開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)

開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)
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開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU―の感想・レビュー(2600)

18世紀ロンドン。外科医ダニエルの解剖教室から、屍体が発見された。四肢を切断された少年と顔を潰された男性。ダニエルと弟子たちに治安判事は捜査協力を要請する...。少女漫画を連想させるような耽美的な雰囲気が漂っていた。他の方も言ってるように二転三転するストーリーの展開だった。
★106 - コメント(1) - 2月11日

ミステリーとしても最後のひっくり返しや伏線回収が鮮やかで楽しめますが、18世紀のロンドン、解剖学の現場というディープな設定に僕は惹かれました。歴史、当時の風俗、医学の現状など雑学的な内容がしっかり描かれており、読んでいて楽しかったです。登場人物のキャラクターもそれぞれ個性的で魅力があり、皆川さんが80歳のときの作品だなんて、にわかに信じられません。皆川さんは歳をとらないのか?…笑
★30 - コメント(0) - 2月11日

舞台は18世紀のロンドン。シャーロック・ホームズが活躍するよりも100年前のお話。翻訳ものかと思わせる軽妙な会話。想像力に乏しくても否応なく浮かび上がってくる混沌とした風景。かの時代だからこその仄暗さ。読後感がいいとは言えないが、深く心に残る作品だった。海外翻訳されて、映画にならないかな。この雰囲気をぜひ見てみたい。
★4 - コメント(0) - 2月10日

初・皆川博子さん。思っていたよりも、複雑で濃厚なミステリーだった。最後の裁判で分かる新事実に驚いた。ダニエルの弟子たちが皆、個性的で楽しい。特に、エドワードとナイジェルが魅力的かつ謎めいていて、2人の行く末が気になる。ジョンやアンたちの活躍も頼もしい。付録の解剖ソングや、題名の「開かせていただき光栄です」に、著者のセンスを感じた。
★9 - コメント(0) - 2月9日

面白かった~
★2 - コメント(0) - 1月31日

やー良いですね。未完だった解剖ソングが最後の最後で完成するところが悲しいです。才能があろうがなかろうが、エドとナイジェルのことが大切だったとダニエル先生が気付くのも切ない。このエドとナイジェルの話がもっと読みたかった。なんといっても薔薇亭の妖精王と妖精女王だし・・・いろいろ闇深いなこの2人の世界は。
★16 - コメント(0) - 1月16日

登場人物たちが横文字名前で、なかなか頭に入らず、苦戦しましたが、展開が面白く最後にまんまとどんでん返しにはまり。よくよく仕組まれているなぁ~と感心しきり。グロかもだけど映画とか面白そう。続編あるようなので、読みたいな。
★7 - コメント(0) - 1月15日

先生が容疑者なのに解剖任せるんだと思ったけど、雰囲気はかなり良かった
- コメント(0) - 2016年12月31日

そんな理由でひとを殺すのか?そんな簡単にひとを許せるか?という道徳的な引っかかりは残りますが、これは本当にそういった「時代」なんですよね。おぞましい殺人が芸術のように美しいのはさすが皆川ワールドで、解剖ソングの結末がたまらなく切なかった。伯爵カインシリーズファンとしてはこれはぜひ由貴香織里さんのイメージ画で見てみたい。#Zは道化役者、これにて退場#美しいものは汚濁の中から生まれる。
★19 - コメント(4) - 2016年12月26日

残念、合わなかった。
★6 - コメント(0) - 2016年12月16日

面白かった~。はじめこそ慣れない(少しグロい)解剖シーンや難解な18世紀ロンドンの描写に戸惑ったものの、当時先進的だった解剖学と公正な司法制度の発展を目指す両師弟がかっこいい。重なりあって繰り返し明かされる時と場所の真実。たくさんの登場人物の個性がたち、この時代が舞台となるからこその厚みのある物語を堪能できた。
★12 - コメント(0) - 2016年12月14日

物語のはじめ、ダニエルはわからんという。 物語のおわり、ダニエルは愛している、と言った。 5人の弟子は一貫して、愛していたのになぁ。先生は不器用だ。 美しく非常に面白い本格ミステリーでした。
★4 - コメント(0) - 2016年12月4日

面白かった!序盤の印象に残る会話や、本編に関係無いように感じる出来事が回収されていき、読み手としては嬉しい小説だと思う。終わり方も印象深い。続編買わないと。
★3 - コメント(0) - 2016年11月28日

皆川さんの著書を読むのは20年ぶりくらいかと。前に読んだときは、その難解さについて行けず惨敗した覚えがある。本作は堪能出来た。弟子たちが愛しくて泣けた。エドとナイジェル末恐ろしい。皆川さんは齢おいくつになられるのかと、プロフィールを見て驚愕!!尚且つこのクオリティ。もう神だね。
★3 - コメント(0) - 2016年11月26日

このまま終わるのはちょっと物足りないぞ…と思いながら最後の方のページをめくっていましたが、ちゃんとどんでん返されたので安心しました。いわゆる伏線の回収でサプライズを与えるタイプの本格は自分の好みピッタリではないものの、あれもこれも拾ってくるのかと感心することしきりでまずまず。願わくばエレイン嬢回りのお話がもっと見てみたかった。
★1 - コメント(0) - 2016年11月22日

死体を切り開くことで見える真実が艶かしく切ない物語でした。エドという人物の孤独が浮き上がれば浮き上がるほど、彼がより美しく際立つ話でした。
★2 - コメント(0) - 2016年11月16日

いい
★2 - コメント(0) - 2016年11月12日

最後の最後まで気の抜けないミステリー。読了後は、パズルのピースが全てカチッと嵌ったかのような充実感だった。
- コメント(0) - 2016年11月5日

★★★★☆ 時は十八世紀のロンドン。解剖学が先端科学において偏見に晒されていた時代であった。そんな時代に解剖医ダニエルとその弟子たちが遭遇した不可解な連続殺人の謎が、天才少年詩人の携える稀覯本の運命とともに描かれるミステリ。正直、ミステリとしては何となく結末が読めてしまうのだが、それを除いても解剖学に限らず当時の政治・文化が丁寧に描かれており、それでいてテンポよく時にユーモアを交えた会話文がストーリーを堅苦しくさせていない。海外が舞台で少し敬遠していた作品だが、思った以上の読みやすく面白かった。
★58 - コメント(0) - 2016年10月25日

時代が18世紀なのでいろんな点で現代と違っている。解剖学という学問が偏見に満ちていた時代。解剖する遺体を得るのも大変。こういう話は面白い。盲目の治安判事もやたらいい人で話がわかる。犯人探しは現代での話であればよくあるトリックだったけど他の話にカモフラージュされてわからず。最後にしまった!っと思った。死の泉が苦手だったがこの話は読みやすかった。
★6 - コメント(0) - 2016年10月19日

虚偽の報告で二転三転する事件。超越的な探偵役はおらず、皆騙されたり騙したりするので読者は翻弄されるばかりでした。登場人物が皆独特。皆川さんワールド全開でした。ミステリを推理して読むタイプではない私が疑問を持てたのは、ネイサンの手紙にあった「食事も満足に与えられない」くらいのもので。今まで皆川さんの本は短編集を少しだけしか読んでいなかったので、大衆向けでないな、と思っていましたが、初めて読んだ長編は、話題になるだけあって読みやすく、面白かったです。
★6 - コメント(0) - 2016年10月19日

おもしろかった!やや女性向けと感じる人もいるかもしれない、と言ってもこの手の時代の小説には往々にして出てくる要素だけれど。読みやすい文章。そしてキャラクターはみんな魅力的。解剖学については天才と言ってもいいけれど実生活では抜けてるところがある先生と、先生を敬愛し楽しくおしゃべりする弟子たち。盲目で公正で、でも厳格なだけではない判事など、法の側に立つ人たちも感じがいい。ストーリーも予断を許さない。そして罪は罪だけれど、優しさもあり、すこし寂しさも感じるラスト。いい小説だった。続編も読みたい。
★8 - コメント(0) - 2016年10月17日

解剖学が偏見に晒された18世紀のロンドン。外科医ダニエルの解剖教室から妊婦の屍体が消え、四肢を切断された見知らぬ少年の屍体が現れた。背後には稀覯本贋作をめぐる謎が。時代設定とカタカナの名前からか、意外と読み終わるのに時間がかかった。そのせいか途中の部分の記憶が・・・最後のほうはちょっと思ってた展開と違ったな。エドは本編からも影の部分が感じられたけど、ナイジェルはいろいろと謎だった。続編の存在を知ったので、それも読まないとな。
★13 - コメント(0) - 2016年10月16日

18世紀のロンドンを舞台にした本格的ミステリ。当時は身分の低い解剖医とその弟子たち、盲目の判事やバリバリのキャリアウーマンであるその姪など、個性的なキャラクターが勢ぞろい。主役級のはずである解剖医のダニエルが解剖以外ではけっこうな役立たずで笑いを誘う。古き良き時代の耽美な少女漫画を読んでいるような作品だった。続編もあるようだけど、さてどうやって続きが描かれるのか。読んでみようと思う。
★32 - コメント(0) - 2016年10月15日

本格ミステリだが、技巧偏重ではなく、登場人物は皆血の通った人間として描かれている。そのため、中心人物のエドとナイジェルは、苦手なタイプにも関わらず、酷く魅力を感じた。殊にナイジェルは、底無しの虚無と混沌を感じさせて不気味だ。本作の象徴的人物だと思う。何を考えているのかサッパリ解らない。虚弱でおとなしそうな顔をして意外としたたかだし、シレッと噓もつく。心根の優しいような振る舞いは、見せかけなのか?二人の関係は一見エドがリードしているようでいて、その実主導権を握っているのはナイジェルなのではないかと思った。
★8 - コメント(0) - 2016年10月11日

【図書館本】夢中になって読みました。犯人は割とすぐ察しがつきます。最後のどんでん返し?には拍子抜けでしたが。ミステリーとしては〇〇〇いた方が良かったような…。 続編も一緒に借りましたが、続編を読むのはまた今度にしました。
★1 - コメント(0) - 2016年10月9日

翻訳物のような文体というか・・・。★★☆☆☆
- コメント(0) - 2016年10月6日

〈美しいものは汚濁の中から生まれる〉豊富で格調高い語彙センス。確かな知識に裏打ちされたディティール。でありながら読みやすく丁寧な描写に紙面から浮き上がってくるかのような人物造形。ジンジャーブレッド、羽根ペンに羊皮紙、セダンチェア…どの頁を開いても立ち上る馥郁たる古都ロンドンの香りを堪能する至福の時間。先を急がずゆっくりページを繰って浸りたいと思ったのは久しぶり。そして終盤するすると解けていく謎の心地良さと切ない読後感。ベタだろうがやはりこれは言っておかねばなるまい…"この本を"開かせていただき光栄です。
★63 - コメント(8) - 2016年9月30日

先日の「クロコダイル路地」から勢いづいて再読。すかさずまた「アルモニカ・ディアボリカ」に流れ込まなきゃ。さて、愛すべき解剖医バートン氏とその弟子たちバートンズ。不衛生極まりない大都市ロンドンの、解剖教室が舞台だからこれはもう、紙から匂いが出てこないのが幸い。汚いし猥雑だし痛そうだし飢餓感満載だし、でも癖になるこの時代、この世界。ああまた「解剖医ジョン・ハンターの数奇な人生」も読み返したくなっちゃったなぁ。
★11 - コメント(0) - 2016年9月25日

他の皆川作品に比べて、幻想的で濃厚な感じが薄めだし、解剖教室のメンバーが明るくって、ちょっと驚き。特にダニエル先生が解剖学以外ではあまり役に立たず、弟子たちの方がしっかりしてたりして可笑しかった。ダニエル先生、可愛い。ストーリーは、ラストに向けて何度もミスリードを繰り返し、油断の出来ない展開でした。皆川博子スゴイ。
★4 - コメント(0) - 2016年9月17日

18世紀末・倫敦。当時の先端科学でありながら、偏見に晒されていた解剖学。墓あばきから違法に屍体を手に入れ研究を続ける外科医ダニエルと弟子達の教室に現れた二体の猟奇屍体。耽美的表現と退廃的な雰囲気。久しぶりに掃き溜めの如き倫敦を見た。ダニエルの一番弟子エド、天才細密画家ナイジェル、詩人希望のネイサン。盲目の治安判事ジョン・フィールディングや助手のアン=シャーリー・モア。個性のあるキャラクター達が魅力的。ミスリードに次ぐミスリードで途中で色々と放り投げてしまったけれど、ラストも綺麗に纏まっていて良かった。
★40 - コメント(0) - 2016年9月14日

解剖教室と、少し戻って田舎から出てきた少年の話が平行して進む。探偵役は盲目の判事と彼の目となる姪。犯人を指し示す光が次第に思わぬ方に向いていってハラハラし、反対尋問は何度も読み直してしまった。動機も納得。序盤の妊婦の解剖からジョン・ハンターとあの美しい解剖図がちらちら。墓泥棒の暗躍するロンドンの闇と明るい教室の面々。面白かった〜、続編も読みます。
★19 - コメント(0) - 2016年9月12日

皆川博子作品はこれで2冊目。装丁とタイトルに惹かれてずっと読みたかった作品でした。普段ミステリーものはあまり読まないのでがっつりハマりそうな感じではありませんが…文章のつくりとか言葉はけっこう好きかも。人体解剖がメインなだけあって、わりとグロテスク。得意な分野ではないのですが、皆川さんの文章だからこそ読めたような気も。最後の最後でどんでん返しはすごかった…。ネイサンが生きていてくれて嬉しかったです。エドとナイジェルの今後は…道化役の彼らでしたが、退場は寂しいです。続編には出てきてくれるのかな。
★10 - コメント(0) - 2016年9月5日

重いのにライトノベルだ❗ミステリって、読み始めると途中でやめられなくなっちゃうのよね。平日に手にとってはいけなかったよ午前三時。で、この表紙がダンテル様式なのかしらね。
★12 - コメント(0) - 2016年8月31日

18世紀ロンドンで起こる連続猟奇殺人事件を解剖医(&その助手等)の視点などから解明していく本格ミステリ。退廃耽美で懐古趣味な世界観におそろしく古典的なカビ臭さを感じたのだけど、ストーリーは、ミスリードに次ぐミスリードの連続で最後「え?どうなってんのこれ?」ってなり意外性抜群でした。
★8 - コメント(0) - 2016年8月17日

18世紀イギリスロンドンの暮らしを思い浮かべながら。エドがバートン先生に問いかけた条件付きの愛情か否かというテーマが、読み終わってみると各所に響き渡っているようで印象的だった。推理エンターテイメントとしても面白かったし、ネイサンのエイレン嬢に対する恋の語りなんかは美しくてうっとり。重厚なのに非常に読みやすく、読み応えのある作品。早くも続編を購入したので読むのが楽しみ。
★7 - コメント(0) - 2016年8月15日

何とも皆川先生のお話は独特のグロさがありますね。18世紀ロンドンでの違法な解剖室が舞台。それだけで何だか背徳の匂いがしてワクワク。カタカナの名前は苦手なんですが、一度入り込んでしまうとグイグイ読めました。
★21 - コメント(0) - 2016年8月13日

皆川作品は幻想系・純文学系のものしか読んだことが無かったので、こういうミステリー系統の作品もあるんだぁという印象。文体が海外作家のような筆致となっており、しばしば海外ミステリーを読んでいるかのような錯覚に陥りました。18世紀の英国の価値観・社会構造を前提とした物語なのですが、リアリティを感じるのはその文体のせいでしょうか。「探偵視点」で謎解きが進められてゆくのではなく、視点の切り替わる群像劇形式で物語が展開するのも斬新ですね。
★15 - コメント(0) - 2016年8月7日

初皆川作品。片仮名の人名に若干抵抗があったけど、それぞれのキャラがしっかり立っているからそれほど苦戦はしなかった。18世紀ロンドンの解剖医という特殊な舞台設定ではあるが、それをリアルにわかりやすく描写する筆力がまず素晴らしい。それでいて死体の入れ替わりや人体切断など、ミステリファンを惹きつける魅力的な題材が読者を飽きさせない。そして二転三転する展開の果てに来る予想外の不意打ち。最後についてる解剖ソングのユーモアもなかなか。これは続編も必読。こんなに素晴らしい作品を読ませていただき光栄です。
★15 - コメント(2) - 2016年8月3日

まだ解剖学への世間の理解が不十分だった時代のロンドンで違法に死体を調達して研究を進める外科医とその弟子たち。この掴みがまず良くて、最初からぐいっと引き込まれました。ちょっとユーモラスな雰囲気も話に入り込みやすかった要因だったんじゃないかなと思います。中盤以降は、死体の謎が二転三転。証言のどこまでが真実なのか、彼らは何を知っているのか、仮説を覆されることしきりで最後まで本当に面白く読めました。皆川さん初読みでしたが、すっかり気に入ってしまいましたので早速、続編も手に取りたいと思っています。
★31 - コメント(0) - 2016年8月1日

開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU―の 評価:100 感想・レビュー:1176
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