たまさか人形堂物語

たまさか人形堂物語
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たまさか人形堂物語の感想・レビュー(899)

ほっこり系かと思いきや、ぬいぐるみバラバラに始まり、ラヴドール、毒殺、狂気に贋作、離散と物騒なテーマが並んでました。「人形ってなに?」という問いには考えさせられました。また登場人物がいい味出てて、30代の女性店主・澪、素性の知れない玄人人形師・師村さん、傍若無人天真爛漫な凄腕人形師・冨永くん。この3人が他人ながらも家族のように人形堂を切り盛りしていて安心します。作者が少女小説家出身なためか、最後はアラサー向けコバルト文庫な雰囲気。30越えには冨永くんの辛辣な言葉が澪同様突き刺さりました。
★8 - コメント(0) - 3月17日

祖父から譲り受けた古い日本人形店。主人公は30代の女性、澪。人形作家修行中の金持ち坊ちゃんと、謎の凄腕人形師を雇い入れ、手作りテディベアや人形修理を請負だし、軌道に乗る。壊れた人形にまつわる謎を解く連作。各話は想像の範囲という推理結果や、何となく生臭い印象も残る話が多くタイトルから受ける透明なイメージはない。澪が人形店を売りに出したのも少し身勝手に思えた。でも、最後の終わり方は良かった。足、骨折とか普通のハッピーエンドではないなぁ。
★3 - コメント(0) - 1月19日

─ここは“たまさか人形堂”祖父から生前贈与された、時代遅れの家業なり…口上・あじ─「人形堂チームの紹介」店主でありながら人形修理にノータッチの澪、人形マニアでどこかのボンボン冨永、一流の腕前を持つ謎の職人師村(仮名)の三名から成る。人形の修理を請け負うここでは、破損状況で依頼人を分析する所から仕事が始まる。元の状態に戻すだけが職人じゃない、微細な心のアフターケアが大切なのです。三人の面目躍如な立ち振舞いが好感度大。章が進むごとに換気される空気感も、飽きさせない秘密。連作短編、続編あり。
★37 - コメント(0) - 2016年11月13日

あらゆる人形の修理をする玉坂人形堂。西洋人形や文楽、テディベアなど人形の世界も奥が深く、興味深く読みました。知らない世界を垣間見ることで新たな発見ができるので、この手の小説は大好きです。一癖も二癖もある職人も面白い。続編があるようなので早速読みたいです。
★1 - コメント(0) - 2016年10月25日

図書館本。ナイスなキャラで面白い店。話も面白かった。最終公演からが私的につまらなくダラダラなってしまったけど。店残ってよかったね。富永くん、ボンボンの力見せたんだね。たしか続本あったから読んでみよう。
★5 - コメント(1) - 2016年10月21日

女性が店主のお店に いろんな事件? が起きるパターンのお話は最近特に多い気がするけど こちらはちょっと毛色が変わっていて面白かった。登場人物も癖がありながら魅力的だし、人形についての薀蓄は知らないことが多くて興味深かった。
★4 - コメント(0) - 2016年10月4日

うーん、おもしろかった!文章も主人公が三十路女性というのも入り込みやすくてよかった。従業員とつくる家族のような時間。雇い雇われだけのはずが、ちゃんと双方向になって、冨永くんらしく、師村さんらしく、人形堂にいて。続編、借りてこよう。
★3 - コメント(1) - 2016年9月3日

お人形の修復を主とした、人形屋さんが舞台の連作短編集。テディベアやビスクドール・キューピーや雛人形、文楽人形?浄瑠璃人形・操り人形やダッチ●イフまで…様々なお人形とその創り方や修復に関しては興味深く読めましたが…物語としては可もなく不可もなく…です。店主である主人公に、殆ど共感出来なかったかもしれませんね。過去を捨てて生きている従業員の正体を、たいした理由もなく調べている姿とか…その他の考え方と行動も、なーんか好きになれないなぁ…と。まぁ、気が合わない相手も居るよね~って事で、続編は読まないかな。
★9 - コメント(0) - 2016年8月24日

集英社のムックでよんだ「土の枕」に鳥肌が立って、気になっていた津原泰水さん。優しい話を書く方なんだなぁ。どの話も面白かったけどチェコの人形劇団最後の公演を書いた「最終公演」の最後にゾッとするようなユーモアを交えた狂気の幕切れに、これが読みたかったんだよー。と興奮しました。 嬉しい事に続編があるようなので、ウキウキして読もうと思います。
★5 - コメント(0) - 2016年4月29日

老舗?人形屋さんが舞台の短編集。可もなく不可もなく。でした。
★3 - コメント(0) - 2016年4月24日

人形にまつわるいろいろな話。人形師・人形マニアなどいろいろ出てきますが、最後に富永君がお金持ちのボンボンだったことにショックを受けた。ずるいぞ。
★2 - コメント(0) - 2016年4月21日

出だしがミステリアスだったのでそういう系かと思ったので展開は意外だった。 人形を取り巻く人々のいろんな感情や歴史を組み込んで日常的な場面を謎めいた不思議な感覚にさせるとこが津原さんらしいなぁと。純粋に面白かった。澪さんの周りの人々がいい味だしてて魅力的!
- コメント(0) - 2016年4月18日

玉阪屋の冨永くん・師村(芳村)さんコンビにCAPTUREの束前さんといい、味のある「人形バカ」が依頼人の裏側の気持ちを読み取って人形の表側の修理を施す辺りが小気味いい。それでいて古今東西の人形の世界や修理の技術を随所に織り込んであって良くも悪くも読み応えがあった。『村上迷走』の狂気は若干の横溝正史ものサスペンスが感じられて物悲しかった。玉阪堂が店仕舞いする訳がない、ではどう復活の声をあげるのかと読み進め、そしてその顛末を知ると『そう言えば「資産家の坊」って説明があったな…』とやられた感でちょっと悔しい。
★1 - コメント(0) - 2016年4月8日

2009-0501
- コメント(0) - 2016年3月18日

細々と営まれる人形店での、様々な人形とそれに関わる人々の、ちょっとミステリーチックな話から構成される本。主人公は私のあまり好きではないタイプの笑、女性店主。従業員は独特な雰囲気で気ままな富永くんと、プライベートや過去が全く謎な師村さんと、とにかく何かが起きるであろう個性的な面々。人形を通して、人の裏の部分や隠れた本質等が少しずつ垣間見えてくる。少し仄暗い内容の話が多いように思えるが、主人公達がいい意味で騒がしく、鬱々とした雰囲気はそれほどなく読みやすい。話も色々な人形にまつわる個性的なストーリーで面白い。
★3 - コメント(0) - 2016年3月3日

続編を読みだしてしまったので、積読から引っ張り出して急いで読む。どの話も全部好き。とりわけ「恋は恋」が良かった。
★1 - コメント(0) - 2016年2月17日

【図】
- コメント(0) - 2016年2月15日

うーん、特に惹かれる箇所なく読了。さらりとは、読めました。束前さんが少し気になる!もちっとエンタメ性に振り切って欲しかった!中途半端で特に何も記憶にない。ただ、人形について色々知る機会にはなったかな?
★3 - コメント(0) - 2016年2月14日

『恋は恋』が好きです。ぎゅ〜んって切なくなります。
★3 - コメント(0) - 2016年2月11日

麗美のお話が一番お気に入り。
- コメント(0) - 2016年1月24日

祖父から譲り受けた人形堂。若くして人形に精通する冨永と寡黙で私生活が一切見えないが腕は確かな師村と三人で切り盛りしているが…。てな感じで人形にまつわるもろもろのお話。束前さんいいキャラだなぁ。澪さんとくっつかないかしら。
★1 - コメント(0) - 2016年1月17日

さくっと読めた作品。人形の知識はないけどすごく楽しめた!
★1 - コメント(0) - 2015年11月5日

◯ 人形屋さんを舞台にして、人形に関する不思議な話や怖い話が展開する短編集。 3話目ぐらいまで、とても面白かった。 主人公のキャラを掘り下げるエピソードが少ないせいで、最後の人形屋さんを閉める閉めないのくだりが少し軽くなってしまったのが残念。
★1 - コメント(0) - 2015年10月29日

Twitter上ではちょっと荒れてる感のある津原氏だが、作品は安定した世界観。『和菓子のアン』の和菓子が人形に代わった感じか。素人の主人公がプロに囲まれてるところとか似てる。女は怖い的の話が多かったかな。特に「村上迷想」の唯さん。冨永くんはキャラ的にあまり好みではない。
★53 - コメント(0) - 2015年10月7日

軽妙な物語でありながら、技巧が凝らされた一作。
- コメント(0) - 2015年9月15日

手に取ると比較的薄い本なのに、内容は濃厚。古びた人形店に妙齢の女性社長、若く才能ある職人、いわくありげな過去を抱えた職人。人形の持つ愛らしさと恐ろしさ・薄気味悪さが味わえる。人形堂は消える運命だと思っていたら、最後で嬉しいどんでん返し。どうやら続編もあるようなので、さっそく読んでみよう。
★8 - コメント(0) - 2015年8月19日

ほぼ修理専門のような人形店を舞台にした短編集。一応、謎解きものになるのかな?表紙からもう少しほのぼのした話をイメージしていたけれど、さすがは人形というべきか少し狂気めいた話があったり、登場する人形もぬいぐるみから雛人形、それからラブドールまで色んなものがあったりして、なかなか興味深かった。主人公である澪がもう少ししっかり描かれているとよかったかなと思わなくもないけれど、これは他の登場人物が個性的なせいもあるかもしれない。個人的なお気に入りは束前さん。続編もあるようなので、そちらも読んでみたい。
★16 - コメント(0) - 2015年6月7日

3話目ぐらいまでは、かなり惹かれて読んだ。しかし…私の知識不足からだんだん話が難しくなってしまった。主人公以外のキャラがなかなか良かったな。
★10 - コメント(0) - 2015年6月6日

図書館の返却棚でたまたま手に取った本。書名はもちろん著者の名前も未知で、読メにこんな多くの登録があるとは思わなかったが、久々にアタリだった。全体にミステリーっぽい雰囲気が漂い、登場人物のほとんどすべてが秘密めいている。手に取った時、最近の単行本にしては薄いなあと感じたものの、読み始めるとなかなか密度が濃く、なるほどこれくらいの長さが適当だと了解した次第。欲を言えば、もう少し人形の姿を細かく描写してくれるといいなあと思ったが、著者の指向する所ではなかったのだろう。ともかくも続きがあるようなので読んでみたい。
★3 - コメント(0) - 2015年5月30日

いい雰囲気のお店だなぁ。 師村さんの穏やかさが好きですし『恋は恋』の冨永くんもかわいい。 束前さんと澪さんやりとり楽しいし続きが気になります。
★1 - コメント(0) - 2015年5月21日

再読。やはり読みやすい。
★1 - コメント(0) - 2015年5月6日

いわくありげなスタートにしては、全体的に小さくまとまってしまった印象。人形には狂気がつきものだが、この作品の中にも色々な狂気が散りばめられている。
★12 - コメント(0) - 2015年5月5日

面白かった。素敵な3人。束前さんも。生意気な冨永くんとやわらかいシムさんのバランスがいい。冨永くんと人形見たさに、漫画でもアニメでも実写でもいいから画で見たくなった。人形に関する知識量、ディティールが凝ってるとついて行けなくても読んでて楽しかった。「仏果を得ず」も良かったけど、これはこれで良い
★3 - コメント(0) - 2015年5月3日

ちょっとよくわからなかった。結局澪、富永くん、師村さんにとって、たまさか堂が、三人の人間関係が、人形にかこまれることが、居心地のいい場所ってこでした。
★3 - コメント(0) - 2015年4月21日

図書館本。人形店とそれを取り巻く人々の設定は面白い。主人公にもう少し芯があればより面白かったと思う。
★1 - コメント(0) - 2015年4月14日

人の形にせよ他の生き物を象ったものにせよ、目鼻があるそれに感情があるような気がしたり特別な想いを注いでしまうことがある。作中にある「人ってなんで人形を作る」のかと言う問いかけ。私の心に浮かんだのは埴輪や雛人形。古くは生きている者の身代わりとして死者のあの世への供や災厄を引き受けてきたものたち。今ではそんな儀式的な要素はないけれど、自分や誰かの身代わりとして人形に何かを映し見てしまうところは変わらず残っているのかもしれない。
★8 - コメント(0) - 2015年4月11日

よんだなう。祖父から生前分与された人形屋さんを商う澪さんのお話。30代独身で、もっとたくましく生きててもいいのに、少女らしい可愛らしさが抜けていなくて、好きだなぁ。ちょっと嫌な感じの登場人物や、お話の展開もあったんだけど、終わり方は嫌いじゃないです。続編も読みたいなー。22
★2 - コメント(0) - 2015年4月5日

一話読んで惹きこまれました。とても好みの作品。ずっと気になっていたのでもっと早く読めばよかったです。「毀す理由」「村上迷想」「最終公演」がお気に入り。
★1 - コメント(0) - 2015年4月4日

もっとほのぼのとしたお話なんだろうかと思っていた。他の作家さんならそうなっていたろうところ、津原さんの手に掛かると、登場人物は頑なにねじくれてくるし、お話はちょっと歪に不思議さを増してくる。想像よりはるかに面白かった。澪のキャラがとっつきやすさを加えてくれて読みやすくもあった。たまさか人形堂のそれから、がもちろん気になりますね。読まなきゃ。
★11 - コメント(0) - 2015年3月31日

昔から伝わる技術、今この時代になくしてはいけない、と強く思える作品です。きっかけはどんな事でも、続けて欲しいと切に思います。
★1 - コメント(0) - 2015年3月16日

たまさか人形堂物語の 評価:94 感想・レビュー:399
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