つなわたり

つなわたりの感想・レビュー(49)

小林信彦さんの創作。前から気になって本をようやく読了。主人公ハ40を過ぎて雑文をかいている、気難しい業界に片足を突っ込んだ男。映画会社とアニメ制作の友人達。まあ小林さんでは良くある人物配置では有ります。この主人公の性に関する拘りと奥手ぶり、そして女性に関するコンプレックスが主題。有り体に言えば40過ぎてから結婚をしてそれまで童貞で結婚直前に包茎の手術を慌てて済ませて、云々という処女喪失の逆バージョンというコペ転的ビルディングロマンス。凄く読みやすいし女性と付き合う事の面倒臭さと幸福感の板挟みが書けてます。
★9 - コメント(0) - 2016年10月10日

若く未経験の頃は誰もが、最初の時うまくゆくのか不安に思ったはずだが、本書の主人公である「わたし」は、「初舞台の緊張」を乗り越えられないまま、40歳になってしまう。要約すれば、大阪万博の時代を背景に、知的な都会生活者である中年の童貞と処女が愛し合い、回り道の末、普通の幸福を手に入れるまで、という話。人気コラムニストで新鋭小説家の「わたし」の設定は著者そっくりであり、40歳童貞だけが架空であるような偽私小説。ウディアレン監督が映画化すれば冴えるだろう。…しかしなぜ「わたし」は風俗にも寄り付かなかったの?
★14 - コメント(0) - 2016年4月24日

なんだか久々に純文学を読んだ。 残念ながら余り響いたものはなかった… 普通の事のように淡々と紡がれた生活があるのだ‼️
★2 - コメント(0) - 2015年7月19日

この歳で新作を読めるとは思わなかったし、題材も性を取り上げ時代を先取りした草食系男子のような人物。谷崎の瘋癲老人日記を別の本でほめていたので、自分も同様な作品にチャレンジしたのか、鎖骨へのフェティシズムも出てくるし、作者自身と誤解されかねない主人公の仕事やおなじみ逗子のホテルとか、色々。
★11 - コメント(0) - 2015年6月17日

小林信彦初読み。こういう世界に慣れないせいか、だらだらした感じがもどかしく、やや冗長な感じを受けた。新婚なのにいろいろとトラブルを抱えてしまう部分はとぼけた味でおかしい。ただ、仕事にまつわるごたごたは、入り込めない感じがして、よく分からないまま通り過ぎてしまった感あり。由夏の妹が合理的な発想の持ち主のようで、この人物の存在によって作品世界全体が現実につなぎ止められている感じがした。
★4 - コメント(0) - 2015年6月15日

小学生の頃からわたしは氏の小説を読んでいる。こども向けの本から大人の小説への橋渡しをしてくれたのが、「オヨヨ大統領シリーズ」だった。それからたくさんの、氏の分身のような登場人物を見てきた。こだわりが強く、小心ながら大胆なところもある、映画好きの男性。特にドラマティックな展開があるわけでもないけれども、まるきり他人ではない人の心象風景まで覗いたようだ。いや、ドラマティックといえばそれ以上ないほどのハードルも用意されていましたが。しかし小林フリークではない人は、この本にどういう感想をもつのだろう。
★7 - コメント(0) - 2015年6月1日

初めての読んだ作家。いろいろ描写が甘い印象。主人公が40代となっているが、描写が50−60代の様に感じる。
- コメント(0) - 2015年5月30日

小林信彦の小説はどれを読んでも面白い。私にとってハズレなしの作家だ。主人公のモデルは、かなり前のエッセイで「そういう男性が居る」ということにドキリとした、ということを書いていたように記憶している。小林氏の私小説も大好きだが、もう書かないのかな。イーストウッドに触発されて、もっと創作意欲が湧いてきてほしいです。
★2 - コメント(0) - 2015年5月26日

小林信彦、老いたりの感があったここ20年であったが「つなわたり」は ひょっとしてこれまでの小説の中でもベスト3に入るのではと思わせる 傑作である。 40過ぎの包茎で童貞の主人公という設定がまず凄い。 彼女である由夏や友人、脚本家もそれぞれ個性的。 小林翁の枯れなさ加減がこの小説を成功(性交)に導いている。 80過ぎてこんな過激な物語を生み出すのであれば、次回作も大いに 期待していいのではないだろうか。
★3 - コメント(0) - 2015年5月7日

主人公は40代の童貞で、その不安な心理描写が主軸なのだが、なかなか真に迫っていて、何十年も前の気持ちを思い出した。鎖骨へのフェティッシュなこだわりが、いかにもこの著者らしい。主人公が長い間憧れていた鎖骨の持ち主が、性的にもふさわしい相手で、彼女と結婚できてよかった。
★7 - コメント(0) - 2015年4月26日

とりたててどうだ、というストーリー展開があるわけではありませんが、その時代の雰囲気が出ていて面白かったです。 
★1 - コメント(0) - 2015年4月25日

新聞に紹介されていた本。著者は昭和7年生まれ。女性と「やりたくて」そればっかり考えているがなかなかできない気持ちがダラダラと書かれている。もう途中でやめようかと思ったけど結末知りたくてなんとか完読。おめでとう! 無事に「できました!」女性ばかりでなく実は男性も近頃は「やりたくてもできないいい年の人」が激増しているという。自伝ぽかったけど素直に気持ちを書いた点は評価します。そこだけ。
★8 - コメント(0) - 2015年4月25日

★★★☆
- コメント(0) - 2015年4月20日

映画界の衰退を背景に、中年男女の恋愛を切なくコミカルに、ノスタルジーを篭めて描いた長編小説。好み次第だろうなぁ。
★7 - コメント(0) - 2015年3月31日

小林信彦の長編は『流される』から四年ぶりになるのか。『イーストサイド・ワルツ』以降の性を扱った作品群に対して、私は良い読者ではないので、「愛する女だからこそ、触れられない。」という帯の惹句に不安を覚えていた。確かにストーリーは性の問題を中心に進むのだが、面白かったのは仕事仲間との会話。70年代前半、映画業界斜陽の時代を背景に、これからの仕事や身の振り方に悩む彼らの会話に、なんとも言えぬ間合いと味があり、この空気感はこの著者ならではだなあ、と。『ビートルズの優しい夜』あたりを読み返そうかな、と思ったり。
★4 - コメント(0) - 2015年3月21日

【BOOK(2015)-052】!!!!!!!
- コメント(0) - 2015年3月20日

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