カンパニュラの銀翼

カンパニュラの銀翼の感想・レビュー(290)

文章というか雰囲気というか、物語に流れる空気感はすごく気に入った。 三原順の後期の作品などを連想させる。大好物。 ただ、まったくもってミステリじゃなかったよね。
- コメント(0) - 2016年12月20日

『バルタザールの遍歴』読んだ方がいい
- コメント(0) - 2016年9月29日

面白い。ポーの世界を意識した作品なのだろうが、むしろオペラ座の怪人を想起した。もう少し作者の作品を読んでみたい。
★1 - コメント(0) - 2016年3月11日

結構読むのに苦労する本。サナトリウムでも思ったが、話の流れよりも説明重視で飽きがくる
- コメント(0) - 2016年1月13日

すごく好きな感じの小説。ミステリーかどうかは 「?」だけど。他の人が指摘する翻訳文体も小難しげなウンチクも全然気にならず、むしろその雰囲気を楽しんで読めた。そういうの好きなのだ。(むしろ謎をとくだけのあらすじみたいな小説が苦手)あるいは、世代的なものかな。後々楽しみな作家だ。
★5 - コメント(0) - 2015年10月25日

20世紀初頭のイギリス。長い時を生きる剥製師と心理学者、それに纏わる人々の因縁の物語。欧州浪漫ミステリという言葉に惹かれて手に取ってみたけど、思っていたミステリと全く違った。ミステリとは謎であり、殺人が起きて探偵が解決するだけがミステリではないと、改めて認識した。哲学的要素や神学、SFも盛り込まれていてミステリの枠を超えている。最後幕を下ろす様に、シグモンドが死んでしまったのが残念。エリオットとクリスティンと過ごしている時の彼がなんとなく幸せそうだったから、まだ彼らと一緒に生きていてほしかったなぁ。
★1 - コメント(0) - 2015年10月4日

第2回アガサクリスティー賞受賞作。途中で挫折してより10ヶ月近く経過してしまったので、連休に再度挑戦。どこに向かっている話なのか?主題は何なのか?欧風のレトロな会話劇に、哲学的思考が加わって自分の引出に無い作風に悪戦苦闘。しかしⅢ章からの論理立てたSFな展開と、Ⅳ章スピード感ある謎解きに惹き込まれ、最後の車内シーンには皆に安らかな眠りを、と祈りたくなる清々しさ。折々に仕込まれた小咄やアイテムも、後になって効果的に利いてくる様にも脱帽。古典作品を読み終わったような、骨のある作品を頂いた読後感。
★2 - コメント(0) - 2015年9月23日

アガサ・クリスティ賞授賞作品。私にはミステリーなのかホラーなのかSFなのか…。ごっちゃになった感じ。中盤駆け足読みになったけど終盤にかけての謎解きには引き込まれました。でも全体に哲学的なので好みが分かれるかも。
★1 - コメント(0) - 2015年8月14日

二転三転する視点に置いていかれそうになったけど、後半からは一気に読めた。アガサ・クリスティの名前を冠した賞を受賞してはいるけど、推理だけではなく、冒険や友情、愛憎などさまざまな要素が絡み合っていた。ベネディクトとシグムントには、憎しみや恐怖の裏には、二人の確かな友情があったし、シグムントとエリオットの間にも、そしてクリスティとの三人の間にも愛情と呼べるものがあったんではないかな。だからこそ、無謀なフライトにシグムントとベネディクトは向かったんだろうし。最後の列車での別れが、清涼で良かった。
★2 - コメント(0) - 2015年7月26日

うーん、読み終えるのに2週間もかかっちゃったよう。仕事が忙しくて疲れちゃって、読書タイムが取れなかったこともあるけど、とにかく読み難いことは確か。これ海外作家の翻訳じゃないんですよね。だとすれば、少なくとも会話文は日本語の構成として変です。20世紀のイギリス、ミステリ、論理的な構成や心理的描写など、小説としてはクリスティ賞にもうなずける位良いんだけど、読みにくいとあっちゃねぇ。歴史が好きで読解力があって、忍耐強く本が読める人にはお薦めだけど、 ただ面白いミステリが好き、という人には薦められないかなぁ。
★35 - コメント(0) - 2015年5月20日

**** 翻訳調の語り口を読み慣れない場合、挫折確率が高いかも。途中で挫折しかけたが、読了して大いに満足。1920年代英国ーーアンドリューの影武者として大学に通うエリオットと、剥製師の白皙のシグモンド、彼らを後に結びつけることになる実験心理学オーグスト、アンドリューの妹でありエリオットを兄と呼ぶクリスティン。シグとオーグスト間の切り離せない縁、不老長寿を願った≪青い血≫とシグの出生。徐々に明らかにされる彼らの関係と、それを脱却するための冒険は一気読み。終盤に訪れる車窓での別れが、非常に悲しく印象的。
★3 - コメント(1) - 2015年4月18日

う〜ん。受賞作というには完成された話ですごい。でも好みじゃないかな・・・。ゴシック風の雰囲気に浸りきれなかった。シグの体質(?)が生まれのせいというのも納得できないし、(こんなことでこんな体質になるんだったら同じ体質の人はたくさんいるんじゃないの?)オーギュストの現状も不思議。なんでこうなっちゃったのかよくわからない。
★6 - コメント(0) - 2015年4月5日

よんだわず。読みたいなーと思いつつ、中々読めなかった本なんだけど、読むの凄く時間かかったー!!世界観とか設定とか、すごく好みでよかったけど、情報量が多過ぎるのか読むの凄く大変だった!!という記憶。後半は突然の飛行機で冒険小説風で、詰め込み過ぎだろ、と正直思いましたが、これがデビュー作って凄いなぁ。別作品も読んでみたい。20
- コメント(0) - 2015年3月31日

物語を読んではいるが、その中に入り込むのを拒まれる感じがした。そのせいか意地になって読んでしまった。(笑)意味は良く解らないものの読後感は良かった。
★7 - コメント(0) - 2014年12月26日

うーん、ちょっと合わなかったかも。謎が謎のままで もやっと…。
- コメント(0) - 2014年11月16日

合わない。何度も眠気に襲われ、読むのに非常に時間がかかった。とにかく読みづらかった。これを「衒学的」というのかしら。物語の全体像が分かるのが、3章に入ってから。とにかく前半が訳が分からず長い長い。頑張って読んでも良いことがなかった。これでいいのかアガサ賞。私の頭脳の問題か。年を取らない男と不死身の男の話。不死身の男は4年に1回、同じ日付に死ぬ。ところが、実際は彼の周囲の人間が身代わりになるだけで、4年後には素知らぬ顔で現れる。“同じ日付”から逃げるために日付変更線を利用して、飛行機で北極圏を飛ぶという話。
★3 - コメント(0) - 2014年11月2日

インドアな話に終始するかと思えば、中盤からドラマチックな展開に まさか北極点まで飛ぶとは… 不老のものと不死のもの 彼らはまた出会うのだろうか とっても読み応えがありほかの作品も読んでみたい作家さんでした 
★2 - コメント(0) - 2014年10月3日

今までにあまり読んだ事のない、特別でそしてとても魅力的な雰囲気を持った本でした。 ヨーロッパ的貴族趣味と哲学的な文章遊びが連綿と続くので読むのが一苦労、それでも手放してしまう気にはなれず、つい引き込まれ読み進んでしまう、そんな一冊です。 不老不死への考察は中々興味深いものがありました、細胞分裂を繰り返してもテロメアが減らない突然変異、そんなのを人為的に作り出せたら文明は終わり?でも個人的には魅力的だなー
★3 - コメント(0) - 2014年8月30日

第2回アガサ・クリスティ賞受賞作。とはいえ、ミステリーというより耽美な幻想文学。ぎっしり詰め込まれた内容が重く、美しく…読むのに時間がかかりました。私は皆川博子さんに相通じるものを感じたのですが…。19世紀後期と1920年代後半のイギリス、時を超えて現れる端整な美貌の貴族シグ。彼に殺されるために4年ごとに現れるベネ。マザーグースやアリス、韻文、回文などの言葉遊びが散りばめられ、神学やラテン語、論理学とてんこ盛り。選評に「衒学趣味」とありました。なるほど。ちょっとしんどいけれど、他の作品も読んでみようかな…
★28 - コメント(0) - 2014年8月9日

なんといっても文体。翻訳調でありながら、もっと流麗で装飾過多。それは枝葉にも及んでいて、ストーリーを楽しむというよりは細部を堪能したい。その文体のおかげもあり、雰囲気のある欧州浪漫小説になっている。伝奇趣味や衒学趣味も混ぜ合わせ、ひとジャンルでは括れない傑作に。しかしまぁ、読むのに時間はかかったけどね。
★4 - コメント(0) - 2014年7月21日

ドラキュラかと思いきやジュール・ヴェルヌ。スゴイ本だと思う。濃いし深いし。が。とにかく重い。内容が重いのではなく、キャラの余計なお喋りの量がスサマジイ。揚げ足とりと引っ掻けと遠回りを延々と繰り返す。外国の作家サンの名前を冠した賞だから、仕方ないのかなぁ。選評者のセンセイ方もこういうのを求めてらっしゃるんだろうし。とりあえず、読み疲れた。
★1 - コメント(0) - 2014年6月11日

ベネディクトの最後にほっとし、シグモンドの最後に寂しくなるのはなぜだろうか?扉の「アリストテレスの錯覚」、指が短くてできないのが何よりも悔しい。
★3 - コメント(0) - 2014年5月15日

哲学的な要素が多く、内容が頭になかなか入ってこなくて、読み終わるまでものすごく時間がかかった。全部を理解できたのかイマイチ自信がないけど、シグモンドとベネディクトの秘密が明かされてからはワクワクして一気に読み進められた。面白かったけど、脳みそが疲れた感じがする。
★4 - コメント(0) - 2014年4月6日

Readerにて。読友さんの感想が気になって。堪能しました。独特の空気感のある文章、端正な言葉。シグモンドとエリオット、2人の時間軸で物語が進み、最後に運命が交錯する。まるで、ベネディクトのために生きたようなシグモンドの人生は渡り鳥のよう。しかし、エリオットとの最後のひと時はまるで家族のような時間。そしてラストへ。時間や言葉の概念も詩のような美しさ。とても読みやすく、他の作品も読んでみたいです。
★37 - コメント(3) - 2014年3月22日

まるで上質な映画を見ているような物語でした。運命の日の朝、エリオットとシグがアイスランドの上空を飛行機で旋回する場面が一番好き。ベネディクトにとってラテン語辞書とシガレットケースだけが彼自身である証で、シグのシガレットケースをエリオットに託したという行為は、シグを解放したということなんじゃないだろうか。だからシグに近しい関係の人が相互して死ぬという法則がなくなった。法則自体が崩壊したからベネディクトの輪廻も断ち切られ、その輪廻に巻き込まれていたシグも最期を迎えることができたんじゃないか…とか考えてました。
★2 - コメント(0) - 2014年3月14日

目の見えないクリスティン、その実の兄を演じるエリオット、見目麗しいシグモンドと影の国の住人ベネディクト。愛を求める話。もう、なんと言ったらいいのか。。ペダンティックな文章ながらも幻想的、退廃的でいてゴシックかつ耽美な世界観に引き込まれて、ページを捲る手は止まらない。アナグラムや回文も良い刺激で、読書欲を満たす作品。不死の哀しみと濃い血への嫌悪を絶え間なく感じながら、最後は安堵感と共に少しの切なさが胸に残る。無口な男の人がやっぱり好きなのだと再確認。
★12 - コメント(2) - 2014年2月15日

翻訳したかのような雰囲気が漂う作品です。繰り広げられるのは耽美でゴシック調の世界。読み始めた途端に即物語に引き込まれてしまいました。愛を乞い、実の兄のふりをしてクリスティンとの関係を築こうとするエリオット。そんな彼の目の前に現れた麗しい青年シグモンド。シグモンドもまた愛を求めているように見えました。情愛の絆と濃い血を憎むという正反対の位置にいながらも、孤独を感じるのです。何度も訪れるベネディクトの影、哲学のような内容、めくるめく幻想。重厚な色に彩られた英国浪漫に魅せられました。甘美な世界がたまりません。
★6 - コメント(0) - 2014年1月8日

ミステリ枠で読むと肩透かしを食らう。謎があってすっきり解決ではないからな。アガサ・クリスティ賞といったら「ああ(納得)」といった、ペダンティックでゴシックな幻想文学な感じ。ラストにカタルシスが文が途中で切れる、海外文学にありがちな文体なので読みにくかった。
★2 - コメント(0) - 2013年12月28日

ペダンティックなゴシック・ロマンス。珈琲よりも紅茶が飲みたくなる小説。
★3 - コメント(0) - 2013年11月9日

BOXから出てる「黒猫ギムナジウム」で知った作家さんだけど、出身はアガサクリスティ賞だったのね。ということで、こちらが受賞作。小説として個人的にはすごく楽しめたけど、ゴシックとか耽美といった感じの内容なのでやはりアガサクリスティ賞にはそぐわないという気がする。第一回受賞作の「黒猫の遊歩~」も何か違うと思ったけど、こちらのほうが更に違うような。
★1 - コメント(0) - 2013年11月4日

ミステリーというよりは、ゴシック文学?幻想文学?耽美系かとおもいきや、哲学的な内容が多く、気楽に読むというわけにはいかないかな。シグの過去編が面白かったけど、あとはちょっとまわりくどく感じた。読む人を選びますね。
★4 - コメント(0) - 2013年10月21日

アガサクリスティ賞受賞作だけど、ミステリとはいえない。(要素はあるが)ゴシックの香り漂う幻想文学って感じ?私はこの世界にはまりきれずに、すごく面白いとは思えなかったけど、シグには魅せられる。
★1 - コメント(0) - 2013年10月15日

表紙と分厚さに身構えて読み始めれば、すとんとこの物語の世界の中。欲張りな物語。常に淋しさが付きまとい、愛を乞う二人の少年が見え隠れ。片や濃い血の生臭い繋がりを忌避し、片や血の繋がりのないその情愛を兄妹愛と言い聞かせた。韻を踏んだ詩や回文などの言葉遊びから哲学、ファンタジーとツボが詰めこまれた本作は読んでて本当に楽しかった。薦める人を選ぶけど、本好きの友人にそっとおすすめしたい作品だな。
★1 - コメント(0) - 2013年10月6日

「面白かった」としかまとめられないのはわたしの力不足か…。翻訳物っぽい言い回しに、哲学やらを交えた小難しい会話のやりとり。すいません、正直流し読んだところが多々あります…。それでも幻想小説風の雰囲気というか、なかなかに先が気になる話運びでした。ただなんというか、物語に大きく関わっているはずの、ベネディクトの印象があまりに薄いような…。む、無口だから…?
★1 - コメント(0) - 2013年10月2日

不思議ワールドなんだけど日本人が書く限界がみえちゃう。まあまあ面白いんだけどね。
- コメント(0) - 2013年9月20日

第2回アガサ・クリスティー賞受賞作。でも、ミステリとは言い切れない。シグモンドとベネディクトの特異な設定が軸になってゴシック的な世界が広がっていくけれど、なかなか読み難かった。地の文で名前が愛称になったりして統一感がなくてちょっと混乱。幻想文学でありSFであり、最後には冒険小説のようでもあり、なかなか欲張りな本でした。ようやく呪縛から解き放たれたという安堵感の後の展開にはちょっと驚きましたが、それぞれが前を向いて歩き出してホッとしました。
- コメント(0) - 2013年9月16日

おっもしろかったあ。ミステリ……というよりトリックを作り出す話というか。
★1 - コメント(0) - 2013年9月13日

いろいろ詰め込まれていて、お腹いっぱいになりました。面白かったけど、消化しきれていないので感想を書くのが難しい。とりあえず、著者の来月発売の新刊も気になります。
★4 - コメント(0) - 2013年8月27日

ミステリーというよりは、ゴシックファンタジーな印象。序章が割と取っ付き易いから、軽い気持ちで読んだらいい意味で裏切られました。主要な登場人物それぞれを主人公とした本ができてしまう……というほど内容が濃厚で、読むのがなかなかしんどかったです。惜しむらくはベネディクトの人物描写がシグムントに比べてあまりにも少ない所。対をなす人物なのだから、もう少し掘り下げて欲しかったです。韻を踏む詩や回文などの言葉遊びにはじまり、果ては哲学や宗教などこれでもかというくらい多くの要素が詰め込まれています。
★5 - コメント(0) - 2013年7月27日

よく読了できたな,と自分で自分を誉めるくらいに難解な文体。 ラストの展開には驚いた
- コメント(0) - 2013年7月21日

カンパニュラの銀翼の 評価:74 感想・レビュー:103
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