ほんとうの花を見せにきた

ほんとうの花を見せにきた
あらすじ・内容
植物性吸血鬼バンブーとの許されぬ友情物語

竹から生まれた吸血種族バンブー。固い掟で自縛し、ひっそりと暮らすバンブーが、ある日、人間の孤児を拾った。禁じられた絆の物語。

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ほんとうの花を見せにきたの感想・レビュー(1461)

図書館本。バンブー(竹族)という吸血鬼のお話三編。「ちいさな焦げた顔」で泣いてしまいました。僕のバンブー。吸血鬼と人間という異種の間柄というだけでなく、子供から大人になるにつれて持つことになるしがらみ、忘れてしまうことの儚さがこれでもかと描写されています。同性同士ではあるんだけど、恋とも依存とも言える唯一無二の存在。時が止まったバンブーからだからこそ、人が生きるということの強さを教えられた気がします。茉莉花のお話も然り。少しでも心が許されたからこそ、最後にまた手を引くことが出来たのかな。
★8 - コメント(0) - 3月21日

「ムスタァ。 ぼくの、バンブー。」  縁がないだろうと思っていた桜庭さん初読み。ファンからしたら同じみなのかもしれないが私には色々と新鮮な面白味が感じられて、楽しい読書だった。ヴァンパイアがテーマだというので手に取ったが、欧州ではなく、中国の山奥にいる竹族(バンブー)という種族で、その設定も面白い。表題作よりもその前後の収録作が好き。1作目はそれこそ読んだことがないような雰囲気でぐいっと引き込まれた。これは文庫になったら買おうかな。もう一度読みたいな。
★12 - コメント(0) - 3月20日

mm
3作収録ですが、バンブーという妖怪種族と人間の物語で緩やかにつながっています。殺戮と吸血場面で始まる物語の出だしが強烈。この方は「冷たさ」を書くのが上手いんだと思う。雪がチラつき、手が凍え、冴え冴えとした月の下、しろい息を吐きながら、空腹で、独りぼっち。寒いよ。そんな生きてる事自体が痛い様な状況から、生きる意味を見つける、未来を信じる、とにかく生き抜く覚悟をする物語。120年の寿命を持つ竹族バンブー視点があるので、人間が老い、忘れ、変化しする事が相対的に見えてくる。とにかく私は明日も生きていかなくちゃ。
★29 - コメント(0) - 3月17日

なんでこんなに悲しい運命ばかり彼らに襲いかかるんだろう... 。苦しい場面が何度もあり、儚く散る姿に思わず泣いてしまう。人間は火だって言う言葉にハッとさせられました。
★4 - コメント(0) - 3月12日

竹から生まれた吸血鬼バンブー  ムスタァ、洋治。人間の子「梗」 3人の切なく愛おしくなる物語。涙がにじむ。。
★44 - コメント(3) - 3月10日

吸血鬼みたいな生き物、バンブーと人間の話。全体的に人間側の行動や心理状況がうまく理解できなかった。時間の流れの違う生き物の対比のためか、人間の薄情さが際立っていた。世界観もうまく理解できず。バンブーの花が咲くシーンは映像化したら綺麗だろうな。
★7 - コメント(0) - 3月9日

3話収録の連作短編集。冒頭の「ちいさな焦げた顔」が泣けた。大好き、愛してる、相手の幸せを願う純粋な気持ちに胸を打たれた。「ありがとう…俺…を…あのころ、あんなにも幸せにしてくれて」全ての時間がぎゅっと凝縮されて、そらからキラキラ輝くひかりのかけらが降ってくる、そんなラストに何度も涙をぬぐった。
★5 - コメント(0) - 3月2日

久しぶりに大泣きして、涙止めるのたいへんだった・・・
★6 - コメント(0) - 3月1日

人間とそっくりなのに、人間とは違う能力を持つ種族バンブー。最初の『ちいさな焦げた顔』が一番好きだった。あまりにも不思議で、かなり泣ける。「ぼくのバンブー」が印象的。もしかすると人間よりもバンブーの方が暖かい心を持っているのかもしれない。
★5 - コメント(0) - 2月28日

辿ってきた道を振り返ってみると、そこはひどく歪で、煤に塗れて薄汚れている。けれどここにたどり着いたという事実は決して間違ってはいない。僕「たち」が、ただがむしゃらに、正しくあろうとしたこの世界は、何者にもおかされることなく、ここにあり続ける。そしていつか花となって君の心を照らすだろう。
★3 - コメント(0) - 2月26日

図書館本。バンブー族という吸血妖怪の話。表紙につられたからか、全体にグレーっぽい、光量が足りない。たまに、光を感じるときもあるけれど鮮やかさを感じない。三つの話ごとに、一族の時代を遡ったのでよけいモノクロになっていきました。「ちいさな焦げた顔」に一番読み応えを感じました。
★22 - コメント(0) - 2月13日

吸血鬼モノ。「ちいさな焦げた顔」がよかった。読みながらインタビュー・ウィズ・ヴァンパイアが頭に過った。「ほんとうの花を見せにきた」の桃が薄情に感じられるけど、人間ってこんなものかも。
★5 - コメント(0) - 2月12日

正直あんまり合わなかった。 ・洋治の死に対してもう少し何か欲しかった。梗にとってムスタァ>洋治だっていうことはわかってるんだけど、洋治が死んでまもなくのムスタァとの別れの時に、梗がムスタァが別の人と暮らすことを想像して呑気に嫉妬してるのが何か嫌だった。梗の子供っぽさとかの現れだとしても共感できないしもやもやする。 ・最後の章で人間がバンブーを襲った理由がふわっとし過ぎていて最後の展開がただの理不尽にしか思えない。バンブー側からみたら正にその通りってことなのかもしれないけど、もう少し説明が欲しかった。
★6 - コメント(0) - 2月4日

バンブーという竹のお化けが出てくる話。バンブーに助けてもらって一緒に暮らす。本当は罪なことだってわかっている。人間は生きている。思うように育たない。小さい頃は誰でも自分にしか見えないお化けがいたんだ。いつかこんなおかしな竹のお化けと暮らしていたなんて、忙しくなって自然と忘れてしまってもちっとも構わない。私も忘れているのだろうか。自分だけに見えていたお化けのことを。
★27 - コメント(0) - 1月31日

初、桜庭さん。胸が痛くて優しくて壮大で。触れるときっと冬のキンとした冷たさのようなバンブーたちだけど心はものすごく温かくて。どんなに辛いことを体験しても生きるということを決して諦めない。純粋で一途です。読み終わった時、洋治の「…すべてを受け入れよう」という言葉が印象深く浮き上がってきました。この一言にぎゅっと集約されている気がします。他の桜庭さんの本も読んでみよう…。
★12 - コメント(0) - 1月20日

ガッチリした世界観と、バンブーたちの無償の愛に感動しつつ、初老になってもムスタァ!と甘い声を上げる梗ちゃんにやや引き気味です。
★4 - コメント(0) - 1月16日

読みはじめはファンタジーか?と挫折しかけたけど話が進むと、次のページがこわくなったり、ボロボロに泣けたり…完全に引き込まれました。表紙もすごく好きです。
★5 - コメント(0) - 1月2日

久々に小説!桜庭一樹! 表題作でなく最初がクライマックス。以降は下り坂かな。焦げた顔はぼろ泣き。先頭がすごくよかっただけに、後に続く2つが残念かも。
★3 - コメント(0) - 2016年12月29日

正直なところ、時代設定や世界観が最後までよくわからなかった。パラレルワールドだと考えてしまえばいいのか。日本が舞台の話ではあるけれど、どうしても最後まで世界観がつかみきれませんでした。それでもどんどん引き込まれていってしまう描写力はさすがだなと思いました。読んで後悔はないです。
★6 - コメント(0) - 2016年12月27日

不思議な短編連作でした。時空を越えた、とはいえ永遠でもない限りある命の異形のもの達の物語。手に汗し、最後には勇気を貰いました。不思議な物語ですが、読後感が良いのも、また不思議。
★3 - コメント(0) - 2016年12月24日

- コメント(0) - 2016年12月17日

吸血鬼バンブーと人間の友情を描いた物語。読み始めはふざけてると思いながらでしたが、結構マジメです。日本昔ばなしとかでも得体の知れない生き物はいっぱいありましたから、そんな話の一つと思えば面白い。
★55 - コメント(0) - 2016年12月10日

久喜市立中央図書館の本。この本の範疇はファンタジー?
★1 - コメント(0) - 2016年11月22日

なんか,作者のやる気が感じられなかった。
★3 - コメント(0) - 2016年11月19日

図書館。「ちいさな焦げた顔」茉莉花が梗に道を尋ねる場面からずっと涙を流しながら読んでいた自分にビビる。愛って?生きるって?「ほんとうの花を見せにきた」桃は覚えていたのが救い。「あなたが未来の国に行く」第三王女がいたら違う未来もあったんだろうな。寿命の長いバンブーは昨日のことのように覚えているけど、日々の生活に追われる人間は忘れる生き物なんだなあ。でもそれが一生懸命生きているって事なんだろうなあ。
★7 - コメント(0) - 2016年11月18日

中国に住む竹から生まれた吸血鬼、バンブー一族の物語。時代ごとに3つの話で構成されていますが一番好きなのは後に日本で一族の王となったあるバンブーの過去の物語「あなたが未来の国に行く」です。
★6 - コメント(0) - 2016年11月6日

ひと一人が終わるまでが何人分も書かれていて泣く。ひとつ目の話が一番好き。梗ちゃんとムスタァと洋治。この話は文章だけで見ていたいと思う。絵とか映像で見たくない。みっつ目の話も好き。断罪の時に類類が大事そうに持ってた橙色の紙がわかる。ふたつ目の話は茉莉花が梗ちゃんのことを覚えていてくれてたってとこと、二回目に道を聞いた時には茉莉花を覚えていてくれてたってとこが好き。
★10 - コメント(0) - 2016年11月4日

バンブーと呼ばれる妖怪(吸血鬼?)二人と家族を惨殺された生き残りの少年の奇妙な生活に始まり、そこから派生した人やバンブーの物語。中編3本。 時間に取り残され続けるバンブー(寿命は120年)と、常にうつろい変化し続ける人間の物語はいつもどこかやりきれない悲しみが漂う。 これに出てくる生命は、誰もがみんな寂しそうだ。寂しい中でも周囲を救う明るさを放ったムスタァは、本当にいい奴だなぁ。
★10 - コメント(0) - 2016年11月3日

類類は洋治さんと一緒に日本に来たのかなぁ。だったらすごくつめたくて毅然とした王様だね。で、全体的に泣ける。
★7 - コメント(0) - 2016年11月2日

おもしろかった!なんか桜庭さんの本(とくに比較的最近の)、語り口がめちゃくちゃ桜庭さん!って感じがするな
★5 - コメント(0) - 2016年10月29日

ファンダジーなんだけど、どこか暗く悲しい世界観があって、それが魅力となっている。ちょっと読んだところで本の中に惹きこまれ、読了まであっという間だった。それぞれのストーリーが前後してつながっていて、全体で大きなストーリーになっているのも、物語に深みを与えている。なんともいえない余韻が残る1冊だった。
★13 - コメント(0) - 2016年10月29日

彼女の作品、好きで読んでましたけど、これは私には合わない。 トワイライトより理解不能でした。ごめんなさい。
★9 - コメント(0) - 2016年10月26日

話自体は淡々と進む気がしますが、気が付いたら強く惹きこまれていました。辛くてページをめくれないなんて、小説では久しぶりでした。 読みやすいうえに、こんなに物語の世界に引っ張ってくれるので、桜庭さんが描く世界が大好きです。
★10 - コメント(0) - 2016年10月25日

中国伝来の竹の化け物(吸血鬼)バンブーの物語。掟にそむいて人間の子供を育てたバンブーとの日々と別れの物語「ちいさな焦げた顔」、バンブーの散り際を美しく描いた「ほんとうの花を見せにきた」、文化大革命時に人間がバンブーを追い立てる「あなたが未来の国に行く」。メッセージがわかりやすくて読みやすい。バンブーが叫ぶ「私たちはいま、無知に殺されようとしてるの」人はなぜバンブーのことを知ろうとしないのか。バンブーに助けられながら、バンブーと対話するのを拒む人間がこう言った。「みんなと話が合わなくなってしまうから」嗚呼!
★7 - コメント(0) - 2016年10月16日

バンブーにまつわる3つの話。すべて童話じみてて、不思議な雰囲気の話だった。桜庭さんの雰囲気だなぁ…。陽の光に弱かったり、飛べたり、血が好きだったり、っていうところは吸血鬼だけど、最後花になるところだけ竹の要素がある。バンブー同士の生殖ってあったんだっけ…
★10 - コメント(0) - 2016年10月6日

一気読みしました。 竹のオバケで吸血鬼の「バンブー」と少年との生活が不思議な世界で描かれています。 人間よりバンブーの方が何倍も純粋だわ。。と感じました。
★18 - コメント(0) - 2016年10月4日

梗とムスタァ、洋治の話が1番好きです。梗とムスタァの関係は、友情とか、愛とか、そんな言葉では言い表せないような気持ちを互いに抱いてたんだろうなあ。梗の「ぼくのバンブー」というセリフがなんとなく心に残りました。
★8 - コメント(0) - 2016年9月23日

誇り高く心優しく、儚くて美しいムスタァと洋治に魅了されました!でもあとの登場人物はどうしても好きになれぬ…
★3 - コメント(0) - 2016年9月22日

ほんとうの花を見せにきたの 評価:88 感想・レビュー:691
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