深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)
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深紅の碑文 (下)はこんな本です

深紅の碑文 (下)の感想・レビュー(457)

3回目
- コメント(0) - 3月19日

戦争になっても希望は残る。まさしくパンドラの箱を地球規模でみた感じ。まだまだ話は続きそうだけど、ひとまず話がまとまってよかった。地球滅亡、いや、人類滅亡の日までのカウントダウンは続くけど新しい可能性を求め続けることができるのは人の特権だ。
★2 - コメント(0) - 2016年9月22日

膨大なエネルギーが注ぎ込まれている作品だと思う。構想があっても、こんな壮大な物語は、なかなか描ききれるもんではないですよね。読ませてくれてありがとう!SF小説はあまり読んでおりませんでしたが、ハマるとやばい。丁寧に描かれた世界だからこそ夢中になって読めた。漫画ですが「銃夢」とかを夢中になって読んでいた若き日の興奮を思い出しました。これからも色々な本を読み、色々なキャラに出会うことでしょうが、青澄というキャラのもつ高潔さ、弱さ、稀に見せる愛らしさは忘れることはないでしょう。良い男だった。勿論、マキも好き。
★1 - コメント(0) - 2016年8月10日

正直上巻の時点ではDSRDの話は不要なのではと思っていた。青澄/ザフィールの話に力点を置けばいいと。でも不覚にも打ち上げのシーンには感動してしまった。アルビィと青澄の対話のシーンでも。タイトルの「深紅の碑文」の深紅は血であるのだが、それは過去に流された闘争の血でもあり未来を紡ぐ想像力の血でもある。「人間の想像力を否定できるものなど、この世のどこにも存在しない」という言葉はSF読みとして胸に来るものがあった。
★16 - コメント(0) - 2016年6月11日

読み終わってしまった。これが素直な感想。いつまでも読んでいたかった。あの世界に浸っていたかった。何故か?決して明るい話でもない。遠くない未来には滅亡が控えていて、資源にも乏しく、闘争もたえない。ぱっと見ると夢も希望もない。しかしそうではない。そんな時代だからこそ人々は夢や希望に必死に縋って生きていた。本気で追い求めていた。そこには誰にも立ち入ることの出来ない絶対的な意思の強さがあった。自分はそんな生き方に魅せられたのだと思う。
★32 - コメント(0) - 2016年6月9日

読み終わってしまった…。深紅の碑文…重いですね。青澄とザフィール、どちらも自分の信念を貫いた人生でした。ユイのロケットは発射できて良かった。人はどんなに絶望的な状況でも夢を見られる生き物なのかもしれません。青澄とマキの関係が好きだったので、もっと見ていたかったなぁ。続編があるなら、プルームの冬が来た時や、ルーシィの今後、そしてコピーマキたちがどうなっていくのかもぜひ読んでみたいです。
★1 - コメント(0) - 2016年6月5日

「深紅の碑文」というタイトルの意味が重い。「華竜の宮」でのラストは明るい未来という印象が勝っていたけどそこに至る過程は血みどろでたくさんの犠牲を払ったものだった。気持ちは分かるけどザフィールの頑なさにはちょっとうんざり…。ひっそり生きていこうと決めた場所が青澄の支援の受けていたというのは皮肉だったねえ。その青澄の最期は切なかったけど、コピーでもオリジナルでもマキとの関係がとても良かった。ピスカトールの叔父って「魚舟・獣舟」の人だろうか。リリエンタールを先に読んでたのでチャムが意外と歳を取っていて驚いた。
★6 - コメント(0) - 2016年6月5日

3人の別々の男女の人生の結末。みんなもう少しうまく生きられたんじゃないかと思わなくもないが、彼らもやっぱり終末を前にしてやりたい放題やった結果があれなのだから、個人的には3人ともハッピーエンドではなかったのではないかと思う。
★5 - コメント(0) - 2016年6月3日

混沌を極める世界でもなお、陸と海の対立の負の連鎖がどこまでも続いていく様に、それぞれの文化や立場、歴史を背負う人々が折り合いをつけるのは、いかに難しいかということ、社会とは何と複雑なのかということを痛感させられた。登場人物それぞれが、自身の選択や偶然の結果として生み出した自分の信じる正しさに従って、ひたすら前進していく姿勢が、全編を通して力強く描かれていた。『極限まで突き詰められた冷徹な論理的思考は、ときとして、人間の感情が生み出す配慮と同じ結論を導き出すことがある。論理と感情は対立概念ではないのだ。』
★6 - コメント(0) - 2016年5月7日

☆3.0 残念無念。
★1 - コメント(0) - 2016年4月25日

人類の最後の夢と希望の為にアキーリ号を打ち上げるか、その為の予算(世界経済からすればほんの一握りの、でも一人の人間を救うにはあまりに莫大な)を社会に回すべきなのか。答えのない難しい問題です。でも私は最後のユイの言葉が印象に残っています。次は、どんな夢を見よう。
★13 - コメント(0) - 2016年4月15日

華竜の宮ほどはまらなかったものの、同じ舞台なだけにスケール感や面白さは抜群。シーンが目に浮かびます。
★3 - コメント(0) - 2016年3月31日

ん〜。やっぱりこうなるのか。微かな希望と・・・ 「渚にて」を連想した。
★14 - コメント(1) - 2016年3月13日

それぞれの登場人物がハードボイルドな面を打ち出している。粋な言葉と勇気ある行動。ザフィールは悪役を演じながらも決して憎めない。青澄の広さを感じる優しさ? 星川ユイのまっすぐな信念と仲間や回りの人への思い。他にも魅力溢れる人物が満載。脇役だったマキが最後に主役へ踊りでた。こういうパートナーがいたら最高だろうなあ。心に残った一文「悲しみは人の心を広くする。引き裂かれた心は押し広げられた分だけ空間を増し、また少し、何かを受け入れる余裕を得るのだろう。」
★6 - コメント(0) - 2016年2月26日

上巻を読んだ感想に、ソリトンの悪魔のようで、インターステラーで、ちょっとアバターで〜などと書いたのだけれど、下巻を読み終えて、更にSF、海のゴッドファーザーでラストにはサムズアップして消えてゆくT2だったり・・・と言っても物真似でなくて、見事に作り込まれた大河ドラマでした。遡って〝華竜の宮〟も読もうと思う。
★7 - コメント(0) - 2016年1月14日

…ふぅ。ずいぶん遠くまで行ってきたから、こっちに戻ってくるのに時間がかかる。そんな感じの読書体験でした。おもしろかった…。
★8 - コメント(0) - 2015年12月26日

本作は「華竜の宮」の完全な続編にあたる。「完全な」という意味は、世界観を共通しているなどのレベルではなく、時間軸が同じだからだ。深い設定はそのまま、新規要素もあり、一気に読ませてしまう。このさらに続編も読みたくなるのはわがままかな。。。
★3 - コメント(0) - 2015年11月23日

こんな状況で宇宙船を造ることができるのだろうかとの疑問は読んでてずっとある。 資金面もそうだし一般の人々の感情としても。 それに「大異変」の前に人類は自らの手で自分の首を絞めようとしているのに。 もっと言えば、ここに書かれていることは甘いのかもしれない。 「リ・クリテイシャス」ですら人類は乗り越えられないのかも。 それでも、それらを踏まえた上での作者からの前向きな「生きよ」というメッセージなのだろう。 397ページ
★12 - コメント(0) - 2015年11月4日

武器売買の利権に絡む紛争幇助の動きなど、きな臭さを増す下巻。自分の生き方は自分で決める、自分の手綱は決して他人に預けない…そんな姿勢を貫き、交渉の席に着くことを拒み続けたザフィールの意固地さに苛立ちを覚えてしまった。制御化獣舟などの陸上民のやり方からも分かる通り、ラブカたちの不信感は当然のものとはいえ、どうして闘争以外の道に向かえなかったのか。未来を度外視するような生き方が、他の登場人物とは対照的だった。休戦に誰より尽力した青澄とマキが、安らかなひと時を過ごすラストの場面は、尊くも切なくてたまらなかった。
★2 - コメント(0) - 2015年10月7日

〈大異変〉が近づく中、其々の信念を貫いて生きていく人々。立場は其々でも、心に刺さる言葉が沢山ありました。自分を道具として次世代へ平和を託した青澄。それでも〈大異変〉後は更に過酷な時代が来る。ユイやマリエ達はどう立ち向かうのか。続きが読んでみたいです。
★4 - コメント(0) - 2015年10月1日

上巻の終盤からの、ラブカのリーダーの頑なさが、ちょっと疲れた。華竜の宮の方が面白かった。
★2 - コメント(0) - 2015年9月27日

自然により滅びを迎える前に、人は自らの手によって滅びの道を突き進む。血を血で洗う暴虐の場面や、人の愚かさが表出する場面が続き、重苦しい雰囲気が絶えず付きまとう本作であるが、下巻では希望が描かれている。深紅の碑文は、確かに血塗られた歴史の象徴であるが、同時に異なる立場の者が傷つきながらも歩み寄ることが出来たという証でもあると僕は思う。それは作中の時代において、希望という他ないのではないか。滅びを早める愚かさも、滅びを見据えた上でなお自らの信念を貫くのも、どちらも人の本質なのだろう。本当に面白かったです。
★6 - コメント(0) - 2015年8月9日

華龍の宮よりも更に深く多面的に人間の業と美をこれでもかと。はあ。涙止まらない。タイトルがまた素晴らしいね。
★5 - コメント(1) - 2015年7月18日

終わりの見えない争いが続き重苦しい雰囲気。世界の終わりのが近づいているのに、見えない10人の仕組んだ人種間の愚かな争いは必要だったのか?読み進めるのが少し辛かった。災害対策に特化させ、争うことがないように作られた新人類の活躍、大異変後のプルームの冬にどう立ち向かうのか先が気になる。
★6 - コメント(0) - 2015年7月6日

「深紅の碑文」の意味が明かされる十一章は誰も彼も満身創痍な感じで辛かった。青澄らの世代にとっては「血潮に汚れた醜い碑文」であったとしても、せめて次世代以降にとっては希望であって欲しいと強く願う。『華竜の宮』からの人物が徐に退場する中、ユイらの希望が詰まったアキーリ号の打ち上げ成功はカタルシス。シリーズ名にクロニクルと銘打っているからには今後の話もあると信じてる。例えばマリエが何をしていたかとか、恵やハルトが〈大異変〉とどう向き合うかなど読んでみたい。
★5 - コメント(0) - 2015年6月30日

☆☆☆☆ 図書館本。華竜の宮が好きだからこれも楽しみに読んだ。青澄とマキが好きだなあ。ラストはちょっと泣けた。そしてマリエはどうしたんだろう?気になる。
★3 - コメント(0) - 2015年6月22日

人類という種の一代記の終末に向かう物語。その終わりに生まれた〈深紅の碑文〉。それの持つ意味はとても重い。しかし、その重さこそが我々人類の善悪すべてを含めて示し、讃えてくれるだろう。極限の状況の中でも、醜く血を流して争い、一方では情熱をもって未来を見据えていく。人類の歴史はそうして続き、そうしながら終わりを迎える。十分じゃないか。傑作です。
★17 - コメント(0) - 2015年6月15日

久々にSF小説を読んだが、「最近のSFってこうなのか!」と驚いた。昔は、宇宙人やロボットが出てきたり、月の裏側に行ったり、タイムトラベルしたり…と1つのテーマ(?)を基に掘り下げていたような気がする。本作は上下巻併せてかなりのボリュームがあることもあるのか、エネルギー問題、終末問題、種の保存問題、宇宙開発問題などなど、様々なことが盛りだくさん。いろいろな問題が絡み合うというのは現実的だ。そういう意味でリアリティーのあるSFだと思った。
★12 - コメント(2) - 2015年6月10日

壮大な物語で、面白かった♪華竜の宮の続編。想像とは全く違う続編ではありました。色んな人の闘いの歴史とでも言うか。
★3 - コメント(0) - 2015年5月26日

4
- コメント(0) - 2015年5月23日

まさに大河SFだった。善悪の彼岸を実に感じさせる名作だと思う。強い意志と激しい想いを厳しい現実にぶつけまくりながら時代を生きた人々の姿がとても魅力的だった。
★3 - コメント(0) - 2015年5月15日

SFですが,「華竜の宮」等で舞台設定に関してはかなり語られているということもあってか,サイエンスな仕掛け自体より,社会・技術の関係性について個性豊かな登場人物の関係を通じて色々と語られているのが印象に残りました.特に,誰がその意見を代表できるのか?,という問いを巡るやりとりなど.アレっと思ったところとしては核融合発電のリスクとして中性子爆弾製造を挙げているところ.そこまで問題になるっけ? 硬派な大作と言った感じなのでサクサクとは読めなかったですが,面白かったです.
★3 - コメント(0) - 2015年5月5日

タイトルの意が語られた瞬間の、目の前が開けたような感覚は中々良かった。終わると知っていても、必死に足掻き続ける姿、其れが、正義だとしても、悪だとしても、信念を貫き通す様には惚れ惚れするね。
★4 - コメント(0) - 2015年4月1日

タイトルである『深紅の碑文』の意味が予想外におどろおどろしかったことに軽く衝撃。『たいへんよくできました』。作品全体のダイナミックさ、迫る“大異変”に向かう世界のシミュレーションとしての説得力も申し分ない。メインとなる青澄の自らを<平和のために使われる道具>とする信念とその理想を貫く姿勢には少しやりすぎ感もあるが、アニスとの関係やコピー・マキとの会話で人間味が感じられたのは救いだった。地上民と海上民の根深い対立をやるせなく描きながらも、並行して描かれるアキーリ計画に希望を託した展開が心地よかった。
★66 - コメント(10) - 2015年3月15日

非常に中身の濃い作品である。 760ページにもなる長編ながら、どのページを切り取っても、どの会話(人と人、あるいは人と人工知性体<アシスタントロボット>との会話ですら)を取り上げても、それだけではストーリーは未完ながらそれなりに深い意味を持つショートショートができるのではないかと思われるほど、SFながら、哲学と史観に裏打ちされた味わい深い文章が至る所にすき込まれている。
★5 - コメント(0) - 2015年3月15日

この物語は、この後も続くのかしら?終わり方がちょっと切なすぎます。「大異変」をどのように迎え撃つのか25世紀の人類は。。他民族に対する差別、紛争で利益を得る輩、今の地球でも同じようなことが。人間と言うものは精神面では進化は出来ないのでしょうか。考えさせられます。アシスタント知性体のマキ、コピーマキくん、どちらも大好きです。
★60 - コメント(2) - 2015年3月5日

何か示されずに残されたものが多くちょっともやもや。そもそもクロニクルの2から読んでしまったのもあれだけど。
★2 - コメント(0) - 2015年3月1日

重かったけど,面白かったです.色々とその後が気になるエピソードが残っているので,異変後の世界についても読んでみたい.
★3 - コメント(0) - 2015年2月9日

★★★☆☆
★2 - コメント(0) - 2015年2月5日

面白かったけど、すっきりしないところが何点か 1)テロ撲滅のために開発された技術、人類への脅威になるの?  2)獣舟変異体の利用・研究はどうなったの? 3)ザフィールは静かに最後を迎えたの? 4)マリエとユイはその後どうなったの? 30年以上前に読んだ「星を継ぐもの」で出てきた旧人類は絶滅したけど、大異変後の地球で人類に未来はあるのか、マイーシャで新人類は順調にスタートを切れるのか、マイーシャと異星人のファーストコンタクトはあるのか、次作に期待。
★8 - コメント(0) - 2015年1月17日

深紅の碑文 (下)の 評価:88 感想・レビュー:208
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