さむけ (ハヤカワ・ミステリ文庫 8-4)

さむけの感想・レビュー(532)

再読です。読んだことを忘れて図書館で借りてきたのでもう一度読むことにしました。真相がヤバいですね。
★6 - コメント(0) - 3月24日

最後の方は残りこのページ数でちゃんと終わるのか?と思ったけど一気に種明かしされて良かった。しかし、こういう終わり方って珍しいのでは?翻訳者コメントにもあったけど、アーチャー自身の話はほとんどなくて話を展開させる役割なんだな。
★6 - コメント(0) - 3月19日

全体に漂うハードボイルドな雰囲気と三つの事件が複雑に絡み合うミステリーが、見事に融合したロスマク代表作。主人公が自分のことを「私」と言うのが、雰囲気ばっちりで〇。
★7 - コメント(0) - 3月17日

初ロスマクだったけど、ものすごく面白かった。だんだんと明らかになる事実、過去と現在が複雑に絡まる人間ドラマ。先が気になる物語の展開に目が離せなかった。ミステリー的な部分も素晴らしい。
★8 - コメント(0) - 2月14日

ミステリ小説としてみても傑作。物語のクライマックスで、犯人の正体を理解した時は、タイトル通り本当に「さむけ」を感じた
★4 - コメント(0) - 1月9日

噂通りのハードボイルド作品。ミステリとしても楽しめるけど(特にラスト)、人間ドラマ的な部分により唸らされた。いちいちセリフがカッコよすぎる上に、人生の真理に触れたような気分にさせられるから凄い。主人公は頭も切れるし行動力もあるけど決して超人的な探偵ではないのがまた良い。古典として語り継ぐに足る作品。
- コメント(0) - 2016年12月18日

【海外作品読書会】にて読み始め2日遅れ読了(笑)。初読作家ですが、じわじわと展開が面白かったので他の作品も読んでみよう。
★6 - コメント(0) - 2016年12月12日

ミステリ熱が上がっているので、積ん読していたこちらを読了。40年ほど前に書かれたものなので非常に牧歌的(主人公は一探偵なのに、登場人物がプライバシーをペラペラ話してくれる・笑)な面はあるが、複雑に絡み合った人間関係を描写しきった筆力は見事。オチも秀逸である。
★10 - コメント(0) - 2016年12月5日

ロスマク初読み。リュウ・アーチャーの長編11作目。新婚旅行初日に失踪した花嫁捜しをキッカケに過去の様々な事件が明らかになっていくというストーリー。ハードボイルドに分類されてますが、ヤバい案件に首を突っ込んでボコられるマーロウやスペードのような要素がない、というかアーチャーの私生活が積極的に語られない。君本当に主人公?と思うぐらい黒子のような存在で話も淡々と進みます。調査が進むにつれて事件や登場人物の関係が明らかになる構成は日本の社会派警察小説と似てる。僕は勘が鈍い読者なので最後まで楽しく読めました。
★35 - コメント(0) - 2016年11月15日

お初っすロスマク。…ああっ、すいませんスイマセン!!(笑)。正直、ストーリーは(哀しいかなこんにちの我々には)特に目新しさとか無いものの、テクストがとにかく素晴らしい。叙〇トリック一切ナシの(笑)「わたし」一人称だが、肝心の“わたし”はちょっと驚くほど表情の変化・機微に乏しい。それでも相対する人物たちが鏡像のように“わたし”の心象を映して、結果非常に活き活きとしてくる。ミステリというよりはむしろ純文系好きにハマるかも。でも一方で、最後の一文・オチの切れ味ってばミステリならではだしなあ!静か~な感じの傑作。
★40 - コメント(3) - 2016年11月13日

シリーズ第12作。前の二作もすごいと思ったが、この作品は地理的にも時間的にも広がりを持たせ、一人称進行でアーチャーが手がかりを手繰っていき衝撃の結末にたどり着く、ハードボイルド・ミステリ・人間ドラマの三拍子が揃った作品だった。超オススメだが、他のアーチャーシリーズを二冊は読んで慣れてから読んだほうがいい。さむけというタイトルについては、ポケミス版の訳者小笠原氏のあとがきにput a chill onで殺害するという意味があると触れられていた。この文庫の権田萬治氏の解説はこねくり回すばかりで理解が浅すぎる。
★1 - コメント(1) - 2016年10月17日

新妻の失踪についての依頼を受けた探偵のアーチャーが過去の2つの殺人事件と今回の殺人事件に絡む人物を繋ぎあわせ、謎を解いて行くミステリー。 登場人物の関係性に気を付けながら読んだ。結末には犯人の執念深さが露呈し、「さむけ」という題名に納得。
★18 - コメント(0) - 2016年8月29日

人間に潜む冷たい感情をテーマにした作品。最初は、新妻の失踪から始まった話なのだが、徐々に過去の事件まで暴き出し人間関係の暗い闇の中に迫っていく。少ない手がかりをもとにリュウ・アーチャが足を使って真相を暴き出していく過程は、ハードボイルドに分類される作品なのだが本格推理に匹敵するともいえる。題名の「The Chill」は冷たい感情を表現したものだろうが、日本題名の「さむけ」は頂けない。ぼくなら『悪寒』としたいところなのだが、翻訳者の意図は別のところにあったのか。
★5 - コメント(0) - 2016年8月26日

1日も経たずに失踪した花嫁という魅力的な謎で読者を最初から引き込み、明かされていく新事実にプラスして、登場人物の複雑な一面や、アーチャーの独特で的確な人間観察を描くことでグイグイと引っ張ってくれます。また、アーチャーが基本的には分をわきまえた立ち居振る舞いしているのも、好感が持てます。そして明かされる異常な真相。タイトルの「さむけ」は誇張でも過大評価でもなく、どこまでも計算され尽くされた傑作でした。
★4 - コメント(0) - 2016年8月14日

「さむけ」。最終章を読んで、確かにそれを感じた。モンスターとかエイリアンとか、自分には理解できないものに対する恐怖みたいなもの。私立探偵リュウ・アーチャーのシリーズの一つで、新妻の失踪から過去の事件へたどり着くお話。ヒントはいたるところにあったので、再読する時はそれも楽しみたい。
★35 - コメント(0) - 2016年8月2日

人間関係が複雑でゆっくりと理解しながら読まなくていけませんでした。特に登場人物の年齢を想定することが難しかったです。
★3 - コメント(0) - 2016年8月2日

ハードボイルド。ミステリー。妄執。執着。さむい。リュウ・アーチャーのキャラ好き。
- コメント(0) - 2016年8月1日

ミステリ好きとハードボイルド好きの両方に勧められる小説だと言える。
- コメント(0) - 2016年7月24日

「さむけ」に震えた。
★7 - コメント(0) - 2016年7月9日

新妻が失踪する冒頭からひきこまれたが、次々過去の事件が露呈するので頭がついていかない。流れるような文章の美しさにひかれ、こちらはもつれもつれついて行った感じ。犯人がなんとなくわかってしまったので驚けなかったのが残念!
★20 - コメント(0) - 2016年6月21日

新婚旅行先で妻が失踪。その直前に不審な男性が訪ねて来てた。そこから物語が始まるが十年前、二十年前の殺人事件も絡んできて話が入り組んでくる。最後には衝撃の事実が。
★86 - コメント(0) - 2016年5月31日

本格推理とハードボイルドの融合。まさに「さむけ」のする真相には仰天した。
★4 - コメント(0) - 2016年5月28日

読友さんの感想を拝見して30年ぶりに再読してみました。 初読では登場人物の多さと、複雑なプロットに振り回されてしまいストーリーを追うだけで精いっぱいでした。 しかし、再読でその展開と流麗な筆運びを客観的に読み込んでいくと、この作品がミステリーやハードボイルドという枠に留まらない、極めて上質な小説であることを認識することが出来ました。 小説を読むスキルというものがあるとするなら、少なからず30年という月日はそれほど無駄ではなかったのかもしれません。 年をとるのも悪くはない..かな?★5
★19 - コメント(0) - 2016年5月24日

数十年ぶりの再読。ハードボイルド三巨匠の一人、ロス・マクドナルドの「東西ミステリーベスト100」15位の作品。複雑なプロットに入り組んだ人間関係、それでも抑制の効いた端正な筆致に引き込まれるように読まされる。 多くの人間の人生を狂わせた真犯人の狂気に、戦慄を感じずにはいられないラスト。「さむけ」とは、この悲劇のサーガを目の当たりにした者を襲う冷え冷えとした感情に他ならない。 ハードボイルドや推理小説の枠組みに捉われず、小説好きの人に是非読んでほしい紛れもない名作。
★67 - コメント(4) - 2016年4月21日

海外作品は登場人物を把握し、それぞれその人間関係を理解することが年齢とともに苦痛になってくる。ロシヤの古典など絶対に読み切れないだろう。この作品も、もっと若い時に読んでいたなら感情移入もすんなりとでき、読み終えるまでの時間もかなり短縮できただろう。昨今、私たちの生きる現実世界での事件が余りにもおぞましく、ある意味古典的な小説での世界観は陳腐化してきている。それでも、この作品は読む価値がある。なぜなら、最後にぞくっとくる一瞬の「さむけ」は絶品だから。
★8 - コメント(0) - 2016年4月20日

再読。細かな筋立ては忘れているところも多かったけれど、作者が仕掛けた最大のトリックはさすがに覚えていた。初読の際に釈然とせず、今回もやはり納得できなかったのは、なぜ犯人(たち)があんな演技を続ける必要があったのかということ。過去の事件でお尋ね者になったわけではないのだし、必要ないんじゃ……? 単に世をはばかってという程度の話ならば、犯人があのような芝居を甘受できたはずはない。殺人の動機が動機であるだけに、そのこと自体が犯人にとって耐えがたい屈辱だろうと思われるからだ。どなたか、ご教示いただければ幸いです。
★12 - コメント(0) - 2016年4月19日

筆運びがすばらしいと思った。ひとり、それを早く言いなさいよという人がいた。
★51 - コメント(0) - 2016年4月11日

最後まで犯人がわからず、純粋なエンターテインメント小説として楽しく読めた。登場人物が多すぎて覚えられないのが難点だったが。自己憐憫したり、やたら過去を振り返ってくよくよしたりする主人公があまり好きではないので、良くも悪くもあっさりしていて、たぶん「善い人」なリュウ・アーチャーのキャラも、好感が持てる。
★3 - コメント(0) - 2016年3月12日

すべてわかってから読むと、ロイとミセス・デロニーの会話に痺れる…‼︎ なんてゾクゾクする会話なんだろう!
★4 - コメント(0) - 2016年3月12日

僕としては、ハードボイル度が物足りない…。
★7 - コメント(0) - 2016年3月11日

30年ぶりくらいの再読。ラストの強烈な一行は覚えていた。でも途中が忘れてたので新鮮に読めた。ハードボイルドと言われてたけどこれは読めたんだよなあ。
★16 - コメント(3) - 2016年3月7日

失踪事件が思いがけない殺人に結び付くとはね。わたしが勝手に『ハードボイルド』と思っていたけど、これは所謂『本格』ですかね。ご紹介いただきありがとうございます。
★9 - コメント(0) - 2016年2月28日

すごい前に読んで、ラスト以外はすっかり忘れて再読。こ、これはハードボイルドなのか。私の知ってるつもりだったハードボイルドはなんだったのだ。酒や女は出てこないのか。ギャングのボスとクールにやり取りする場面は何処に。といろいろ自分の知識の浅さを思い知った作品であった。
★27 - コメント(0) - 2016年2月23日

30年ぶりくらいに再読。再読でもすっかり忘れていて新鮮に読めた。きっとこのストーリー、結末が若い自分にショックすぎて、全てを忘れるように自分がしてしまったように思える。
★7 - コメント(0) - 2016年2月18日

どこに連れていかれるかわからないままあちこち引きずり回されて最後にゾゾゾ、という極上の読書体験。
★9 - コメント(0) - 2016年2月13日

【辛口注意】読み手の予想を少しずつ裏切りながら、弛れることなく結末へと進行する、その話運びの巧さには名作と呼ばれる所以を感じます。事実読んでいる間は楽しいのですが、ただ、いざ読み終えてみると「もう少しまとめられなかったのか」と思わざるを得ません。真相をさとらせないミスディレクションは確かに巧妙ですが、正直犯人については意外性も薄く、事件の複雑さの割にはどこか肩透かしをくらった印象。これはもう単純に、読み手と小説の相性の問題でしょう、良い作品だとは思いますが、個人的な好みからは外れていました。……残念です。
★46 - コメント(0) - 2016年1月8日

過去と現在の殺人事件が点から線へと結び付けられていく展開に、息をのみます。二重三重にまかれた巧妙な嘘。アーチャーの捜査の末に、初めの印象と全く違う別の顔が現れたときの気持ち悪さは、まさに「さむけ」。圧巻でした。
★19 - コメント(0) - 2016年1月8日

人間を多面的に、かつ魅力的に描くロス マクドナルドの(さむけ)再読。「あすになれば、もっといい答えが出るでしょう。世界は複雑です。その世界のなかで、いちばん複雑なものが人間の心です」「そう言っていただいても、ぼくには大して慰めになりません」「慰めを与えるのはわたしの仕事じゃないんでね」この短い台詞の中での知性。そして、「あたまはよかないけど、心根は、すなおでね。弟を愛してるし」「ルクレツィア ボルジアだって弟を愛してたさ」このユーモア!1976年の権田萬治氏の(ロス・マクドナルドの魅力)はロスマクに対して
★27 - コメント(1) - 2016年1月6日

さむけの 評価:100 感想・レビュー:202
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