ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)

ザ・ロードの感想・レビュー(736)

再読。陰惨な世界の中を進み続ける親子、その姿を静謐な筆調で淡々と描く。特筆すべきストーリーは何も無いのだが、それでも読み手は道を歩き続けるが如く、先に進むことを止めることは出来ない。脳内で再生される情景は白黒の世界。
★5 - コメント(0) - 3月22日

何と陰鬱な読書体験なんだろう。本来なら2日もあれば読み終われそうな分量なのだけど、主人公たちがノロノロと移動し続けるように、僕の読書もなかなか進まない。全てが灰色の世界の中で、雨をしのぎ、食料をあさり、暖を取ること以外のことは基本的に何も起こらないように思える(本当は事件は起きているのだけど)。ここに描かれる世界は「生きる」ことだけが優先される極限の世界なのに主人公たちは何とか「良く生きる」を望もうとする。息子は自分たちの行動の矛盾に気づき、しかし、父は欺瞞など無いと信じ続ける。忘れられない本だと思うな。
★7 - コメント(0) - 3月20日

物語が始まった時には既に世界は崩壊している。何故なのかはわからない。父と子はそんな世界の中を、ひたすら南に向かって歩く。植物も死に絶えた世界の中で、「生きたい」という本能から理性を奪われた人間たちは、掠奪や殺人をためらわない。誰もが苦しい中で、息子の行動だけが『純粋な善』だった。人間は結局、自分にゆとりのある時しか他人に優しくできない。でも息子にはどんなときも良心を忘れないでほしいという父親の願いが胸を打つ。
★13 - コメント(0) - 3月17日

父と子二人で、崩壊した世界をひたすら南へと歩く。過酷で殺伐ととした希望が尽きてしまった世界。食べて眠れば死なないが、終わってしまった世界で、子供に未来の展望を語れないつらさ。それでも生きながらえる意味は、火をはこぶー善性あるいは生命そのものを受け継ぐため。絶望にうちひしがれても、労りあう父と子の絆が胸を打つ。
★8 - コメント(0) - 3月16日

【ガーディアン必読小説1000冊】#105 父と息子・南へ向かう道・火を運ぶ旅・carry the fire
★5 - コメント(0) - 3月13日

荒廃し色褪せた世界を歩く、歩く、また歩く、さらに歩く。ぼくたちどこへ行くの?南だ。わかった。…既存の価値観が根底から崩された世の中で、自分を見失わずに生きることができるのか。父も子もお互いを支えにこれ以下はないという絶望的状況の中、ひたすら歩く。生きるために。彼らの運ぶ"火"とは。悪意に満ちた世界では少年の持つ善意こそが"火"であり、文明が崩壊した世界では父の持つ前時代の知識もまた"火"なのだろう。じっくり読めば読むほど息苦しくなったが、長距離を歩いた後のような心地よい疲労感と充足感を味わえる読書だった。
★19 - コメント(0) - 3月9日

『今にわかる』すでに世界は荒廃の極みにあり、すでに冬が目前の季節であり、すでに二人きりで南へ向かって歩きだしている。もう取り返しのつかない状況下から物語はすでに始まっている。省きに省き、詰め込みに詰め込んだ父親と息子の話。何十年もかかる父親と息子の関係を凝縮するためにSFという体裁をとってはいるけども、実はSFとして読まなくても一向に構わない、というか、そういう意味でこれはまったくSFじゃないんだなと思います。(再読月間その一)
★16 - コメント(1) - 3月9日

マンガで知って購入。最後の場面もそうだけれど、親子の会話が終始切ない。父は子を想い、子は基本無邪気だけれどやはり父を想うあたりが伝わってくるこれは名訳なんじゃないの。それと、黒い表紙の本はかっこいいと僕も常々思う。
★10 - コメント(0) - 3月8日

ポストアポカリプスものは好きだ。南へ向かう苦難の旅の果てに死が待っていたが、それまで前時代のモラルを保てたのは子供のおかげであろうと思う。そういう意味では支えあって生きてきたんだろう。別の意味では子供は親にほとんど背負われて生きながらえていてあの後どうなるんだろうと不安になる。もうちょっと生きる術を教えてあげても良かったんじゃないだろうか。
★7 - コメント(1) - 3月7日

表紙を開いた途端、ストンと心に落ちるものがあった。明るい人気作家の小説はそれなりに面白かった。でも、なにかが違うそんな違和感があった。そんな時に開いたこの小説。滅亡へと近づき全てが廃墟となりつつある地球。父と幼い息子は歩く。無垢なる子の問いかけと、子の命を繋ぐためなら鬼にすらなる父。彼らは歩く道なき道を歩く会話を交わす食べる、髭を剃り髪を切り眠る。何気ない生活活動が彼らが生きている証。モノクロの映像化しか浮かばないそんな世界でも時たま道しるべのように言葉の希望がポッと灯る。どんな状況でも進むしかないのだ。
★87 - コメント(3) - 1月31日

高野秀行さんの本から初読みの作家さん。序盤から涙腺崩壊。親子の名前も、具体的に何が起こった後なのかも書いてなかった(見落としてなければ)のですが、とにかく悲惨な状況。作者が息子さんに捧げて書いたらしいけど、こんなパパ素敵すぎる。今年の読書は感動の連続で幸せ。
★20 - コメント(2) - 1月30日

SFだと思って読んでいたが、世界観は確かにSFのようだけど、中身は文学的だったと思う。終末的な世界で冬の訪れの前に南へ移動する父子の生活が描かれるが、ひたすら希望が希薄で厳しい暮らしの描写続くシーンは読んでいてつらいとはいわないまでも薄暗い気持ちが呼び起こされる。ただ、その2人以外への照明が当たらないようなシーンゆえに言葉数の少ないながら父と息子の間の関係が際立ってくる。これをどういう風に映像化したのか、映画化も気になる。
★8 - コメント(0) - 1月23日

圧倒された。この本を読んでいる間、暖かい部屋や食事や風呂がいつもより暖かく美味しく有り難く感じられた。訳語のせいか原文の味わいか、難解な言葉も多く、最初は、どんな世界でどんな物語になるのか、皆さんの感想やあらすじを先読みしたりもしたが、次第に世界に引き込まれ、滑らかに読み進められるようになった。人肉を食す者まで出てきた終末の世界で、ひたすら子どもを守り生き延びようとする父親。身体はもう二人ともボロボロだ。どちらかの命が尽きる時、はたしてもう一方は生きていけるのか。「大丈夫だ。パパはお前をひとりにしない」
★6 - コメント(0) - 1月10日

The Last of Usの元ネタの一つがマッカーシーだと聞いて。珍しくSF的終末世界ものだが、あいかわらず地獄めぐりの話だ。スーパーマーケットのカートを引きずる臨場感は発明だろう。
★2 - コメント(0) - 1月10日

HU
冒険家の角幡氏がオモローつってたんで読んでみた。 重い… ひたすら重い… この手の小説ですと「渚にて」が長らくマイベストでしたが、ちょっとTOPの座を争いそうな感じ。 ラストに希望は残ったのかな… 約束通り父親に毛布が一枚かけられていて、安堵している自分に気づいた(笑)
★4 - コメント(0) - 1月4日

容赦のない惨い描写で延々と綴られる終末世界、移動し続ける父子。とても「旅」なんて語は使えない。ときに子の言葉は無垢であるが故の単純な残酷さをもって、胸に刺さる。もはや無垢ではない父の行動もまた哀しく胸を打つ。希望とは言えないまでも、救いは見えた気がした。
★11 - コメント(0) - 1月4日

暗雲が立ち込め灰が降り積もる崩壊後の世界を旅する父と子の物語。ゲーム「ラストオブアス」をさらに救いなくしたような世界観。クリーチャーは出ないが、ここでも人間同士が奪い合い喰らい合う。物語はタイトル通り一本の道をひたすら南に向かって歩いていく展開。たまに襲撃者に襲われたりするものの、ストーリーはいたってシンプル。だけど暗喩めいたものが至る所にちりばめられており、深読みすると色々と面白いのかもしれない。ともかく作品から漂う終末観が素晴らしく、本を開くとそこにひとつの世界が広がっているという感覚が強く味わえる。
★19 - コメント(0) - 2016年12月16日

ポスト・アポカリプスものの名作。破滅した世界の中でも、父子は懸命に人間性を保とうとする。あと少しで死ぬというところでシェルターを見つけるシーンの安心感がたまらない。 「全ての時計は1時17分で止まった」破滅前の世界の回想も印象的。普通の、あるいは普通を装っていた生活に否応なく侵入してくる破滅の感覚が生々しかった。
★8 - コメント(0) - 2016年12月15日

元・早稲田探検部のお二人が「こんな話が書けるようになりたい」と言っていたのと、我らが神林さんが「真っ黒な表紙がスタイリッシュでかっこいい」と絶賛してた……ような気がしたので、以前から積んでいた。予想以上だった。とにかく圧倒された。全てが崩壊した世界。閉ざされた空。降りしきる雨が、雪が、灰が全てを包み虚無と絶望へ還そうとする果てしなき荒野を、父と子はひたすら歩き続ける。いわゆる「ディストピア、終末世界もの」は数あれど、BAD END後の世界をここまで徹底的に淡々と容赦なく描いた作品が他にあるのだろうか。
★18 - コメント(3) - 2016年12月4日

★★★☆
- コメント(0) - 2016年12月1日

ノンフィクション作家の角幡唯介氏がこんな旅をして本を書けないかと話していたピューリッツァー賞の本作。終末観になかなか読書も進まず、旅の模様と同様に堕ちていく感じでした。空は灰色にくすみ、陽光は見えない。街は廃墟となり、略奪され、食べ物はない。死人があふれ、食人も行われている。そんな世界を生を求めて南下する親子。淡々と書き連ねられる風景だが、一向に希望の光は見えてこない。死に向かって旅を続けるようにしか思えず。南下して海に辿り着いた2人が見たものは・・・。
★19 - コメント(0) - 2016年11月26日

ド嬢に釣られました。淡々と語られるポストアポカリプス世界は、アメリカ的な荒涼とした広大さが有る。地の文の形で書かれる会話に滲む最後の人間らしさ。キリスト教のモチーフが多く見られるけれども、読んでる間連想したのは芥川の羅生門だった。そうして対比させてみると、火に対する信頼がじんわりと感じられるようだ。
★7 - コメント(0) - 2016年11月20日

地の文に読点が無いせいもあって、ものすごく淡々とした印象を受けた。荒涼とした世界の描写中で、唯一色彩を感じられたのが食料の獲得と食事のシーン。食べ物は父子にとって何を象徴していたんだろう。ラストシーンは聖書を読んでいるみたいだった。
★5 - コメント(0) - 2016年11月16日

最後の描写は絶望的だし息子が先々どうなるのか分からないけど強くて優しい大人になりそうな予感。お父さんはほんと頑張ったとおもう。
★5 - コメント(0) - 2016年11月13日

宗教が辛い時や迷う時に支えになっている国の作者の話なので、すでに神様がいなかったら?をかなり意識して書かれていて「火を運んでいるから」「善き人」などの言葉が出てきてると思うのですが、父親の何か一定のモラルを持ってほしいという願いと親子のやり取りがまるで純粋な信仰心のようで(実際は社会が崩壊し何もない世界で狂わずに生きる為の工夫なのですが)人間の逞しさ想像力の素晴らしさを感じました。学生が読んだ感想と中年が読んだ感想はかなり変わる小説です。
★5 - コメント(0) - 2016年11月6日

久しぶりのコーマック・マッカーシー。SFを書いていて驚きました。短編でグロテスクな内容を結構書いている事は調べて知っていたのですが、終わりの世界でのかなり凄惨な状況を描いていて気分が悪くなるほどでした。しかし、変わらない淡々と落ち着いた文章で描いていて、描写は細かく輪郭がはっきりしているのに神話の世界のような空気を感じました。また、全てが無くなり終わった世界のはずなのに、全てが始まる前に感じたのは、息子の存在なんだろうな、と。
★6 - コメント(0) - 2016年11月6日

★★★延々と同じような景色、行動が続く灰色の世界でも、時折変化はある。人間の良心の象徴みたいな少年と、その子を守っているようでいてその子に支えられて生きている父親。他人に殺されそうな時は神を呪いながら銃で自殺するよう子に言う父親にうんざりしたけど、最後の方はまっとうでホッとした。この少年がどうなるのかが気になって読み通したけど、正直、自分の性に合わない小説で、ほんと読むのが苦痛だった。
★2 - コメント(0) - 2016年11月3日

2016年931冊め。【225/G1000】ポストアポカリプス。明確には語られない核戦争後と思しき荒廃した世界で、食料危機から殺人とカニバリズムが横行する中、寒さを凌ぐためひたすら南を目指す親子。句点と会話文の括弧が使われない独特の文体で、心理描写は少なく淡々と進んでいく。この境遇で息子が他者を救おうとする心を失くさないところが物語の救いであり、よいシーンもあるのだけれど初読の今回は手放しで評価できない感がある。いずれ体力があるときに再読予定。
★82 - コメント(0) - 2016年10月30日

荒廃した世界を舞台にした、父子の冒険小説!面白そう!と飛びついたが…世界描写がとんでもなく陰鬱で、救い難く、より父子の存在が浮かび上がるような作品だった。会話の句読点がなく、人の名前が出てこないので、抽象的・寓話的な感じが強い。頑張って原著を読んでみたいと思ったけど…読んでいて鬱になってくるので、もう読みたくない気もする。マッカーシーの言葉回しは素敵らしいらしい…
- コメント(0) - 2016年10月19日

ksh
終末的世界を描いている作品にも関わらず、心理描写を排した淡々として静謐な語りの影響によってだろうか、小説は神秘的な様相を帯びている。どこか求道的世界観が見えてくる。極限状態のなかで息子の善なる思いを受け止めようとする父親の姿はまるで神に試される求道者だ。天使のような息子の問いかけがそれを印象づける。火を運ぶことは希望を運ぶこと。少年はそれを決して諦めようとしない。死と隣り合わせの世界のなかで一縷の希望を残し物語は終わり告げる。最後の川鱒の一節は切なく美しい。
★8 - コメント(0) - 2016年10月15日

苦しくて、途中何度か読むのをやめそうになった。シンプルな言葉で淡々と描かれる人類終焉の姿。希望の見出せない世界で、愛する子どもを守りながら、生きる意味を見出しながら、自分ならどう生きられるだろう。エリ・ヴィーゼルに通じるものを感じる。
★4 - コメント(0) - 2016年10月6日

地球の全てが灰に包まれ、かつての人類は滅亡の危殆に瀕し、都市の路上を悪霊のように彷徨う人々は、互いに互いを殺し合い、その屍肉を佳肴と食らい、その血潮を美禄と浴びる半人半獣のネフィリムと化した。不毛の毒に蝕まれ、神の遣わす洪水を待つばかりとなった灰の地球で、ひと組の親子が火を運ぶ。少年は父親に問う。「ぼくたちは善い者だよね?」人が獣と化していく地獄の中、それでも少年は人間らしく、他者を憐れみ、悪を厭うた。 そんな息子に男が答える。「おまえが一番の善い者だ」 この少年こそが、プロメテウスの善き火なのだ。
★4 - コメント(0) - 2016年10月5日

飢餓から殺人と共食いが常態化している終末期で、それでも他者を助けたいと願う非力な理想主義者/子がいることは、血を流す排他主義者/父にとっても救いであるはずで、この父親とて息子がいなければとっくの昔に堕ちていた。多民族的状況は、どのような民族や宗教に属さずとも生きて行くことの出来る世界を意味しない。ことこの世界では自分が何者であるのか、その拠って立つ血と神を明らかにしなければ、人を殺めず飢えに堪え火を運ぶことなど出来ないだろう。釈迦も自灯明という自分の心に火を灯して考えよと説いた。やっぱりマッカーシーが好き
★54 - コメント(5) - 2016年9月30日

ポストアポカリプス世界を旅する親子の物語。息子の「わかった」に胸がしめつけられます。その言葉の都度、親子そして世界のなかでみずからの存在を支えていく。切実で小さな言葉でした。背景には説明が乏しく、すべてが暗示的に進むなか、文章一節ごとの抑揚がこの物語の主人公でしょう。一節を読み終える体験が、そのまま生存のかけがえのなさを感じさせます。とにかく文章で読ませる小説でした。
★5 - コメント(0) - 2016年9月13日

読点がほとんど使われていないことや会話文に括弧がつかないことに読み始めた時は戸惑った。しかし途中からはこの親子の旅を後ろからまさに見ているような感覚になり一気に読みきってしまった。
★2 - コメント(0) - 2016年9月1日

近未来。地表は黒い煤で覆われ、全ての時計は1時17分で停まっている。そんな時代に、一組の親子が暖かい地を求め、南へと向かう。父親は、純粋さを失わない息子を案じているが、彼もまた、息子に支えられている。食料が底をついたこの時代、人の倫理の一線を越えずにいる事はとても難しいから。二人は同じ風景を見ながらも、それぞれ違う情景を観ている。過去の風景、妻の面影、この時代に息子が一人、生きていく事を想像できず、悲惨な幕切れを想像してしまう父親。こうした情景が一つの文章のなかで刻々と切り替わるのが印象深いです。
★26 - コメント(2) - 2016年8月3日

クッソつまんなかった
★1 - コメント(0) - 2016年7月12日

評価が高く期待していた本作だが、自分には合わない作品だった。会話文に括弧がないのはまだしも、読点が一切ない訳文にイライラさせられる。舞台は世紀末覇者だが、実は中味は文学だと気付いてから読む姿勢を変えようとしたものの、悪が跳梁跋扈する世界観が馴染めず感情移入できなかった。(娯楽作品として終末世界を北斗の拳にするのは楽しいが、文学作品でこの舞台装置は設定が浮きすぎに感じる)母の死一つ取っても違和感が拭いきれない。海外作品は自分にとって地雷が多い気がするが、やはり宗教観が合わないのが原因だろうかと最近よく思う。
★1 - コメント(0) - 2016年7月8日

〈マッドマックスみたいな本を読む〉1冊目。息が詰まるような文体。読点が一切ない。全ての一文が光っているとんでもない小説。本書が発行されてから作られたポストアポカリプス物、「ラストオブアス」「ウォーキングデッド」「フォールアウト4」全部「ザロード」の影響下にあるのでないかと思われるほど話の強度、普遍性、シンプルさ、まさに神話。
★8 - コメント(0) - 2016年7月5日

終末の気配が色濃く漂うロードノベル。廃墟と化した世界を南に向かって進む父と息子。何が起こったか明らかにはされないが、暗雲が太陽を隠し気温は下がり続ける。植物は死に絶え、動物の姿をみる事もほとんどない。時計は1時17分で停まったまま。『南』は生きるための唯一の道だ。食料を手に入れるため、人は奪い殺し合う。そんな世界で生まれたにも関わらず、天使のように純真な心を持つ少年。父の言葉を信じ『善い者』であり続けようとする。息子を守るため鬼となった父親も、極限状態の中で『道』を指し示し続けた。希望ではなく愛のために。
★156 - コメント(6) - 2016年7月2日

ザ・ロードの 評価:100 感想・レビュー:297
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