かたち: 自然が創り出す美しいパターン

かたち: 自然が創り出す美しいパターンはこんな本です

かたち: 自然が創り出す美しいパターンの感想・レビュー(86)

かねがね胡散臭いと感じていた黄金比とフィボナッチ数列の神秘性に切り込んでくれているのはよかった。原理の説明のために多くのページを割いてくれているのもポイントが高い。ただ、連続槽型反応器(CSTR)を使った説明には違和感を感じる。回分式(バッチ)や管型反応器(PFR)の対比で使われないのなら、聞きなれない連続槽型反応器なんて言葉を使うより散逸構造で説明された方がよっぽど自然じゃないだろうか。たぶん、意図的に某本とのかぶりを避けているんじゃないかと勘ぐってしまう。
★2 - コメント(0) - 2016年10月14日

R C
「なぜそのような形になるか」が解説されている。形態や模様、生理的変動など自然界の様々な現象について、化学・物理・生物といった各分野の法則で説明できるものが中心。分子生物学で解明が進んでいる、ボディープランの形成については最終章で述べられるのみ。化学反応で生じるパターンが民族伝統の文様に類似しているのに興味を惹かれた。縞模様形成過程を説明したテューリング理論もすごいものだと思う。
★6 - コメント(0) - 2016年8月12日

非常に興味深い。自然に現れる形態であるハチの巣、動物の毛の模様、指紋などがいかにして形成されるのかを、大量の図と確かな論理で明快に述べてくれる。ハチの巣のハニカム構造は、ハチのなかの遺伝子ですべてプログラミングされてるからできるのではなくて、各々のハチが区画を最大化しさえすれば、自然と六角形が形成されるのであって、単純なダーウィニズムのようにすべての選択肢から自然淘汰されたと考えるのは無理がある、など、生物や自然の形態が物理化学の法則で単純に合理的に説明できるのは新鮮な驚きだった。
★8 - コメント(0) - 2016年7月16日

無秩序から秩序は生まれないという第2法則に捕らわれ過ぎていた...雪の結晶など集まった方がエントロピーは高くなる場合や、ウサギとキツネの話のように系で視ればエントロピーは一定の場合など、視点がミクロ過ぎて気づかないことばかりでした(^^;発生学が表面張力と化学反応で概ね表現できるのを読んで、不思議なことが物凄く減った気がします。ダーウィニズムに諸手を上げて賛成ではない自分にとってはストンと落ちる理論でした。数学的アプローチと化学的アプローチのぶつかり合いが楽しめた。結論は両方という気がする。
★3 - コメント(1) - 2016年7月14日

特にミツバチの部分を熟読。これは何かで使える!という雑学に満ちていて大満足。
★17 - コメント(0) - 2016年4月11日

昔習ったヘッケルの言葉「個体発生は系統発生を要約する(繰り返す)」はかなり印象に残っていたので、彼の唱えた学説がファシズムの出現にも影響を与えていたというのには驚きました。生き物が階層をなし、人類は一番頂点に立つ(人間はゴール)。それなら、人類の中にもそのような階層があるとみなすことは正当である。……訳が分かりません。少なくともこの本を読み終わった今では、その辺りをふらふら飛んでいるハエと「私」にもたいした違いはないように思えてくるのですが。
★49 - コメント(5) - 2016年2月5日

ふだん自分がどれほどデフォルメされた世界で生きてるかを気づかされた一冊。 そして、内容をノートに整理してたら貴重な正月休みの一日が終わってしまったw
★4 - コメント(0) - 2016年1月1日

高度な内容だけど、数式が無く写真が多いので、文系のわたしでも読み終えることができました。自然界、特に生物に見られる美しい形とパターンを生み出す原動力を解き明かす試みを紹介。進化論では「環境への適応」で片づけられる蝶の羽の模様、豹やシマウマの斑点と縞模様、熱帯魚や貝の多様なパターンを、活性因子と抑制因子、天才テューリングの唱えたモルフォゲンによる反応=拡散系、振動する化学反応(ベロウソフ=ジャボチンスキー反応)など限られた物理化学的作用によって説明しています。
★3 - コメント(2) - 2015年5月19日

終章で個体発生と濃度勾配の話をねじ込んだのには若干無理があると思いました。 気持ちはわかるのですが…
- コメント(0) - 2015年4月4日

あまりこの分野に詳しくないので読み進めるのにやや苦労したけど、逆に知らないことが多くて楽しかった。続きも読もう。アラン・チューリングの描かれ方が作者にとっての(この分野にとっての?)アイドルみたいな感じだったのもおもしろかったです。
★1 - コメント(0) - 2015年3月23日

整然と並んでいるものは美しいと感じる一方、その精度が一定ラインを越えるとグロテスクだと感じてしまうのはどうして何だろうか?
★5 - コメント(0) - 2015年2月1日

む…難しい…
- コメント(0) - 2014年11月12日

まず目を奪われた冒頭の資料写真・ベロウソフ=ジャボチンスキー反応。マオリのタトゥー、アジアで描かれる渦雲、アイヌの刺繍、縄文土器の装飾のような 美しい渦巻き。自然のなかに溢れている 複雑で精巧な模様の数々。でもそれは意思や便宜をこえた もっと小さなところから始まっていた。ただただ一定の法則に従って 増殖と減少を繰り返すことが、人為的に作ろうとしたら多大な集中力と器用さを要する模様を 限りなく広げていく。科学的な式だけでなく具体例が詰まっているので専門用語の山道も硬くなりすぎず通り抜けられた。
★3 - コメント(0) - 2014年7月27日

自分がダーウィン主義で思考停止してることが判明。今ある生物や植物の形態が"何故"そうなったのかではなく"どのようにして"そうなったか。自然淘汰の結果ではなく化学・物理法則によって大きく決定づけられている事を、螺旋、六角形、動物の縞・ぶち模様などで多くの図を用い説明していく。生物じゃなく無機物でも同じような結果になるなんて考えたこと無かった!『美は、見る者の目のうちにあるのではなく、自然界に見られる客観的な形態によって私たちが条件付けられている、そのありようから生じているというのだ。by ヘッケル』
★19 - コメント(0) - 2014年6月22日

面白かった。かつて自然哲学者が自然の中に複雑性を見出したとき、神の手になる芸術作品だと判断したものだ。しかし、自然は物理法則に従って自らのデザインを織る。自然は模様をつくりだしたいという抑えようのない衝動を抱えている。動物の種類の爆発的増加は謎めいた形で新たな遺伝子が数多く獲得された結果ではなく、すでに存在する遺伝子を新たな仕方で用いただけにすぎない。
★2 - コメント(0) - 2014年3月29日

自然界の形は、神様、遺伝子の中に地図があるだけではなく、単純な例えば反応速度の違う二つの事象などによってできるというような内容。絵図が多くて読みやすい。研究者がそれらをモデル化していたり、最適解として建造物のデザインとしていたのにも驚かされた。
★1 - コメント(0) - 2013年10月17日

このシリーズは写真や絵が多くて楽しい。「生命はすべて究極的には分子の相互作用から生まれているのだ」
★5 - コメント(0) - 2013年9月20日

表紙やページをめくるたびに現れる綺麗な写真に心惹かれて思わず買ってしまった。ただし何を血迷ったか英語版。かなり読むのに時間がかかったけどすごく知的好奇心がそそられる。ただ文系の人には少し難しいかもしれない。
- コメント(0) - 2013年2月18日

6角形、縞模様、螺閃、生物無生物を問わず自然界によくある形のパターンはなぜ生まれるのかについて書いてある。かなり難解で読み飛ばした部分もあったが、興味深い話が多かった。生物の持つ形は偶然と自然淘汰により生み出されたもので、そこには何らかの利点があるとすぐ考えてしまうが、物理的・科学的制限の結果として生じることもある、という話は印象的だった。
★2 - コメント(0) - 2012年10月15日

自然に隠された数学的なものは意図して作り上げられたものなのか、それとも偶然、あるいはある種の制約によって作り上げられたものなのか。形成のメカニズムを科学的に探索することで見えてくる「かたち」の面白さに虜になった。
★2 - コメント(0) - 2012年7月10日

石鹸の泡、蜂の巣、貝、蝶といった自然界の形が造られる過程を、物理・化学的作用から説明する。具体的で非常に説得力があり、個々のエピソードが面白い。 生物の造りだす形は単純な物理・科学的作用に大きく依存しているという主張は、全ては自然淘汰の結果であり遺伝子に支配されるとするネオ・ダーウィニズムに対する強力な反論だ。 アラン・チューリングが、生物学方面でもこれほど先進的な業績を残していたというのが驚き。 議論が細かいのにあえて数式を使っていないため返って読みにくくなっているかもしれない。
★3 - コメント(0) - 2012年3月20日

自然界に見られるあらゆる形態について、シャボン玉の膜の張り方から生物の形態に至るまで幅広くまとめた良書。話を進める上で避けて通れない数学について、数式をほとんど出さずに説明しているので一般人でも手軽に読める。動物に見られる模様に対する考察で、何らかの選択圧が働いている結果であろうと考えるのは早計で、実は力学的/化学的な面から「意味なく」できてしまう、という説明は興味深かった。生物の構造はすべて目的的でなくても良いほど自然は懐が深いんですな。
★5 - コメント(0) - 2012年2月10日

・硬派です。  「知的で博覧強記、いかなる教条主義にも与さない」  の言葉通りでしょう! ・ただし、読むのがとてもしんどかったです、、  いまだかつて、読むのがたいへんだった本のベスト5に入るでしょう。  これが3部作の第1作で、残りまだ2冊あるかと思うとしり込みするのですが、  しかし、こんなことがわかってしまうなら、読まないわけにはいかないですね。 ・ということで、挫折する可能性が高いですので、あまりお薦めはしませんが、  でも、写真が非常に豊富に掲載されており、文章を読まなくても、  それら自然
- コメント(0) - 2011年12月28日

読書ペース落とすのにジャンル変えて 読みはじめたけど、最初は用語や訳したときの 難しい雰囲気の言葉たちにやられてました... 半分過ぎたくらいから溶け込めた... ちょっと目先を変えるのには良かったかな。 進化といったものに非科学的なイメージを つい持ってしまいがちでしたが、 この本で考え方が変わった気がします。 そして、自分もよくここまで人間の形で 成長できたもんだと思ってしまいました(^-^; 訳がもう少し分かりやすいと 良かったかな。
- コメント(0) - 2011年12月28日

★ホメオティック遺伝子のものがたり…カンブリア紀はボディー・プランの壮大な実験が行われた時代だった。
- コメント(0) - 2011年12月6日

15-92デザイン…芸術と自然界の整然とした美 清冽な美形 デザイナーが模倣してしまうのも許すことにするか?っっアールヌーボっその他なんとか世界的先生が蝶で行ますっっでも盗作にあたらず、しかしその姿勢は涙っっまやかしだよね 金のための。水母、金平糖、大腸菌、ブロッコリー、名工のタペストリーって?ヤヴァァイッ そうか人も自然の一部っ生物が今ある姿になったのは、自然選択だけのせいではなく、無機物とも共通の、「かたち」を巡る数理の制約による…。豊富な図版を楽しみながら、自然に潜むパターンを解読する3部作第1弾。
★3 - コメント(1) - 2011年12月3日

★★★★ 生物の形は遺伝子に直接書きこまれているわけではなく、物理的・化学的にそうなっているものが多い。例えば珪藻の骨格は針金に張った石鹸の膜と同じような物理的な作用と形作られている。次巻「流れ」も読むのが楽しみ。
★1 - コメント(0) - 2011年12月2日

目からうろこ
- コメント(0) - 2011年11月29日

自然における秩序だった用に見えるパターンの深淵について語る。 小さな小さな相互作用が、大きな形に影響しそれらを神秘に感じると言う自身の感覚まで繋がってくる。世界の見え方が変わった一冊。
★1 - コメント(0) - --/--

三部作第一弾。ここ数年で私に最も大きな影響を与えた本。読んだのは読メ前だが、第二弾「流れ」を読んだので、こちらも感想を。貝殻や蝶の羽など生物が持つ「形」(模様とパターン)はどうして作られるのか?この「どうして」という問いには、Why:何のために(利点)とHow:どのようにして(メカニズム)の両方が含まれている。ダーウィン進化論はWhyにすら十分答えていないし、Howに関しては全く説明できない。(自分ら)化学者の出番か?と胸は躍るが、とても難しいテーマだ。後のネイチャーテクノロジーへの興味はここから広がった
★4 - コメント(0) - --/--

今読んでいるみんな最新5件(17)

02/18:もふたま
02/03:makko
01/12:h0z8
11/20:KKKK

積読中のみんな最新5件(24)

03/12:
02/13:furu shin
11/07:ジョジョ

読みたいと思ったみんな最新5件(101)

02/04:me
01/17:
12/31:mn
12/28:西山洸介
かたち: 自然が創り出す美しいパターンの 評価:72 感想・レビュー:31
ログイン新規登録(無料)