女の過去が入れ子になってるからちょっとクラクラします。孤独に親しんできた彼女にかなり感情移入しちゃいました。生物世界描写が好き。世界は見た通りの物ではないのかしら。彼女はどうなったのかな~。続き買おう。
★5 - コメント(0) - 2015年2月16日

これはもしや三部作全部読まないと評価のしようがない話なのか。結局エリアXについてはほとんど何もわからないままでした。生物学者さんの私生活についてはわかったけど(笑)  みんなもっとちゃんと調査しようよ…!! SFレーベルじゃなくてNVレーベルで出てるってことは、もしやエリアXの謎の解明よりも皆さんの確執やら葛藤やらの方がメインなのか…? 最後すっきり終わるんだろうか…。結局もやもやしたままとかいう生殺しはイヤー!!(涙)
★3 - コメント(0) - 2015年2月15日

うーむ、3部作読破して見極めたくもあるのだけれどとにかく疲れる作品でした。『可もなし不可もなし』。人の住めない異質な領域“エリアX”、調査のために送り込まれた主人公・生物学者を含む4人の調査チーム。“事象”とよばれる何らかが起こったことによって閉鎖されている“エリアX”に何があるのか、調査の目的は?作品全体を通じて、とにかく情報、状況が明確にされないこと、生物学者の過去や内面に話が寄り道するため終始はぐらかされる感触、結局この巻だけではホラーなのかSFなのかもあやふやですっきりできないんだなぁ。
★51 - コメント(1) - 2015年2月10日

年代も場所も名前も全てが語られない中、生物学者のみの視点で進む物語。何が真実で、もしかしたら全て幻想なのか?凄く不思議な小説。場面を想像できるようなできないような。訳が良いので、世界観も損なわれずあっという間に読了。3部作って事でこのあとの展開を楽しみにします。
★4 - コメント(0) - 2015年2月7日

三部作のようだが、残りは気が向いたら読もうかという感じ。 物語はシンプルでわかりやすいが、読んでて退屈。
★2 - コメント(0) - 2015年2月5日

全滅領域の 評価:78 感想・レビュー:83
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