あなたに似た人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 22-1))

あなたに似た人 (ハヤカワ・ミステリ文庫はこんな本です

あなたに似た人 (ハヤカワ・ミステリ文庫を読んだ人はこんな本も読んでいます

夜行
5840登録

あなたに似た人 (ハヤカワ・ミステリ文庫の感想・レビュー(486)

ごく日常的な風景にほんのちょっと奇妙な味のスパイスを振りかけて逸脱させるだけで、こんなに濃密でサスペンスフルな空間が現れるというお手本のような作品集。人間の想像力って素晴らしい。ギャンブルものの手に汗握るヒリヒリ感、ジリジリ感も心地よいが、想像が空回りする韋駄天~のトホホっぷりもまた良し。兵隊だけは意味がわからなかった。
- コメント(0) - 2月26日

イギリス人のブラックユーモアたっぷりな短編集。小さい頃、ダールの児童文学をよく読んでおり、それらの作品の片鱗がこの本に収録されている短編にもチラチラと現れていた。続けて読んでいると少し辟易としてしまう程、人の残酷さや異常な執着が皮肉めいて描かれている。こんなダークな作品から夢溢れる児童向けの作品まで、ダールはなんて想像力豊かなんだろうと思わずにはいられない。
★1 - コメント(0) - 2016年8月26日

あなた(=読者)に似た小さな闇を心に抱える様々な人々を描いた短編集。ダークなユーモアと翻訳の古さからくるレトロ感がとても面白かった。「首」に出てくる紳士、確かに自分に似ていた。それ以外のお気に入りは、「南から来た男」、「クロウドの犬」。
★2 - コメント(0) - 2016年8月15日

ちょっとしたいじわるな策をめぐらす人々、思い込みが現実を侵す瞬間。同情、やってしまえ、でも酷い目にあえばいい。不安に追われる一方で暗い期待をじりじり煽られる。オチが綺麗、成功するより上手くすかされたり自嘲めいた笑いがある方がほっとする。「南から来た男」愛は修羅の道。「首」その瞬間をまざまざとイメージしてしまったらそれは現実に見てしまったのとかわりない。
★3 - コメント(0) - 2016年8月10日

16-136】横断歩道は白い箇所だけを踏むし確実に勝てると分かっている賭けならきっと挑む、狡猾でもイカサマでなくテクニックなのだと思えれば納得出来るだろうし不遇な時を過ごしてきた人に対しては報われるよう願うだろう。読み終えた今は本書の題名に静かに同意するのみ。内容や結末は面白いと思えるものが多かったけど、クロウド〜4章の犬に対するドーピング行為の説明が延々と連なる部分といい、その描写は本当に必要なのかなと思う箇所が多々あって読む事自体に結構苦戦した。偉大なる〜の最後の1行に込められた悲痛な気高さが好きだ。
★6 - コメント(0) - 2016年7月24日

刺青が背中に持った老人「皮膚」と強かな妻とマヌケな刑事たちの「おとなしい凶器」が良かった。ワインの銘柄を当てる「味」、ふしだらな妻の首が芸術品に引っ掛かった「首」、ライターの火を10回つける賭けをする「南から来た男」、賭けに勝つために船から海へ飛び込んだ「海の中へ」はオチが曖昧な感じがしてそこまで…「兵隊」、「願い」は意味が分からなかった…ちょっと私としては当たり外れが大きいかなぁ。
★1 - コメント(0) - 2016年7月14日

<首>が一番好き。執事が最初にほんの気持ち前に出したのが鋸になっていたのが、???だった、が、田口訳では斧になっていたので、あの駆け引きの意味(執事の本音)が分かって納得できた。 読んだのは書影違いの昭和51年4月30日1971年<HM㉒-1>443頁の方だけれど登録がないのでこちらでアップ。
★14 - コメント(0) - 2016年6月19日

1話目、2話目(既読)で、こういう作風ねと油断させておいて、背筋が冷たくなるもの、残念でした!と思うものと翻弄されまくり。「首」が一番好き。同じタイトルの作品はなかったけれど、このタイトル良いなあ。
★1 - コメント(0) - 2016年6月5日

途中で投げ出したくなりました。訳わかんない?中には少しだけ面白いものもあったけど…!手こずった~!
★2 - コメント(0) - 2016年2月9日

「本の追加」には、「途中で投げ出した」を選択肢に加えてほしい。図書館や友人から借りたのではなく、身銭を切って買った本では、生まれて初めて"脱落"した(P.254で)。そういった意味で、忘れられない作品。明日収集の可燃ゴミに出す。本を捨てるのも久しぶりだ。
- コメント(0) - 2015年11月13日

短編集です。最後のクロウドの犬はあまりピント来なかったけど、それ以外は面白かったです。訳がふるいので読んでいて違和感もありましたが、それに関しては新訳版が出てるのでそれを読めばよいだけだし、全てを書かずに読者にネタばらしをするところがよいのでしょうね。
★1 - コメント(0) - 2015年10月23日

ちょっとジョジョっぽくて面白かった( ´∀`)描写がくどいのが気になるけど新訳だったらもう少し読みやすいのかしらん??「クロウドの犬」は愛犬家にはキツいで(´Д`)
★3 - コメント(2) - 2015年10月23日

長い期間をかけて少しずつ読んできた。ブラックでゾクッとさせられるのに、ついつい次も読んでしまう。「味」「おとなしい凶器」「南から来た男」が特に好き。でも新訳の方が読みやすいのかな…
★5 - コメント(4) - 2015年10月12日

ロアルド・ダールの『あなたに似た人』を読了。代表作とされる「味」、「南から来た男」などを収録した短編集。ブラックユーモアっぷりが面白い(!?)。
★2 - コメント(0) - 2015年9月22日

俺の好きな作家のツートップ、”短編の名手”阿刀田高と”ショートショートの神様”星新一の両氏が影響を受けたと語っているロアルド・ダール。彼もまた短編の名手と呼ばれ、本書も15編の短編集。作風は江戸川乱歩がいみじくも語った「奇妙な味」と呼ばれるジャンル。ただまあ、これは時代のせいか国民性の違いか、本書は全編を通してイマイチかな。この「奇妙な味」という作風は星・阿刀田両氏に受け継がれ、長編全盛の現代において短編という世界を読むに値する魅力的なものに仕上げている。何もかもダールのおかげです。ダール、あなたは偉い!
★4 - コメント(0) - 2015年9月12日

Someone like ME でした。賭け事はしないけど。ずいぶん前に読んだことがあることを10話くらい読んだところでやっと思い出しました。
★75 - コメント(0) - 2015年8月23日

どの短編も残酷さや虚しさが後を引くのに、つい笑ってしまうようなユーモアがあって、とても面白かったです。特に『海の中へ』のラストはとても綺麗で、感動しました。
★2 - コメント(0) - 2015年7月27日

まったくの前知識なしに読みました。15の短編集なのですね。それぞれに趣があって面白かったです。が、ちょっと分かりずらい表現が多かったかな。翻訳する方が大変だったろうなと思いました。
★16 - コメント(0) - 2015年5月30日

2015第二回「奇妙な味海外読書会」イベント初参加本。短編ならば行けるかと期待通りのブラック!。人間の欲に絡む滑稽さは、誰しにもあるものだと…。毒気が深い程、周囲には解りにくく勿論あなたにも、潜んでいる。とダールに耳元で囁かれるような気分に…。きゃーっ(>_<)恐いんですけど、時間あけてまた新訳や、他にも挑戦して読んでみたいです。癖になるわ。群を抜いて毒性「南から来た男」に味をシメました。「味」「おとなしい凶器」「皮膚」も印象深かったです。
★14 - コメント(0) - 2015年5月9日

映像化作品を先に知っていたので、結構読みやすかったり、それにとらわれたりでしたが、楽しめました。「南から来た男」など、好きな話がたくさんあります。新訳版も読みたいです。文体が独特でちょっと読みにくかったかな…。
★47 - コメント(0) - 2015年4月11日

ブラックユーモア(毒が強い)短編集。「味」「おとなしい凶器」「南から来た男」が印象的。新訳版も読んでみたい。
★14 - コメント(0) - 2015年3月12日

おじさんの独白スタイルのお話がどれもツボだった。手元に置いておいて何度も好きな場所から読み返したい一冊。本好きへのプレゼントにもいいと思うのです。
★9 - コメント(0) - 2015年2月24日

久しぶりのダール。本当は巧さにあふれ、ゾクゾクするようなブラックユーモアが楽しいダール。ただ、今回は、自身の思考が付いていかなかったのと、想像力の欠如から楽しめなかった。新訳版が出たら、是非読みたい。全体として洒落た言葉が並び、表現も幅広くて楽しい。古めの海外作品によくある男女の駆け引き的なやりとりも良い。完全犯罪を思わせる短編「おとなしい凶器」。なるほどそう来たかと思わせるトリックと、あまりにもブラックな人の狂気が実に絶妙。こんなのが書けるのもダールならではかと。「まず凶器を探せ」
★21 - コメント(1) - 2015年2月15日

★★★★
★1 - コメント(0) - 2014年11月20日

スパイスなんて程度ではなく、まさしく毒が独特に絶妙に料理され、わたしたちは手を止めることもできずにそれを口に運ばざるを得ない。ダールの短編は初めて。毒と分かっているのにまた食べたくなります。そういえば子どものころ、マチルダは小さな大天才が好きでした。
★3 - コメント(0) - 2014年11月10日

何度読んでも面白い。嫉妬を感じるほど小説が巧み。オールタイムベスト10に入るなぁ。新訳が出ているんですね。新訳も買って読んでみます。
★3 - コメント(0) - 2014年10月1日

《ハッピー・バースディ、ロアルド・ダール!》大人向けダールは『キス・キス』に続き2作目。今回も奇想天外な世界を堪能しました。ダールお馴染みの残酷な女の話『おとなしい兇器』、まさかアレが凶器になるとは…。その後の妻のとんでもない行動に驚愕。誰もが子供の頃に経験したであろう想像遊び『お願い』、少年は絨毯の赤と黒を避けて玄関まで辿り着けるのか… ま、まさか。背中に名画を刺青した老人の行く末は…コワイコワイ。その他12篇、どの話もオチを期待しながら読むのが楽しい。
★44 - コメント(0) - 2014年9月14日

なんか推理小説・ミステリーとは思えない短編集だったな〜………。しかもかなり訳文読みづらいし………。例えるなら読みづらい星新一といった感じかな〜!!しかも読解力がない自分が悪いんだが、ラストまで読んでもイマイチよく分からなかった作品もありました。ちなみに「南から来た男」は今でもたまに見かけるパターンの元祖みたいな気がします! また、「偉大なる自動文章製造機」も似たようなテーマで短編書いていた人がいたはず!そういう意味では教科書的な作品なのかもしれませんね。
★4 - コメント(0) - 2014年8月18日

結末が意外なものが多かった。でも自分には児童文学の方が向いているかな。日本の短編の方が情緒があって好きだ。
★7 - コメント(0) - 2014年8月5日

20代の頃に買って読んだ本を再読。読書メーターで検索したところ、新訳版が出ているんですね。新たに翻訳されるというのは傑作の証拠です。ユーモアとウイット、そして色々な毒が散りばめられています。ただ、翻訳の文章の古さは否めないところなので、これから読もう、という方は多分、新訳で読んだ方が良いでしょう(^^;;
★3 - コメント(0) - 2014年7月23日

児童文学はいくつか読んだが、大人向けは初めて。どの短編もかなり楽しめたが、サクサク読むようなものではなかった。キングの短編でも同じようなオチの話があったなぁと思うような作品もあり。
★11 - コメント(0) - 2014年7月16日

どの話も結末が予測できず面白かった。最近の日本の小説は、展開もオチも、またこれか…、と思ってしまうことが多かったのでとても新鮮でした。
★9 - コメント(0) - 2014年7月8日

グッド!
★3 - コメント(0) - 2014年6月24日

ロアルド・ダールの児童書の一味違う結末を楽しんでいたので、今度は大人向け短篇集を。賭け事にからんだ短編が14編と中編1編。予想していたとはいえ、「おとなしい兇器」「南から来た男」など、おいおい、こうやって終わるの??と苦笑い。おもしろいけど、あんまり続けて読むとなあ~。「告別」の辱めのような仕返しは気分がすぐれない。お金と暇がある上流階級の人たちの歪んだ怒りや嫉妬。タイトルは「あなた方の中にも、こういったところがあるんじゃありませんか、という皮肉」と翻訳者のコメント。いや、私暇のない庶民ですし・・・。
★24 - コメント(1) - 2014年5月27日

ダール短編集。はじめの1つ2つを軽く読んでいたところに「南から来た男」でドスンとやられた(汗)うぁ~…、と思いつつ、またまたフン♪フン♪と読んでいたら「皮膚」で再度やられた(笑)それからはオチを読むのが怖くなり、慎重に慎重に読んでいたが、このダールの遅々として物語が進まぬところに、ジワジワと追い詰められている感じがしてならなかった(汗)オチが軽いとホッとするけど、イヤな感じになりそうだと、急に緊張してきて、まるでロシアンルーレットをしているかのようだった。この短編集を読むこと自体、賭けをしているよう(笑)
★6 - コメント(0) - 2014年5月25日

うーん、これはなぁ…。なかなか面白い話が詰まっていたけど、ちょっと期待が大きかっただけに…。それぞれの話しに、もうちょっとキレイにスパッと決まるどんでん返しを期待していたのだが…。まぁ、でも半分以上は楽しめたかな。でも正直、よくわからないものもあった。訳も読みやすく、言い回しに苦労せず読めて良かった。なるほどねぇ、“あなたに似た人”かぁ…。
★5 - コメント(0) - 2014年5月14日

GW企画【奇妙な味 海外読書会】に参加して読了。いずれもアァこの場に居合わせたくないナァと思わせる、イヤァな読後感の15篇。余談ですが妻パトリシア・ニールのエピソードをネットで散見し、果たしてダールとは訳者田村隆一が言う程の好男子であったろうかと思ってしまいました。なんせこんな短編集書く位だし。
★30 - コメント(1) - 2014年5月6日

新訳版との違いを楽しむ為に読みました。旧約版も問題なく楽しく読めました。
★12 - コメント(0) - 2014年3月8日

イギリス式のブラックユーモアというやつだろうか。おっと思わせる短編もあれば、何が何だかわからないものまであった。
★5 - コメント(0) - 2014年2月3日

あなたに似た人 (ハヤカワ・ミステリ文庫の 評価:80 感想・レビュー:136
ログイン新規登録(無料)