見えない日本の紳士たち (ハヤカワepi文庫)

見えない日本の紳士たちはこんな本です

見えない日本の紳士たちはこんな本です

見えない日本の紳士たちの感想・レビュー(46)

不思議な味わいの短編集。底意地の悪さの影に、何がしかの優しさあるいは含羞が垣間見られる。短絡的だけど、古きよきイギリスってこんなイメージかも。印象的だったのは「慎み深いふたり」。「若いころには臆病とされるものも、中年にとっては分別に他ならないが、それでも人は分別を恥じることがある」。「庭の下」もそうだけど、もしかしたら違うものになっていたかもしれない人生を見送る視線のほろ苦さが絶妙だ。その一方で「諸悪の顕現」「ショッキングな事故」みたいな喜劇も楽しい。
- コメント(0) - 2月3日

ひとつひとつの話が瑞々しく、愉快で、そしてどこか哀しい。たくさんの感情を、短編や掌編で感じさせてくれるのだから、やはりグレアム・グリーンはすごい。
- コメント(0) - 2016年2月22日

誰しも隠したい素顔や黙っておきたい真実がある。それを白日の下に晒されたような気がする作品だ。笑って誤魔化す?不安で泣き出す?あなたならどっち?と、ずっと問われているように感じた。
★5 - コメント(0) - 2015年10月26日

短編集。ドタバタ、恋愛、サスペンス、旅情もの、同性愛…様々なジャンルの作品が粒揃いで収録されている。どの作品も底辺に品の良い意地悪さと諦観とユーモアがある感じがして、そこがいい。「見えない日本の紳士たち」の二人の間にある断絶の底知れなさ、一級品の恐怖小説「過去からの声」、好きなように楽しみたい夫と妻たちそれぞれの思惑が思わぬ方向に進んでいくドタバタコメディ「諸悪の根源」などが良かったけれど、なんといっても「庭の下」!この何と表現したら適切かわからない作品には本当にやられました。おすすめ。
★14 - コメント(0) - 2015年4月11日

「悔恨の三断章」「旅行カバン」「見えない日本の紳士たち」「諸悪の根源」「慎み深いふたり」「祝福」が特におもしろかった。重苦しさはなく、ユーモアや哀感が味わい深い。
★9 - コメント(2) - 2015年3月6日

本書を読んだきっかけ。(1)意味深なタイトルが気になった。 (2)装丁に魅力を感じた。
- コメント(0) - 2014年8月4日

「慎み深い二人」が印象に残っている。お互いまったくの他人であり、それぞれ問題を抱えた中年の男女が公園のベンチでの偶然の会話から一時の安らぎを得る。しかし連絡先を交換することもなくそれっきりで、二人は冷たい現実が待つ家路につく。人生の孤独は意外なところで癒されるが、そう簡単には去ってくれないのが何ともリアルだ。
★2 - コメント(0) - 2014年3月16日

自分の読書傾向が明らかに変化してきたことを再認識した本。退屈すぎて読めない。20代前半の頃は、この手の本を読み漁って、「人」というものの観察に役立ててたんだけど、もう必要ないみたい。自分で人を観察する術を持ってるから。1本だけ読んで、次を読む気にならず、本棚の奥にしまい込む。
★1 - コメント(0) - 2013年12月12日

ユーモアを備えた苦み、意地悪さ、ノスタルジー。面白かった。グレアム・グリーン・セレクションの他の本も気になってきました。各短篇の前に置かれた訳者による文が時にネタバレなのは気になる…作品の後につければよかったのにな。
★31 - コメント(0) - 2013年11月10日

ささやかで、時に奇妙な16編の人間ドラマ。作者の卓越した観察眼とその切り取り方が絶妙で、何度も人生の深淵を目の当たりにし唸った。「慎み深いふたり」の味わいは格別。「ショッキングな事故」は外で読んでいたが声をだして笑ってしまった!
★2 - コメント(0) - 2013年9月15日

酒を飲むのに忙しく、思うように夫に話を聞いてもらえない夫人たちが集まり、残された亭主たちは・・と「諸悪の根源」の滑稽な騒ぎの展開が好き。この作品のまえがきで訳者が、死ぬ時にはグリーンを訳していたいと書いているのにぐっときた。さっと過ぎる男女の仲が印象的なのは「慎み深いふたり」と「八月は安上がり」だけれど、セクシャルな話題に及ぶ「悔恨の三断章」や「ご主人を拝借」のえぐさ、復讐がおっかない「過去からの声」もいい。「ショッキングな事故」も捨てがたい。表題作は『短篇小説日和』の「八人の見えない日本人」に同じで。
★7 - コメント(0) - 2013年6月25日

最初の一編から人を食っている。下世話でビターで話が上手い。ただ、深読みするべきのか、笑うべき話ではないのかがあたしにはちょっと分かりづらい話がありましたがそこは読解力やら慣れやらの問題なので。とても面白かった。他の作品も読んでみたい。
★2 - コメント(0) - 2013年6月3日

読了:○
- コメント(0) - 2013年5月30日

きつい冗談。ひさしぶりのプレゼントでしたが味は強烈。もう一冊はいつになるだろう。
★1 - コメント(0) - 2013年5月18日

ゲイ、宗教、不倫、死体・・・脈絡もなくテーマもなく集められたようでいて、どの一編にもグリーンらしい洞察とユーモア、シンパシーが詰まっていて、面白い小説を読む喜びを与えてくれる。
★3 - コメント(0) - 2013年5月16日

謎めいた小説って嫌いではないけれど、この中ではある意味わかりやすい『ショッキングな事故』が1番好きでした。本当に一緒に生きていける人と出逢える幸せを考えさせられる。2人の未来に幸あれ…と本気で思いながら読み終えました。
★5 - コメント(0) - 2013年5月14日

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