鍵のない夢を見る

鍵のない夢を見る
あらすじ・内容
町の中に、家の中に、犯罪の種は眠っている。

普通の町に生きるありふれた人々にふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる5篇。現代の地方の姿を鋭く衝く短篇集

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鍵のない夢を見るの感想・レビュー(8529)

子育て真っ最中の私は最後の話に全部持っていかれました。長女を生んだ頃の私を思い出します。あの頃は何もかもが初めてで、睡眠もとれなくて訳もなく涙が出てました。4人目になると流石にそんなこともないですが(笑)でも、主人公がネギを買うのにめんどくさいと思う場面で「わかるー!!」と激しく同意してしまいました。他の話も男が主人公ならこういう風にはならないよなぁと、女の嫌なとこが出てたというか、女ってこうだよなぁと納得出来る物語でした。
★30 - コメント(0) - 3月21日

最後の「君本家の誘拐」が何か凄くわかる!真面目で一生懸命な人のカチカチな価値観と周りを巻き込む勢いの空回り。この物語では事なきを経ても性格は変わらないだろうから、どうしようもないかなあ。今やあたりまえの産後鬱々をサラリと書いてくれた辻村さんに脱帽です。
★20 - コメント(0) - 3月20日

MT
5編の短編集。日常の中の非日常。常識と非常識のあちらとこちら。女の人はこんな感じかたをするのかと驚いたり、納得したり。どの話も落ちはなく、どんよりと、何とも印象深く残ります。4.1
★9 - コメント(0) - 3月19日

☆☆☆☆「仁志野町の泥棒」「石蕗南地区の放火」「美弥谷団地の逃亡者」「芹葉大学の夢と殺人」「君本家に誘拐」短編5作品。どれも記憶に残る作品でした。何気ない日常に起こるであろうエピソードを作者がより読者を引き込ませるストーリーに作りあげている。
★9 - コメント(0) - 3月14日

事件と人の思い込みや弱さの怖さのリンクが興味深かった。
★5 - コメント(0) - 3月13日

短編5話。あーそんな人いるよねー、を大げさにしたような感じ。ザ・辻村深月!
★10 - コメント(0) - 3月11日

辻村さんの短編集。辻村さんは母と娘や女同士の関係を描くのがうまいが、普通にいそうな人間がストーカーになっていく様を描くのも見事。しかし一番印象に残ったのは「石蕗南地区の放火」で、その主人公にイタくも一番共感できてしまい、そのことがショックだった。
★14 - コメント(0) - 3月7日

どの話も面白かった。特に泥棒の話が面白かった。それぞれの人が望みを抱いていて、それが原因で人生が変わっていくということが私たち誰にでもあるかもしれないと感じた。
★20 - コメント(0) - 3月7日

短編のどれも大変面白かった、特に泥棒と誘拐の2編が良かった。盗癖のある友達の母親が自分の自宅へ無断侵入し、手にお金を握っているところを見た時の衝撃は凄まじい物だったろう。そしてもう一編、育児疲れからくる狂気、現在若い母親の置かれている状況が良く描けていた。
★7 - コメント(0) - 3月7日

Mof
育児ノイローゼの女の人、田舎で独身のプライドの高い女の人、変な彼氏に執着した女の人、一人の泥棒を村ぐるみで庇う話。 別作品ですが、色白デブの精神科医にお世話になったら良さそうな登場人物が沢山出てきました。他人事とも思えないので、読むのが辛くもありましたが、そこまでにならないように気をつけようという戒めになった気がします。
★9 - コメント(0) - 3月4日

読後感の悪い短編集。実際にあってもおかしくないところが怖いです。でも面白かった。
★12 - コメント(0) - 3月4日

読んでなかったっけ?と思いつつやっと読了。5つの短編。ひとつひとつ読みながら感想を考えていたけれど最後読み終わって思うのは嫌だな、ということ。何が、と問われれば多分、人と関わると言うこと。こんな事を言うと神経疑われるというか、え?ってなりそうだけれどこんなに人と関わって何かをかき乱されてしまうのは怖い。本当に人間は1人1人全然違う。こわい。
★4 - コメント(0) - 3月2日

異性・友人・子供にすがりたくてもやもやと苦しむ女性たちの短編。という印象。思い通りにならない周囲の人間を、けして攻撃的ではなく無意識に非難しているような。他者には伝わらないだろうプライドの守り方が妙にちっぽけで生々しかった。読みやすい。
★8 - コメント(0) - 2月28日

「放火」は、結婚したい女とその相手になりたい男のやりとりがジャブの打ち合いのようで面白かった。「逃亡者」の男の幼稚さ、「夢と殺人」の男子学生の純粋培養されたオメデたさが可笑しかった。短篇集で読み易い。p136.「バカみたいに大きい」と語った夢が、本当にバカみたいだなんてひどい。p138.雄大は、清潔な自分の世界しか知らない。私を喜ばせる言葉と傷つける言葉の両方を、無意識によく口にした。p157.あなたの親も、姉も、あなたを取り囲む環境というのは、どれだけあなたをきれいなものでくるんで甘やかしてきたのか。
★9 - コメント(1) - 2月27日

親友の思い出に浸り彼女の母の泥棒癖を思い出す主人公。30を過ぎ理想の固定観念に縛られる主人公。ストーカー化した彼氏と湘南に出掛け今の状態を正当化しようとする主人公。透明な夢ばかり追いかける自分に酔う彼氏に振り回される主人公。やっと出来た子どもの育児にノイローゼを起こす主人公。短編集で読みやすく女性の視点で共感する部分が多い。最後の育児ノイローゼは自分に当てはめ怖くなった。女性は弱いのだろう。
★12 - コメント(0) - 2月27日

誰の中にも潜む狂気、そんな印象で結ばれる5編でした。『芹葉大学の夢と殺人』のラスト、2人殺せば死刑になる、にはゾッとしました。
★15 - コメント(0) - 2月24日

5篇のどれも、日常に潜む闇であったり恐怖を見事に描写しています。そのどの話にも、どこかいつか自分が経験した苦しい体験や思い出したくない感情等、共感できる部分があり怖いながらも一気に読めました。人間が極限まで行くと本当に恐ろしいと痛感しました。題名の鍵のない夢って、極限まで追い詰められて、今自分がいるのは夢なのか現実なのかはっきりと区別できないくらい行ったり来たりしてしまってる、というような意味でしょうか…分からない
★10 - コメント(0) - 2月23日

窃盗、放火、逃亡、殺人、誘拐…。日常の延長にある犯罪を描いた短編集。理性では理解していても堕ちていくのを止められないことがある。女性の心理の隙間をつくような描写はさすが。ただ、主人公である女性にも出てくる男性にも共感を持てないところが辛かった~。プライドは高いけど思慮が浅く、ないものねだりの女性たち。何をしても結局は居場所がないということは、自分がないということでもある。 こんな女性たちの友人であったらと想像すると哀しくなる。犯罪に関連したストーリーとうことで、読後感も辛い。
★33 - コメント(0) - 2月21日

怖〜い短編集。居心地の悪さを感じつつ一気に読んだ。
★8 - コメント(0) - 2月21日

短編なのが少しざんねんだな、と思うくらいに登場人物たちの感情や現状がリアル。じぶんがかわいくて、じぶんをもっと愛してあげたいのに、まわりやだれかと比較する。まわりやだれかに評価して、認めて欲しくて、じぶん自身の中がどんどん分裂してく。そういう人間らしさがリアルだから、もっと読んでいたかった。怖さを感じるのは、リアリティがあるから。
★14 - コメント(0) - 2月20日

5つの犯罪に関連する短編集(最後の話だけは違うような…)。前に手に取ったときは、あまりの気味の悪さに断念した。改めて読んで見て、やっぱり息が苦しくなった。なんなのだろう、このあまりにも重たい余韻は。
★14 - コメント(0) - 2月18日

5編の物語が心の闇を描き出す。最初の短編は軽く、次第に重く・暗く・ドキドキと闇は深くなる。でも読みやすい。
★12 - コメント(0) - 2月17日

たとえば物語を読んだり身近な人間の幸福を眺めながら、自分の冴えなさを顧みて「ここではないどこか」「素敵な人生」に憧れてみる。しかしそれは望みどおりには手に入らない。そんな切なさややるせなさは、おそらく誰もが感じたことがあるはずだ。本書に収録された5編の物語で描かれるのは、いつどこで起こってもおかしくないような「犯罪」と、どこにいてもおかしくないような5人の女の日常と、彼女たちの「切なさややるせなさ」である。それらをリアルで的確な心理描写をもって表現する辻村深月はスゴイ作家だ。第147回直木賞受賞作。
★34 - コメント(10) - 2月16日

直木賞作品。辻村深月の短編は初めて。それぞれ辻村ワールドでていた。どれも夢中になって読めた。
★11 - コメント(0) - 2月15日

5つの短編。主人公が自分の弱点を知りながらも、ダメな方に引っ張られてしまう!【芹葉大学の夢と殺人】が面白いかった。絶対叶わなさそうな夢を追いかける男に軽蔑と尊敬の気持ちを抱いて、はまってしまう普通の女、ラストがすごかった。
★11 - コメント(0) - 2月14日

どの短編の中にもそれぞれ違う闇を抱えた人たち。とくに君本家の誘拐にでてくる育児ノイローゼになっていた母親の気持ち。わからなくもなかった。今となればあの時しんどかったなーとか思えるけど渦中にいる時はそんなことおもえないよね。 全部読みやすくサクサク読了
★16 - コメント(2) - 2月7日

ありえそうで、怖い。私はもうこんなに何かに執着したり、一途に思うことはきっとない。
★13 - コメント(0) - 2月6日

いやな感じの話ばっかりだったが、読みやすかったので最後まで読めた。どんでん返しっぽいところは好き。
★7 - コメント(0) - 2月4日

日常の延長にある犯罪。彼らが犯罪に手を染めるきっかけは、ほんのすこしの歪みにあったりする。テレビで報道される事件それぞれに、きっとこういうストーリーがあるんでしょうね。これ直木賞受賞作なんですね(もっとほかにそれ向きの作品がある気も)。痛くて苦しくて、読んでいて楽しい気持ちもカタルシスもなく、でも勢いでグワーっと読まされてしまった。最後の話に救われましたね。
★8 - コメント(0) - 2月4日

人間だれもが陥るかもしれない落とし穴、といった感じのお話たち。君本家の誘拐は共感できるところも多かっただけに、結末が納得いかないな。どれもすっきり終わる話ではないけれど、嫌いじゃない。
★12 - コメント(0) - 2月2日

直木賞受賞作。ぐさりとくるイヤミス五編。「ーの夢と殺人」が一番印象的。桜庭さんの砂糖菓子を想起の新聞記事からの意外な展開。死刑になって、に唖然。サッカー選手と医者になる夢を語る男。非現実すぎるけれど、別れても体を許す未玖もどうか。「ーの誘拐」も良い。母の想いと苦しみ、葛藤、狂気は臨場感ある。「ーの逃亡者」は意外な結末。カードの所で気づくべきでした。「-の泥棒」は名前も覚えてもらえないなんて。『お金払いなよ』よく言ったと思う。友人を失うことより信念を持つことの方が大事だ。「-の放火」は自意識過剰さが哀しい。
★51 - コメント(5) - 1月29日

【図】「石蕗南地区の放火」の焦りとプライドに囚われる女。「美弥谷団地の逃亡者」の優柔不断で幼い女と身勝手で幼い男。「芦葉大学の夢と殺人」現実が見えない男と現実から目を背ける女。彼らに苛立つこと、馬鹿だと思うことは簡単だが、頭では理解しているつもりでも捨てられない感情は自分にもあると思う。
★15 - コメント(0) - 1月25日

直木賞受賞作品。辻村さんはこれより前の作品群の方が好きだな。とは言っても面白くなかったわけではなく、5編の短編、どれも楽しめた。「芹葉大学の夢と殺人」が一番好きかな。
★29 - コメント(0) - 1月22日

テンポ良く読みやすかった。ありえそうな話の流れ、展開にドキドキした。心理描写がうますぎて惹きこまれた。ハッとさせられます。
★9 - コメント(0) - 1月21日

短編集。団地ごとに、何気ない日常の中の一線を越えてしまった非日常的部分を詰め合わせてます。サクッとよめるけど、ほのかな辻村節。
★12 - コメント(0) - 1月19日

直木賞受賞作ということで読んでみたら5編からなる短編集で、テーマはそれぞれ泥棒・放火・逃亡・殺人・誘拐という反社会的なものだった。でもどれも日常に潜む狂気というのか、魔が差す瞬間を捉えたあるある的な話ばかりでとても面白かった。特に「君本家の誘拐」は、初めての子育てで育児ノイローゼ気味の若い母親の話で、かつての自分と重ね合わせて身につまされる思いで読んだ。それぞれの話のなかの一部分に、案外かつての自分を見る人が多いかもしれない。
★30 - コメント(0) - 1月19日

美弥谷団地の逃亡者が一番好き。彼氏との旅行を淡々と語る主人公。少しくらい浮かれてもいいはずなのに、彼氏との海への旅行が彼女にとっては無味乾燥なもののような印象を受ける。けど、それは恐怖を抑え込むために全ての感情を抑え込んでいるからだったんだろう。最後にやっと彼女の感情が漏れ出たように感じた
★14 - コメント(0) - 1月18日

鍵つながりで「鍵のかかった部屋」の後に再読。相変わらず面白い。「くじら」に近い話は読んでいて気持ち悪くなりますが。。。魔がさす瞬間を横から見るのも怖いけど、最後のお母さんが一番身近に感じて怖かった。短編集なのに直木賞受賞作なんですよねコレ。リアリティはあるけど、辻村さんだったらもっと面白い作品あるのに何でこれなんだろうと思ってしまう。
★16 - コメント(0) - 1月17日

★★★
★7 - コメント(0) - 1月14日

S_J
一線を越えるか越えないか。思い止まるか思いあまるか。短編集で連作でもない、暗くてやるせなくて救いのない話の連続で疲れました…。辻村氏の作風はみんなこんな感じなのでしょうか??最後の赤ちゃんとお母さんの話だけは結末にほっとしました。
★19 - コメント(0) - 1月7日

鍵のない夢を見るの 評価:88 感想・レビュー:3515
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